カシメルマンはBARにおるんちゃうか

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(小さい写真はクリックで拡大)

「MIG-25《десятьヂェーシチ(10)》」

2020年07月24日 | 製作日記 MIG-25
↓機体基本色塗装前に、適当な位置のパネルライン内を黒く塗る。
この頃のソビエトの戦闘機って、言っちゃあ悪いけど結構汚いんだよな(^^A、
色ムラもバリバリなんだ。ブロック毎になんとなく色合いが違ってる写真をよく見かける。
だから何時ものようにモールドのスジ彫りに沿って黒くするのではなく
ここではパネル毎に完全に色を変えるような細工をしてみる。
…実はこういうのはモデラーにとっては嬉しいのだ。色彩情報増やせるし
戦車みたいにウェザーリング表現が出来るんである(^^。

↓ミグ25の色って、写真によってもバラツキあるけど、まあ「白に近いライトグレーで
なんとなく心持ち水色混じってるかなー」みたいな色。
さっきの黒マダラの上から吹き付けて、更に少し(基本色より)暗めの色でも
変化を付けてみた。単色塗装ではどうしても仕上がりが単調になり勝ちなので
こうすると見応えがアップするのだ。

↓で、胴体下面の後ろ半分はベアメタルになっている。つまり金属色そのままだ。
組立塗装図にも指示あるけど、実機写真が一番参考になるんだ。
胴体真ん中辺りはシルバーっぽくて、後ろのブロックに行くほど焦げ茶色っぽくなる。
写真は胴体下面のマスキング位置とそこに吹き付けた色の調合に使った塗料を示す。

↓かくしてこんな塗り分けに。
左写真の白矢印は吹き付けた後に黒を混ぜてやや暗くし、グラデーション効果を
出した部分。黄矢印は右側の色を左のシルバーエリアの小さなパネルに吹いたりした場所。

↓最後部辺りの“メタリック焦げ茶”とも言うべき色は機体上面にも回り込んでいる。
まあ色々写真見回すとこんなに暗い色になっていない機体もあったりと、固体差がある。

↓これは完全にでっちあげなんだけど、
所々細かいパネル単位でアイボリーっぽい色にもしてみる。
あっちこっちヘンな色に変色させるとソビエト機っぽい味が増すのな(笑:個人的先入観)。

↓機体基本色塗装完了。
基本色より更に明るい色をパネルの真ん中中心に吹き付けて
色あせ表現もするとこんな具合になった。


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「MIG-25《девятьヂェーヴィチ(9)》」

2020年07月12日 | 製作日記 MIG-25

↑梅雨のさなか、ベランダに出てみたら一羽の蛾が雨宿りしていた。
柄が迷彩っぽくてかっこいい。イギリス爆撃機“バルカンB2”に似ている。

↑更に横から見るとこんな。
背中の膨らみのボリュームがでっかくて、「ガンダム」の“ガウ攻撃空母”にも
似ていなくもない。生物の形はメカデザインモチーフとして素晴らしいのだ。
…次の日に見たらいなくなっていた。

↓吸気ダクトは内部の塗装を済ませてからでないと胴体が組み立てられない。
ICMの説明書にはこのダクト内は全て漠然と“STEEL(黒鉄色)”とあるだけ。
実機写真にこの中を撮影したのが見当たらないのでここはもう想像で塗り分けてみる。
ダクトのこぐち辺りはどうやらグレー系らしいので、奥は黒鉄色にゴールドを加えた
チタン系の色にした。

↓ウェザリングカラーも流す。
今回、コレを組み立てた後にある動画を観て判ったんだけど、このエンジンファンの
真ん中のコーン(矢印部)はロシアングリーンのような色が塗ってあった。一応参考までに。

↓組立して接着完了。
中を覗くとかろうじて奥にエンジンファンが確認出来る程度だ。
そいいう意味でもエンジンファンはシルバー等の明るい色がベスト。

↓インテイクダクト周囲は四方が別部品の囲み組立てになっていて白矢印の
合わせ部がどうもピッタリと閉じない。うーん自分はこういうパターン好きじゃないなあ(^^;。
あ、でこの黄色矢印部は実機写真から自作で追加した形状。多分“舷燈”だと思う。
左右対称にあり。

↓もうパテで強制的に塞いでしまいます!
繊細なモールドが近いので気を使うけど。

↓表面処理が済んだら一応サフ吹きしたいのでダクト内はマスキング。
毎度先に塗った部分があるとこういうのが面倒なのな。

↓サフ吹き完了。まあまあスッキリしたような。



…次回は機体の基本色塗装になります。
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