カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ランチャ・ストラトス!」

2017年06月27日 | カシメルコレクション
久々のカシコレ、またミニカーの紹介をしたいと思います。
今回は“ランチャ・ストラトス”です。…スーパーカーブームの時、
自分は小学生で、好きな車は“ランボルギーニ・カウンタック”だった。
ランチャ・ストラトスの存在も知ってはいたけどその時はそんなに好きな車じゃなかったんだ。
友達も“フェラーリBB”が好きだったり、“ランボルギーニ・イオタ”だったり、
「ストラトスが好き」という友達は特に見かけなかった。
でも最近(ここ10年くらい)かなあ、この車が異様にカッコイイ事に気がついてきたのは。

ストラトスはWRC(ワールドラリーチャンピオンシップ)で勝てる車を設計する、という
特殊な状況で作られた。タイヤの幅方向は広いのに前後のホイールベースは極端に短く、
コーナーでの小回りは凄いが直進安定性は悪く、キャビンもむちゃくちゃ狭い。
運転上手い人しか乗れないような、市販車にはとうてい向かない自動車である。
でもやはりラリーでは実力を発揮し何度も勝っている。
マルチェロ・ガンディー二デザインで航空機のキャノピーを思わせる風防と
クサビ型の車体の組み合わせが大変カッコイイのだ。

自分が所有する3台はいずれもミニチャンプスというメーカーの1/43。
↓これはアリタリア航空のカラーリングをした、モンテカルロラリー1977年優勝車。
一番有名な、よく見るタイプのボディーカラーだ。あまりにもこのカラーが頭にあるもんだから、
これ以外の色のヤツをみてもなにか物足りない感じを覚えてしまうくらいだ。
ミニカーでもこれが人気なのか、コイツが一番価格が高かったりする。

↓リアビューではキャビンの幅が狭いのに対して巨大なフェンダーが
張り出してるせいか、もの凄く踏ん張りの利いた台形に見える。
加えてこれまた巨大なマットガード(泥跳ね避け)で更にそれが強調されている。
テール部の跳ね上がったスポイラーと、屋根の上のこじんまりしたウィングもいいアクセントだ。
フロントビューの4連フォッグランプもカッコイイ。
ネット上でまさにこのカラーのランチャが公道を走っている動画をみかけたが
「カウンタック以上に派手で衝撃的」と思ったのは自分だけだろうか(^^;。

↓次はピレリ(タイヤメーカー)カラー。
これはこれでカッコイイんだけどね。自分の車もピレリタイヤを履いているので
やや親近感あり。4連フォッグランプはカバーが付いた仕様だ。

↓こちら市販車仕様。
ラリータイプがケバ過ぎたせいでもの凄く落ち着いて見える(笑)がこれでも
ソコラヘンの車からするとエグイ形なのだ。近頃の自動車のデザインに少なくなってきた
ウェストラインが前から後ろまで一直線にクビれてるのも個人的に好み。
この窓のすぐ後ろにあるベルトーネのマークも
小文字の“b”にも“横向いた鳥”にも見えてイカシてるぞ。

…グッと最近は“hpiレーシング”というミニカーのメーカーから
更に精密な出来具合のものが出ている模様。

今回は最近になって改めて形がかっこよいと思っている
ランチャ・ストラトスのミニカーを紹介しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「モデリングサークルAPC模型展示会4」無事終了しました

2017年06月19日 | イベントなど
自分が所属のモケイサークル展示会、大盛況で幕を閉じました。
来場の方々早々の暑さの中ありがとうございました!
「入魂の作品ばかりで楽しかった」という声も多く喜んでもらえてよかったと思います。

次回の予定が見えないおり会場には「さよならAPC…」みたいなポスターも
貼っていましたが自分個人は今のところ今まで通りのペースでだらだらやるつもり
ですんでこのブログ含め今後もヨロシクお願いしますm(_ _)m。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ビーコレ ミレニアムファルコン 《Ep.3》」

2017年06月12日 | 製作日記 ビーコレ ファルコン号
↓コックピット等の窓ガラスはもうガンダムマーカーで塗り潰してしまった。
後はこの上からクリアーを塗って窓部分だけをグロスにするわけだ。
因みにプロップモデルはここは只の孔で、ダテメガネのように
フレームだけしか無いらしい。

↓エンジン上部はこんな感じに煤け汚れになっている。
この辺はブラシで塗装。

↓近接防御火器(矢印部)は墨を流すと狙い通り4本バレルにみえる。
ちょっとこの写真では判りにくいけど。
円盤部周囲の水垢垂れ汚れは水性ペンのインクをつけて綿棒で擦って
塗り延ばし、上からフラットベースを吹いてコーティングした。

↓んでからデコパジュを差し込んでネームプレートを貼って出来上がり。
ネームプレートは例のインスタントレタリングが文字切れだったので
PCからのプリントで間に合わせ。



…ぬうー、40年越しの憧れ、ミレニアムファルコン号がこんなにお手軽に、
しかもこんな精度で出来上がってしまうとは…(感涙)。
前回紹介した洋書の「フェイマス・スペースシップ」には底面の写真が
無かったので当時結局は下面後方半分の詳細形状は不明に終わっていた。
真上からの写真とかも無かったので円盤の直径に対して前に飛び出た
三角形の大きささえ正確に判らず何度も造り直したりした。
…で、結果過去のフルスクラッチが6個(笑)。…アホですねf(^0^;

