カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「HGダンバイン《Ⅴ》」

2023年12月29日 | 製作日記 HGダンバイン
↓“ひざまずいた状態”でディスプレイ、と決めたので
後方からは脚の裏が見える事になる。脚の裏自体はいいんだけど
この“ベルボトムのスソ”の中の形がどうもイカン。
パーツ貼り合わせの位置決めダボが丸見えだ。
「真っ黒に塗っときゃあ目立たんわい」ってのもあるけど
慌てて作りたいワケでもないので繕っとくことにする。

↓写真右側のパーツの白矢印の形をなくしたい。
左側のパーツの黄矢印は削った後。その左の部分(もう一方)は
あんまり目立たないのでここからもう少し丸め気味に削ったくらいにした。
接着剤で着けるからスナップキットのジョイントなんてのも要らないのだ。

↓あとはこんな細工を。
0.5mm厚プラ板でオーラコンバーターの整流板みたいな
ヒダヒダをでっちあげ。外骨格を補強してあるようでソレらしいかと。

↓ここら辺でディスプレイ方法を考えていきます。
某APC部員から、「バイストンウェルみたいにすると期待してますよ」
とかなんとか言われたけどその時は軽くあしらった記憶である。
…でもやっぱ折角だからバイストンウェルっぽいイメージをと色々考えてみる(笑)。
 …要は、あのエンディングテーマん時の景色だよなあ。
普通に地面とか山があるけど、花びらとか、
なんか夢に出てくるような少しメルヘンチックな感じか。
本編の雰囲気らしく“城壁”とか思いつくけど用意したデコパのサイズでは無理である。
…で百均で写真のようなオブジェを購入。こういうのも使ってみるかぁ。

↓うーん、ちょっと大きめだけど作風としては面白そうである。

↓こんな素材を見つけたのでコレも使ってみよう。
紙粘土やエポキシパテより手軽そうだ。価格は660円。

↓2mm厚プラボードに彫刻刀で溝を付け、密着度を上げておいて…

↓…こんなかな。 これ、塗装いけんのかなあ。
しかしなるほど手にもつかないしオブジェを押し付けても引っ付かない。
ツブツブが入った感じで不定形な地面工作には最適である。

↓地面の高さを変え、ひざまずいた状態でまっすぐ立つようにした。
ダンバインの膝位置問題はこれで解決。

↓武器類も組み立てる。
基本は無改造だけどオーラショットの穴にローレット形状をでっちあげ(白矢印)。
ソードの柄にあるダボは手に持たせる為の位置決めだけど要らないのでカットする(黄矢印)。

↓一応残りのパーツを皆んな着けてみた。
ディスプレイとしてはこんな感じか。羽根がめちゃくちゃ台から飛び出るけどな。
…“花びら”無いな。なんかそれも考え中。(^^y-~
で、この地面のクレイは硬化に24時間かかるそうなので
縁の4方向の面処理はそれからになる。



本年はこれが最後の更新となります。皆さんよいお年をお迎えください。
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「HGダンバイン《Ⅳ》」

2023年12月16日 | 製作日記 HGダンバイン
↓脚部を組み付けた。
番組放映当時の、まるで昔のソフビ人形のような、
不恰好だったキットに比べ格段にいいプロポーションだと判る。

↓関節の自由度も上っているとは思うものの、
流石にこのくらいが曲げの限度だ。ボトムズで云う“降着”というか
ひざまずいた状態にしたいと考えてるのでもう少しなんとかならないかなー。

↓外骨格の干渉を考えて内部の関節ユニットを膝の上下2箇所で
折れ曲がるようにしてあるのは流石バンダイ。ガンプラで培った技術なのな。
まそれでもこれくらい曲げると干渉。これ以上曲げるには外骨格を削るより無ささそうだ。
…写真矢印部の処理も苦しいなあ。合いが悪く調整要。
設定ではここはフクラハギから4本のリブ状になった凸が出てるだけなんだけど。

↓白矢印部にペンで削り取る形を描いた。
黄矢印部は削り処理後。結構な量削ったよ。

↓お。だいぶんよくなったぞ。
しかしこの場合、左脚の膝の下に何かを突っ込んでやらないとこける。
…そうだよな、ガンダムでもそうだったけど、フトモモの長さよりムコウズネ部の
長さが圧倒的に長いから、片膝付いたポーズがそもそも無理なんである。
まァ、ソコはディスプレイ台の方でフォローすればいいんだけど。

