カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「MIG-25《четырнадцатьチィトゥルナッツァッチ(14)》」

2020年08月26日 | 製作日記 MIG-25
↓クリヤーパーツを処理していきます。
キャノピーはこんな具合に2ピースになっている。
写真右の部品が開閉選択式だ。

↓最初、本作が飛行状態のディスプレーなので閉まった状態にしようと思ってたけど、
コックピットが細かい出来なのであえて開けて固定したいと考えた。
ミグ25のキャノピーはスライドではなく横に開く方式になっている。
…なので、キャノピーの裏側を見せることになり、少々ディテールを追加することに。
実機写真ではこの後方の窓になっていない部分にエアコンか何かのダクトが付いている。
写真矢印部の“J”の字になった部品がそれ。伸ばしランナーで工作するとして、
丁度矢印の先の辺りが平たく潰れているのが判るだろうか。
実機ではダクトの端が扇状に広がり噴出し口が長細い穴になっているのだ。
これは伸ばしランナーの端をペンチで押し潰して再現。
…その他のフレーム状の部分は0.2mm厚のプラペーパーで工作。

↓毎度の如くマスキングして吹きつけ塗装。
開閉する部分の外装は機体基本色と同じ色で、
前側の部分はシルバーと焼鉄色の2トーン。
いずれも一旦フラットブラックを下地に吹いた上から吹きつけた。

↓開けて固定する部品の裏は勿論例のコックピット内部色に塗装。
この時オモテ側からこの色が見えなくなるように気を付ける。

↓更に、フレームと窓との間にシール材のようなものが結構太く露出していて、
コレがまた“ピンク色”というか“肌色”というか、なんとも云えない色なんである。
調合で作ろうと塗料を物色し始めたとき、たまたまイメージにピッタリの色を発見。
クレオス112番“キャラクターフレッシュ”である。「お!ほぼこの色やんけ!」(^^)。
いつぞやにフィギュアー作ろうとして買って忘れかけてたモノが役に立つとは。
でもあんまりピンクピンクした色になるのを恐れて右の311番でややソフトにする。

↓これは細筆で手塗り。
少々ラインがふらついてても実機もそんな感じだからいいのだ(^^b。

↓コックピット周りに取り付けてみるとこんな。  …エエんじゃないスか。

↓クリヤーパーツは他にもありまして、機体下面にもこんなやつが(矢印2ヶ所)。
多分ランプなんじゃないかと。…知らんけど。

↓自作部分、機首右側のコレもランプのようだ(矢印)。
ここはコトブキヤのクリアープラユニット使用。
で、これは1/48の他作例から真似た形状なんだけど、
“MIG-25P”とか“MIG-25PD”とか製造時期によっていろいろあって、
もしかしたら仕様的に間違ってるかも知れない(テヘペロ)。

↓コックピット周りがヒコーキらしくなった。
折角細かく塗った計器板もこれで鑑賞できるよな。

↓因みに閉じた状態ではこんな感じだ。 …一応。
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「MIG-25《тринадцатьトゥリナーッツァッチ(13)》」

2020年08月18日 | 製作日記 MIG-25
暑中お見舞い申し上げます。
今年は“暑中”どころかその前に“猛”がつくくらいの気温だけどな。
やはり温暖化が進んでると感じずにはいられません(←byあばれるくん)

↓前回墨イレ作業がケツカッチンな感じでスイマセン。
残りの主翼、尾翼、そしてミサイルも墨イレ完了。

↓デカール貼りに移行。
左の2枚がICMの付属デカール、右のはハセガワのヤツだ。
下の絵はICMの注意書きデカールの配置図。
ひえ~…(汗)こんなにあるの!?

↓ホントはデカール貼ってから墨イレしたほうが効率がいいのだけど、
自分はデカール貼った状態であんまり触るのが嫌なので何時もこんな順番。
面積の大きなデカールやスジ彫りに載ってるヤツは再度その部分だけ墨を入れ直すのな。

↓やっぱり機体番号はハセガワのを使ってコレにしました(笑)。
あの“亡命事件”を知ってる輩にとっては“ミグ25”というとこの番号が頭から離れない。
昔、エルエスから発売してた1/144のミグ25は“31”しか出来なかったし(^^A。

↓多分、べレンコ中尉機にはこんなに細かい注意書きは
施してなかったと思うけど、折角あるので貼ってみた。
するとねーなんか1/72の割りに文字が太いというか、濃いというか、もの凄くドギツくなる。
確かに赤い注意書きが書かれてる実機の写真があるんだけど実際はもっと薄いイメージだ。
暫く考えて、再度機体基本色を上から薄っすら吹き付けて薄くしてみた。


↓…うん、これならいい感じかも。
もっと薄くてもいいくらいだけどな。実機の写真を見てるとこんな注意書きは
あったり無かったりでもう任意で貼ればいいと思う。自分も全部は貼らず、
1/3くらいで頓挫した。

↓デカールと関係ないけどこれは自作追加の形状(矢印部)。
ピトー管かなんか、右側のみにこんなのが出っ張ってるのを発見、
0.3mm径の真鍮線で作った。

↓赤星マークとかも色をやや褪せさせた。
マークソフターを使うと綺麗にスジ彫りの中に
デカールが入り込んでるので再度墨を入れる。

↓ミサイルの横腹にケタ数の多い番号が書かれているみたいなので
ストックデカールから適当に繕ってみる(矢印)。
デカールは「1234567890」とかきっちり並んでるので
切る位置を変えるだけで違う数字っぽくする(笑)。
…よく見ると殆ど並んだままだ。こんなもん、細かく並べ替えてられっか!(^0^;。
フンイキフンイキ。

