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先日家のフスマをいくつか張り替える工事をした時にお袋が押入れの奥から
大昔遊んだ“手さぐりゲーム”を発掘した。
「うお!手さぐりゲーム。…ゴム部分も沸いてないし、まだ遊べそうやね」
しかし“人生ゲーム”とか“沈没作戦ゲーム”にくらべると今さら地味で直ぐ飽きそうだ。
でも当時これで結構ワイワイ楽しんだんだよなあ。
手さぐりゲームと言うとタカラトーイの製品だ。
思い出せばタカラのオモチャでコレよりもっとハマったものがあったんだ。
“リカちゃん”という女の子用の着せ替えドールが有名だったが、
男の子にも“GIジョー”っていう着せ替えドールの進化版みたいなのがあった。
ミリタリーというか、手足が自由に動いてアクションポーズがとれる兵隊の人形だ。
当時小学生だった自分も1体だけ買ってもらった。 今でもマニアは沢山いると思う。
オプションで軍服が色々あって、それどころか持たせる小銃や装備も充実してて
そんなのを買い足していくのがすこぶる楽しくて夢中になった。
友達に電動で発砲音と光のでる、土嚢の上にすえた重機関銃みたいなのを
持ってるヤツがいて、ソレが面白くて羨ましかったのを憶えている。
あと“リカちゃんハウス”方式で“前線基地”みたいなのまであってまあ楽しいの
なんのって…。遂にはそのドールが乗せられる戦車まで出た。
これはさすがに持ってる友達はいなかったけど(笑)。
でも自分が本当にハマったのは更にその後に発売になったものだった。
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肌色成形だったGIジョーは更に進化して、クリスタル成形になり、中にメッキを
施したメカが内臓されたサイボーグになった。“変身サイボーグ1号”だ。
当時その衝撃の人形を見て欲しくならない子供はほぼ皆無だった。
クリスタルの綺麗さに、メッキのエンジンが中にキラキラしているんだよ、
おもちゃ屋のショーケース前で開いた口が塞がらない。
腕がオプションで色々なソフビ製武器に付け替え可能。
んで、着せ替えオプションも軍服からSFチックな超人風のコスチュームになり、
やがてTVでお馴染みの「キカイダー」や「シルバー仮面」等が発売。
今までソフビ人形を沢山買っていたのが、これ1体あればオプション部品で
あらゆるヒーローに変身可能というスグレモノだ。
まあ価格は高かったけど、近所の友達は皆んな最低1体は持ってたね。
当然自分もこれを1体買ってもらったが、人生を震撼させるシロモノは
この後に続くものだった。 ヒーローには敵対するものが必要だと
続いて出てきたのが“キングワルダー1世”だ。
このデザインを見て更に衝撃。ボディーは色付きクリアー成形で
中のメカは毒々しい生物感溢れる内臓みたいなグロい形に…。
ほいで腕に着ける武器類も生物的な造形という凄いセンスで。
メカ的な形の~1号の武器からするとソフビの柔らかさが活かされている。
“化石化銃”とか“記憶喪失銃”とか“死神銃”、特に“笑い銃”とかのデザインなんて
見てても楽しかったんだ。これにはハマり過ぎて、遂には親戚の家に行く時でもフルセットを
袋に入れて持ってくくらいだった…。流石に晩抱いて寝るとこまでアブノーマル化しなかったけど。
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続いて間もなく“少年サイボーグ”が登場。サイボーグ1号より二周りくらい小さいタイプで
これのオプションパーツにも皆んな湧いた。ソフビではなくメッキのプラ製で、
足に付ける車輪やゴムキャタピラ、背中にはバネで発射出来るミサイル、腕にゴムスポイト内臓で
実際に水鉄砲になる飛び道具等、アクション的にも子供が喜びそうな要素を加えてきた。
自分は少年~の方は買わなかったけど、人のを見て結構イカスと思っていたんだ。
サイボーグシリーズは近所で流行りにハヤリまくって、かなりの期間近所の仲間で楽しんだね。
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サイボーグシリーズが下火になってきた頃、友達が人形の中のメッキエンジンのみを
取り出そうとしてボディーをバットで叩き割っていたのを見たことがある。
勿体無いなとは思うものの、「あのメカだけ触りたい」気分は解からなくもない。
ところが暫く後、もっと進化した最強モデルが現れる。
“アンドロイドA(エース)”だ。コイツはボディーがスモークグレーのクリスタルで、
なんと胸が開いて中のメッキエンジンが取り出せるのだ!
メーカーが「エンジン取りたい」という子供が考えそうな事を読んでいたとしか言いようがない。
しかも腕や足にまでメッキメカをあしらったモノまでバリエーションにあった。
自分が一目見たとたんに一瞬で欲しくなったのは言うまでもない。
しかし価格はサイボーグ1号の倍だった。
やっとの思いでソレを買ってもらった時、巷ではサイボーグで遊ぶ子が
殆どいなくなっていたっけ…。
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(卓上のモデルはサイボーグシリーズの一つだった“サイボーグジャガー”。
現在自分の手元に残っているのはこれのみ)