↓一個、しょうもない拘りだけど、この膝の皿部分の形が
いやにカクカクしてるので設定画のイメージで丸く削った。

↓でから、降着時は顔をもっと下に向けたい。
キットのままでは前写真みたいな角度が限界なので
首を支えるピンを一旦切断し、真鍮線を仕込んで曲げてみた(左写真)。
結果更に15度くらい下を向いた(右写真)。…これくらいでいいかぁ。

↓ちょっと全部仮組み。
かなりイメージに近付いたぞ。

↓…でも見てるとコレが気になってきた。
後頭部が異様に高くなったせいで首のゴムパーツの端面が見え、仕込んだ真鍮線も見える。

↓ダンバインは関節部に繊維状のコードのような束が見えてる設定なので
延ばしランナーでそんな風に繕えばよろし。 …サーバインみたいな感じになるけどな。

↓狙いは大体こんなポーズである。
こんなに脚を曲げるとホントは“膝の皿”部分は少し上に移動するのが正しいけど、
このキットは皿が下のパーツに一体なのでどうしてもこうなる。
固定ポーズで思い切るならどうとでも出来ると思うけど、他のポーズも
出来るようにしたいわで、 …一応このままにしておくかぁ。


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「HGダンバイン《Ⅲ》」

2023年12月08日 | 製作日記 HGダンバイン

去る3日、艦好きのAPC会員に誘われて、久しぶりに海上自衛隊のイベントに行ってきました。
この日は護衛艦「やまぎり」をはじめとする艦が数隻と、車輌関係も少し来ていました。
よくこう云ったイベントに来ている人からするとこの日は異様に混雑していて
車を駐車するにも苦労する程。こんな状況は珍しいようなハナシをずっとしていました。

↑やまぎりの飛行甲板。
艦載ヘリは無くて、ちょっと残念。人が多くて順路を通って階段から
下に降りるのにも時間がかかり、風があって寒かったなあ。

↑イベント会場の阪神基地隊の広場にはパトリオットミサイル等の展示。
…まぁこれは何度も見ているモノですが。

タマにはこういったものを見ながらウンチク垂れて過ごすのも楽しいもので…。
また暫くしたら行きたいと思います。


↓でダンバイン。
コンバーター上カバーの側面に設定通り3本の溝を加工。
ここは“スジ彫り”というより結構しっかりした凹みっぽいので
T型スロットのビットを付けたルーターで削り込む感じ。
楕円の出っ張りは少しズラして接着。

↓胴体の方にかかります。
設定画と比べて気になるのは首周り、この襟辺りの形。
こんな形じゃないじゃん(左写真)。
スタンドカラーのシャツのように真ん中は下まで切れ込んだような(右写真矢印部)。
色々フォルム修正湧き出すけどこのヘンは削り込むだけで済ませておく。

↓来ましたコックピット。
最初キャノピー(胸の透明部分)は開けて固定しようと思ったものの、
設定では3パーツに分かれて開くみたいなのでフルスクラッチになってしまう。
綺麗な深いグリーンのキャノピーは使いたいのでやっぱり閉じますf(^^;。
でもコックピットはもう少し作りこんでショウ・ザマは乗せない。
オーラコンバーターが開いてることだしシチュエーションが駐機状態なのだ。
パイロットの取り付け関係の形は無くしてしまうのな。

↓シートにモールドを付け、マトモな形に繕う。
操縦レバーはこんな風である。この前の「雷電」レベルに再現。

↓これはキットではオミットされていたインパネ部分。
真ん中に操縦桿らしきでっぱりがある(左写真)。
インパネは本当はキャノピー側から生えているんだけど、もうこっちに固定(右写真)。
どの道キャノピー付けたら判らないし。 …てか、キャノピーの色が濃いから
見えるかどうかも怪しいし(笑)。キャノピーを接着しないテもあり。

↓あとねー、この目ダマが結構なサイズにかかわらず透明じゃないのが気になる(矢印部)。
知らんけど、これってやっぱカメラ的光学機器だよな?

↓部分的に透明化させる事例が多いので透明ランナーのストックを沢山取ってあるのだ。
左写真の矢印部分辺りから目ダマの形を切り出して…。
右写真の該当部分と置き換える。ただ、目のパーツは写真の青い部分で
一体なので目の部分を切除すると“口?”の部分の保持が苦しくならないかと…。

↓…調整に手間取ったけどなんとか置き換わった。
…ん?…このヒサシの裏側から中の空洞が丸見えじゃないか。

↓ウェーヴのモールドプレートを詰め込んでやれ(左写真矢印)。
こんなトコの形までは流石に設定してないだろうし、ソレらしかろ。

↓現状。
コックピットのインパネはキャノピーとの干渉確認済み。

…しかしこんな狭いコックピットで女の子膝に乗せて操縦なんか出来るかい!(笑)
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