カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「F-16コックピット《process1》」

2024年07月23日 | 製作日記 F-16コックピット
…毎日暑いっすね! 最近の暑さは異常です。
この時期自分はプラモやるのは比較的涼しい午前中に作業します。
例年は朝9時頃は換気だけでなんとかなって、10時半くらいから
たまりかねずエアコンのスイッチを入れます。
しかし今年は朝8時半にもう33℃とかになってる。
いきなりエアコン使わないと汗で説明書が見えない(^^A。

↓そんな時期にもかかわらず、ストックプラモから引っ張り出したのは
1/12「F-16コックピット」(ESCI-ERTL/グンゼ産業)。
とっくの昔に絶版になったもの。取って置きのキットだったんだけど
買ってから40年近くになりパーツの変質がやばそう。
デカールとか死んでそうでどうなるか不安だけど、
作りたかった物なので遂に袋を開けた。
(^0^)/絶版プラモ、ガンガン作るぜ!!

↓…うお~…いいねー。こんなスケールでコックピットを再現したキットは
珍しいのだ。同メーカーからこの他に「F-104コックピット」があった。
それは自分も持ってないけど、そっちは更に計器板がアナログなので
ごちゃごちゃ感がある。このF-16も初期のモデル化なので
まだまだアナログメーターが残ってる感じだ。

↓イジェクションシートをざっと組み立ててみる。
…まあこの時代のイタリア製キットなのでなんとなく合わせが悪い。
パーツ反ってきてるのかな? 少しの段差は削りとパテ埋めでフォロー。

↓既に埋めてあるけどココにヒケによるエクボが(矢印)。

↓それとか、パーツの位置決めの凸が小さくて仮組みの際 直ぐに陥没したりするので
イライラして、自分で大きな凸を付けた(矢印部)。

↓これはシートのクッション部。
この直接布から型取りしたようなモールドが素晴らしい。

↓裏側の縁が金型のパーティングラインになってて
エッヂ状態なのをヤスって丸めてやるとソフト感が増す。

↓シートにクッションを載せるとなんだか全然フィット感がない。
ワザとピッタシくっつかないようにしてる気もしなくもないけど…。

↓他の作例写真を検索してて、クッションとシートの間に
自作で更にマットのようなものを追加してる例があった。
お、いいな、これを真似してみよう。
モデリングは常にアイデアのパクリ合いなのだ。
多分、ティッシュか何かを挟んでるようにも見えるけど、
自分はプラ板で成形することにする。

↓ドンヨリと火で炙って、シート側の形にヒートプレスする(左写真)。
縁を丸めて、柔らかい素材に見えるような細工を(右写真)。

↓…重ねるとこんな具合だ。
なんだかギャップがいくらか緩和された感じでいいかもな。

↓今回はここまで。
背もたれの箱組みの中に入れ込むパーツとかがあって
ここで全部接着しちゃうと塗装が辛そうなんだ。
だから取りあえずマスキングテープで仮止めしてる。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「宿泊施設ながしま荘 模型博物館見学」レポート

2024年07月12日 | その他

(6月29日(土)~30日(日))

ウチのサークル、極タマに“モチベーション強化合宿”と称して
会員全員で比較的安価な宿泊施設に泊り込み、持ち寄ったDVDやその他機材による
映像鑑賞会をやる、という企画をやったりします。
部屋でわいわいツマミを食べながら酒を呑んだりして夜更かしするワケです。

今回は三重県桑名市に模型博物館を備えた宿泊施設があるらしいというので
少々遠方に足を伸ばす形でソレを目当てに合宿場所に選んだのでした。
しかし閑静な住宅街の中にあり、あからさまな大騒ぎは控えた方がよさそうです。
…場所的には「なばなの里」の近くになります。

