カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「モデラーズフェスティバル2018」

2018年10月29日 | イベントなど
10月27日から28日まで大阪南港ATM棟で「モデラーズフェスティバル2018」が
開催されました。ウチのサークルもいつものように有志メンバーで行ってきました。

↓先ず恒例のウチの卓のようす。“サロン”と呼ばれる他よりやや照明を落とした部屋。
場所ももはやココに定着した感じです。

↓ちょっと紹介すると比較的大サイズの作品ではこんなヤツとか…壮年世代には受けました。

↓去年に続いて電飾バリバリの「スタデ」も展示。今年は「ローグ・ワン」で
お馴染みの“ハンマーヘッドコルベット”を追加してありました。皆さん気がついたのかな?
自分は“ミレニアムファルコン”や“出来たばかりの“デススターⅡ”等を
置かせてもらいました。

↓お隣さんは去年と同じく「SOL」さんでした(^^)。
今回も光る、鳴るのギミック作品群は流石。写真は“キングギドラ”の巨大なジオラマ。
逃げてる工場の従業員とか、全体の動きが伝わってきますね。

↓クウォリティーに圧倒される作品が目が回る程の量なのでここの枠で紹介できるのは
たかが知れてるんですが、一応他の部屋で個人的に惹かれたのをいくつか貼ります。
こちらは「あだっちゃんの妄想世界3」さんのアラレちゃんヴィネット。
「ファンタジードラゴン」かと思ったらかなり改造してあります。
この方の作品はどれも置物風にきれいに纏まっていて自分も憧れる作風でした。

↓迫力のあまり前でしばらく固まってしまった作品(@o@)。
ここは「圭寅会」さんのブースです。メルヘンチックかつ、塗装技で奥行きが更に
強調されたような、模型と云うより“美術品”系の作品がいっぱい。

↓「チームKen-1&鳶色の会」さんのテーブルの作品。
なんというか、精密かつ自然で観易いジオラマばかりで自分も好みの作品ばかりです。
写真のものは去年のピットロードコンテストで金賞だったとか。そら取るわー(汗)

↓作者さんに「ココらへんの荷物配置とかカシメルさんのブログに
インスパイアされました」と云われてちょっと嬉しかったのでした(^^。
…自分のよりこっちの方が遥かに上手く出来てるんですけどね(^^A。

↓今年は特に“ドールハウス”の分野が凄かったように思います。
自分にはどうやって作ってるか判らない程未知の世界だってのもあるんですが。
スミマセン、どこのブースか分からなくなってしまったんですが
先ずは写真のモデラーらしき人のお宅。うおっ昭和~!
縮小した模型箱が縮小してあるように見えないのに驚きが。
窓の外が景色でなく隣のトタン壁と電線ってのがもの凄い現実感。

↓「日本ドールハウス協会 西ブロック」さんのこの作品は
窓の外が海底なのでノーチラス潜水艦内のネモ船長の部屋だと想像がつきますね。
このレトロフューチャー、スチームパンクな雰囲気。潜水服や伝声管もあります。
二部屋連なった映画の世界感いっぱいの凄い大作でした。



↓映画「ALWAYS 三丁目の夕日」に登場の建物まるごと再現してあったのは
「茶蔵庵房」さんのブース。この他にも色々な映画やドラマ、歴史建築を
忠実に作りこんだものが並んでいました。どちらかというとこれはドールハウス
というより自分達の云うジオラマに近いです。

↓「M8メンバー」さんのジブリ風ジオラマ。
これは「~ラピュタ」に出てくるパズーが住んでた町ですよね。
“フラップター”も飛んでるし崖の上にはラピュタのロボットが墜落してきてる(^^。
今回この分野で自分が気に入ったものです。


今年も開催主催のスタッフの方々、参加ブースの同好の方々、
来てくださったギャラリーの皆さんお疲れ様でした&ありがとうございました!
それと照明関連でいろいろ注文してお手数かけました(笑)。
濃い2日間だった…
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「ドメラーズ三世《アル》」

2018年10月22日 | 製作日記 ドメラーズ三世

漸くコレに手を付ける気になりました(笑)。
作ったらウチみたいな狭い家にはたいそう邪魔になるシロモノだけど、
前後2つに分離できるみたいだし箱に収納しておけば問題無かろうと。
前にも書いたと思うけど“ゼルグート級一等航宙戦闘艦”は「~2199」で
自分が最も好きな艦艇だったりする。「旧ヤマト」のドメラーズから
好きだったのでウェーヴから発売のガレキのヤツも買ったしなあ。
…しかしデカイわ、箱が机の上に載らないんだもん(^^A。

↓…まァ先ず本体は置いといてこの“独立戦闘指揮艦”から始めます。
部品のなかでも一番詳しくモールドが付いていそうに見えるけど、本編画像とか
見比べるとまだDUの余地あり。手始めに後部のフラップみたいな所(矢印部)の
縁を薄く削ってみたり。

↓ぽろぽろ目に付くのは、ヤマトメカにあり勝ちなちっちゃい楕円形のバルジ、
と言うか膨らみが足りないこと。これが大きさにもよるけど細かいと作りにくい。
自分はこれをプラ板の端を長手方向に楕円の断面にしておいて、
端部分を丸くヤスり、出来る毎に切断していく方法で作った。
コレが一番綺麗に成形できる。…コトブキヤとかのお助けパーツで
こんなのいっぱい付いたランナーとか出たらいいのになー。

↓もう一つ「あれ?」と思ったのは
上面にエアインテイク状の形が4つあるんだけど(写真の矢印2箇所、左右で計4箇所)
一体成形で上側に型抜きしてるせいで当然インテイクらしくへこんでいない。
なんか縁にビミョーな段がある(黄矢印)ので別パーツがあるのかと思って捜すが無い模様。
白矢印の部分は0.3mm厚プラ板にてヒサシ状の縁を追加したところ。オリジナルでは
こっちも黄矢印のような段差だった。勿論これを黄矢印部にも施すのな。

↓これは前部の拡大写真。
細かいハナシだけど4つある逆噴射口を詳しく作りなおした(白矢印)。
6個ある魚雷発射管の間にも穴があるようなので追加(黄矢印)。

↓その他の主なDU部分は次の通り。よく見ると結構あるなあ。
なんか「精密機械画集」とか高い本が売ってたので持ってる人は参考にやれるかも。
自分は持ってないf(^^;のでネットで見つけた分の資料で頑張ります。

↓えーと、これは瞬間物質移送機の照射口。
気になるのはこの縁の分厚さ(矢印部)。

↓ルーターで内側をぐりぐりやったら結構いい感じに。
ん?じっくり見るとこの中にも蜂の巣状の六角形がちゃんとあるぞ。
ちょっと荒いけど。

↓今回はここまでで…。
ブリッジのクリアーパーツは最後に置いときます。

1/1000「ドメラーズ三世」って最近店頭で見かけなくなったけど
もう絶版なのかな? …発売から1年くらいの時期は1個~2個残ったまんまで
ずーっと置いてあったりしたのであんまり沢山は売れなかったんだろうけどな。
まァこのサイズだしこの価格だもんなあ。
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「デススターⅡ《LEVEL6》」

2018年10月14日 | 製作日記 デススターⅡ
本日、おかげさまでこのブログも開設5年を迎えました(^0^)/。
統計を見ていると思いの他沢山の訪問者に覗いてもらっている状況で
現在はバラツキありますが日に150~250人からのアクセス数となってます。
特に何回も見てくれている方、ありがとうございます。
ロウガンが進んできてやややり辛くもありますが(苦笑)
まだまだ続けていくつもりですので宜しくお願いいたします。

↓建造中部分に少々明るい色の部分を配し、マダラな感じをつけました。

↓ウェザリングカラーの“マルチブラック”でスミイレ処理。
モールドが強調されていい感じになるのな。

↓続いて保留項目になっていたエッチングパーツによるDUを
今度はやれるだけ追加しました(矢印部多々)(^^)。もう分解したくない!

↓プロップモデルではこの建造中部分はエッチングパーツの集合体の
ようになっており、チョビチョビと赤い色がちりばめられていて、
ちょうどビルの建設現場で見る鉄骨に錆止め剤が塗ってあるみたい。
これを真似てみるんだけど、スケールがスケールなので赤をそのまま塗ると
ドギツイ感じ。グンゼ7番のブラウン辺りに少し赤を足したようなのがよさそうだ。

↓デコパにニスを塗って連結。
ネームプレートはPCプリントの文字をプラ板に貼って厚みを付けたもの。
パッケージに付属のヤツは使わなかった。これで遂に完成形(^0^)。



↓まだ赤い部分が結構キツイ感じになってしまった。
エッチングパーツ自体の形もデカイのでもっと細かく端に
チョビチョビ着けるべきだったかもなあ。
プロップモデルの建造中部分が全体に茶色く見えるのは実はグレーの部分の
合間合間に点在する赤のせいで色が混じってそう見えてるのだ。

