カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「1/700 情景ストラクチャー(Act8)」

2014年06月28日 | 製作日記 1/700 情景ストラクチャー
↓“起重機”とか専門用語っぽいけど、クレーンのことらしい。恥ずかしながら
自分もキットの箱見るまで知らなかった。最近もっと高精度で更にトラスの細かい
キットが出てたりするけどそこまで凝らないのでコレくらいのモノで充分だ。

↓トラス構造の部品でうっとおしいのがこの“エジェクターピン”のダボ。
金型から製品を外す際に押し出す装置なんだけど、細くて押し出しにくい場所は
こんな風に余分な肉を付けてそこを押すワケだ。切り取って普通のゲート処理のように
ヤスリやナイフで仕上げようにも部品が細くて破損させやすい。

↓わりと多いよ(^^;。

↓思いつくまま何箇所かディテールアップ。

↓組むとこんな具合だけど、なんか不自然なような、‥あ!
こいつ人が上に登る階段がないぞ。

↓ネットで調べると外付け階段があったりしたので適当に追加。
精度は度外視。「階段もあるな」くらいの形で。材料は主に2mm角のプラ棒。

↓これは物を持ち上げるフックを吊っている、レールに沿って動く部品。
キット内容だとフックもワイヤーも無いのでこれも一応追加する。
ワイヤーは0.5mm真鍮線なので極太だけど(苦)。まあ壊れにくいし。

↓最終の形。このまえのジャンクであったクレーンにもフックを付けてみた。

↓着色~。最初パケアートみたいな真っ赤に塗ろうかと思ったけど、
周囲から浮きそうな感じがしたのでここは地味な色にしました。

…やっぱり港には起重機が必要ですね!ぐっと雰囲気変わります。


神戸港でもの凄くでっかい、“キリン”みたいな形のクレーンを見かける。
大体は赤白の縞柄にしてあるけど、あれをモロにキリンみたいな柄に塗ったら
カワイイんじゃないかなと。…いや、めっちゃデッカイんだけどね(笑)。
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「1/700 情景ストラクチャー(Act7)」

2014年06月22日 | 製作日記 1/700 情景ストラクチャー
↓追加購入した軍需工場はさすがによく出来ている。
今までと同じように塗っただけでも凄くリアルな気がする。
付属の煙突の横に、有り勝ちな廃液タンクみたいなのを自作。

↓残り3つもなんとか塗れた。右上は兵舎。木造っぽくした。
左のは例の自作なんだけど、これはよく港で見かける巨大倉庫をうろ覚えがてらに
作ったんだ。やたらに高いところにも鉄の扉があって、そこからじかに重量物を
下に降ろせるようにバルコニーみたいなのが付いてる。
本当は扉の上に鉄骨が飛び出ていてホイストが付いてたりするんだ。

↓自分の場合、細部の錆びタレみたいなのはこの水性インクの茶色ペンで
ちょこちょこつけて綿棒で擦るだけ。けっこうおおちゃくなやり方だぞ(^^ゞ。

↓‥で、おお、まだちんまい家とか小屋が残っていました。
だんだん面倒くさくなってきたので(笑)もう割り箸に固定して筆塗りだ。

↓でも一応、“細かく塗ってる”ように見えるよう、屋根のパネル塗り分けみたいな
ことはしてみる。窓はマスキングテープを四角く抜いてブラシで黒を吹いた。

↓山手の方にある民家。うーん、やっぱり家にしてはちょと小っさいかも。
これはモルタル造りの瓦屋根っぽく見せたいけど、もう雰囲気だけ。
しかし山にまだ木が植わってないので今のとこ雰囲気がつかめない。

↓ベースボードに細部塗装をいれた。係船柱とか、移動式起重機のレールとか。

↓列車の線路ってよく考えると殆ど錆び色で、スチールっぽい色は剥げチョロみたいに
少しだけつけた方がそれらしいみたいだ。

↓漸く港らしく見えてきたのかな。…タンクの錆びが少々ヒツコイかなあ。




…次回は起重機の予定だよ。
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「みんな大好きデロリアン」

2014年06月18日 | カシメルコレクション
前回のカシコレではレトロチックな車の魅力を力説していたりしたけど、“今風”な車も
全然好きでっせ。 ‥で、またただのコレクション自慢になってしまうんだけどf(^^;。
えと、1/43ミニカーのくせにまたタイソウなケースに収まったヤツがあるんだ。
ややプレミアムなタイプのミニカーで、ケースをパクッと開けると皆んなよく知っている
車が入ってる。今風とは言いながらこれでも33年前の車だけど。
買ったのは10年くらい前だったかな、今はセコ販売くらいでしか見かけない。
価格は一般の1/43の倍くらいだったけど当時自分も好きな車種だったので思い切ったんだ。

↓精度は確かにスケールのわりによくて、ステンレスボディーのヘアラインも実車に近い感じで
再現されている。フロントマスクとかリアのランプ周りは70年代っぽいデザインだけど
全体のスタイルはぺちゃっこくてカッコよいのだ。
一番話題だったのはドアがガルウィング状に開くとこなのかなあ。
このモデルは残念ながらドアは固定式だけど(xx)。

