カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「B.C.RICH モッキンバード 《step3》」

2019年08月24日 | 製作日記 モッキンバード
↓ボディーに木目をつけました。
やり方は本ブログ「紅の豚」で戦闘艇に加工したようにデザインナイフで
木目調のキズをいれるというもの。左写真が表で右写真が裏。
木目の形は当然ギター個々に違うので色々考えられる。
大体はギターの長手方向に真っ直ぐっぽい縞柄なんだけど、
中には少しサイケなぐにゃぐにゃ柄になってるヤツもある。
自分が思うに後者の方が木質としては高級感があるので
そちらっぽい形にした。でもこれをやると後の工程で処理が面倒なので
一応入れるのはボディー前後面だけにする。
マスキングテープを貼った部分は実物では3ピース構造の繋ぎ部分に
咬ませた薄い木材で、最終他とは全く違う色になる。

↓これは指板である。
舷を指で押さえる時に正確な音程を出す為の“フレット”と呼ばれる
金属性の出っ張りを付けた。このギターは24フレットで通常のギターより2本多い。
凄い高音域まで鳴らせるハードロック専用なのだ。
尚フレットは高さ0.3mmで、写真一番右端の少し太いのだけ(ナットといいます)
は0.5mm。

↓フレットは断面が台形なので接着が乾いてから先の角をナイフで軽く擦って削る。

↓ヘッドのネック寄りのところに“アジャストカバー”という蓋がついている(矢印)。
ネックの中には“トラスロッド”という金属の棒が入っていて、
この蓋を開けて中のネジを六角レンチで回すとネックの反り具合が変わる、
という調整装置になっているのだ。

↓…寄り道してたので今やっとこんなぐらい(汗)。



次回は遂に細かい装置類の工作に入ります。

☆来る8月31日(土)に大阪日本橋のボークスSRで
「アラウンドエイティーズ」の2回目が開催される予定です。
自分もまた作品持って参加させてもらうつもりです。
キャラクターもののプラモ好きな人は見に来てくださいね(^^)/
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「メカコレ デスバテーター」

2019年08月18日 | 製作日記 メカコレ デスバテーター
「モッキンバード」作ってる途中なんだけど、息抜きにまたメカコレ組みました。
ナスカ級空母の艦載機をちょこちょこ作ってる時にメカコレデスバテーターの
写真を参考にしているうち、やたらカッコイイなあ、とか思って…(^^;。

↓…で買いに行ったんですわ。
ちょうどなんとなく欲しかった“ツヴァルケ”とセットになってて実は好都合。

↓コレは機体のメインパーツ上下を貼り合わせたもの。
よくみると矢印のアンテナみたいなのが成形都合でヘンな形だったので修正。
で、ちょっとグラデーション効果を狙ってミゾっぽい場所にグレーを吹いた。

↓これも先の「ラスコー級」みたいな白とヨモギ色の2トーンなのだけど、
白は真っ白でなくパケの画や部品の成形色からしてややアイボリー掛かった
色だと思われる。用意したのはクレオス311番。この写真では解りにくいけど
ややアイボリー調に振った色だ。ヨモギの方はナスカ、ラスコーに使った色を使用。

↓一見、白いエリアとヨモギエリアが綺麗にパーツ分けしてあるように
見えたけど、よく調べたら例外箇所アリ(xx;。
矢印の箇所はほぼヨモギ色のシッポ部分に残った白い場所。

↓続いて裏面。さっきの白い部分が下にも回り込んでいる(白矢印)。
逆にほぼ白い色の機体のメインパーツ側にもヨモギ色部分がある(黄矢印)。
マスキング面倒だけど別に筆塗りでやってもいいくらいの面積だけどな。

↓次に濃いめのグレー部分。
「さらヤマ」時代、ここは風防だったような気がしてるんだけどどうだっけ?!
「~2202」の設定画でほどうも透明ではなく完全にグレー色の面らしい。
でもハイライト表現があるのでグロス仕上げとした。

↓細かな塗装工程は省いていきなり完成写真。
うおぉ、やっぱかっちょえぇー。今更「さらヤマ」ん時のを見ると素っ気無い感じだ。
デスバテーターはどう見てもカブトガニがモチーフになってるっぽいけど、
今回カブトガニの目の位置にちゃんと目らしいのがあるのな。
「なんで地球の生物やねん」ってツッコミは置いといて…。





↓この裏がたまらん。
カブトガニの裏を見るようで…(笑)。
惜しくも6発のミサイルは3発づつ一体成形なんだけど
間の肉にブラックを塗ったらそうも気にならなくなった(矢印部)。

↓お、アレスティングフックらしきモノまで付いてるぞ(矢印部)。
あのキスカ級空母でワイヤー張って止めとるんかいとか思うけど、
こういう“艦載機味”を何気に染み出させているところがニクイ。
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「B.C.RICH モッキンバード 《step2》」

2019年08月10日 | 製作日記 モッキンバード
↓ネックの裏を丸くヤスってボディーとの繋ぎめをルーターで成形。
これは後ろ側。このギターは高音域まで指板を押さえ易いように
こんな形になっている。

↓形が見やすいように影がでるようにするとこんな具合。
つまりこの凹みに手の平を当てると一番高いポジションのフレットが
楽に押さえられるのだ。これもボディーとネックの接続構造が不要な
スルーネック(前回参照)のメリットなんだよな。

↓まあ能書きは置いといて、
この勢いでボディー各所の面取り形状をスケッチしておいて…。

↓これもルーターでおおまかにガリゴリ削る。
その後はヤスリで丁寧に成形。

↓現状、ネック前面の角度が途中からややナックルしたような形なので
プラチップで指板を付ける面が平面になるように細工をする。
指板はこの位置ではボディー前面からかなり飛び出すのだ。

↓別に製作しておいた指板をその上に着ける。
でもこれは塗装を考慮すると今は仮着け。
指板の断面はややカマボコ型になっている(矢印)。

↓ヘッドは3mm厚のプラボードの余りから切り出した。
スケール的に厚みは3mmくらいかなと。

↓1,5mm径の真鍮線を通してネックの先にガッツリ固定(矢印はネック側に開けた穴)。
で、ネックより更に斜めになるので作業性を考え、予め糸巻きを着ける穴を開けてから接着した。

↓プラボードの切削面はキメが粗いので溶きパテを塗って紙やすりで
仕上げる予定。

↓…ギターらしい形になってきたのな(^^。
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「B.C.RICH モッキンバード 《step1》」

2019年08月02日 | 製作日記 モッキンバード

暑中お見舞い申し上げます。
7月がそんなに暑くなかったので「今年は大したことないんじゃないか」
とかバカにしてたら来ましたね、本気の暑さが…。
連日アイスコーヒーでも飲まなきゃやってられん暑さです(^^A。
…で、先日近所(都島区)にある「トヨクニコーヒー」というレトロカフェで
お昼を頂いてきました。ここは建物自体が100年近く昔のもので
最古の鉄筋コンクリートと云われる程貴重なものです。
典型的な文化住宅そのものという感じの部屋で自分がいただいたのは
“牛スジカレー”。ドリンク付きでカレーはよく煮込んだ牛スジが
入っており、きざみネギが載っててなんだか“土手焼き”のようで
たいへん美味しかったです。他にも“オムライス”とか、
コーヒーと頂くケーキとかありますし、古い建物やら、
レトロな雰囲気が好みな方は行ってみてください。

で、カシメル工房では久しぶりにフルスクラッチビルドを始めました。
あいや、でも船とかヒコーキじゃなく“エレキギター”なんだけど(笑)。
前に自分はエレキギターを弾いてたことがあって、その時気になってた
ギターがB.C.RICH USAの“モッキンバード”という
ヤツだった、とココで記したんだけど、それを作ってやろうと…。
タマに楽器店に行くけどもう全然見かけないんだよなB.C.RICH USA。
国内でライセンス生産だかなんだかのはあるんだけど。
~USAとは何が違うかって先ず見た目が全然~USAの方が仕上がりが綺麗。
それと一本一本職人が木材から削り出してるので個々にビミョーに
形が違う(^^;。で価格も高いしね。加えて必ず“スルーネック”だった。
“スルーネック”っていうのは左手で握って舷を押さえる細い部分(ネック)が
本体部分の下まで一体の木材から削り出した構造のこと。

この方が本体とネックの間で接いだものより音質がいいらしい。
でもその場合幅のある本体部分は材料節約の意味で
ネックから一体の部分の両側に別の木材を接合して縦割りに3ピースになっている。
だから仕上げが木目調の物を見ると真ん中と左右が違う種類の木だったりするのが
よく解るのだ。 …随分突っ込んだハナシになったけどとにかくは高級な物で
あるのは確かだ。最近一回だけこの~USAモッキンバードが中古で売ってるのを
見かけたけど、当然自分はもう弾けないので買う訳にもいかず、
それからは一度も実物に出会っていない。
じゃあ音が出なくていいならプラ材で作りゃあいいじゃん、と思った。
自分の好みの仕上げをコピーした、壁飾り的な物体を作ってみることに。

↓ネット上の楽器情報やらの写真で正面から写ったものを持ってくる。
これを自分が狙った大きさになるよう紙にプリント。

↓更にそのシルエットを別の紙に写して形に切り抜く。

↓シルエットをプラボードに描き写して切断。
この場合カッターナイフでなんとか切り出せる2mm厚のプラボードを使用。
曲線だと結構しんどいのである。これを3枚分繰り返す(汗)。

↓本体は2mmプラボード3枚重ね+1mmプラ板1枚(前面のみ)、
ネック部分は2mmプラボード2枚が重なった状態。
ネックは本体に対し2~3度くらい後ろ側に傾斜した形なので
重ね接着時に写真のような強制曲げ接着固定を実施。

↓固まったら側面をヤスリで整えてパテで滑らかな面にする。

↓現在こんな状況。


プラモデルが流行り出した頃、エレキギターのプラモも売ってたんだよな。
飾ると結構カッコいいんだ。ドラムスとかもあった。
でもそんなアイテムも、もう45年以上見ていないなあ。
実はエレキギターをやってた高校生時代、もっと小さいものだったけど
エレキギターのプラ工作をしていたんだ。変形ボディーのやつとか、
実物で欲しくなったけど買えないようなヤツを片っ端からプラ板で作り
遂には20本くらいになった。長さは皆10cm余りだったので
そうも精密なものではなかったし。
今はその時代より道具も素材もいいものがあるのでよりリアルに
再現出来る筈、と踏んでるんだけどどうなることやら…f(^^;
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