さあ、およそ一ヶ月ぶりに能面製作を再開した。十番切りは8月中頃には完成していたのだが、その後はちょっと様子を見ていたところ。で、昨日能面塾があり、すでに決めていた課題でもある「不動」の材料を新たに入手して、その場で 面取り作業を始めたという具合だ。
今回の不動は2個目。実は1個目は先生が作った能面を参考にしていた。で、今回は趣を変え、三井記念美術館所蔵の不動を参考にしたために、前回とは形が若干違う。また、型紙もないので、参考の写真(上の写真)から、自分で型紙を起こすことから始めた。ただ、正面の写真しかない。横顔の写真がなかったのでネット上を探したところ、当の美術館の動画が、ネット上にあったのだ。しかも、この不動が正面から裏側まで180度の回転する動画があり、それを活用して、様々な角度からの姿を見ることが出来たのだ。
ということで、正面と側面からの型紙を作ったところで、今日から本格的な作業を始めたという具合。
実は、能面教室での次の課題も決まっているようで、どうも「鼻瘤悪尉(はなこぶあくじょう)になりそうだ。これは、恐らく来週の能面教室で先生から皆さんに伝達されると思う。 この能面は、結構作業が面倒で大作なのだ。従って、今回、大作が2個同時進行する気配もあって 、気合いを入れて制作を進めることになる。だから、上の不動も余り気を遣わないで、のんびり作ることにしたい・・・と考えているところ。