カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「HGダンバイン《Ⅹ》」

2024年02月15日 | 製作日記 HGダンバイン
↓ディスプレイ台を仕上げてゆきます。
バイストンウェルの地面は地上と変わらずフツーの岩とか
土の色みたいだ。エンディングテーマ時の画面から、
若干青み掛かったグレーにした。
…実はクレイで成形した地面はその後一ヶ月近くに渡って
徐々にヒケてゆき、手前と側面の平面にヒビが入ったので再びパテで修正、
結果垂直面ではなく斜めに傾いてしまった(++;。
クレイって完全に固まりきるまで加工ができないのが難儀なトコだ。

↓宝石みたいな石の結晶と花びら?に着色する。
宝石はけたたましい赤色なので写真のガイアカラーとクレオスを使って
パープル系の色に調整する。因みにガイアカラーとクレオスって
混ぜても固まらなくて平気なのだ。

↓全体に塗ると暗くなってしまうので根元を狙って着色。
いい色になった。…花びらっぽいのはクリアーピンクを先の方に吹き付け。

↓配置して地面ごとウェザリングカラーで処理。
更に暗い色調になる(左写真)。
この際悩んだのが、ディスプレイの縁位置(垂直面)でカットした
花びらのカット面を黒くするか否か。…そう、理屈的には
フラットブラックで塗るのが道理なんだけど、
クリアー部品ってとこで塗ると反対側から見て見栄えが悪化する懸念がある。
だから塗らない事にした(右写真)。

↓更にウェザリングパステルのグレー系をかける。
石の結晶はもっと暗い色になってしまった。
まぁ、ダンバイン本体より地味な方がいいかー。

↓ダンバインを載せて完成~。
ヴィネットの題名は“BYSTON WELL”にした。
“DUNBINE”とかにするよりヒネりが入ってていいかも。

↓ディスプレイ台は四角いエリアでカットされてるのに、
ダンバイン自体は羽根とか思い切り外に飛び出てるのはもう割り切ってくれ(^^A。

↓コンバーターを開いた形に改造したから
ある意味正面はこっちになるンじゃないかとも思ったりする(笑)。

↓今回はクリアー部品が多くて綺麗な気がする。


《カシBARにて》
…また昔のハナシになるけど、前回記した「ダンバイン」ファンの
APCメンバーの煽りで、“コミックストリート”というイベントで売る
「ダンバイン本」(同人誌)の発行を手伝ったことがある。
ウチ(APC)が一時期同人誌ディーラーになったのはこれが始まりだと云っても
過言ではない。ま、自分はカバーイラストだけ描いただけなんだけどな。
それがきっかけで他のメンバーも特撮関連の同人誌とか、藤子不二夫系の
アニメ同人誌とか、ズルズル深みに嵌り、まあ多数の種類売りに行ったね。
あげく自分が主導の本まで作ったし(笑)。 …なんか巻き込まれた感じで
大変だったけど、マンガも描けて面白かったから内心よかったと思ってる。

で「ダンバイン本」の発行者は、該当アニメに登場する“チャム・ファウ”
というキャラクターのCVを担当されていた川村万梨阿女史が気に入ったのが
きっかけだった。川村さんはこれがデビュー作だったんだよな。
彼には後に「ガル・フォース」というOVA作品のイベントに行ける券
が2枚あるからと、1枚くれたのでそのイベントにも付き合った。
しかもそれが握手会にも参加出来る券だったので、
イベント終了後に川村万梨阿女史と握手もできてしまったのである。
自分は別に彼女のファンではなかったけど、滅多に無い機会で流石に
ちょっと嬉しかった記憶である。
「ガル・フォース」も3作くらいシリーズ化されてるけど
コレもいい作品で永いこと嵌ってたっけ…。


↓本ブログのPRチラシを改訂したのでココにも貼っときます
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「HGダンバイン《Ⅸ》」

2024年02月06日 | 製作日記 HGダンバイン
↓オーラコンバーターの自作部分に着色。
フツーのクレオス9番のゴールドなんでイマイチ派手さがなく、
クリアーオレンジを混ぜてやや赤い色調にしてやりました。
その上からウェザリングカラーのマルチブラックを載せる。

↓武器類。
オーラソードはシルバーとかではなく、ウチ(APC)のメンバーの
「ダンバイン」に詳しい人間に訊くとブラックグレーなんだそうです。
鞘とオーラショットはコンバーターと同じ色。
オーラショットのご覧の形状はパープル掛かったグレーです。

↓ここで甲羅部分にバトルダメージ、と云うか、チッピングを入れる。
生物の殻らしいけど、ここはパープルグレーで処理。
塗装が剥げた、みたいな感じになるけど、戦車とかの
チッピングの“錆び”というワケではないんだよな…
 で、関節周囲に生体の老廃物っぽくグランドブラウンの汚しをかけた。
なにげに“ガンダムのようなメカじゃない”っていう表現になる。

↓更にオーラコンバーターの噴射口辺りに
エネルギーによる変色を付けた(矢印部)。
熱なのか、化学変化なのかとかは想像に任せる。

↓…ンでから羽根。
素晴らしいクリアーイエローの透明部品なのでこのまま採用。
更に根元の太い部分にクリアーオレンジを塗る。この時付け根方向に
近付くにつれマホガニー等の色を混ぜて濃くなるようにした。
最後にウェザリングカラーのグランドブラウンをかける。
これも根元は濃い目、先の方に行くと殆ど着けない感じ。
なんとなく“エミール・ガレ”のガラス工芸っぽい雰囲気を狙った。
最初の頃のキットはこれ、シボ(ざら目)の入ったタダの板だったんだよなあ…