↑“ワーケーション専用施設”?
ホテル、という表記ではないですね、保養所というか研修施設というか…。
入って直ぐのロビーもいい感じです。

↑ロビーの一角にこんなものが…。
多分ミゼットを改造したアメリカ風トラック。
過去のイベントに使ったんでしょうかね。

↑宿泊部屋の廊下の反対側をみると眼下にこんなプールも。
時期的にまだ水は入ってなかったですが。

↑模型博物館は施設の一階奥にあります。
周囲の内装から、宴会場を展示室にしてしまったような感じです。
作品は基本的に巨大なアクリルケース内に置かれています。
…以前、京都府八幡にある「飛行神社」で見た博物館は
館内撮影禁止だったんですが、今回「撮影大丈夫ですか」と訊いたら
「どんどん宣伝してください」と言ってもらえました。

↑戦車あり、艦あり、航空機あり、キャラクター物あり、
分野を問わずもの凄い数の模型作品が所狭しとびっしり。
ウチの会員もみんなキャッキャ云いながら観てました。
あまりに隙間無く置いてあるので一作一作がちゃんと鑑賞できない感じ。
奥の方になると殆ど見えないようなのも。

↑自分の好みの分野、現用潜水艦も少なからずありました。(^0^)

↑「…作りも作ったり、XX年分か…」 と呟いてしまう。
訊くところによると、宿泊施設のオーナーさんの趣味で、
他のモデラー作品を購入したり、わざわざオーダーして作ってもらったり
したものだそう。 …そうだろうなあ、いくらなんでも独りで作れる数じゃない。
結構最近発売のキットも多々あり、「こんなのキットあったっけ?」てのもあり。

↑意表を突くこんなモノが…。勿論フルスクラッチだよなあ。

↑戦車の先祖「A7V」。このキット高いンだよなあ…。

↑縁側みたいな場所にこんなものまで。
モデルガン? まさか実銃ではないわな。

↑ガンプラ系も少なからずあり。

↑この「グワジン」かっちょえー。
「~オリジン」版のデザインだそうな。

↑極めつけはコレ。
全長1メートル超えの「超巨大戦艦」。
写真左奥に同スケールの「ヤマト」が…。
~ヤマト系も好きらしい。

↑「~2202」版「メガルーダ」。個人的にデザインは好きです。
置いてある場所的に前からしか見れなかったのが惜しい。

↑この「ゼルグート級戦闘艦」、近寄ってみたら例の“柄”を
ペンで手描きしてある…。

…というワケでいっぱい写真は撮ったんですがまあこれ位にして。
拡散希望、という事なのでもっとどんどん見に来て欲しいみたいです。
他に模型に興味ある方もよければ行ってあげてください。
模型製作意欲強化になるかもです。

その後、一行は桑名駅まで出て名物「桑名の焼きハマグリ」も食べました。
イベント的にもいつもの合宿より濃い回になって良かったんじゃないでしょうか。
ながしま荘さん、ちょっと夜中騒がしかったでしょうけどお世話になりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「SFサンダーセブンもどき《キュウ》」

2024年07月07日 | 製作日記 SFサンダーセブンもどき
↓デカール貼っていきますよーん。
サンダーセブンのパケアート見て、写真の矢印部のような
赤ラインを真似た。以前作った「ギャラクティカ」の
デカールにちょうどいい感じの赤ラインがあったので流用。
ホントはこの両サイドの赤いボディー部に、赤白反転するように
白いラインが繋がっているようなオシャレな画なんだけど、
やろうと思ったら形のズレからフェンダーの膨らみと尾翼が
邪魔でやりにくかったのでもうココだけでカンベン。

↓前項と同じデカール、それと「サターン5型」(これも過去作)の
黒い帯を使って“THUNDER7”の頭文字“T7”を再現(矢印部)。
なんか知らねーけどパケアートの尾翼は“S7”になってんだけど(笑)。

