カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「スーパースターデストロイヤー 《Ep.9(スカイウォーカーの夜明け)》」

2020年01月22日 | 製作日記 スーパースターデストロイヤー
↓Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックで墨流しをしました。
これだけモールドが微細だともはや墨流しが快感にも感じるなあ。
この外壁の白っぽい平面部はしゃばしゃばに薄めたのを流したり
流さなかったりと“スケールの割りに墨がひつこくなる”のを避けるようにした。

↓推進器の噴射口はスーパースタデは赤っぽい光。
先ず黄橙色を奥の方に流し込んでから(左写真)、更に赤っぽくしたオレンジ色を
こぐちにリング状に付けるとそんな雰囲気になる(右写真)。

↓自作のノーマルスタデの噴射炎は青白くする。

↓エンジン部を艦体に組み込んでみる。
うおー…、こんな細かい大量の形状群をみるのは初めてかもしれない。
しかし前から思うんだけどこのエンジンノズルのすぐ横の建造物に
居る人達は暑く(熱く)ないんだろうか。

↓…ってかどーでもいいけど矢印の円内部に“マルダー歩兵戦闘車”を発見!(笑)。
多分タミヤMMのやつがプロップモデルのココにひっついてる。
…こんな事に気が付くくらいこのキットが正確な形になってるって事だよなあ。
バンダイビーコレって改めて凄い(^^A。

↓スーパースタデ本体はこれで完成~!

↓ビーコレのデス・スター作ったときにも少しエッチングパーツを
使ったので今回のデス・スターにはなおさら使いたいところ。
建造中部分の周囲にチラホラくっつけてみる。

↓プロップ写真を参考にそこは錆び止め剤っぽい色を塗る。
この場合クレオス7番ブラウンにキャラクターレッドを足したもの。
まぁまぁ雰囲気雰囲気。

↓木製の飾り台にニスを塗ってデス・スターの部分カットを両面テープで固定、
スタデの3隻を真鍮線で配置して終了!皆さんお疲れ様でしたー(^0^)。



↓ネームプレートは今回もPC出力の紙を1.0mm厚のプラ板に貼ったもの。

↓…ビーコレ単体よりはなんとなくあのシーンの雰囲気が味わえるような。
(帝国マーチが頭中に流れる)


じゃあ肴にしてウィスキーで乾杯。

…クソでかいスペースシップってのは今昔いろんなSF作品に散見されるんだけど、
“スーパースターデストロイヤー”の登場シーンは中でも格別だった。
いやまあこれ以上にデッカイ設定のもいるんだけど、これに限っては形で既に
「クソでっかいぞ」と云ってるような艦だったんだ。
プロップモデルの窓の電飾も、艦首だけ他と色味が違ってて、
これは後でスタッフの失敗だってことは判ったんだけど、
自分は「かえってこの方が巨大感がある」って思うくらいだった。
そしてその「Ep.5」での初登場シーンも演出を工夫していて、
先ず標準のスター・デストロイヤーが宇宙空間を航行するシーンが映る。
この時は皆んな当然「Ep.4」しか観ていないし、あの冒頭の登場シーンでの
巨大なイメージは記憶に新しかった筈だ。

すると突然そのスター・デストロイヤーの上面の端から巨大な影が伸び始める。
どんどん影は大きくなってデストロイヤーをすっぽり覆いそうな勢いだ。
「?!…何?」これ以上に大きな何かが更にあるのか!?
という驚きを与えておいた上でド~ンと姿を見せるんだもの。
確かしかも画面に全部入ってなかったような。その背中には密集した建造物が乱立。
まるで「さらヤマ」のガトランティスの都市帝国のよう。
「!なんじゃこりゃア」と皆んなが思った筈。
…で、洋画で面白いのは巨大なものを巨大に感じさせる為、
“全体の形をじっくり見せない”傾向があるよな。
これもだいたい横からとかちょっと下からのショットばかりで
こんな矢印が伸びたような形だってのが解ったのはだいぶん後だった気がする。
多分「Ep.6」でデス・スターに突き刺さる時だ(笑)。

「エイリアン」のノストロモ号だって画面が暗くてハッキリ見えない感じだった。
スペースシップフェチにとっては「え?え?もうちょっとよく見せて!」
と思うがビミョーによく見えない。プラモ買って初めて「こここんな形だったのか」
って判ることもしばしば。逆にそんなだからプラモを所有する価値もあるような。
スーパースタデの撮影プロップモデルも日本の「スターウォーズ展」には来なかった。
これの写真も比較的最近初めてインターネットで見て感心した。
「よくこんな物体作ったよなあ…(汗)」近寄ってまじかに見たかった。
今はとうとうそれが小さいもののビーコレで見放題になったのだ。
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「スーパースターデストロイヤー 《Ep.8》」

2020年01月13日 | 製作日記 スーパースターデストロイヤー

《まずまずの巨大黒猫》
以前このブログでも紹介させてもらった、ウチに居ついた野良猫。
「…なんかでっかいなコイツ。」と思ってスケールで計ってみたら
体長60センチ。体重も7Kg弱あった。
明らかにフツーサイズよりでっかいよな(^^A。こりゃ喰わせ過ぎだなー。
タマに来る妹をして「ニャジラ(にゃんこ+ゴジラ)」と呼ばれる始末。

↓スーパースタデの詳細塗装に入ります。
マスキングテープを大小色んなサイズに切って写真のように
ランダムな位置に貼り、前回の塗装色をやや明るめにした色を吹きつけ。
所々にビミョーに色味の差ができる。

↓更に細かい穴を加工したマスキングテープを使って
チマチマしたパネル塗り分け。

↓外周の段差部分はやや暗めの色を塗装。
これはもう筆塗りでやった。

↓ある程度施すとこんな具合だ。
でも映画の撮影プロップモデルにはこんな配色は無い。
あくまでこのサイズであの巨大感を表現する為のモデリング手段だ。

↓しかしどっちかというとデススターの方が凄い塗り分けになってくる。
プラペーパーで付けておいた段差に沿ってある程度マスキング塗リ分けをしたら…

↓同じように細かい角穴をあけたマスキングテープでランダムに変色部をつける。
場所によってはグラデーションっぽいことをしてみたりした。
おー…わりかしデススターっぽく見えてきたね。

↓で、側面の立ち壁は例によってフラットブラックをベタ塗り。

↓このついでに建造中部分の周囲に真っ黒な四角を沢山付けてみる(矢印の箇所等)。
遠目に見た時、ココにも塞がっていない穴がある感じを狙ったのな。

↓んー、吹きつけ塗装としてはこれで終了なのかな?



次回は墨入れの予定。
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「スーパースターデストロイヤー 《Ep.7》」

2020年01月03日 | 製作日記 スーパースターデストロイヤー

新年、明けましておめでとうございます。
来訪者の皆さん2020年もよろしくお願いします。

↓スーパースタデは塗装に入りました。
結構モールドが険しいので先ずはフラットブラックを筆で
モールドの奥へ流し込みました。最終、ウェザリングカラーを
流すつもりだけど、この方がモールドの奥が確実に黒くなるんだ。

↓ついでにベースのデススターの穴にも。
特にこの穴のフチのオーバーハングの裏なんかはなかなか
ブラシでは塗装できないのでブラックを突っ込んでおくと
後々気にしなくてもよくなるしな。

↓次にスーパースタデの艦上構造物とエンジン周りにグレーを塗装。
これはブラックとホワイトを自分で調合したもの。
上からヤンワリ吹くだけなのでさっきの棚の奥のブラックが残るのな。

↓デススターの建造中部分はいまのグレーに少しクレオス42番
“マホガニー”を混ぜて若干茶系の色に振る
(白矢印がスーパースタデのグレー、黄矢印がデススター)。

↓穴の側面と中に組み込む“棚ブロック”にこのグレーを吹きつけ塗装。
前にも記した記憶だけど、この細かく険しい部分を筆で塗り分けると
泡が立ってうっとうしいんだよなあ(^^A。

↓穴の側面にかからないようラフにマスキングして
穴の奥面はフラットブラック。これは深い奥行きを表現する為。

↓ちょっと面倒だけど表面の塗装のために穴全体をマスキング。

↓さっきのグレーよりかなり明るいグレーを表面に塗装。
一応、今の段階ではデススター表面とスーパースタデの平坦な面は同じ色を吹き付けた。
因みにこの色はクレオス97番“灰色9号”に僅かにブラックを入れて暗くしたもの。

…あー、いちばん手前の部品(スーパースタデの艦底)の凹部分は
後で周囲をマスキングして最初の暗いグレーを塗装予定。
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