↓シリアルナンバーのプレートもイカしてるっす。
…9999台って多分実車製造数より多いよな(笑)。
確か東京お台場のパレットタウンに実車が置いてあったな。

↓エンジンは再現されてて、ハッチとの間の断熱板みたいなのも外せる。

↓デロリアンが人気なのは多分あの映画の影響が大きいよね。
なので当然こんな“タイムマシン仕様”もある。さっきのに比べると
精度はガクッと落ちるものの、これはこれでカッコイイので押さえておかないと。
映画本編でブラウン博士が「デロリアンのボディーは粒子の分散を…」とか言っていたので
スピードによって前方に放出した外界との遮断粒子で車体を包み込ませやすいクサビ形
の車種を選んだらしい。とするともしかして、べつにロータスエスプリとか
ランボルギーニカウンタックとかも在りえたワケだよなあ。

↓なんとコイツはガルウィングが開く、芸コマだ。
因みにこれの実車は地元のUSJでちゃんと走るやつを目撃。
ゲリラ的アトラクションに使われていたっけ。
やたらに若く見えるブラウン博士が雰囲気あって楽しかった。

というわけで一頃人気だったデロリアンのミニカーを紹介しました。


↓こうなったらオマケにもうひとつ、映画繋がりで贔屓なヤツを。
ロータスエスプリの話が出ましたがこれの007ボンドカーも好きでしたね。
「私を愛したスパイ」に登場の“S1サブマリン”。
ボンドカーは昔からイギリス製のスポーツカーってのが相場で、
これは名門ロータスの名車を水陸両用に改造したという設定。
海中から上空のヘリコプターを垂直ミサイルで撃墜するシーンが迫力だった。
昔1/20のプラモも所有していたんだけど1/43で見つけたので思わずゲット。
流石に車からの変形はしませんが。…っていうか後ろの推進器と方向舵、どうみても
車体に収納できる大きさじゃない(爆)。
コメント (2)
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「1/700 情景ストラクチャー(Act6)」

2014年06月11日 | 製作日記 1/700 情景ストラクチャー
だんだん気温があがってきましたね。梅雨なのに大阪はあんまり降らないよ。
んで夏っぽいリキュールを買ってきてカシメルBARで呑んでみました。
“カリブーン”です。…「♪ポンキぽんきブ~ン!カリブーン!!」ってヤツ(笑)。
まぁまぁフルーティで美味しかった(^^)。


↓港の建物ですが多数あるのでどれから手をつけていいやら。
取りあえずクレーンセットに付いていた建物はレンガ造り風な塗装に(左奥のもの)。

↓うーん、スクラッチのやつは先に屋根を接着してしまったので
側面の壁を塗ってから屋根塗装のためのマスキング。

↓こういう工場や倉庫の屋根って決まってツギハギだらけな上、恐ろしい程
錆びだらけだよな。赤茶、焦げ茶、グレー系の色でマダラにすると巨大感の
演出にも一役買うんだ。

↓マスキングを取るとこんな具合。ちょっと赤茶で上からぼかす。
何処となくネンキの入ったトタン屋根に見えてきます。
変色は等間隔っぽくならないよう、ヘンに偏った感じの方がリアルに見えたりする。

↓で、モールドの無い面の窓はマスキングの力技によるしかない。
漠然と大雑把な窓のシルエットだけなのでイマイチ精密感に欠けるけどまあいいや。
ちょっと窓の色がドギツく見えるので汚しで中和しようかな。

↓だいたい完成の工場と倉庫。野外階段がけっこうスケール感あって、正解だった。
まだあと4つ建物を塗装しないと(汗)。ほんでから起重機かな…。

↓一先ず出来た分をベースボード上に置いてみる。‥なんとなく楽しかろ。
建物のスソ辺りの地面にも錆び色をつけるとボードとの境目がボケて
“取ってつけたような感じ”はなくなる。港の建物は潮の影響で錆び錆びなんだ。
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「1/700 情景ストラクチャー(Act5)」

2014年06月03日 | 製作日記 1/700 情景ストラクチャー
↓「氷川丸」はちょっと置いといてまた港の方を再開。
居住宿舎風の建物があるので横に畑を作ってみました。
0.3mmプラ板の上に粘り気のある瞬間接着剤を細く盛ったもの。
あとは塗装でそんな感じに見せる予定。

↓岸壁付近に船を繋ぎ止めておく、係船柱らしい形を作って適当に配置すると
やや港っぽさが濃くなる。

↓ボード全体をサフ吹きー。…大戦時代だと港でも地面が露出していた部分が
多くてコンクリート部は少なめみたいですね。当然アスファルトなんか無いだろうし。

↓そこで地面っぽい色で一旦塗装。

↓エアブラシで色ムラの表現をする。
…現在都会育ちの20~30才代の人は考えられないだろうけど、
自分が小学生の頃は家の前の道は“地道”だった。当時はそれが普通だったんだ。
夏の暑い時期は砂埃がひどくて、雨が降ったらそこいらじゅう水溜りができた。
ある日アスファルトをひくでっかい機械が来て、舗装していったんだ。
真っ黒なきれいな道から湯気が上ってたのを憶えているなあ、
家の前まで都会が押し寄せて来た気がした。  歳バレバレだな(笑)

↓で、ハナシが逸れたけど、コンクリート部の色をつける。
ここでコンクリ部分につけておいたスジ彫りに沿って色の濃さをマチマチにすると
ちょっとリアルかなと。

↓建物の位置を完全に決めてしまい、スキマの人や車のよく通る部分は地道が踏み固まって
いるのでかなり白っぽい色を吹き付ける。貨物列車の線路付近は錆び粉だらけだろうから、
赤茶系の色を付けるとリアルかな。


草木や詳細塗装は後にして次回は建物塗装にいきますかね。
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