↓こんな、チェッカー柄のデカールがあるのでこれも使う(矢印部)。
昭和の宇宙開発時代、ロケットやSFメカにはよくこんなチェッカー柄が
付いていた。これ貼るとグッと昭和臭くなっていいね。
何分古いデカールなんで崩れやすくてアブナイけど、
後からコーティングするんでなんとか形に載せてしまえばこっちのモンである。

↓次に自分のアレンジで車体番号等を勝手に付けたりとか(矢印)。
ちょっとリアルな要素も入れていこうかな。

↓リアルと言えば、注意書きみたいな細かいのも欲しい。
で、ここにモデルカステンのマイクロデカールがあるんだけど、
字が細かすぎてなんて書いてあるのか読めない(xx;。
カメラのマクロモードで写真とって拡大するも、それでも読めない(^0^A。
写真下辺りにある“ホットウィンドディスチャージエリア”は読めるけど…。
全然場所に関係ないのを貼るかも知れないけどもうどーでもえーわ(テヘペロ)。

↓デカールが乾くとその上からトップコートでコーティング。
デカールは早い時期から貼ってたけど、実は梅雨の湿気が気になって
天気が晴れるのをずっと待ってたりした。
雨の日にスプレー使うのは何かと具合が悪い。

↓細かな部分を組み付け、例のH.U.D.も(矢印)。
H.U.D.はクリアーイエローとクリアーグリーンの混合色。

↓パーツを組立てて完成。
…おお、サンダーセブン、いや、サンダーセブンもどき。
デザインだけ参考にしたパクリメカではある。



↓こんな“レスキュー”とかは航空機のデカールから(白矢印)。
その横に“イジェクションシート”マークもあり(三角のヤツ)。
奥の黄色矢印部は放射線注意マーク。
だって設定では超小型原子炉積んでるらしいから(笑)。
あとは翼のラダー部分に“NO STEP”が欲しかったけど
ストックに適当なのが無かった。

↓この矢印部は「爆風注意」。
こりゃアまあココでOKなのな。

↓デコパは適当にそのヘンにあったやつでええわ。


「七夕の夜に乾杯」

…いやぁ、遂に入手?できた“宇宙パトロールカー銀河隊”
(アオシマのパケ表記より)。
こんなカタチではあるけど(^^)。夏物プラモだったので時期的にもよかった。
アオシマの箱には「水陸両用」となってるけど、自分が参考にしたのと別デザインの
箱には空を飛んでる状態も描かれている。メカ設定的には陸海空万能みたいだ。
…この“銀河隊”っていう、あまりに漠然とした守備範囲もイカす!
パトロールカーにしてはこんなでっかいミサイル装備してるし
よもやどこかを攻撃しに行くのかと思うくらい殺気に満ちている。
要は昭和の子供に「カッチョエエ」と思わせる為の勢い重視なんだよな。

当時は近くの文房具店でよくプラモを買ってたんだけど、
このアオシマの「SFサンダーセブン」は自分は見かけた記憶が無い。
人気商品でいつも売り切れだったのか。 
それより、同じアオシマ製品で「サンダーマリン」ってのがあった。
これも結構カッコよくて、こっちはミサイルじゃなく円盤を飛ばす仕掛けだった。
これも自分は買えてなくて、ウチの隣りの長屋にいた年上の兄ちゃんが
玄関先でそれで遊んでるの見て羨ましかったのが印象に残ってる。
…カビが生えそうなくらい遠い昔の記憶だけどなー…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「SFサンダーセブンもどき《ハチ》」

