カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
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(小さい写真はクリックで拡大)

「宇宙空母アトランティア(ギャラクティカ)Ⅴ」

2014年09月29日 | 製作日記 宇宙空母アトランティア
↓続いて真ん中のブロックを組み立てた。
ここも他同様、全ての面が別パーツになっていてそれぞれモールドが付いている。
しかも合わせ部を45度角度で密着させてモールド死角をなくしている凝り様だ。
やや削ったりの調整でぴったり嵌る。
この辺りで気になるのが上面の丸二つ(矢印)。
筋が凸モールドでなんだかメロンがハマっているみたいだ(笑)。
…これはねー、もうツルツルに削ってしまった方がかえって実物に似ている感じだよ。

↓処理後。右の丸には目立つ十字の凸を再現し、やや筋彫りを加工。

↓中ブロック最後部に実際と違う部分発見。
この矢印部がキットではフラット面になっていたのでパテで球状凸を自作してやった。

↓これは裏側。この写真で上が艦の後ろ側にあたる。
どうでもいいけどおもしろいことに気が付いた。この矢印部分の二箇所、
プロップモデル写真で見る限り微細モールドの並び方向が左舷と右舷で違ってる(^^;。
当時プロップ製作でこの作業した人が左右別の人だったのか、はたまたこの辺りで
疲れて“どうでもよくなった”のか…。  真面目にその状態をならう。

↓説明図で“KEEL”と称された部分(中ブロックの下部分)。
この真ん中の穴はディスプレイの棒を突っ込むところ。
先の様にディスプレイ方法を変えたので要らなくなった。

↓こんな感じで塞いだ。本当は撮影プロップモデルも棒一本で立てるようになっているけど、
実際その穴はココではなくすぐ左の丸い部分を外した時に出てくる。
しかもこの丸い“蓋”はもっと大きくてこの塞いだ部分まで張り出ているのが正解だ。
現在入手しているプロップ写真等はみんな蓋が外れた状態なのでこの丸モールドも詳細不明だ。
仕方なくこんな感じ…(TT)。

↓…中ブロックにKEELを組むとこんな具合だ。
ギャラクティカって腹側は複雑な形をしているのな。

↓ひっくり返して正規の方向。この背中面(上面)のモールドはかなり優秀で、
微細プラチップの追加すら不要なくらいよく出来ているんだ。頭部分よりクウォリティー
高いゾ。

…次はこのフライトベイナセルを支えるアーム部分に移行予定。
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「宇宙空母アトランティア(ギャラクティカ)Ⅳ」

2014年09月20日 | 製作日記 宇宙空母アトランティア
お彼岸ですね。皆さんお墓参りはきっちり行きましょう。

↓キットに付属のディスプレイスタンドは金属製のロッド一本で丸いベースの
上に突き立てる方式。例によって自分はそれを採用せず、木製のデコパージュに
艦船模型のように固定するやり方に変更。
手順としては前後2箇所の穴あけ予定部裏にエポキシパテで補強肉を付けておく。

↓こんな具合かなあ。約1日置いて凝固させる。

↓予め仮組みにてバランスを見て、決めておいた穴位置(矢印部)に2mm径の
穴をあけ、真鍮線を差し込む。真鍮線も2mm径くらいあれば結構な大きさの
モデルでも平気なんだ。

↓…だいたいこんなディスプレイになる予定。
この作業は比較的力仕事なので壊れ易い細かなDUをやる前にやっといた方が
いいかもしんない。底面の高さの違いから、後ろ側の艦船用の飾り支柱とモデルの
間にスキマができる。…うーん、なんか繕う方法を考えておこう。

↓続いてまた細かいDU続行。

↓これは現在DU進行中の頭部品の上面後部辺り。
こんな凸があるけど、これ実はスンゲー省略された形なのである。

↓…これがだいぶ正確な形に近づいた状態。なんか、いかにもレーダーっぽい形だ。
残念ながら撮影プロップモデルの写真を見ると破損して無くなっていたので形の情報の
出所はプロップレプリカだ。でも他の部分をとってみてもかなり正確にコピーしている
ようなので一応信用はあるなと…。

↓その隣辺りに船体表面からかなり浮き上がったパイピングがあったので真鍮線で
そんな感じに浮かせてみた。パイピングを浮かせると精密感があがっていいのだ(^^)b。

↓その他細かいプラチップを配置。微細凸はあまりに多くてやってるとキリが無いけど、
中でも沢山集まってゴチャゴチャしてるような部分から優先的に施した。

…やっとこさ頭部分はだいたい終りかなあ。
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「宇宙空母アトランティア(ギャラクティカ)Ⅲ」

