カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「シュコダPAⅡ 《osm オスム》」

2017年04月24日 | 製作日記 シュコダPAⅡ
↓ベース色が終わったのでスミイレに入りました。
先ずはっきり穴になっているような部分はブラックを流しました。
ここはMr.ウェザリングカラーのマルチブラックで(矢印部)。

↓その他のスジ彫りモールドには同じくウェザリングカラーのグランドブラウンを
使用。前回の「スカイ1」から使い始めたんだけど、やっぱり便利ななァこれ。
デコボコした辺りにべちゃべちゃ着けといて専用薄め液を少し染ませた綿棒で擦ると
たちまちいい感じにスミが入る。入り具合が気に入らない場合は繰り返し
ウォッシング可。何度やっても下地の迷彩は溶けてこないしなあ。
他の人がよくエナメル塗料でやってるのは知ってたけど自分はエナメル使ったこと
無かったんでこれまで同じラッカー系で気を使いながらやるか、水性ペンだった。

↓拭き取る時に縦方向に擦って残し気味にすれば錆び垂れ、水垢表現っぽくもなる。

↓楽しみながら作業するうちに完了。新しいものは取り入れるべきと痛感(^^。

↓キットに付属のヘッドライトレンズは写真の右側のもの。モールドが無く
つるつるの部品だ。で、自分はストックの中に左のようなカット加工が入ったものを
持っていたのでそれを使う事にした(白矢印)。更にライトのパラボラ部分
(反射板)の中央部がフラットなのでバルブっぽい形を追加しようと考えた。
方法はランナーを写真黄色破線でカットし、黄色矢印部をバルブ形状として使用。

↓カットしたのがコレ。部品との間の細いゲート部分がぽちっとあるのがミソ。
昔のバルブはガラス管にこんな尖んがりがあったからね。

↓…ほら、ものすごバルブっぽくないか?(笑)ちょっと太めだけど。
カットモールドの付いたレンズを被せても結構見えるんだこれが。

↓レンズを付ける前にデカールを貼った。
例によってドイツ仕様だ。この真ん中の“13”のみ別の戦車かなんかのを流用した。
これは対角位置に2箇所。

↓乾いてからトップコートでコーティングして、
再びウェザリングカラーで周囲の汚れに馴染ませる。

↓んでレンズを取り付けた。
案の定、中身が見える。バルブ無しの場合とだいぶ違ってくるのだ。

↓こげ茶色で車体下部周りを中心にチッピングを入れる。
フェンダーの縁とかかなり剥げそうなので…。

↓矢印部は当シュコダ装甲車製作日記の3回目あたりで細工した弾痕。
こんな風に周囲の塗料が剥がれて錆びた感じにしてやるとそれっぽい。

↓…装甲車本体はあと一息というところ。
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「シュコダPAⅡ 《sedm セデム》」

2017年04月19日 | 製作日記 シュコダPAⅡ
先の4月16日は大阪日本橋のボークスSRで開催されていた
「モデルワークス」さん主催の作品展示会を覗かせてもらったり
してました。最近カーモデル製作はスゲー御無沙汰な自分だけど、
ちょっと気になってるアイテムの完成品がありました。

「タイレルP34シックスホイーラー'77」。カッチョイー!
F-1界のゲテモノっつったらこれでしょ(笑)。

↓えー、でシュコダ装甲車。
塗装にいくのだけどその前に下地細工。
車体下部は錆びサビ状態にしたい為、タミヤパテをにちゃにちゃ着けて
ザラザラにしておいた。建物の壁の下の方も土汚れ等で同様に。

↓…で一気にサフブキーノ。

↓フツーは基本色(ボディー色)を塗ってから錆び処理するんだけど、今回は
かなりヒドイ錆び方にしたいのでここは初めからそんな色で塗ってしまう(^0^A。
塗料節約!

↓そしてボディーの上部を塗るので少々下への吹込みを気にしたりする。

↓塗装説明図ではドイツマークのついた仕様はジャーマングレー単色のみだけど、
迷彩塗装にしたかったのでドイツっぽい柄をネットで探したらこんなのを発見。
この色の組み合わせを採用する事にした。

↓先ず一番明るいダークイエロー系で全体を塗装。黄橙色を混ぜて黄色味を強くした
ような色。次いでヨモギ色のようなくすんだ緑を配置。因みにこれはグンゼ320番
(濃松葉色)に少しダークイエローを入れて淡くした感じの色。
どうやらパターンは決まってる訳でもないようなので自分のセンスで配置。