2024年06月21日 | 製作日記 SFサンダーセブンもどき
↓車輪。
タイヤは過去に説明した通り
ブラックにミディアムブルーを混ぜてそれらしい色を作る。

↓…まぁ、殆どフツーの黒に見えるけど(^^;。
真っ黒と比較するとゴムっぽい黒なのだ。ホイル部はシルバー。

↓ミサイルはシンプルにこんな感じ。

↓キャノピーは“ミグ25”のヤツなのでオリジナルの
サンダーセブンより桟の数が多い。頑張ってマスキング。

↓なんとなくのセンスでこんな風に2トーンに。
“雷電”とかみたいにフレームの裏は黒くなるように塗装。

↓パイロットはこんな色に(左写真)。
サンダーセブンのパケアートから、ヘルメットの赤だけ参考にした。
上からピカピカに見えるようクリアーを塗った。
その他は艶消し。シートとインパネの上は戦闘機らしいイメージの色で。
で、キャノピーのすぐ前辺りを反射防止のフラットブラックで塗る(右写真)。
これは同じくサンダーセブンのパケアート通りだ。

↓キャノピー被せるといい感じ。
尚、各部のスジ彫りには水性ペンで黒墨を入れとく(矢印部等)。

↓…かくして塗装もほぼ塗り上った。
キャラクター的にウェザリングカラーで汚すのはどうかなと思ったのでこれでイイかと。



↓あ、裏はこんなんな。

↓横から見たらオリジナルのサンダーセブンより遥かに平べったい。
スピード速そうだけどな。 でも「宇宙パトロールカー」って、どこ走んの?(笑)

あーでもこれで完成じゃないよ。
ストックのデカールを使ってステッカーチューンよろしく更に見栄えを付けて行く予定。
次回はその辺りを…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「SFサンダーセブンもどき《シチ》」

2024年06月09日 | 製作日記 SFサンダーセブンもどき
↓ぼちぼちと塗装してゆきます。
「SFサンダーセブン」は毎年箱絵を変更して発売してたそうで、ネット検索
していると赤、黄色、白といろんなボディーカラーのパケアートが見受けられる。
それで今回自分は赤いボディーのものを選んだ。 インパクトが一番強そうだ。
全部真っ赤っ赤というワケではなく、一部白い部分があり、正確には2トーンカラーだ。
先ず明るい方の白から。何時ものように真っ白でななくクレオス311番を
混ぜ込んで少し濁らせ、ソフトな雰囲気にする。

↓白い部分はこの胴体真ん中の円筒部分と尾翼(左写真)。
その後円筒部分だけマスキング(右写真)。
“テスター1号”ん時に赤色の隠ぺい力が弱いのが判っているので
ムラ防止にその他の部分にもフワッと白をかけてあるのな。

↓赤い部分は昔臭くクレオス3番の“フツーの赤”を使おうと思ったが
流石になんか暗い色に思えるので108番キャラクターレッドとブレンド。

↓わお。キャラ物模型ではキャラクターレッドやシャインレッドみたいな
明るい色を使い慣れてるので“フツーの赤”が暗く見えたりする。
これでもキャラクターレッド混ぜてるけどな。
…昭和のスーパーカーブームで“イタリアンレッド”とか使い出す前は
「赤」というと3番の「赤」しか認識が無かった。だからコレは
こんな色の方がリアルだと思ったのだ。
   …しかしそもそも当時サンダーセブンに塗装してるヤツ居なかっただろうけどな(爆)

↓例の底の凹とかエアディフューザーはご覧のシルバー系の色で。

↓ありゃりゃ、マスキングテープ剥がしたら赤の塗料が一部剥げてしまった(矢印部)。
タマにこういうことがあるけど何が悪いのかなー、サーフェーサーの塗料の載りが
悪いのか、マスキングテープの粘着が強すぎるのか。 …まぁ筆修正で処理するけど。
カーモデルとか、特に綺麗に仕上げたい場合は泣きそうになるんだよなあ。

↓で、写真の部分をフラットブラックにしておく。
右にあるのは作っておいたレーシングカーの底板みたいなヤツだ。
これもクロームシルバー。

↓合わせるとこんな具合だ。
そうです、この黒い部分はあの半月状の車輪を付ける予定。
つまりタイヤハウスの穴だ。

↓赤白2トーンはこんな感じ。
白部分はだいぶ濁らせたつもりだったけど赤が濃いのでそれでも真っ白に見えるね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする