カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「BRDM-2《Чотири (チュティリ)④》」

2022年04月21日 | 製作日記 BRDM-2装甲車
今年の「モデルワークス」さんの展示会は何時も「モデフェス」を開催
している南港のATM棟でやってました。(4月16日~17日)
見学に行ってきたので例によって作品を幾つか紹介。

↑「SLS-AMG」のGT3。見事なミラーメッキ仕上げ。
確かキットにメッキのボディーが付いているのではない筈。
ボーンミラーの塗料の威力なのかな。スゲー

↑グロス仕上げが美しい「スペースアロー」。
マットアローよりもこっちが好きかもしんない…。

↑よくは知らないんだけど「艦これ」の種類かと思ったら
「アズールレーン」というゲームのキャラクターだそうです。
ドイツの戦艦っぽいモチーフのフィギュア。…作るの大変そう。

↑立体物は案外新鮮な「ゴッドフェニックス」。
スタンドの台座が“バードミサイル”の発射ボタンってのがマニア心をくすぐるのな。

↑「銀英伝」の戦艦っぽいと思ったらオリジナルの組み合わせ
スクラッチだそうです。近寄ってよく見ると「ヤマト2199」系の
キットパーツが埋まってます(笑)。

で、主催の方の話しによると今回はロシア軍のウクライナ侵攻の兼ね合いで
ミリタリー関連、特に現用戦車や戦闘機の類の展示は自粛してほしいとの
会場提供側からの要望があったそうです。そういえば分野的に限られたような
展示内容だったなと。 …げ! じゃァ自分が今作ってるヤツって
完全にアウトなヤツじゃね?! なんだかなァー…

気を取り直して…

↓足回り関係を見ていきます。
この4個のタイヤは悪路走破用の補助輪。
実物はチェーンドライブで駆動させる模様。
キットは使用時と収納状態とのコンパチになってる。
折角インパクトのある部品なので使用時、つまり出した状態で組み立てようと。
写真矢印のロッドは長いパーツを選ぶことで使用状態となる。

↓車体下に組み込むとこんな具合だ。

↓前後2個の補助輪のドライブチェーンが同じシャフトにかかってるせいで
位置が僅かに左右横方向にズレる形になる。
組立説明書の絵は斜めから見た絵ばかりで目を凝らして見ないと
解りにくいんだけど、前側の補助輪の間隔は広く、
後側の補助輪の間隔は狭くなるように組立てるのが正解みたいだ。

↓これはメインタイヤのシャフト。
写真奥のが前側のシャフトになるんだけど、
自分が毎回やってる改造に“ステアをきった状態にする”ってのがある。
例に洩れずコイツもやれないかと。
で、どうも矢印の部分がボールジョイントっぽい形なので
ここでシャフトが左右に曲がると判断する。

↓丁度ジョイント部で一旦切断(左写真)。
黄矢印部にプラ板にて傾けるための肉を追加(中央写真)。
そのボール部分を成形して再び先部分を結合する(右写真)。
真鍮線補強が要るかと思ったけど、これだけ糊代があれば
単なる接着結合でも充分強度がありそうだ。

↓メインタイヤを着けてみる。若干、トレッドが広がった感はあるものの
…ちゃんとステアをきった形になったね(^^)。

↓ …壮観。この装甲車とかソフトスキン系の車輌は
この車体下のワヤワヤが再現されてて楽しい。
まるで故・大塚康生氏のイラストを観るような…(笑)。

↓タイヤ付けるとグッと装甲車らしくなる。
メインタイヤはポリキャップで回転するんだけど、ぶっちゃけ
こう云うディスプレイキットはむしろ回転しない方が有り難いんだよな。
自分はよく固定した上で接地面が凹んでるような加工がしたい方なので、
このゴム製タイヤさえやりにくくて好きくないのなf(^^;。




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「BRDM-2《Три (トゥリ)③》」

2022年04月14日 | 製作日記 BRDM-2装甲車
↓前回から引き続き内装備品の追加工作をしています。
これも詳細は不明ですが実車写真を参考に工作したもの(A,B,C)。



↓車内にはこんな配置に。

↓ボディー上カバーの方にも追加したいものが多々存在(写真は逆さにした状態)。
先ず写真真ん中、2つのフロントウィンドーの間にやけに目立つ棒が
2本出っ張ってるんだけどこれは多分、窓外の装甲版を開け閉めするハンドル(レバー)。
更に窓のすぐ下(写真では上)にワイパーを動かすモーターらしきものがある。
そこから出た真鍮線はワイパーの駆動ロッド。
写真右側にペリスコープの覗き窓、右上は何か不明だけどバルブのひねりダイヤル
のようなのが5つ並んだ板あり。左の箱は前項の“A”のパーツである。

↓次に、これがちょっと多くてメンドクサイんだけど屋根の上に付いたペリスコープの
覗くところがズラッと並ぶ(白矢印)。黄矢印は前項に追加した覗き窓。

↓別の機能があるペリスコープなのか、覗くところの形がやや違うものがある。

↓エアコンの噴出し口らしきダクト。
ポリススピナーの内装にも使ったウェーヴのA・スプリング使用。

↓以上2個の場所は写真の通り。
白矢印が覗き窓(特殊型)、黄矢印がダクト。
ダクトはホントは左右にあるけど、反対側は例の“A”のパーツが
邪魔で付けるのを断念。多分これってデフロスタというか、窓の曇り取りだろうね。

↓…おお。…とかやってるうちに目ぼしい部品は大方付いたね。
ハンドルとかまだ付いてないけど、運転席周りは大体こんな雰囲気になります。







↑因みにあの多量のペリスコープを外から見るとココの部分になります(白矢印)。
黄矢印が特殊型覗き窓の上部分。実際こんなのいちいち覗きながら運転なんか出来るんかなー(^^;。
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「BRDM-2《Два (ドゥヴァ)②》」

2022年04月07日 | 製作日記 BRDM-2装甲車
↓前回の最後の写真の中に嵌め込むダクトがこれ。
スクリューとそれを保持する十字のパーツを左右からモナカ状態に挟んだ構成。

↓車体後部に付けるとこんな。
車体の下から緩やかな凹みが付いててココに排出する形になっている。
ただ、今接着しちゃうと後で塗装しにくい感じなのでまだ仮組で置いとく。

↓…そうそう、嬉しいのがインテリアもそこそこ再現できるところ。
“タミヤMM”もそうだけど戦車と違って装甲車やソフトスキン関連のキットは
この内装部や機関部の精密さが楽しめるキットが多いのな。

↓ハンドル等の細かいパーツを除きインテリアパーツを組み込むとこんな具合だ。
タイヤハウスの上が丸見えになるみたいなので接着代をパテ埋めした(矢印部)。

↓矢印のスペースにエンジンがある筈なんだけど流石にそれは付いてなかったf(^^。
ここは上ボディー被せたら完全に隠れるので別にいいんだけど。

↓このキットのインテリアパーツはこの内容。
他の仕様のキットではこの右側の壁に無線機器らしき装備が
多数付いたものがある模様。部品の詳細な写真があったので
毎度の自作追加でやっちゃいましょうかね。

↓先ず実車の内装写真を参考に棚や装備品のラックを工作(白矢印)。
手前の黄色矢印は機関銃の弾倉なんかを置く棚みたいだ。
あとこの赤矢印は上ボディーとの間にスキマがあったのでプラ板で埋めただけ。

↓そして無線機かどうか詳細は不明だけど、一番大きな機材を工作。
本体はプラ角棒とプラボードの組み合わせを0.3mm厚のプラ板で囲ったもの、
左右の取っ手は0,5mm径の真鍮線、ツマミ類は1.0mm径プラ丸棒のブツ切り、他。
意外にそっくりに出来た。自分はこんなの作るのがすこぶる楽しい(^^)/。

↓棚に置くとこんな。
…実車の内装写真ではこの他にも色々キットでオミットされた装置が
多々あるみたいなので追々こしらえていこう。

↓上ボディーとの干渉をチェック。
この写真で向こう側にチラッと見えてる天井パーツは最終外せるようにしとくかな。

この他、ペリスコープの覗くところが天井から出っ張ってたり、ケーブルやホースが
壁を這ってたりと結構いっぱいあって、ナンもカンも工作してたら切りがないので
満足するトコまでやれるだけやってみますネ。 …別に急いで完成させたいワケでもないんだしな(^^。
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「BRDM-2《Один (オディーン)①》」

2022年04月02日 | 製作日記 BRDM-2装甲車

本日、自分もコロナワクチンのブースター接種を受けてきました。
今、ちょっと腕がじんわり痛いです。家で大人しくブログ更新でもしよう。

1/35ミリタリーキットです。
パケには「ロシアンNBC」とありますが“BRDM-2”という装甲偵察車です。
メーカーはトランペッター。これは水陸両用車で、かつ、4つのタイヤの他に
悪路走破用の補助輪まで付いた特殊なもの。水陸両用車が好きな自分には
なかなか魅力のキットであります。この車輌、現在のロシアは勿論ウクライナや
その他の国でも広く採用されていて、最近ロシアのウクライナ侵攻の
ニュース画面でもどちら軍側のモノか分りませんがチラホラ見かけます。

↓…ほう、折れ易い微細なパーツの周りに緩衝材が。意外に丁寧なのな。

↓シャシーのパーツと側面周囲の装甲版は
モールド成形の都合からかバラバラになっている。

↓主要パーツをざっと仮組み。
側面と天面の接合面は45°の角度になってて
板厚が隠れるよう配慮してある。合いも良好。

↓しかし細かなパーツの取り付け孔は自分で開けろという指示が。
まァコレの為にわざわざスライド金型使う気は無いわなぁ。

↓開ける位置にマーキングはあるけど、どのくらいの径にするかは書いてない。
しかたなくここに付くパーツのダボを計ったら0.8mm径だった。
0.8で開けた(矢印部)けど、実質1.0mmくらいで開けとかないとキツキツかも…。

↓おー、この船っぽい形がカッコイイ。
コイツの弱点は悪路走破用補助輪の収納スペースのせいで側面からの出入りが
出来ないのだ。半円状の足掛けがあるのは人が上に登ってハッチから入る為。
後には補助輪を取ってしまって横に扉のあるタイプも存在する。

↓矢印の穴の中にスクリューが付く。

同じシャシーを使った“BRDM-1”という装甲車も居てます
(同じくトランペッター製のキットあり)。
運転席がやや後方にあり、ややシャープなスタイルでこちらもカッコイイです。
…で、“キエフ”→“キーウ”の流れではありませんが
今回はあえて記事ナンバーをウクライナ語数字で表記していきます。
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