でも体当たりで何かに凝りまくるってのはシンドイけど楽しかったんです。
戦車や軍艦の年代ごとの形の移り変わりをバリエーションで全て作ったりする
人もいたりするけど、あれに迫る自己満足の幸せがあったワケだ。

先日会員の一人とこんなハナシをしてました。
「最近、昔憧れてたのに入手できなかったアイテムが
ここ10年くらいの間にクウォリティー高いモノが片っ端からどんどん発売に
なってお腹いっぱい状態。モデラーとしての最終目的が殆ど無くなったようで
脱力感さえ覚える」みたいなね。
欲しい欲しいといいながら、実際手に入っちゃうと目が覚めちゃうんだなぁ…。

↑…こんなライティングが似合うなやっぱり^^。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ビーコレ ミレニアムファルコン 《Ep.2》」

2017年06月08日 | 製作日記 ビーコレ ファルコン号
↓えー…で、塗装していきます。
先ずは恒例、彫りの深いモールドにフラットブラックを塗りこんでと。

↓ファルコン号の色ですが自分がその、スクラッチばかりしていた頃に
入手した「フェイマス・スペースシップ」という洋書があります。
昔は今のようにネット環境で写真が自由に見られなかったワケで、
どうしても鮮明な写真が欲しかった自分が通販でやっとこさ手に入れた
貴重な本でした。

↓目当てだった写真がこれ。
こんな角度からの写真は珍しく、しかも色彩が映画本編と違っている事に驚いた。
「…白じゃないな。思ったよりスンゲー茶色いゾ!」
つまり映画本編の映像は合成処理の過程でモノクロっぽくなっていたワケだ。
まァこれもあくまで写真なので多少の変色はあるだろうけど。
最近になって「スターウォース展」に行くとやっぱりこんな色だった。

↓というワケでこのイメージ通りの色を作って塗ってみようと。
ざくっと混合率は311番が7割、39番が2割、32番が1割くらいかなー

↓“グレーっぽいセールカラー”と云うべきか。写真ではビミョー過ぎて
伝わらない色である。ンで、こういうゴチャメカのモールドがある場合筆塗りすると
泡が立ってうっとおしいのでここはブラシで塗装。
追って違う色のパネル塗りワケはマスキングが面倒なので筆塗りで(^^。
…この色違い部分の位置を調べるのに苦労するよな(^^A。

↓この濃い色のパネル部分にはベース色によるチッピングが入っている模様。

↓更にウェザリングカラーでスミイレを施しました。
全体が黒っぽくなったので狙いよりやや暗い感じになってしまったけど(xx;。

↓裏はこんな具合。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ビーコレ ミレニアムファルコン 《Ep.1》」

2017年06月02日 | 製作日記 ビーコレ ファルコン号

ストックの中で主催展示会までに作れそうなのをいじりだしました。
バンダイビーコレのミレニアムファルコン。先のスターデストロイヤー同様、
芸術品のようなすばらしい出来具合で感動してます。

↓今ネットで拾った資料写真と見比べてディテールアップ部を
割り出そうとしましたが、……えー、ないですね(^^A。
ホントに微細な部分はチラホラ見つけましたが、やってもしょうがない
くらい地味なサイズです。しかもこのキットはエピソードⅣバージョンで、
自分が持ってる写真は殆どエピソードⅤバージョン。
下手に部分写真で修正すると両バージョン間でゴチャ混ぜのディテールに
なってしまいそうだしね(笑)。

↓でもインジェクション成形でやむなく再現できてないところは直しておきます。
先ずパラボラアンテナが一体成形で支柱が板状になっていたので
穴を加工して本編通りなイメージにしてやります(矢印部)。

↓4連装のビーム砲もサイドにスジ彫り加工等して
4本バレルに見えるようにしたり(矢印部)。

↓ゴチャメカの追加は不要なのでせめて目立つバトルダメージを再現。
もうファルコン号のマニアは世界中にいっぱい居て、こんなダメージモールドまで
プロップモデルに忠実に表現してる作例が普通になってるんだよなあ。

↓目立つ大きいのはあと船底部分のココらへん(矢印部)かな。

↓これもビーコレスタンドの孔(矢印部)は塞いでしまって…。

↓ジャストなサイズの木製デコパと真鍮線で連結。
ちっこいモデルだけどこの方が安定するし重量感が増します。



「エピソードⅣ」、「エピソードⅤ」がリアルタイムで劇場公開されてた頃、
自分もこの“ミレニアムファルコン”に狂ったように嵌りまくったタマだった。
その頃売ってたMPC製のファルコン号ではどうしても納得がいかず、
フルスクラッチビルドしようと考えたのが自分がプラ板工作を始めるきっかけだったんだ。
‥で試作から最終品まで、結局「エピソードⅥ」公開までに6個作った。
その最終品は大阪桃谷にあったゼネラルプロダクツ本店のショーケースに
永いこと飾ってあった筈なんだけど…。
ゴメン、残念ながら今は手元にないので写真は載せられないんだけどねf(^^;。
…今はよく出来たキットが大小沢山あって、逆立ちしてもスクラッチしよう
なんて考えは出ないわなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする