カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ザンジバル 其の3」

2013年10月29日 | 製作日記「ザンジバル」
↓「チェブラーシカ」の耳みたいな、もの凄くでかいエアーインテークがある。
でもパーツはなんだか“穴は開けてあるよ”レベルのクウォリティーでいまひとつだ。
これはザンジバルの見せ場でもあるのでもう少しなんとかしたい。

↓…で、放射状の仕切り長さに合わせてこのような三角板を作って仕切りがもっと手前に張り出すように配置。

↓これでいっそうインテークらしくなったような…。そういえば昔、「フェラーリ・テスタロッサ」っていう
横腹にスダレのお化けみたいのが付いた車があったっけ。あれはワックスがけが面倒くさそうだった(笑)。

↓横からみるとこういう感じ。オリジナルだと真横からは仕切りが見えなかったのです。
ちょっと個別の大きさの差のウェーヴが汚くなってしまった…。

↓次に、インテークの中がガランドーで寂しいのを見ていい事を思いついた。
このような部品をはめ込んで内容物があるように見せるとカッコいいんじゃないかと…。
買いだめの“お助け部品”でこのファンブレードみたいなヤツのの使い道がなかなか無かったんだ。
これは名案。

↓こうして先に本体側に接着すれば塗装もやりやすい筈だよな。フェアリングをかぶせて
スダレの間からファンがチラチラ見えると絶対イイ感じなのだろうと…。

↓ …さっぱり見えん(泣)。


まー作ったディテールが最終見えなくなってしまうのはよくある話で。
極端な場合「中身がちゃんとあるんだ」という自分だけが知っている自己満足の世界になる。
昔は、というか元々模型趣味って今のような他人に見せるエンターテイメント性よりも、
自分の満足感の為に苦労するものだったんだよな。それが純粋な模型趣味なのだと。
あ、今でもそうですよね。 まぁ、こんなトコでそんなことつぶやくのもなんですが…(^^)。
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「ザンジバル 其の2」

2013年10月25日 | 製作日記「ザンジバル」
少しインターネットで色々な作例を見てみる。この形を皆んながどう捉えているかを見ておくと参考になるし。
一番理想なのはブリッジどころか、艦首全体を小さく作るといっそう艦の巨大感が増してイイ感じに
なるようだ。でも今回そんな“半スクラッチ”みたいなことまではしないのでなんとか
ブリッジのみで頑張れないかと。

↓スタイルを気にしながらヤスリで形を整える …こんなかなあ。

↓“あおり”の絵だとこんな感じ。パケアートでいくともっとバルジが小さくてもいいんだけど、
ちょっと幅を大きくしてるのにはワケがあるのです。

↓前面視でキットオリジナルと比較するとこんな感じ。実は前側をカクカクと角張らせていたのは
4つある窓のうち、内側2つは前から見ると「タレ目」に、外側の2つは「ツリ目」になるように
したかったのです。それの強調を狙って幅を少し広めにした次第です。


↓他の形を少し眺めてると側面の噴射口っぽい形の中に怪しい凸が(矢印)。
…これってパケアートで見る限り、よくある真ん中のコーン形状ですよね。キットで一体成形してしまう為に
しかたなくこう処理したようで。部品減らし対策が原因のよう。

↓側を着けてみるとうーん(^^A 遠目にはそんな風に見えますがマジマジ見ると苦しい…。

↓そこでパテでこんなピースを成形して…。(ピースは予め作っておいたもの。…なんか料理番組みたい)

↓はめ込んでみると、おおっ!エエ感じだよ。この調子で簡易な改造をズルズルとやり、300円で
一ヶ月遊ぶのだ(笑)。


話が逸れますがガンプラ用の別売りお助けパーツのなかにオーバルの
瘤形状があって欲しいと思いませんか。
あの、よく宇宙戦艦ヤマトとかの側面あたりにある楕円形の出っ張りです。
ディテールアップする人には意外と便利な気がします。
二つ重ねると上のような使い方も可能ですし。サイズが5種類くらいのセットで…。
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「ザンジバル 其の1」

2013年10月23日 | 製作日記「ザンジバル」
“ガンプラ”作ろう。 …と言っても「ザンジバル」だ。結構ちっこい。
以前、このシリーズの「グワジン」を“このサイズでどれだけ巨大に見せられるか”
というお題で製作したことがあったんだ。そンとき一緒に買ったザンジバルが何年も棚の間に挟まってた。
やっと箱を開けてみる。

実はコレは面白い題材なのである。ウチの会員が口をそろえて「ブサイクな出来」と言うのだ。
部品を見ると、う~ん、確かになんとなくブサイクな気がする。
設定資料とか持っていないので詳しくは判らないけど、パケアートが正確なスタイルを示しているとしたなら
雰囲気がだいぶ違ってるような。でもこのサイズのキットとしては頑張ってるんでしょうけどね。

↓一番気になるのは艦首のとんがりが足りないのとブリッジのバルジの背が高くてモッサイところ。
ここを修正して作ればだいぶよくなるんじゃないか?このヘンからいじっていこう。

↓ボディー左右を貼り合せてブリッジの裏あたりにエポキシパテで裏ウチした後、
ブリッジのバルジを削り飛ばしてしまう。

↓…続いて艦首にもパテを盛ってやや尖んがりをきつくする。
わー、スジ彫りが消えるー、上手く復活させられるのか。

次に、プラ板の切れっぱしから適当な大きさのを選ぶ。「これくらいあれば充分なのな‥」1.5mm厚のヤツ。

自分でいい感じに成形して、ブリッジ辺りに貼る。少しブリッジ位置をオリジナルより前側に移動させ、
前後方向を大きくした。このあたりは自分のセンスが出てしまう。裏を凹に削ったり無理やり曲げたりして
ある程度強引に曲面に沿わせるんだ。なんちゅう乱暴なモデリングなんじゃ(^^;。

このあと周囲にパテを盛って、乾くのを待つ。丸一日凝固させたいので今日はここで終了。
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「プロップモデル萌え」

2013年10月19日 | 製作日記「ノストロモ」

先日自分にとっては久しぶりの大物作品が完成しました。次、なにか作り始めるまではちょっと休憩。
今日も自己満足と反省点を思い返しながらチュウハイを呑む。
あ、全体がわかる写真は「APC作品アーカイブ」に貼りましたのでよければそっちも見てやってください。
…これを作っている時には映画に実際映っていた、つまり“撮影用プロップモデル”の写真をインターネットで
入手し、それをたいそう参考にさせてもらったのです。
やっぱりハリウッド映画のプロップ作る人は凄いですよ、細かな作り込みとか汚れ方の実感出しとか…。
まぁそりゃそーだわな、仕事でやってんだもんね。「そんなトコまで意地んなって作っても画面に
映らへんやん!」とか思ってしまう。
こういう人もそれなりに趣味が爆発して、自己満足と勢いでいっちゃうのかもなー。
ゴチャゴチャしたモールドの中に日本製プラモの部品が目に付くので、反対に思わずそれを捜してしまう。
あー、「スターウォーズ展」2回観にいきました。ミニチュアの微細モールドとか、色剥げ表現とか水垢表現と
か、かなり興奮しましたよ。自分もこんな風に作れたらいいなと…。 衣装とかは結構スルーだったなあf(^^;。

今時の映画は宇宙船とかみんなコンピューターグラフィック(以下“CG”)で作ってあって、
みるみる手の込んだ事もできるようになり、質感や重量感、壊れ方も目を見張るくらいリアルになったけど、
ミニチュア使って作った映像にくらべるとなんか、どこか、何処となく存在感に欠ける映像なのな。
まぁそりゃそーだわな、存在してないんだから(笑)。
CG人間がなんでもこなすんで、スタントマンの職が無くなるように、CGで何でも作れるから
プロップモデラーも食えなくなる。でもなあ、CGしか無いメカってぶっちゃけあんまり模型欲しくならないのな。
撮影用プロップが存在すると萌える。…これってある意味、実際モノがあるとアニメやCGメカに比べて
スケールモデルに近い感覚になってるのかも…。
でももうそれも分からなくなるのかな、そのうち存在感までCGで出来るようになりそうだ。
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ブログ開設~第一回 「サンダーバード症候群の子」

2013年10月14日 | 昔回想

…お酒をちびちびやりながら、完成品を眺めたり今日の作業成果を確認するのが好きである。
そういう時間が自分にとっていちばん満足感を感じるひとときだし。
モケイが好きな人の中にはそういう方がいっぱいいると思うのです。
そういう人達が「今日は呑みのアテないよな~…」と思ったときに、
よければココのブログを観てもらおうかなと。

今は新作ネタがないので、ひとまずめっちゃ旧作を貼ることにする。
懐かし系水モノプラモである。なので、それに準じた大昔の話をつぶやいたりする。
(あー、ちっちゃい写真はクリックで拡大します)

…物心ついた頃から、自分はプラモデルが大好きだった。
みんながボールとバットで遊んでいても、やれ王選手だの、長島選手だの騒いでいても、
そんなものには全く興味は無く、砂場でプラモを手に「ドッかーん!!」とか「ちゅボーン!!」とか
いつも叫んでいた。…明らかに「サンダーバード」の観過ぎである。“サンダーバード症候群”。
でも案外、一緒になって遊ぶ子もちらほらいたんですワ。

お風呂は生意気にも自宅にあって、水モノプラモがバケツの中にガラッとあって、それでブクブク遊んでた。
別にゴム動力やモーターライズで動かすとかはどうでもよくて、形がカッコよけりゃあ満足でしたね。
幼稚園くらいのとき、親父が作った戦艦大和のモーターライズを淀川に走らせに行ったことがあるけど、
動いているのを遠くから見るよりも、やっぱり手に持って「ドッかーん!!」「ちゅボーン!!」の
遊び方のほうがよかったんですワ。ヨソの子はだいたい、出来れば動く高級オモチャを好むようだったけど、
自分はそのへんどうも違ってて、誕生日かなんかに買ってもらったリモコンのサンダーバード1号の
おもちゃのリモコンボックスとコードがうっとうしくて、ハサミで切ってもらった事があったりと。
…やっぱ自分はヘンな子だったのかなあ。
コメント (2)
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