↓よし。ハセガワのミサイルだとは誰も気付かないだろう(ニンマリ)。

↓結構形になってきたね。遂に大詰めだ。
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「MIG-25《двенадцатьドゥヴェナーッツァッチ(12)》」

2020年08月12日 | 製作日記 MIG-25
↓ミサイルの塗装。
実物の写真では後ろ半分と先っぽは白、その他はメタリックグレーっぽい色だ。
この後ろの大きなデルタ翼だけ黒みたいなパターンもあるけど塗り分けが面倒なので
もう白でいきます。その代わりにメタリックグレー部分に濃い薄いの変化を付けた。

↓以前記してたようにウェーヴの“H・アイズ”を使って赤外線ホーミング式の
レンズを再現。ホントはもう少し大きめのレンズみたいだけど余りモノで間に合わせた。

↓一番後方の尖がりは赤。
…んでデルタ翼のラダー部はどれを見ても翼と違う色してるのでやむなく塗り分け。
ミサイル塗るのに思ったより時間食ったなー(~~。

↓次にガイアカラーのクリアーブラックを使って機体のスス汚れを付けました。
写真のようにパネルラインの前半分をマスキングして後ろに吹き流すといい雰囲気になる。

↓こんな、後ろ向きのダクト辺りに付けるとなおそれらしい(矢印部)。
ベアメタル部分にもグラデーション追加。

↓続いて墨イレ作業。
エンジンノズル奥は最終こんな色。真ん中がロシアングリーンだったのが判明。

↓ノズルエンドはこんな具合。
マルチブラックを流した後に白く変色してる部分を狙って
マルチホワイトをちょびちょび付けた。ほんとに高温になると
白く変色してるんだよなー。

↓垂直尾翼のこのリベットだかスポット溶接だかの窪みを狙って墨を流す。
ちょっと浅めのモールドなのでやや乾かしてから溶剤を湿らせた綿棒で
軽く擦るとよさそうだ。

↓例の機体下面のモールドに流すとグッとメリハリが出る(^0^。
機体下面ってのはやや汚な過ぎるくらいがちょうどいい(笑)。

↓側面や上面はちょっと抑え気味にかな、かなり溶剤で薄めたのを流す。
側面なんかは雨ざらしのソビエト機らしく“水垢線”が付くようにするよろし。
でも自分でスジ彫りした機首部分はモールド深いから濃い目に入ってしまったのな(^^A。

↓ラダーの取り付け部辺りなんかは“水垢線”タレまくりだったりするのだ。

↓先ずは胴体だけやった状態だけど今回ここまで。
…ァー、まぁちょっと結構キツ目に墨入ってる感じだけどな。
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「MIG-25《одиннадцатьアジンナッツァッチ(11)》」

2020年08月02日 | 製作日記 MIG-25
↓ノズル。
この奥の方の格子(写真右の丸い円盤)はブラックに塗ってしまい勝ちなのだけど、
折角モールドあるしちょっとでも見えないかとグレーを吹いてみる。
後にウェザリングカラーのマルチブラックを流すつもりなんだけど。

↓で実機の写真ではこの波板の辺りは“バフ”みたいな色に変色しているようだ。
部品手前の方(機体後方)にいくにつれ上写真の336番“ヘンプ”みたいな色に
なるようグラデーションを付けた。

↓ノズルエンドの内側のヒダヒダはロシアングリーンみたいな色だ。
その一段奥のリング(矢印部)はやはり熱で焼けて白っぽい色に変色している。
ここで面白い事に気が付いた。同じ機体なのに左右のエンジンで変色のしかたが違ってる。
よく見ると同じ型のエンジンには違いないものの左と右、
つまり第一エンジンと第二エンジンで微妙に細かなディテールも違っていたりする。
製造した場所が違うのか、はたまた時期が違うのか知らないけどそんな仕様の違う
エンジンを一機の機体に同時に搭載しているのだ。 …ソビエトらしいや(^^。
ほんでそんなオチャメな状態を表現したくて変色した色を左右で違えてみる。
左はグリーンが薄くなっただけ、右は実機写真で見たまま感じたフレッシュのような色。

↓ノズルおお外のヒダヒダは基本黒鉄色。
円周上で2週類の板が交互に重なった構造なので
マスキングして微妙に色合いを変えてみた。
調合に使用したのはこの3色。

↓熱で青く変色したりしてるようなのでクリアーブルーを掛けてみたり。
右写真は塗装終了状態。

↓コックピットの前辺りには反射防止のフラットブラックを塗装。

↓垂直尾翼の上縁はブラックグレーのような色(矢印部)だけど、左右で
パターンが違っているのだ。写真で右に置いてあるのが左側翼、左が右側翼になる。
右側翼のこの細いグレーはあったり無かったりと個体差あり。

↓これもあったり無かったりと個体差があるけど、
主翼と水平尾翼の前縁が金属色だったりする(白矢印)。
黄矢印部はブラックグレー。これも同様に実機は塗ったり塗って無かったり。好み次第で付ける。
ICMの説明書にはこんな塗装指示はなし。ハセガワのにはあり。
…因みに、ICMの説明書の塗装図は胴体部分の塗装平面図が無い。これはイカン

↓ノズル周囲は組立るとこんな。
色々他作品写真も観察してるうちに発見もあって
エンジン上面のメタル塗装の範囲もやや変更したf(^^。
ICMの説明書には絵が無いンだものなー。

↓現状の機体塗装状況。汚しとか別にしてほぼこんな色合いになる。 …ラダー付いてないけどな。



↓裏はこんな感じ。

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