↓中を覗き込んでもディテールがあって抜かりなし。
結局組み立てると暗くてあんまし見えないけど。

↓“南半球”の方が割りと奥まで見える感じ。

↓…まあこの辺はそれなりで。
パーツ堺の線が気になるなー。

↓折角なんで以前製作したスターデストロイヤーを持ってきた。
ちょっと遠近法がキツメなものの重ねるとこんな“景色”に(^^。
帝国軍のマーチが聞こえてきそうだ。

デススターを作り始めた時点ではこのスーパースタデの上に
真鍮線で立てようかと思っていたけど、流石にパース的に無理があるよな(^^A。


ところでこのデススターって、Ep.2を観てるとどうやらジオノーシスの技術が関係してる
みたいに思える。ジオノージアンというとあの昆虫っぽい民族だ。
昆虫は体のサイズの割りに巨大な巣を作ったりする印象があるけど
そういえばこの建造中のデススターを眺めているとスズメバチの巣を連想する。
…でこの内部の多数の棚の配置を初め見た時、自分はすごい違和感を感じた。
天体サイズの要塞なんだから重力の働く方向は当然地球や月のように
中心に向っていると思っていたからだ。もしそうならこの棚の配置はおかしい。
ある日APC会合で「デススターの引力ってどう作用してんのかな」なんて話をしたら
「見たとおり、上から下にかかってるんでは」という意見だった。

「え、じゃあの赤道位置のでかいミゾ(ドッキングベイが集中したミゾ)の
水平面を堺に北半球は下へ、南半球は上に向ってかな?」と正すと、
「いやいや、一番下まで宇宙戦艦ヤマトの艦内と同じように」とか。
…考えるに、この球体表面では地球みたいに表面に垂直にかかってると思う
(皇帝が居たタワーとか近接火器の配置から)ので、それだと
この完成品でいう一番下の部分は表面から内部に入ったとたん逆さに立たないと
いけない事態になる。…ってやっぱり「スターウォーズ」世界にも
“銀河水平面”(笑)があるんだわこりゃ。
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「デススターⅡ《LEVEL5》」

2018年10月08日 | 製作日記 デススターⅡ
↓建造中部分の基本塗装です。
撮影プロップモデルの写真を見ると外皮部に比べかなり暗い色を
してるのだけど、それに加え若干茶色いイメージだ。
写真の塗料で調合しホワイトで明るさ調整した色を使用。

↓グレーだけど茶色っぽい、みたいな感じ。こんな色がベストかなと。

↓でも外皮の詳細塗装が一番重たそうなのでそっちを先にやることに。
プロップモデルの写真をまじまじ眺めると、ここらへんの微細な凹凸も
結構ちゃんとコピーしてある事に気がついた(°Д°;。
…となるとこれは適当に明暗を付けるとデタラメになる、という事である。
しかたないので出来るだけ暗い部分明るい部分の位置をコピーして
塗る事にした。写真は最も明るい部分にマスキングしたところ。
プロップ写真が見つからない後ろらへん、例えば写真右端のパーツなんかは
適当にやれる。資料が無い方がラク、なんていう奇妙な状況が起きたりしてる(笑)。
でこの上から前回の明るい色をやや暗くした色を吹く。

↓次いで最も暗い部分をチマチマ塗装。

↓マスキングを数箇所剥がし、3色の色合いを確認。
この後ビミョーに調整した中間色を配置していった。
すげー微妙なので調合がやり辛い。塗った後で乾くと濃くなったりとかを
見込んで調整したりとかして…。
更には明暗のパターンを真似ようとする場合、例の木甲板を塗るような
順にマスキングを重ねながら塗る方法はややこしすぎて自分にはムリだ。

↓主砲の凹部分。
全部扇型なので増してや面倒くさし。

↓…うー、こんな感じかなあ、コレでも明暗の差が大きすぎる感じか。

↓もっと細かい四角い変色部をちりばめる。
こんな穴の開いたマスキングテープ1枚でで何箇所もやったりとか。

↓最後に一番明るい色を遠くから吹き付けてコントラストを緩める。
お、かなりイメージは近付いたぞ。

↓縁の辺りに外皮が出来上がってない部分があるので
そこは最初の建造中部分に塗った色を筆塗りすれば内部と馴染んで
自然な感じになる。

次回は建造中部分の詳細塗装にいく予定。
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