カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ドメラーズ三世《ジー》」

2018年11月20日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓《艦体B》上パーツのDUを更に進めました。
主にドロップバルジとスジ彫り追加が殆ど。

↓矢印の所は単に丸い陥没なのだけど勝手にウェーヴの
お助けパーツで何かの排気口みたいな形にした。

↓ここで《艦体B》の下パーツを用意。
お、上パーツに比べると若干スジ彫りとか多いような気がする。

↓上パーツ、下パーツ共にメイン噴射口の端にこんなスジ彫りを加工
(矢印部4箇所×上下)。これは以前模型雑誌ホビージャパンの
「ヤマト2199」特集でドメラーズの作例を披露していたyubaba氏が
やっていたDU。
自分は実際これを本編映像や機械画集なんかで確認したわけではないけど
このノズル周りの殺風景さを解消する絶好のモールドだと考えて真似た。

↓F‐1マシンで云うとちょうどサイドポンツーンと云いましょうか、
舷側の巨大なエアインテークの後端くらいにある小さいインテークのパーツ。
左写真のように細かな仕切りの奥が“穴”っぽくない。
で、0.5mm厚のプラ板を縁に立ててインテークっぽくしようと。

↓パテで形を整えたら縁が思ったより薄くなってしまった(xx;。
奥の面のせいでなんとなく外向きの角度に接着されてたせいだ。
1mm厚くらいのを使えばよかったかも。まいいか。

↓そのまた後ろ辺りの側面。
この水平尾翼っぽい翼は殆どモールドが無かったので
舵が付いているようなスジ彫り等を追加してみた。

…上側はだいたいこんなぐらいかなあ。
更に細かい部分は追々追加するかもしれないけど。

次回は下側を見ていきますネ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ドメラーズ三世《ネル》」

2018年11月11日 | 製作日記 ドメラーズ三世
11月3日は「文化の日」。
この日自分はAPCメンバーの一人と一緒に航空機のソリッドモデルを
専門にやっておられる同好会「彩雲会」さんの展示会を覗きに行ってきました。

↑会場は旧淀川沿いのとあるホテルの一室。
ウチからは近いので自転車でぶらりと。
流石はソリッドモデルの同好会、メンバーの人も見物客も
随分年配の方が多い印象でしたね。

↑ソリッドモデルと云うと木製の削り出しで窓も透明ではない、俗に云う
“デスクトップモデル”を想像してしまうんですけど、実際本格的なものは
窓もクリアーでコックピットもあり、思ったより遥かに精密感のあるものばかり。
もの凄い作りこみなのもあって「プラモと変わらんじゃん」とちょっとビックリ。



↑でもスケールを見ると1/50とか1/100とか、プラモでは見かけない
縮尺なので“プラモから流用部品なんて使ってないわい”感が漂っているのだ。
オマケに機種もプラモでは見かけないものが多い。

↑キター!“Xプレーン”。こんなヤツ写真でも見たこと無い~。

↑こちらはF-100スーパーセイバー。これはなんとか知ってる機体。
製作途中の展示だった。胴体は木製モノコックで機首と主翼がアルミ板製なのが判る。

↑機首の部品を型にあてて絞って作ってる旨の展示もあり。
一歩間違えると実物とどこも変わらん(^^A。技術もモノ好きの勢いも羨ましい感じ。
…「ちょっと柵の外を見た気分」な見学でした。

↓えー、気分を入れ替えてドメラーズの続き。
艦橋の下の《艦体B》にいきます。パーツが大きい分、近くからマジマジ見ると
モールドは大味な印象。でも設定資料の絵に対しては忠実になっているのだ。

↓なんだかこの大きなドロップバルジ、というか楕円の出っ張りがどうも断面的に
台形っぽくて印象が違う。先ずココにプラ板を当てて高くし、もっと滑らかな形にした。
一番大きそうなヤツ4箇所だけなんだけど。

