カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「人生で最もハマったトイ」

2014年04月20日 | 昔回想

先日家のフスマをいくつか張り替える工事をした時にお袋が押入れの奥から
大昔遊んだ“手さぐりゲーム”を発掘した。
「うお!手さぐりゲーム。…ゴム部分も沸いてないし、まだ遊べそうやね」
しかし“人生ゲーム”とか“沈没作戦ゲーム”にくらべると今さら地味で直ぐ飽きそうだ。
でも当時これで結構ワイワイ楽しんだんだよなあ。
手さぐりゲームと言うとタカラトーイの製品だ。
思い出せばタカラのオモチャでコレよりもっとハマったものがあったんだ。
“リカちゃん”という女の子用の着せ替えドールが有名だったが、
男の子にも“GIジョー”っていう着せ替えドールの進化版みたいなのがあった。
ミリタリーというか、手足が自由に動いてアクションポーズがとれる兵隊の人形だ。
当時小学生だった自分も1体だけ買ってもらった。 今でもマニアは沢山いると思う。
オプションで軍服が色々あって、それどころか持たせる小銃や装備も充実してて
そんなのを買い足していくのがすこぶる楽しくて夢中になった。
友達に電動で発砲音と光のでる、土嚢の上にすえた重機関銃みたいなのを
持ってるヤツがいて、ソレが面白くて羨ましかったのを憶えている。
あと“リカちゃんハウス”方式で“前線基地”みたいなのまであってまあ楽しいの
なんのって…。遂にはそのドールが乗せられる戦車まで出た。
これはさすがに持ってる友達はいなかったけど(笑)。
でも自分が本当にハマったのは更にその後に発売になったものだった。

肌色成形だったGIジョーは更に進化して、クリスタル成形になり、中にメッキを
施したメカが内臓されたサイボーグになった。“変身サイボーグ1号”だ。
当時その衝撃の人形を見て欲しくならない子供はほぼ皆無だった。
クリスタルの綺麗さに、メッキのエンジンが中にキラキラしているんだよ、
おもちゃ屋のショーケース前で開いた口が塞がらない。
腕がオプションで色々なソフビ製武器に付け替え可能。
んで、着せ替えオプションも軍服からSFチックな超人風のコスチュームになり、
やがてTVでお馴染みの「キカイダー」や「シルバー仮面」等が発売。
今までソフビ人形を沢山買っていたのが、これ1体あればオプション部品で
あらゆるヒーローに変身可能というスグレモノだ。
まあ価格は高かったけど、近所の友達は皆んな最低1体は持ってたね。
当然自分もこれを1体買ってもらったが、人生を震撼させるシロモノは
この後に続くものだった。 ヒーローには敵対するものが必要だと
続いて出てきたのが“キングワルダー1世”だ。
このデザインを見て更に衝撃。ボディーは色付きクリアー成形で
中のメカは毒々しい生物感溢れる内臓みたいなグロい形に…。
ほいで腕に着ける武器類も生物的な造形という凄いセンスで。
メカ的な形の~1号の武器からするとソフビの柔らかさが活かされている。
“化石化銃”とか“記憶喪失銃”とか“死神銃”、特に“笑い銃”とかのデザインなんて
見てても楽しかったんだ。これにはハマり過ぎて、遂には親戚の家に行く時でもフルセットを
袋に入れて持ってくくらいだった…。流石に晩抱いて寝るとこまでアブノーマル化しなかったけど。

続いて間もなく“少年サイボーグ”が登場。サイボーグ1号より二周りくらい小さいタイプで
これのオプションパーツにも皆んな湧いた。ソフビではなくメッキのプラ製で、
足に付ける車輪やゴムキャタピラ、背中にはバネで発射出来るミサイル、腕にゴムスポイト内臓で
実際に水鉄砲になる飛び道具等、アクション的にも子供が喜びそうな要素を加えてきた。
自分は少年~の方は買わなかったけど、人のを見て結構イカスと思っていたんだ。
サイボーグシリーズは近所で流行りにハヤリまくって、かなりの期間近所の仲間で楽しんだね。

サイボーグシリーズが下火になってきた頃、友達が人形の中のメッキエンジンのみを
取り出そうとしてボディーをバットで叩き割っていたのを見たことがある。
勿体無いなとは思うものの、「あのメカだけ触りたい」気分は解からなくもない。
ところが暫く後、もっと進化した最強モデルが現れる。
“アンドロイドA(エース)”だ。コイツはボディーがスモークグレーのクリスタルで、
なんと胸が開いて中のメッキエンジンが取り出せるのだ!
メーカーが「エンジン取りたい」という子供が考えそうな事を読んでいたとしか言いようがない。
しかも腕や足にまでメッキメカをあしらったモノまでバリエーションにあった。
自分が一目見たとたんに一瞬で欲しくなったのは言うまでもない。
しかし価格はサイボーグ1号の倍だった。
やっとの思いでソレを買ってもらった時、巷ではサイボーグで遊ぶ子が
殆どいなくなっていたっけ…。

 (卓上のモデルはサイボーグシリーズの一つだった“サイボーグジャガー”。
  現在自分の手元に残っているのはこれのみ)
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「ガイデロール級戦艦 《ケス》」

2014年04月10日 | 製作日記「ガイデロール級戦艦」
↓「旧シュルツ艦仕様のガイデロール級戦艦」に追加工作をしております。
スチールライトの端面に0.5mm径の孔を加工。前回スチールライトの径は1mm程度
と書きましたがもとい、実際は1.6mmあります。

↓長さの違うものを数本作成。

↓1番2番の砲塔の裏にパテで肉増ししておいて…

↓0.5mm径の真鍮線で砲口に取り付け。…こういうワケです!
“330mm陽電子ビーム砲”のビーム部分が作りたかったのなf(^^;。

↓たまたまピンク色のスチールライトが売り切れていたのでガイアカラーの
蛍光ピンク(クリアータイプ)を塗装して間に合わせることに。

↓塗装後本体に着けるとこんな具合。これは楽し~!!
この、三連砲塔の左舷側から順番にプニョ~ンと発射するところをやりたくて。

↓「目標ヤマト! 撃てェ!撃って撃って撃ちまくれェ!!」暫く自分の世界に浸って
遊べてしまうわけです(笑)。スチールライトを使うと光源の位置によっては
ビームの先端が強く光って見えていい感じなんだ。


完成後のお酒は美味しいです。ガミラス艦だとドイツワインか何かにしたかったけど
まあ在り物で…。今回の反省点はどうもスミ入れがきつく見えるなとか。モールドラインが
太いからどうしてもこうなるかなー。
よかったのはやっぱりサクサク組める事とDU部分がさりげない仕上がりに出来たことかなあ。

シュルツ艦は旧ヤマト時代キットが無かったことから、いろんなガレージキットが多数出てた
けど2199になって遂に形も究極に引き締まってグッとかっちょいいスタイルになった。

一昔前のことを思うとコレがインジェクションキットで入手出来るなんてホントに夢のようだ。
プラモ趣味止めなくてよかった…(TT)。
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「ガイデロール級戦艦 《ピア》」

2014年04月06日 | 製作日記「ガイデロール級戦艦」
気温が暖かくなったと思ったら昨日今日と“花冷え”でいきなり寒いよな。
ストーブ納さなくてよかった^^

↓シュルツ艦、スミイレ作業終了間際。ココまで来るともう大詰めだ。
自分は例によって水性ペンで簡易にやっちゃってますがこのキット、スジ彫りがやたら深い所が
あって相当グキグキやらないとインクが奥まで入らないのだ(汗)。
綿棒で余分なインクを擦り落とすのもちょっと必死になる。

↓艦首の白い所は少々スミが目立ってしまうけど、自分的にはグレーとかでやるより
きりっと黒い方が好みだしなあ。

↓ココで気になっていた最後の左右パーツ張り合わせ線を消して…と(矢印)。
塗装段取り等によってこんな二度手間が発生したりするんだ。

↓艦橋周囲の近接防御火器は小っさくて持ちにくいのでランナーごと処理すると
やり易いんだ。

↓しかも計6ヶ、孔に突っ込むのが思いの他やりにくかったりする。
塗装後だと塗膜で嵌め合いがきつくなってて、ヤスって調整必要(^^A。

↓追加した艦橋下部のエアインテークは筆塗装でスミイレ。
やっぱりちょっとデカイけど本編の雰囲気には近くなってるかと。

↓そして何時もよくやる汚し。パネルラインでマスキングし、後ろ方向にボカシたような
吹きつけ。数箇所に実施。

↓最後に折れ易い部品を付けて仕上げ。 艦首にはお待ちかねのツノが付く。
…この、“ナメクジ”というか“ウミウシ”というか、軟体生物の頭みたいな艦首がたまらない!

水性ペンのインクをスーパークリアー(つや消し)でコーティングしてガイデロール級戦艦の出来あがり。 


  …と、続いて今回も追加のプチ工作を企んでいるのだ(^^)b。

↓材料はこんなヤツ。東急ハンズとかで売ってる「スチールライト」と云う蛍光性のある棒。
径は1mm程度。次回この素材でやってみたい事が…。  お、勘のいい人にはもう
バレたかもしんない…(苦笑)。
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