カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「飛行戦艦ゴリアテ《act6》」

2023年03月31日 | 製作日記 飛行戦艦ゴリアテ
↓サフブキーノ。
これで、目を凝らして見ないと、何処で延長してあるかも
判らなくなりました。でも、延びてますね、
このキット作った人にしか判らないだろうけど。

↓今さらンなってオミット砲身を追加(矢印部)。
実はサフを吹き付けてから形をチェックしてて見つけたf(^^;。
…そうだよこのパーツ、成形で上側に抜いてるから砲身長さが
“ゼロ”になってんだよなぁ。

↓塗装に移ります。
船体基本色はキットのパケ画を見ると黄土色、というか
暗めのダークイエローみたいな感じだけど、これは黄色過ぎる感じがする。
説明書でも“陸軍カーキ”という指示だけど、カーキは黄色いイメージだもんな。
で、本編画像ではもっと赤い方向に振った色だ。テレビ個体差でバラツキはあるけど。
模型量販店の塗料売り場の第一印象で“近い”と感じたのはこのクレオス119番。
更に29番を少し混ぜてもっと赤くした上で、白を足し明るくした色に。

↓塗ったらこんな。 印象は“土偶”みたいな色かな(笑)。

↓上の方から更に明るい色を吹いて陰影を強調したつもりが
写真じゃ全く判んないね、スンマセン。

↓ゴリアテは迷彩されている。
迷彩色はレッドブラウン指示だ。ちょっと当該色が無いので
クレオス29番ココアブラウン使用。結構赤い印象だけどこのくらいでもOKっぽい。
色々資料見たらシーンの写真によってやはりメチャクチャ差があるのでもう偏見に
なるけど、もっと紫方向に振ってもいい感じがした。
なので写真右にある“エヴァンゲリオンカラー”も持ち出した。
コレももうカビが生えそうなストックだけど、まだ生きてたし(^^)。
…出来た色が手前の右側のカップにあるけど、殆どサツマイモの皮の色。

↓他の人が作った作例を見ていると、やっぱり筆で迷彩してる人が多い。
つまり境目がハッキリした迷彩になってるワケだ。
本編のセル画でもグラデーションは入れてない。
でも宮崎駿氏の水彩画では、当然筆で描いているんだけど、
“縁にボカシが入ったような感じにしようとしてる”ような気がする。
…のでやはりグラデは必要なんだろうなと。実際スプレー塗りだろうし
気持ちは入れたい。んでこの時思うのはスケールがスケールなので
普通に戦車みたいにブラシで吹き付けるとボカシの範囲がデカすぎるんだよな。
そこで写真のような迷彩パターンを切り抜いた紙を作り、
塗装面からやや浮かせた状態で吹き付けたらどうなるか試してみた。

↓またこれが組み上げたパーツの凸凹があるので作業がメッチャし辛い!
紙を小さく切ったり、出っ張りに当る部分を折り曲げたりしてかなり時間を喰った。

↓…ふぅー。半日かかってやっと終了(汗)。
手前は迷彩パターンの型紙の山。同じ形を方向を変えて3箇所くらい使ってるかも。

↓境目はこんな具合。
ちょっと塗装面と紙の距離のバラツキでハッキリしたりボカシ過ぎてたり
失敗してるけど、まあまあいいかと…。
フツーにブラシで吹いたより繊細なグラデーションになってる。
マスキングゾルでやる場合は先にこの濃い色を塗っとく必要あるから
塗料が勿体無いしで。 まぁ色々やってみるもんだ。

↓現在こんな感じ。


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「飛行戦艦ゴリアテ《act5》」

2023年03月16日 | 製作日記 飛行戦艦ゴリアテ
↓あ、えーっと…全長の延長改造はまだ終わっていなくてですね、
これ!…これの取り付け穴が動いたせいで付けられない状態なんだよな。
穴を埋めるのが面倒なのでこのプロペラのパーツの方を改造しようと。
合わせて成形の都合でプロペラの羽根の方向が揃ってるのを
捻るD.U.もやろうと思います。

↓こういう具合に一旦バラバラにして、
プロペラの真ん中に穴を開けて手裏剣みたいな形に。

↓寸法に合わせた長さの1.0mm径の真鍮線を間に付けて
バランスのいい間隔にプロペラ位置を設定。

↓プロペラを真鍮線に通して瞬着で固定。
これでプロペラの羽根の方向もバラバラにできた。

↓ブリッジサイドにあるプロペラも同じように羽根が揃ってるので…。

↓前のプロペラを切断して少し捻って接着。
ココは確か2重反転ペラになってたんだよな。
…45度に捻るんじゃなくて25~30度くらいの方が感じいいかも。
あとコレの軸部分にもちっこいバルジがあったから付けといた。

↓これは上昇用の一番大きなプロペラ。
特に修正無いけどスジ彫り入れたら更にいい感じに…。

↓4本ステーで意外にガッチリ取り付けられる。

↓ゴリアテ自体の形はこれでコンプリートかな。

↓“ロケット艇”はもう特にそのままで…。

↓D.U.するとすればコレだ、“タイガーモス号”。
サイズがサイズなんでしかたないけど結構形がオミットされてるぞ。

↓…えー先ず0.2mm厚のプラペーパーで0.4mmの穴付き手裏剣を4つ作る。
0.3mm径の真鍮線に通して1mm間隔くらいで固定する。
これをタイガーモスの後部下に付ける訳だ。

↓次に9.0mm径の8枚ペラを0.3mmプラ板から切り出し。
真ん中には0.8mm径の穴を加工してある。

↓以上を取り付けるとこんな。…おお、タイガーモス。
その他、主翼下の支えのようなアームや、ブリッジの正面窓を追加した。
…この8枚ペラって結構デカイよな。これはパーツを付けといて欲しかったかもなあ。
ブリッジの渡り廊下のトラスを抜いた状態に、とか言わんとってくれー。(笑)

↓タイガーモス号は0.5mm真鍮線でココに配置。
ゴリアテより上にいる方がしっくりくるんだよな。 「面舵逃げろ~!」
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「飛行戦艦ゴリアテ《act4》」

2023年03月10日 | 製作日記 飛行戦艦ゴリアテ
ファインモールドのゴリアテをディテールアップ交えてじっくり組み立てていってます。

↓映画本編を見ていると、なんか窓の数がもっと多い気がする、いや確実に多い。
まァ、このキットは例の“駿イラスト”に則っているようなのでこれで正解と
言えるのかも知れない。でも本編の各部アップシーンではメインブリッジ上に
4つの天窓があったり(左写真左側真ん中の矢印)、更にその後上の
バルジ状部分にブリッジと同じくらいの窓があったり(左写真一番上の矢印部)。
尚ここにはシーンによっては旋回砲塔がある場合もあり。
好き勝手にコロコロ変わるのでもう自分がカッコイイと思った形を選ぶ。
夜のシーンでは客船のごとくズラッと並んで光っている窓が左写真右側矢印の場所に。
後部は右写真矢印のような場所に追加。結果、全部で追加した窓は64個。
窓の追加で気を付けるべきは船体中央の膨らんだ円筒部分には付けないこと。
構造上ここにはヘリウムか水素が詰まっていると思われる。

↓さかさまにして下部の火器(旋回砲塔)を付けた。…一応、砲口の穴を加工。

↓ついでに前回追加したバルジ部の砲塔にも砲身追加(矢印)。
駿メカは比較的砲身が短いので着け易い。

↓それとこの艦首の砲塔(矢印)。キットのパーツは丸い頭なんだけど、
本編では台形に見えるので自作。しかもよく見ると連装砲になってる(キットパーツは単砲身)。

↓羽根各種。ちゃんと断面が飛行翼の形になっているものの
表面はどれもつるつるである。一枚づつにバラすのは面倒なので
目立つ一番上の羽根だけでも表面に羽布張りっぽい形をつけてみた。

↓“駿イラスト”を眺めていて、この後方に4基ついてる小さめの推進器の数が
足りない事に気付く。下の方にあるヤツは更にその前の方にもう2基ある。
エンジンの径が3mmくらいなのでストックのランナーから2個分削り出し、
プラ板でプロペラ追加。真鍮線で船体に連結する形にした。
右写真の茶色いのはキットのオリジナルパーツである。

↓前項で作った推進器はココに追加(矢印部)。
本編のシーンではここにあったり無かったりと(笑)。

↓以上の処理済みパーツを仮組みするとこんな。
うるさい拘りのせいでホンマにジワジワ進んでます。
スナップキットなので本来は一日で組みあがるキットなんだけど(^^;。


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「飛行戦艦ゴリアテ《act3》」

2023年03月03日 | 製作日記 飛行戦艦ゴリアテ
↓ディスプレイ用のマテリアル。
最近、模型量販店でも売ってる船舶用“金属飾り脚”を使う。
これはSサイズ。高さが欲しいので木材売り場で三角錐も購入。
どう使うかと言うと右写真のようにカットして金属飾り脚の土台にする訳だ。

↓開けておいた船体の穴で取り付けるとこんな。
そりゃあプラスチックの台よりゴージャスになりますぜ。

↓さて、毎度のように本編画像を資料に細かな形をチェックしだしました。
すると気になる箇所を発見。これは船首下部に張り付く部品である。
本編で丁度この部分が大映しになる時があって、この三つの火器
(まだ着けてないので台座のみ)の間に人が入れる廊下みたいなのがある。
それを追加したのが右写真。
…でもこの部分、あとで映画本編の画と宮崎駿氏が描いた水彩のデザイン画?
で形の処理が違ってる事に気が付いた。キットはその水彩画に倣ってる。
あえて細かい説明をすると、右写真の白い部分を追加する場合、
その下ある茶色の部分にある窓は不要なのだ。だからコレは両方混ざった
バージョンという事になるf(^^。

↓コレは横腹に生えてる羽根の集合体、前から順番に3つあるけど
その真ん中のヤツ。全長を延ばしたので後に寄り過ぎてる気がした。
これも細かいハナシだけど前に寄せようと思う。
羽根部品のスナップフィットの嵌め込み部を切り取って穴埋めに使用。
羽根はもう少し前の方に接着剤で着ける予定。

↓さっきの穴部と共に延長部分をパテ処理で均す。
あー、当然だけど周辺のモールドが一旦消えてしまうのな。
スジ彫りはともかく出っ張り部分は覚えておいてあとで追加しよう。

↓これも形状追加。
本編の画から、写真中央辺りの船体上部のバルジの少し前にも何かある。
バルジなのか火器なのかはっきり確認出来ないので、バルジと火器の
合体したような形を追加(白矢印)。
そして垂直尾翼風の形の後に、全長を長く見せる意味でラダー風の形も追加(黄矢印)。

↓本編、ブリッジ周囲が大映しになった画で発見した細かい楕円バルジを追加(矢印)。
このちっこいバルジはドメラーズん時に沢山作っているので同じやり方だ。
 …しかしこういう細かい形って、シーンごとにコロコロ変わるみたいなので
正確とか間違ってるとか、ぶっちゃけ無い。もうセンスだけである。
側面の火器(大砲)の数ももっと多いような気がしないでもない(笑)。

↓以上、現状はこんな具合である。


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