カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ジェットブルドーザー《12》」

2022年10月22日 | 製作日記 ジェットブルドーザー
↓ベースの方は殆ど降り積もった灰なのでニュートラルグレーか
ちょっと暗めの色かくらいでマダラな感じに。
鉄骨のとこだけメタルな色で着色。

↓周囲の立ち壁は毎度のフラットブラック(矢印)。
“空間の切り出し感”を演出するため、コンクリート壁の残骸の
一部もワザと同一面にしてブラックを塗る(一番左の矢印部)。

↓ウェザリングカラーとブラシのコラボでボディーの汚れをつける(矢印)。
本編動画で作業が終わった後のブルドーザーはもっとひどい汚れ方してたけど
まァ、こんくらいで止めとくか…。

↓ウェザリングパステルの新色を買ってきた。
今までブラウン系しか無かったのでこういう黒とかグレーとかのセットを。

↓黒とグレーを満遍なく取り混ぜてかけるとかなり灰っぽくなるゾ。
めちゃめちゃスリップしてるシーンがあるんだけど正にこんな感じ(^^。

↓木製飾り台にニスを塗って、今回はプラ板にインレタの
パターンでネームプレートを繕った。

↓…組み合わせて完成。
ちょっと履帯跡と履帯がぴったし噛み合ってないのが失敗。
置き方によっては浮いたりするなあ。








カシBARで眺めながらウィスキーを舐める。
今回はやること多かったので一際美味しく感じるなあ。

実際のシーンを思い出すと瓦礫の山は燃えていて、
「撮影プロップは溶けないのか!?」と思うほど近くで一発撮りだったものな。
その雰囲気を出そうとすると炎を透明樹脂で作ってオレンジに塗り、
電飾で下から透過光を出すと最高なのかも。熱を感じる傑作になるね。

所で、ジェットブルドーザーが瓦礫を片付けた後にジェットモグラが出てくるワケだけど、
このジェットモグラの演出でどうしても突っ込みたくなるシーンがあって…。
「ジェットモグラ号の活躍(ゴングが穴にはまる話)」の回での疑問。
あれのモグラ本体の横に付いてるベルト状の細い履帯みたいなの、
おそらくあれで穴の内側をかいて前に進む仕組みなんだろうけど、
あれね、潜る時はバック方向(後にさがる方向)に動いて、穴から出てくる時は
フォワード方向(前進する方向)に動いてるよな(^^A。
「いやいや、それでバックするのおかしいだろ」って(笑)。

撮影プロップ的に前進、後退の切り替えが出来なくて
どっちも前進する方向に動いてるんなら
「こっちにしか動かないからしゃあないか」って思うんだけど、
ちょうど真逆をやってるのが気になって…。 この監督はそういうトコ
気にしないのかなあ。 自分が監督だったら一発でダメ出ししてる。
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「ジェットブルドーザー《11》」

2022年10月14日 | 製作日記 ジェットブルドーザー
↓ドーザーブレードにも着色。
尚、矢印部の窓には0.3mm厚の透明プラ板を入れた。

↓その他、細かい部品はこんな具合だ。

↓足回り部分。
ホイールは本編動画では単なる黒に見えるんだけど、
灰でドロドロに汚れてて実際の色がよく解らない。
自分が尊敬するモデルクリエイターのマーチン・バウワー氏が
作ったジェットブルドーザーのプロップレプリカではメタルカラーに
塗られていたのでそれに倣ってメタリックグレーを塗った。
真ん中の半球状の出っ張りのトコはクロームシルバー。

↓運転席横の補助ランプにはコトブキヤのプラユニットの
透明丸リベットを着けてランプっぽく(矢印)。

↓ウェザリングカラーのマルチブラックにて全体に墨入れ後、
同具材でドーザーブレードに軽く汚しをかける。

↓バラしてあったパーツを再び組み付け、0.3mm真鍮線で
アンテナ3箇所追加したらジェットブルドーザー本体の完成。

↓ …ハハ(^^A 流石にイマイの「サンダーバードブルドーザー」とは
思えない物体になったね。 まァ、初版が120円のキットにとてもこの
クウォリティーは求められないけど、ともあれ納得いく形になりました(^0^)/。

次回はベースの塗装予定。

《お知らせ》
今月29日(土)と30日(日)の2日間、大阪南港ATM棟で
「モデラーズフェスティバル2022」が開催されます。
今年は我がモデリングサークルAPCも参加予定で、
自分も当ブログで紹介させてもらった作品を何点か持参して
お待ちしていますので是非とも見に来てくださいね!
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「ジェットブルドーザー《10》」

2022年10月05日 | 製作日記 ジェットブルドーザー
↓基本塗装に入ります。
ボディーの色はまたこれがピンキリで、本編の画像ではオレンジに見えたり
フツーの黄色に見えたり。写真写りのバラツキで正確な色が判らない。
ただ言えるのは磁力牽引車はオレンジで、ジェットブルドーザーは
それよりは黄色いという事。結局写真の塗料の調合で作った。
シックリ来た配分はクレオス58番が3:329番が7。
食玩の色よりもやや黄色方向に振った感じだ。

↓う~、黄色は隠ぺい力が無いのでグレーの
サーフェイサーの影響がなかなか消えない(汗)。

↓仕方なく一度ホワイトを吹き付けた。
すると効果覿面、みるみる思った発色になった。
やっぱり黄色や赤は下地を白くしとかないとダメだなあ…f(^^;。

↓次に赤い帯をつけます。
重機のクセにレースカーみたいな暴走ラインがあるのだ。
実物写真を見ながら位置を割り出し、鉛筆で描き込む(矢印)。

↓吹き込みで余計な所に着くのが恐くて、がんじがらめのマスキング。
黄色という塗料の性格から赤を先に吹いてその部分をマスキング、
というワケにはいかないんだよなあ。

↓帯の色はクレオス3番に59番のオレンジを若干加えた色。

↓赤を吹いて乾いてもまだマスキングはそのままで。
赤帯の縁に黒い線があるのな。メンドクセエ。

↓縁から1mmくらい残して真ん中をマスキングし、
上からブラックを吹きつけ。…マスキングを取るとこんな。
この前辺りのヘッドライトのトコだけは黒線は無しでOK。

↓運転席の窓の色は本編写真見たマンマの感じでグレーと判断。
矢印部分にやや明るい色でハイライトっぽい処理。
メリハリを強調するのに周囲にブラックの線を入れた。

↓ジェットブルドーザーは現地語版では「FIREFLY」と呼ばれている。
強力耐熱ブルドーザーの名前がなんで「ほたる」なのかワケが解らないけど。
で、キット付属のデカールは残念な事にこれが赤い文字だ(矢印)。
ホントはこの文字は黒でないといけない。
横に「THUNDERBIRD」ってのが黒文字であるけどコレじゃあなあ。
配色が逆だったらよかったのに、と暫く悔しがる。
…ンでなんか無いかと物色したら、写真上方にあるインスタントレタリングの
ストックを発見。文字のサイズも似たようなもんだ。

↓あー、これで充分充分。
なんとなく文字がキレイに並んでない所も実物そっくりである(笑)。

↓ボディー色は一応艶があるのでクリアーでコーティング。
自動車みたいにテカテカにする必要はないけど、「艶があるな」くらいの。
どうせスス汚れだらけになるので最終はどうなるかワカランけどな。
一応こんな感じにボディー塗装終了。


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「展覧会 岡本太郎」

2022年10月02日 | イベントなど

今年、自分がよく散歩する中之島地区の外れに「大阪中之島美術館」がオープンした。
「何か興味のある展示内容にでもなったら見に来よう」と思っていたら、
いつのまにやら岡本太郎関連の展示になっている事に気がついた。
岡本太郎の作品は昔から好きだったし、しかも期間終了まじかだったので
慌てて見に行った感じだった。

ド平日なら空いているだろうと昼一からチャリンコ漕いで行ったら、
思ったよりギャラリー多し。駐車場も車の列が出来てたのでチャリンコは正解だ。
当日券を買おうとしたら、なんと夕方からの入場券しか残っていなかった。
「ひェー、時間までどうやって暇潰そう…」岡本太郎人気恐るべし。

↑エントランス辺りに置いてあった欄干越しの太陽の塔。…なんだかオチャメ。

↑先ずは館内の空間の使い方が贅沢で驚く。殆ど吹き抜け。
無造作にフロア面とエスカレーターが配置してあって建物自体でも楽しめた。

↑展示室に入ると思った通りの“太郎節”が爆裂。
以前、東京青山にある「岡本太郎記念館」で見たものもそのまま
持ってきてある。…ってことは地元の方は現在スッカラカンなのかな。

↑岡本太郎氏は初期の頃は人間のヌードとか、そこら辺のフツーの芸術家が
描くような画を描いてたみたいなんだけど、ある時期から晩年までは
こういう曲りくねった図形のような画ばかりを描くようになった。
多分、現実に存在するモノを描くのは単なる写生であって芸術とは云えない、
みたいな思想なんじゃないかと…。
自分の中から染み出した、現実には存在しないものを描く。
当然他人にはそれが何なのか判らない。でもそんなイメージが
爆発するように染み出てくる…。 そんな作品の数々を眺めていると
「なんだこれは!?」とか「芸術は爆発だ」の意味が解る気がするのである。
こういうヒトじゃなければ「太陽の塔」なんてベラボウなものは作れないだろう。
2025年の大阪万博にはあれを超えるシンボルは現れないんだろうか…。

↑休憩所のような場所に置いてあったのは、これは確か
「坐ることを拒否する椅子」。座って構わないんだろうけど誰も座らない。
座ると痛いのだ。お尻のツボが刺激されて健康にはなるかも知れんけど(笑)。
椅子は普通、心地よいモノである。「心地よくあるな」というのはこの事なのか。

↑館内にヤノベケンジ氏の巨大作品も。
このヒトの作品も過去に他のイベントで幾つか鑑賞した。
デカいだけに作るのも大変そうだ。

↑レストランの前に「タローマン」の展示あり。
こちらはミニチュアセットの中に入ってタローマンと記念撮影が可能。
自分は独りだったのでなんだか恥ずかしいし撮影してない。…残念。
売店にはこれも残念ながらタローマンフィギュアなどは置いていなかった。
タローマンのフィギュア欲しいよな。「マイナスに飛び込め!」

↑観終って外に出るとこれもヤノベケンジ氏の「シップス・キャット」が。
黄昏時に電飾がキレイだったのな。夕暮れまで居てある意味正解。
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