↓組立の段取りを見て悩んだのがコレ。
この部品は先にさっきの大きな部品にはめ込んでしまって合わせ目を消す作業が
したいのだけど、そうするとこのフィンの奥の面(おそらく実際は穴)を黒く塗装する
ことが難しくなる。黒の上からマスキングしておいて後で取るにしても数が数だしなあ。
…そしたらネット上に紹介されてる作例で
ここにも前々回艦橋支柱横のエアインテイクにやったような細かい仕切りを
付けて奥の壁を目隠ししている方法を見つけた。いいアイデアなのでコレを
マネさせてもらおうと…。こうすれば奥の面を黒くしなくても見え辛くなるので
大丈夫、という紹介だったんだけど、艦体色塗料の吹きつけが届き難い事も考慮して
自分は一応奥を黒く塗ってから取り付けた。

↓組んでしまうとこんな具合なのでやはり奥の面は隠すのが吉。
因みに写真上側が前方。

↓合わせ目の処理が済んだら各種DUをわんさかと。
参考にしたのは本編画面のスチル、他作例、自分ででっちあげたのもややあり。
この段差の上に結構大きい楕円凸がキットでオミットされていたりする(矢印部)。
でもこれ精密機械画集にはあって設定資料には無い形なのだ。
多いのはやっぱり小さい楕円凸。コレの削り出し時間が多い印象。
この先あと何個作ればいいのやら…(^^;。

↓面倒な形のスジ彫り追加もあり。
例えばこんなトコはプラ板でテンプレートを作ってやったりとか。

↓凸形状の左の凹ラインが加工後。
写真右の矢印部のギザギザも同じようなやり方で。
横の小さい穴は電動ルーターを使って加工。

↓前者のスジ彫りより一回り小さいのもあったりする。

↓あーこれは多分メンテナンスハッチ的なものだろうけどやたらややこしい形だ。
地球側の艦に比べるとガミラスの艦はパネルラインが殆ど傾いてるので
位置出しもしにくいし定規も当てにくいのが難点だよなあ。

↓今回進んだ分の全景。
まだまだ艦体Bの上パーツDUは続く…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ドメラーズ三世《ベオ》」

2018年11月02日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓これは前回の独立戦闘指揮艦を支える、云わば艦橋の“支柱”部分になるパーツ。
見たところ前方の窓くらいしか目立ったモールドがないけど、ホントはもっと
沢山ディテールがあるんです。この辺を攻めていきますね。

↓後ろ側の部品(グレー色のパーツ)と組み合わせたところ。
側面上部の張り出しはどうもこんなに角張ってなくてもっと丸い。
更にその前部に穴を3箇所程加工。

↓白いパーツなので見辛いですが窓周辺にはこんな風な形状があります。

↓側面側はスジ彫りと例の楕円突起をいくつか追加。

↓更にこの辺りにも窓の列があるようなんです。
周囲に何も無いので少々位置決めがしにくいけど左右の寸法を合わせて
鉛筆で下書きし、ダイモテープをガイドにカリカリ彫りました。
さっきの前側の窓に倣ってちゃんと楕円とかにしなくて単に線でいいんじゃないかと。
…金型で前後方向に抜いて成形してるので側面の形は都合上殆どオミットだったのな。

↓んでこれが後ろパーツ。
矢印の箇所にモールド追加。
実はここは左下の三連楕円突起以外はデッチアゲのディテール。
ココらへんは特に目立った省略はない感じだった。

↓これは“支柱”の左右に付くエアインテイク状の形。
既にパーツ2個をくっつけた状態。ここもサイズからするとちょっと殺風景。

↓資料をあさった上で発見したディテール(矢印部)。
でも下の矢印部2箇所のスジ彫りもデッチアゲディテール。

↓同じ部品を前から見る。
インテイク内には4本の仕切りが付いているが更にその奥に細かな仕切りがある模様。
う~ん、あんまり険しい形にすると奥まで塗装しにくくなるので止めようかと
思ったけど結局奥行き方向を浅めにしてやった。
0.3mm厚のプラ板を2枚づつ、奥行き方向は1.5mmの板。

↓出来たとこまで組んでみるとこんな具合だ。



…旧ドメラーズ三世のあのブーメラン型艦橋のイメージを壊さずに
絶妙なセンスでドメラーズ二世を載っけてしまったデザインに感心しますネ(^^)/。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする