カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
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(小さい写真はクリックで拡大)

「ファイヤーフォックス《Mach5》」

2022年02月22日 | 製作日記 ファイヤーフォックス
今日はなんか、“猫の日”だそうです。
“2”が沢山並ぶから「にゃーにゃー」とかいう。
しかも今年のは2が6個も並ぶから一際“凄い猫の日”だそうです(笑)。

《どうすればいいか悩む機体色》
↓エアインテイクの中とコックピットの中を先に塗っておきます。
コックピットはこの前の“ミグ25”みたいなパステルグリーンっぽい色ではなく
グレーみたいです。正面インパネの上はフラットブラック。

↓一旦、その他の外装をグロスブラックで塗装。

↓パネル毎に色が違う表現をする為のマスキング。
これに意外に時間がかかったりする(右写真は機体下面)。これで下準備完了。

↓映画を観て、一番疑問に思ったのが機体外装色。
最初、夜の格納庫の中のシーンでは半艶の黒い色に見えるので、
「あ、黒い機体なんだな」と思っていると、昼間の空の上では太陽光を反射して
メッキみたいな銀色に見える。「え、なにこれ、ギンギラギンじゃん!」
…確かに、未だかつて無い高速戦闘機なので、空気抵抗の理屈からして
ピッカピカに磨いた表面というのはうなずける。
過去、スケール感を考えて1/144のヒコーキは全て艶消し塗装にしてきた自分も
流石にこれはメッキみたいな塗装で表現せざるをえなくなった。
でも今までのメタリック系の塗料じゃァクロームシルバーに至っても
あそこまでのピカピカ感は出ないよなあ…。
で、ちょっと模型店で塗料を探し回ってこんなのを発見。
ガイアノーツの“プレミアムメッキシルバー”。
究極のメッキ表現がどうの、とか書いてあるのでちょっと価格は張るものの購入。
最近は塗料も技術が進んで高価でもよければ鏡のようなピカピカ塗装も可能なようだ。

↓まァしかしこんなの使ったこと無いので一応、プラのスプーンで試してみた。
グロスブラックベース(左写真)から、右写真の左は3回吹き、
右は6回吹きで、その右半分はガイアカラーのクリアーブラックで
コーティングした状態。究極のメッキ表現かどうかはなんとも言えないけど、
確かに結構光を反射してピカピカ感はある。でもあんまり吹き過ぎると
かえってフツーのシルバーみたいになってしまうようだ。
対応する溶剤が無いみたいなンだけど、他の塗料の重ね吹きも大丈夫っぽい。

↓よし、じゃあ先ずは一回吹きしておいて、
更に任意の箇所にマスキングして2回目を吹く。

↓マスキングを剥がすと単なるグロスブラック、
一回吹き、2回吹きの3種類に分かれた。

↓上写真のままだと色の差が有り過ぎるので、
最終ふわっと上からかけてマイルドにする方法をとった。
…うーん、やっぱフツーのメタリック系塗料とは一線を隔した仕上がりなのかな。

↓変わって、写真のようなフツーのメタリック系塗料で
チタニウム色っぽいのを調合。これは右写真の矢印部に配色。
主翼のエッジ部にこんな色の部分があったのだ。

↓更にさっきのチタニウム色を更に暗くしたのをノズルに塗装。

↓また大方の部品を組み立ててみるとこんな具合だ。
こんな雰囲気の色が適確だと思うんだけどなー。

…まだちょっとパネル間の明暗の差が大きい感じだけどf(^^;。
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「ファイヤーフォックス《Mach4》」

2022年02月09日 | 製作日記 ファイヤーフォックス
↓えーとこれは垂直尾翼。
…最近の2枚構成の機体の垂直尾翼は垂直にはなってないけど(笑)要は立ってる尾翼な。
この後ろ縁の厚みがものすごい。面がある感じ。なので面が目立たない程度にヤスる。

↓垂直尾翼と主翼の折れ曲がった部分にも適当にスジ彫りを追加。
でもこんな極超音速戦闘機には出来るだけ継ぎ目なんて無い方が現実的なんだけど。
出来れば“シームレス”くらいの勢いが欲しいところ(^^。
でも映画本編ではこれ以上にもの凄く細かく入ってるんだよな。
右写真はエンジン下サイドにある整流板。ここにはこの前作ったミグ25の
同じ部分の継ぎ目に倣ってつけた。

↓ピトー管他、鋭い突起を真鍮線で繕ったのは最終的に写真矢印の5箇所。

↓エンジンノズル。
ファイヤーフォックスのノズルはボディー後端が大きな穴になってて、
その中にある感じ。しかもノズルのヒダヒダというか、開口部の大きさを変える
板の集合体が2重になっていて、フツーのジェット機からすると嘘くさい。
…でも本編を観察するとホンマにこんなだった。