2014年09月14日 | 製作日記 宇宙空母アトランティア
↓全体に表面の凹凸までかなり正確に再現してあるキットではあるものの、
一個間違いを発見。ブリッジ後方にある近接防御火器らしいものが周囲の
丸い防弾壁含めて大きすぎる。…本編画面で確認まではしていないけど、
撮影プロップらしいヤツ、レプリカっぽいヤツ、あらゆる写真どれを見ても
こんな大きさのモノが無いので間違いと判断。

↓折角付いてる形だけど、ここはルーターで豪快に削りとばし。
一旦フラットな状態に。

↓こういう、凸モールドに挟まれた面にヤスリをかけたい場合、
自分はこんな感じの工具を作るんだ。因みにこれはプラ角棒に両面テープで
紙やすりを貼り付けたもの。

↓…お助け部品等を使って資料写真通りの雰囲気に自作するとこんな。
だいぶちっさくなってる。本当はこの真ん中から4連装砲身が伸びてるんだけど
細かすぎるのでちょっと方法を考えます(^^;。

↓DUを進めていくと、時々あからさまにプロップモデルでプラモの部品を
使っているなと判る形がある。この写真は上面、ブリッジのやや後方あたり
なのだけど、矢印部はミリタリーキットのドイツ「マルダー歩兵戦闘車」の
上ボディーがそのままくっ付いているのが判る。
これはDU後の写真で、該当キットの部品を参考に細工。

↓底面のメカメカ範囲がスゲー。…よく見ると航空機の外部タンク、ミリタリーの
高射砲のシャシなどが並んでいるのでその部品の形を詳しく作るとDU出来る。
写真資料を見ていてヤタラにごちゃごちゃしてるなと思ったら、戦車の履帯の
ブツギリが着いてたりした(笑)。  右写真はDU後。

↓更に恐ろしい状態の頭後面部。ここもやはり結構忠実なものの、荒削りな形に
省略した感じなのである程度緻密に見えるように細工してみる。

↓一通り四苦八苦したあとがこんな具合。
真ん中のデカイ出っ張りは未。この場所で面白かったのは矢印の箱状の形2箇所が
ドイツ「ブルムベアー戦車」の上ボディーを2つに分離したものだったこと。
‥どうでもいいけどその向って手前面に付いた凸は「戦艦大和」の煙突だった(^^。
他はどうも、単車やF-1レースカーのサスペンションとか入ってるみたいなので
もう宇宙船の表面というより機械の機構構造を思わせるモールドに思える。
なお判断し難い微細部分は適当にプラチップを配置する程度。

暫くこんな作業がだらだら続きそうなのな。
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「宇宙空母アトランティア(ギャラクティカ)Ⅱ」

2014年09月08日 | 製作日記 宇宙空母アトランティア
↓次にメをつけるのは、この艦首両サイドの窪み部品。
ここはメカがゴチャゴチャしていてよく目立つのでディテールアップ(以下DU)
のしがいがあるんだ。内側から取り付ける部品は片側4つの部品で囲み構造になって
いてそれぞれの面にモールドが付いており、メビウスさんもかなり頑張ってはいる
ものの実際はもっとゴタゴタした感じなのな。

↓なるべくプロップモデルに忠実に突起やパイプなんかを追加してみた。
ちょっと見辛いので解きパテ塗ってある。本編でここにも窓?らしき光があったので
その位置にピンバイス穴を開けてそれらしくする。  …電飾はしないけど(^^A。

↓艦首上部品、さっきの窪みの直ぐ外側にどうも気になる形が(矢印)…。
金型抜き方向に対し斜めになった面に結構太いパイピングモールドを付けたせいで
パイプの形がイビツになっている。削ってしまいフレキシブルな鉛線でやり直すと
ややすっきり。

↓DUの済んだ窪み周辺部品を組んで感じをみると、
お!ゴチャゴチャ感が増していい感じだ。…つかの間の“自己満タイム”。

↓よく似たゴチャゴチャ窪みが、艦首下面にもあって、そこも造り込む。

↓勢いがのったついでに艦首先端部の部品も。
キットは一体成形の部品で一気にこれだけモールドが再現されていて感心する。
…けどよく見るとオミットされた形がちらほらと。

↓個人的に納得いく形にした。ややメカメカ感増。

↓現状こんな具合。あー、まだ側面の溝もあるし、下にもワヤワヤした部分が
あったなあ…。いつになったらこの頭部分から脱出できるのか…。


ところで、30年以上も前の映画作品になってくるると撮影プロップモデルの写真は
かなり少ない。ネット検索とかして見つけた写真は殆どがプロップレプリカ(ミュー
ジアム用等に撮影プロップと同じサイズ、方法で後に製作したもの)である可能性が高い。
勿論それらはかなり細かい部分までコピーしてあるものの、流石に微細部分は適当に処理
してあるんだ。あるいは本物の撮影プロップなのに、破損部分を修理した際に以前と違う
形になってしまっていたりとか。
自分の思いはなるべく本編画像のモノを真似たいので、資料写真に何種類も
違うパターンの形があった場合は、不鮮明な本編スチル写真と比べて感覚的に
同じように見えるものを選んだりする。どうしてもその部分のスチルがない場合は諦めて
レプリカを真似ている。たとえば本編は片側方向からの写真ばっかりしか無いとかね(笑)。
皆さんご察しの通り完璧再現なんて絶対無理なのな、負け惜しみっぽいけど(^^;
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「宇宙空母アトランティア(ギャラクティカ)Ⅰ」

2014年09月04日 | 製作日記 宇宙空母アトランティア
「宇宙空母ギャラクティカ」は自分が中学生の頃劇場で公開されて
ちょっと流行った。元々海外のテレビ番組だったようでその後国内でも
テレビ放映していたなあ。登場する巨大な宇宙船(宇宙空母)が凄くカッコよくて
たいそう嵌ってたんだ。当然プラモに期待したけど間もなくして発売されたキットは
期待してたようなクウォリティーではなくどちらかと言うと子供向けのトイレベル
なのが見て取れた。自分はどうしても納得いかなかったのでとうとう買わずじまい。
…で、数年前にリメイク作品が公開されたせいもあって今年“今さら”という
タイミングで旧作のものまで新金型のモノが発売になった。
やっぱり自分達の世代はダンゼン“旧”の方なんだよなあ。あのギャラクティカが
入手出来るとは(^0^)これは願ってもいなかった奇跡と受け取る。

↓さっそく購入したワケだけど昔のよりダンゼン実物(プロップモデル)に肉薄するスタイルだ。
メビウス製。部品を見るとやはりどうしても気になってしまうのが国産のものに
比べモールドがどんよりしていたりスジ彫りが太かったりしていること。

↓艦首を仮組みしてみて、ネットで収集したプロップやレプリカ写真と比べると、
ブリッジの前の鼻面(矢印)が飛び出しすぎているような気がする。
キットはけっこう水平っぽいので少し角度をつけて下に降ろそうと思います。

↓この面をエッチングソーで分離。V字切れ込みを入れて接着し直すと
角度が変わる筈(^^;。

↓ビミョーだけどよくなった。前端で1.5mmくらい下がってる。

↓側面に写真資料で判明しているフイゴの蛇腹のようなモールドを付けて接合部を隠す。

↓実は一番修正したかったのがこのブリッジのパーツ。
前面と側面は金型抜きの関係でかなり省略された形になっているのだ。
この部分、実際は繊細な凹凸があり窓が集中している。なんとかあのイメージに
近づけられないか小細工してみようと。

↓先ず三方向の面の凸を削り飛ばして0.5mm厚プラ板を貼る。
この面はオーバーハングするように張り出していて船体から浮き上がっている
ようなカッコに見えるから、下の部分に少しスキマが出来るようにした。

↓続いて凸凹を付ける。

↓ピンバイスで窓を加工。実際のプロップモデルも丸窓なのでイメージは近い。
この面の高さ分で三階建てなのだ。

↓仮組みに戻してみるとこんな具合だ。
サイズがサイズなのでモールドに詰め込み感はあるけどギャラクティカは
こんな“顔”してるよ。



ざっとキット全体を見ると、自分のイメージ通りにするにはこんな修正がアチコチ
発生しそうだ。地道にやれるトコまでやってみようと思います(^^A。

《余談》
…今はもう無くなってしまったけど、20年以上前、大阪梅田の“阪急ファイブ”
っていう建物の6階に、「スターログ・ショップ」っていう店があった。これも今は
売ってないSF雑誌「スターログ」で紹介していた輸入グッズの販売店で、何回か行った
ことがある。多いのは「スタトレ」系や「スターウォーズ」系のシャツやおもちゃ、
古いSF映画のポスターとかもあったかな? 気になったのが「ブラックホール」という
映画に登場の“シグナス号”の大っきなプラモ。仮組み状態のが店頭に置いてあって、
他には見かけないものだったのでインパクトがあったなー。
でも当時の海外キットだから無理もないけど、トラス構造が売りの宇宙船なのに
トラスが抜けてなくて全部板状になってた。なんか材質も塗料が載らなそうな
感じに見えるし(^^;。 …あの頃もしこのギャラクティカのクウォリティーのキットが
あったら間違いなく小躍りして喜んでたよな。  学生なので金無かったけどorz。
コメント (2)
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