↓それからレッドブラウンを乗っけて…。

↓更にブラックグレー。
…うおー、これもなんとなく古臭い雰囲気の迷彩になっていいね。
なんだか日本の戦車みたいにも見えてくる。
前に「マークⅣ」っていう、横から見ると平行四辺形の戦車を作ったことが
あるんだけど、ソレもこんな迷彩にしたんだ。しかしその時は確か3色迷彩で、
4色重ねた迷彩は自分は初めてかも、あ、大昔「97式中戦車」でやったなあ。

↓ホイールもこんな感じ。

↓全体を見て大体まんべんなく色が散らばるように配置した。
例のアンテナも勿論迷彩だ。たぶん、こんな仕様は無かったかもだけど(^^;。
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「ロックギター時代」

2017年04月11日 | 昔回想

高校生になったとき、同じ高校に通うことになった古い友人の
影響でエレキ・ギターを買ったんだ。
その友人は中学のときからハードロックバンド“KISS(キッス)”が好きで、
家に遊びにいく度にBGMの如く同バンドのナンバーを散々聴かされていた。
自分もかなり聴きこむうちに好きな曲目とかも出来てきて、カセットテープに
ダビングしてもらったりして自宅でも聴くようになった。
…で、高校入試に合格した勢いで「楽器買わないか」という話になって
それに乗ったワケだ。そいつはエレキ・ベースを買い、自分はエレキ・ギターを
購入して一緒にキッスを演奏しようぜ、みたいな。
…とは言うものの、学校の音楽の時間にリコーダーさえマトモに吹けなかったので
そりゃあ少々不安ではあった。リコーダーは千円くらいで売ってるけど、
エレキ・ギターは一揃えでウン万円以上だ。全く演奏できなかったらシャレにならない。
しかし「ウン、これも青春!」と貯金してたお小使いを全部はたいた。

でもそのとき高校生の間では楽器を弾く事が結構トレンドになっており、
エレキ・ギターを所有しているヤツが多くて、友達同士でバンドまで結成している事も
珍しくなく、この趣味のせいで友達が増えたくらいだった。
文化祭の時とか、教室をライヴハウスに改造してバンド演奏なんてアチコチやってた。
自分達はバンド結成とまでは行かないし、スタジオを借りるなんてとんでもない話なので
誰かの自宅でカセットテープをかけてそれに合わせて弾いたりしていた。
まあ知ってるだろうけどエレキ楽器は本体単体では音は鳴らず“アンプ”と呼ばれる
でっかいスピーカーを電源に繋ぎ、そこに繋ぐことで初めて鳴らすことができる。
ボリュームは調整できるものの、ギター2~3本一緒に鳴らせば破壊的な音量である。
これを自宅でやったんだから近所迷惑はほぼ間違いなかった筈だ(^^;。

演奏した曲目は勿論「キッス」。ヒットナンバーの「デトロイトロックシティ」とか
「ラブ・ガン」とかetc…。初めは“耳コピー(耳で聴いてどの音階を鳴らしているか
判断しながら演奏をコピーする)”したり、音楽関連の雑誌の“TAB譜(ギター演奏に
とって分かり易い表現で書いた音符)”をみたりして練習した。
すると結構弾けるようになるもんである。やっぱ練習とは大したものだ。
自分はギターパートなので遂には“リードギターソロ(曲の中ほどでギター単独で
前に出て弾く比較的技術を要する部分)”もやるようになった。
自慢ついでにいうと“高中正義”の曲も弾いたりしたぞ。 …もう今はできないけど(笑)。
他のバンドでは「ディープ・パープル」、「レインボー」系の曲が目立ったかなあ。

自分が使っていたのは“レスポール・モデル”というギター(写真のもの)。
これはアメリカの“ギブソン”というメーカーの人気モデルを国内の“グレコ”という
メーカーがコピー生産したもの。本物は高校生が買えるような値段じゃないからね。
…しかしコイツがまた重たい!体のキャシャな自分は3曲くらいやるとストラップが肩に
めり込むような痛さと肩凝りにみまわれる感じだった。
当時同じような人気機種に“フェンダー”社の“ストラット・キャスター”というのが
あったけど後にソレの方がずいぶん軽い事を知った。
貧乏くじなのを選んじゃったなあと後悔したけどデザインが気に入って買ったし、
キッスのリードギターが主にこれを使ってたってのもありで…。
35年間袋戸棚に入ってたのを先日懐かしくて引っ張り出してみたら、弦が錆びていた。
でもボディーはキズもなく全然綺麗なのな。アンプは嵩張るのでとっくに廃棄済み。
ハードオフに売りに行こうかなー、でも思い出が詰まってて愛着もあるし。


閑話休題

…で、暫くそんな趣味をやってると他のギターにも目がいってくるもんである。
このエレキ・ギターというのは形のバリエーションが凄いのだ。
この“レスポール”やさっきの“ストラット・キャスター”はオーソドックスな
形だけど、“フライングV”や“エクスプローラー”なんていう変形タイプは
珍しい形をしていて人を「こういうヤツもいいかなー」なんていう気にさせるのだ。
ボディーがガラスのように透明なスケルトンモデルと云うのもあったり。
音が電気部品のみで鳴らせるのでフォークギターのようにボディーの中での反響
なんかを気にせず形が自由に造れてしまうのである。
自分が見た中で最も気に入ったのは“B・C・リッチUSA”というメーカーの
“モッキンバード”という機種。ヘンテコリンなデザインだけどめちゃカッコイイのだ!
勿論これも結局高くて買えなかったけど。
今現在はもっと種類が豊富で自分も時々楽器屋にいってどんなデザインがあるのか
見て回ったりする。「もう弾けないけど、これ壁飾りにほしいなー」とか。
今でもそれくらいの魅力を感じているワケだ。
まぁでも当時結局は他のを買うこともなく、バンド結成なんてこともせず、
高校を卒業すると同時にギターも全く弾かなくなってしまった(^0^;。
根っからの楽器好きでもなしにやってたこと、それに周りに一緒に楽しめる
ロックギター好きが多かったのは高校生の時だけだったというワケだ。

今度のユニバーサル映画の「SING(2016)」にパンクロックやってる“アッシュ”という
ヤマアラシの女の子が出てくる。このコがエレキギター鳴らすシーンを見て
実は今回の話をネタにしたのな。
本編で歌うのが「Set it all free」。この曲ももの凄くカッコイイ!!
CVがスカーレット・ヨハンソン。…というとアレですよ、
最近ではハリウッド版「甲殻機動隊」で草薙少佐やったりしてるアクション女優。
元々歌手だったみたいだけどこんなに歌が上手いことを知って自分もたまげた次第。
あーまたDVD買ってしまうのかなあ~(泣)

↑ユニバーサル映画「SING」より
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「シュコダPAⅡ 《sest シェスト》」

2017年04月06日 | 製作日記 シュコダPAⅡ

やっと寒さが緩んで春らしい気温になりましたね。
近くのサクラも平年よリ少し遅れて咲いていました。

↓楕円形のディスプレイ台に合わせて前回作った歩道の周りに地面を拡張。
これは1.5mm厚のプラ板製で、タイヤ痕のような凹みはルーターや彫刻刀で
掘り込んだもの。

↓壁の下に太目の真鍮線でダボを設けて手軽に脱着できるようにして
おくと便利(矢印部)。こんな背の高い模型は保管場所さえ限られるしね。

↓これは瓦礫。崩れた建物は周囲にこれが必要。
プラボードをペンチでパキパキ割ったもの、プラ板をレンガブロック単位の
大きさに刻んだもの等。

↓置いてみるとこんな具合だ。…ある程度集まった塊状に接着したものと
レンガブロック単体を数個用意。量は全然足りない感じなものの、雰囲気だけ。

↓市販のアクセサリーも使用するゾ。大概こんなの一回で使い切れないので
前に使ったときの余りがどっさりあったりする。今回は矢印の街角標識っぽいヤツをチョイス。

↓窓枠は強度を考えて1mm厚プラ板をくり貫いて一体モノにした。
片方は外れてしまった設定にして一個しか作っていない。

↓シュコダ装甲車の大きさが判るよう、フィギュアも用意しとこかな。
こんなストックがあったのでここから一体消費。

↓初めは普通に横に立たせようかと思ったけど、腕を車体に添えてる感じに
したほうが自然になるかなと考えた。この人は本来右手を腰の辺りに当てている
設定だったがなんとかフェンダーの上にこんな風にのせられないか細工してみる。

↓…と、こんなかな? 
記録写真に有り勝ちな、カメラ目線でポーズつけてるヤツ狙い(笑)。
改造は腕の付け根角度を削り&プラチップ盛りで変えたのと、手首を一旦切り離して
下にダランと垂れるような角度で接着したのと。
で、これは戦車長なんだけどこの服装が史実に合うか否かとかは気にしない事にする。
装甲車の塗装はドイツ軍仕様にするしかなくなったけどなf(^^;。

↓またざっと配置してバランスを確認。
矢印の地面が無い部分に何時もの“ネームプレート”を貼る予定だ。

↓例によって歩道に乗り上げ、道路標識に接触して停まった感じか。
…あー、この左あたりに野良犬とかいてもいいかもしれないよな。
んー確かどっかにあったような…。
まいろいろ余計なことを思いついたりするワケだ(^^A。
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