カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「紅の豚【due】」

2018年03月27日 | 製作日記 紅の豚
この陽気で一気にサクラ満開です。早すぎ。
今週末にはもう散ってきてるかも…

↓サボイアの計器板にデカール貼りました。

↓船体のモナカをはり合わせてしまいたいけどその前にやっておきたい事が。
マシンガンの穴(矢印部)がどうもイメージより小さくて貧弱に思えたので
削って拡大し更に真鍮パイプを突っ込んでバレルを再現。
真鍮パイプは0.7mm径。スケール的には太目で実際より前に飛び出し気味
ではあるけど「機銃付いてる!」というインパクトは出た。

↓これはその裏側。
船体をはり合わせた後で真鍮パイプがうっかり中にズリ落ちてしまっては
具合悪いので中からプラチップでガチガチに固めておく。

↓そして遂に双方船体をはり合わせる。

↓実はアニメ同様の赤い船体、紺色の船体に仕上げた作例は既にかなり見ているので
趣を変えて素材色を生かした塗装、つまり木の部分は茶色、金属部分はシルバー、
と云う風な仕上げにしようと思う。模型雑誌なんかでは見かけるけどな。
…で、木目なんかの表現をあれこれ考えた結果、自分は塗装前にモールドとして
加工してしまおうと。写真のようにデザインナイフで木目風のキズをつけておく訳だ。
細い線なので塗装後は塗膜で消えてしまうかな、どうなるか判んないけど。

↓主翼もこんな風に。

↓カーチスの木製部分は船体後部と尾翼。

↓これはカーチスのフロート。
矢印の白っぽいのはプラスチックの塊で重心バランスを前に寄せる為のもの。
昔のキットではよく「油ねんどを入れろ」だとか「クリップを3つ入れろ」だとか
書いてあったけどこれはこんな部品が付属してて嬉しい。スッキリするしな(^^。
フロートにも木目を付けようとしたけどどうやらコレは金属らしい。

↓現在の組立状況。…木目のマダラがなんとなく異様。
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「紅の豚【uno】」

2018年03月20日 | 製作日記 紅の豚

ファインモールド繋がり、というか、最近個人的に飛行艇に
感心が湧いてきていてこのチャンスにコレを作ろうと思います。
「紅の豚」は確か映画館で「BATMAN」と2本立てで観た記憶ですが
結局本命だった「BAT~」よりこっちの方が気に入ってしまって(笑)。
それで1/72のキットを買ったには買ったんだけど旬の時期には
作りそびれていました。

↓自分の性格上2つ同時進行なんか滅多にやらないんだけど
モノがちっこいので同時に作ろうと思います。
主人公ポルコが乗る“サボイアS‐21”。このキットはフィオが修理した“F”タイプ。
ヒコーキは例によってコックピットからの組立なのでその辺りを少しディテールアップ。
特にスロットルレバーは一体モールドだったので真鍮線で製作。
…床から出ているのは(プラ板なので白い突起)「フィオのしりのせい?」で
折れちゃったレバー。

↓カーチスが駆る“カーチスR3C‐0”。
コックピット側面はサボイアより殺風景なので適当にワイヤー等をでっちあげて追加。
1/72なんで組立後はあんまり見えないとは思うけど。

↓この時点で塗装も済ませないといけないので
一応塗ってから周辺部品を入れてみて雰囲気を見る。
うへぇ、サボイアは計器板のデカールも先にやっとかないとアカンみたいだね。
因みにカーチスは後で上から被せる主翼の裏に計器板を着ける感じだ。
…でフットペダル周囲の壁はフラットブラックで暗い表現にした。
完成後上から覗くとまあまあ見えるのかなー。

↓「フライングパンケーキ」の時にやって上手く行ったので
またマスキングテープでシートベルトを作る。
写真左がサボイア用、右がカーチス用。
実際より太めに切り出しておいて半分に折り、強度を確保。
更にプラチップでバックルを追加。

↓椅子に取り付けるとこんな具合になる。
ちょっとバックルがデカ目だけどなf(^^;。

↓計器板のデカールを除きコックピットは出来た。
ちょっと考えあってフィギュアはあえて乗せない。
…ペダルの位置からポルコよりカーチスの方が背が高いのが判るね(^^)。


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「昔プラモ」

2018年03月10日 | カシメルコレクション

今回のカシコレはレトロなプラスチックモデルを幾つか紹介したいと思います。
自分も中古プラモを扱ってる店が好きでよく出入りします。
欲しいモノが別に無くてもふらっと入ると思いがけないものを発見して
衝動買いしてしまうことも。また買おうとしてたプラモが普通に買うよりも
安く入手できたりした時はちょっと嬉しかったりします。
そんな店でよく見かけるのが遠い昔に絶版になってしまったレトロキット。
今のプラモに比べると質は良くないものが殆どですが、
それが普通に売ってたころ子供だった世代の人には懐かしくて
欲しくなったりするのです。当然希少品なのでプレミアム価格になっており、
モノによっては恐ろしい価格だったりする事もあります。
それでも特にコレクター趣味だと購入する人も居るのです。
でここは自分のストックにあるモノを内容含め簡単に紹介。

↓先ずはイマイの「海底バギー」。…初版はもっと古いんだけど
これは20年くらい前の入手かな、再販版だと思う。700円表記なので。
発売当初は150円くらいじゃないかなと。
箱には書いてないけど、これ「007サンダーボール作戦」かなんかに
出てきたヤツじゃないのかな?平べっちゃくて結構カッコイイ。
説明書によるとこの二本の魚雷みたいなのは“水爆”だそうである。おいおい

↓乗組員は胸から上しかなくてコックピットの平らな面に接着する。
いわゆる“バスタブもどき”だ。

↓この時代の水ものプラモの主力はゴム動力。
この金属の部品は船体を安定させる為のバラスト。

↓次は童友社の「オスカⅡ」。
これ子供ン時持ってた事があり、後にホビーイベントで見つけて飛び上がった。
当時は100円くらいだったのにその時2500円だった。でも買ってしまったのだ。
箱絵が最近のアニメっぽいのでその時点でも再販版だよなー。

↓メーカーオリジナルだけど子供時代は「海底大戦争」の「スティングレー号」を
左右に押しつぶしたようなデザインでカッコイイと思っていた。
でも今回箱を開けてみたら「なんじゃこりゃ」だった(笑)。
うーんこんなんだったっけ(^^;。…昔の記憶なんてそんなもんだ。

↓動力のゴムはミイラ化していた。

↓3つ目はイマイの「フリッパー号」。
小沢さとる氏の「青の6号」に登場するメカらしい。
これが今回の中では自分が一番のお気に入りプラモ。
ちょっとデザイン画に比べデフォルメなスタイルだけどそれでもカッコイイ。
実はこれを入手したのは2個目で、このブログの最初の回に完成品写真を
貼ってあったりする。
因みに箱には「永久保存版」となっているので比較的最近の再販版。

↓しかしこれもゴムは変質。…まあ作るにせよ水に漬けては遊ばないしな。

↓お次はイマイの「サンダーバードブルドーザー」。
テレビの「サンダーバード」本編では“ジェットブルドーザー”と呼んでいた。
正式の名は“ファイヤーフライ”である。500円表記なのでこれも再販版。
子供時代の自分のお気に入りプラモで、当時多分2回以上買った。
同系列プラモの「磁力牽引車」よりこっちの方がダンゼン好きで、
砂場に持っていってずいぶん遊んだ覚えが…。

↓でもなァこれも今見るとずいぶん残念な形してる。
ニトロ弾発射マズル(白矢印)の根元はボディーがもっと前に膨れてて、
本当はマズルはもっと短いのだ。なんでこんな形になってるんだろ(^^A。
コレを買ったとき、改造して実物(撮影用模型)の雰囲気に近付けようと
考えたんだけどヤタラ苦労しそうなので現在断念。
背中のメカ(黄矢印)も実物は上から見ると丸いし。

↓履帯、転輪は一体成形。
左写真の右下にある黒いホイルを転がせて走行させる
(右写真説明図参照)。でも動力はなし。
…当時モノはゼンマイ動力だった気がするけど?記憶違いか。

↓最後はこれまたイマイの「連結戦車クローラー」。
コレも当時よくあったメーカーオリジナル。

↓おもいきり濃いオレンジスモークのキャノピーあり。

↓おお。これが正味の“バスタブ”だ。クルーは首だけが別パーツ。
この水面のような面はフラットブラックに塗るしかないよなあ。
この時代のプラモの味でもある。

↓ンでぴっかぴかのメッキ部品。
塗装は基本的に不可。ここに130モーターが2個写ってますが
これは別売りのモノを入れてあるだけなのな。

↓組立済みのギアボックス。そういえば“動きモノ”に興味の薄い自分は
モーターライズのプラモなんてマトモに組んだ事ないなあ。
右写真はゴム製履帯。作るんだったら早くしないとこれも変質するよなあ。

↓こういうプラモは箱とか座布団の上を乗り越えさせて遊んだんだ。
遊び方説明の絵の“箱”が「キャプテンスカーレット」系のプラモなのが泣かせる。

…結局“初版時代のヤツ”という程の貴重品は無いですが
現在積んでるコロガシ系昔プラモの紹介でした。
コメント (1)
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