↓特に変えたい場所はナシ。
各部の板厚を心持ち薄く見えるようカンナ掛けした。
…しかしこの下の6個ある“補助エンジン”みたいなのは何?f(^^;
映画本編ではここからもジェット吹いてた。

↓お。ご丁寧にもファンブレードの部品あり。右写真は機体下のインテイクダクトだけど、
メインボディを突き抜けて上下のエアインテイクの奥にまたがって配置するイメージ。

↓上側はこのくらい出っ張るだけ(矢印部)。
上ダクト被せても申し訳程度には見えるかな。

↓キャノピー部品は2個付いてる。
意外に“透明部品はよく失敗する”という配慮が利いている。

↓前回手を加えたコックピット周りの変更に伴って削る必要がある。
左写真、黄矢印部分をちょっと削ってしまってから置いたのでこんな感じだけど、
ホントはもっと合わない感じだった。
右写真は調整後になる。側面窓はキットでは3角形っぽかったけど、
結果こんな感じに平行四辺形っぽくなる。

↓遂にサフブキ。

↓案の定、キャノピー周りに段差が発生してる(矢印)けどこれは形上、覚悟の上だった。
ほっぺたが膨らんで、キャノピーは削り方向だから当然こうなるわな。

↓ディスプレイ台は例によって木製で、2mm径の真鍮線で宙に浮かせるイメージ。

↓…おお。ファイヤーフォックス。

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「ファイヤーフォックス《Mach3》」

2022年02月01日 | 製作日記 ファイヤーフォックス

近所の公園に凄く人懐っこい野良猫が数匹いる。
そこを通りかかる人達に何回も餌をもらったり触られたりしているからだろう。
特にこの茶トラ猫は愛想が良く、自分が近くにしゃがみ込むと
わざわざ植え込みから出てきて足に体を擦り付ける。

背中を撫でると写真のようにひっくり返り、「お腹の方も撫でて!」みたいなカッコになる。
プニョプニョ太っててもの凄くかわいいので近くを通る際は
思わずココに寄り道してしまう。 …やっぱ猫カワイイなあ(*^^*)。

↓劇中、後方にミサイルを発射していたチューブのバルジが小さくて、
加えて前回エアインテイクの誘い込みの段を作る際に更に削れてしまい、
なんだか解らない形になってしまったのでこの際大きく作り直した(矢印部)。
これは下面も同じ処理だ。

↓遂に自分がもくろんでいたフォルム修正で最後に残していた項目にいきます。
写真の白矢印で示した折れ線の位置をもっと前方に寄せるとよりイメージが本編に近くなる。
今はキャノピー付いていないんだけど、キャノピーのテッペン辺り(黄矢印)は
そのまま動かさず、そこから一直線につながった折れ線の下点を前方へ移動して
角度を寝かせるイメージの修正だ。勿論キャノピーの後ろ縁もやや動く事になる。

↓上から見るとほっぺた辺りの角がもっと前に移動して
破線のように現状より膨らんだ感じになる筈だ。
キットパーツはココら辺りがスマート過ぎる感じなのだ。

↓ちょっと3次元的な面の動かし方になるので難しいけど、
コックピット周りのイメージはぐっと映画本編に近くなる。
先ず削って勾配をかけたプラ板を写真の位置に貼りつけ。
…ついでに鼻先をもっと尖らせる為そこにもプラチップを付ける。

↓そしてプラ板をカナード翼のすぐ前の面と面一に削ると
赤点線の位置に“折れ線”が来る。白い部分と黒い部分の境目が
本来の折れ線位置なのでかなり前に移動したわけだ。
続いてキャノピーの後ろ縁部分にプラ板を貼って赤点線と一直線にする。
キャノピーは平面的な窓が前と両側面の3枚構成で、側面の窓がこれに伴って
もっと狭くなる。なのでキャノピーパーツは削って調整予定なのな。

↓形を仕上げて溶きパテ塗るとこんな。
写真の白い破線がオリジナルの折れ線位置で、結果は最大4mmくらい前方に移動。
なんとか出来た感じだけど、今回はこれが一番ややこしい改造項目かも。

↓全体にパネルラインが少ない感じだったので黄色点線部にスジ彫り追加
(左半分しか描いてないけど左右対称)。
これは塗装時にパネルごとの変色塗装の参考にもなるしね。
写真無いけど下面はこれよりだいぶん少な目。
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