カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「震電《六》」

2018年08月16日 | 製作日記 震電
「この世界の片隅に」というアニメーション作品を観ました。
昨日はちょうど終戦記念日。…っていうか、わざわざこの時期を狙って鑑賞したのでした。
なんだか自分も“すずさん”と一緒にあの時代を体験したような気分になりました。

↓矢印部の塗り分けをしました。

↓着陸脚も塗装。ありゃ、よく見るとタイヤにエジェクターピン跡が(矢印)。
ま、翼に引き込みかけの位置だから判らないかー(^^;。
もうブレーキチューブとか追加する気もなし。

↓胴体最後部。おお、強制冷却ファンのモールドもついとる
(カウリングの内側で一番外側のねじれたブレード)。

↓あ、そうやプロペラ塗る前に作っとかないといけないモノが。
これは0.5mm厚の透明プラ板。プロペラ径と同サイズに切り出してと。

↓左、オリジナルの部品。右、自作の回転中のヤツ。

↓透明プラ板には、ややこしいけどこんな具合のマスキングをする。

↓塗料の量の強弱を意識しながら吹きつけるとこんな感じだ。
…回転してるみたいに見える?

↓後ろに引いた雲にも塗装。
黄色矢印部が斜めにカットしてあるのでデコパージュの上に立つ角度が判る。
なので白矢印の側にホワイトを吹き、反対側はややグレーに濁った色を吹く。
雲に陰影をつけたわけだ。

↓組み立てるとこんな。
自分はモーターで回転させるより、こんな表現方法のほうが好きなんである。
いかにもヴィネットっぽい。しかし塗料がふわっとかかった部分がなんとなく
白くなっちゃうのが残念ななー。フラットベース混ぜ過ぎが原因か。



実は震電のプロペラは試作機の6枚羽根だと中の歯車類やらの配置が苦しくて、
量産計画では4枚にして羽根あたりの面積を増やして推力を稼ごうと考えてたらしい。
だから量産型を想定して作ると本当は4枚ペラの方が現実っぽいのだ。
…まあでもやっぱり“6枚”の方が力強い印象だよなあ。
ジェットエンジンが出来上がってたらそっちを搭載するのが一番だったんだろうけどね。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「震電《伍》」 | トップ | 「震電《七》」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごい! (某男)
2021-08-31 08:17:33
はじめまして。
昨年の秋から約50年ぶりにプラモを再開したいわゆる出戻りモデラーと呼ばれる人間です。
子供時代のプラモ作りではただ組み立ててデカール貼って終わりだったので、ろくなスキルは身につけておりませんでしたが、ひさしぶりにプラモの世界を覗いてみてびっくり・・・。
達人の方々の技に圧倒される毎日です。
そんな中、空モノを完成させて飛んでいるようすを再現したいと「プラモデル プロペラ 回転表現」で検索して現れたのが貴ブログでした。
見よう見まねで参考にさせていただいたことを報告するとともに、お礼申し上げます。
過去の記事も拝見すると私のツボにはまるもの満載で、つい興奮してしまいました。
エイリアンのノストロモとか・・・いろいろ。
全部にいいねボタンを押したいのですが、息切れしてしてしまいました・・・。
プラモそのもののクオリティの高さだけでなく、展示方法のセンスがよくて、とても勉強になります。
実は、近日中にフジミのポリススピナーの製作に取りかかろうかと思っていた矢先でして、こちらの記事を拝見してこれまたびっくりしているわけです。
スキルが伴わないので、どこまで真似られるかわかりませんけど、時々覗きに参りますので御了承願います。
突然、長文のコメント失礼しました。
返信する
某男さん初めまして。 (カシメルマン)
2021-08-31 22:20:49
先ずはコメントありがとうございます。

モデラーに返り咲きですかイイですね!このコロナ禍もあって
おウチで過ごすのにはやはりサイコーの趣味であります。
プロペラ回転表現を参考にして頂いたとの事でこちらも大変嬉しいです。
ヒコーキモデラーの方々はプロペラをよくモーターで実際に回転させて
展示している人が多いのですが、自分は動力を使ってとか、
ランプを光らせたりする電気工事が苦手なもので、とにかくこういう
“形による力技”でかたずけてしまう事が多いんですよねーf(^^。
某男さんの回転表現作品もまた拝見する機会があればいいのですが…。

自分は分野においても雑食です。
SF、アニメ、ミリタリー、艦船と、作りたくなったものからシラミ潰しに
喰い付く方なので、見に来られた人のツボにハマるものが何処かに有ると思います。
これからも覗きに来てくださいね。では(^^)/
返信する

コメントを投稿

製作日記 震電」カテゴリの最新記事