↓手の部分はラバー部品なので、
取りあえず部分的にガイアマルチプライマー(ミッチャクロン)
を塗ってグロスブラックを載せた。その他は素材色。

↓さて、以上でダンバイン本体のパーツは全て塗れた筈、組み立ててみる。
驚く事に、こんなにゴチャゴチャした物が背中に付いているにも
かかわらず   …ちゃんと自立する! \(^Д^)/
まぁ、こんな広い3点支持の安定した脚が付いてるから当たり前なんだろうけど。
ココでもデザインの“企み”に感心するべきなのかも。

↓ダボが無くてもちゃんとオーラソード持たせられます。

↓でも今回のキモはこのコンバーターオープン状態。
奥の方なので案の定金色が上手く輝いてくれないのが惜しい。

次回はディスプレイの仕上げにかかります。
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「HGダンバイン《Ⅷ》」

2024年01月30日 | 製作日記 HGダンバイン

なんか、このところブラシのコンプレッサーの調子が悪くて、
いよいよエアー圧も下がってきたような感じだったので遂に新しいのに買い換えました。
以前からブログ内でもちらほら映ってたので知ってるでしょうけど
自分はこんな比較的小型のコンプレッサー使ってます。
そんなにでっかいプラモ作らないし、1/35の戦車とか
1/24の車くらいのサイズならこれで十分かなと…。
で、新しいのは写真左のヤツで、更に小型化(笑)したけど
上のダイヤルでエアー圧が調整できてしまうというスグレモノです。
…まぁ、また大事に20年くらい使って行きたいと思います。

↓基本色は塗ったのでその他の色分けに入ります。
キャノピーは綺麗なクリア成形のパーツが付いてるんだけど、
これが設定のキャノピー範囲通りになってなくて、ボディー側の
足らない部分にキャノピーらしい塗装をして誤魔化さないといけないのだ。
写真の脇腹部分の範囲に暗いグロスグリーンを塗装。

↓コックピットの中も着色~。
椅子の左右の四角はモニターらしいのでグロスで仕上げ。
自作の前面インパネも付けてます。

↓腕と脚の付け根辺りに多数あるバナナのような出っ張りはこれ
筋肉のようなモノが露出してる、みたいな設定なのかな 知らんけど。
ピンクともオレンジともつかない色で塗れと。
本編画像に倣い写真のような塗料で調色。

↓バナナ形の周囲は水性ペンとウェザリングカラーを使って
ハッキリ気味に黒くなるようにした。設定資料でも先ず穴があって、
その中からバナナが露出してる、みたいに描いてあるんだ。
例のフクラハギのちょっと苦しい処理の場所はキットそのままの形で
手直しナシ(矢印部)。でもこんな感じに塗ってりゃそれらしく見えるかー。

↓爪の根元はウェザリングカラーのグランドブラウンで茶色くボカシ塗装(矢印部)。

↓上半身はこんな具合だ。額の紋章?と脇腹のカシメ部品みたいなのは黄橙色で塗装。
尚、甲羅、というか装甲部分は“艶あり”としたいので上からスーパークリアーを軽く吹いた。

↓クリアー化した目ンタマもピンクに塗装(矢印)。
「無いかも知れない」と思いながら捜しに行ったら意外に売ってた
この“クリアピンク”という色。“クリアーレッドの薄塗り”とは
また違う感じの発色なのでありがたい。

↓頭に組み込むとこんな。 …エエ感じだね(^^)。

↓出来たパーツまで組み立ててみる。 …おお、いよいよダンバイン。
オーラコンバーターと羽根がないのでなんとなくマヌケだげどな(w


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「HGダンバイン《Ⅶ》」

2024年01月19日 | 製作日記 HGダンバイン
↓塗装の方にかかっていきます。
ボディー各所にある、この黒い帯部分は
最初に筆塗りしてマスキングしとく方が楽かな。
…しかしこの黒帯ってよく考えてますよね、
パーツの張り合わせ線がコレのおかげで埋める手間がなくなってる。
まるで頭からプラモにする前提の下でメカデザインしてたのかも。
宮武一貴氏ってスゴイかもしんない。

↓“ダンバインカラー”とか売ってたのかどうか知らないけど
自分で調合しますわ。他作例を色々見てると”水色”っぽい色に
してる人とかいるけど、もっと紫方向に振った方がテレビに似ている感じがする。
結局キットパーツそのままっぽい色を作った。
結構沢山要るだろうから、また空き瓶に多めに作って保存。

↓パーツの裏側等にフラットブラックを塗っておいてマスキング。
あとから塗りにくい関節の奥まった部分とかあるので自分はこうしている。

↓吹きつけ。
オーラコンバーター部分はやや濃いめの調色になる。
…あーやっぱデジカメで撮ると水色っぽい色に映るなー。
ネット上で水色っぽい作品が多いのはそのせいなのか。

↓写真で判り辛いけど形状の要所要所でうっすらグラデもかけてみました。

↓マスキングを取って、筆で関節部の黒い部分との境目(矢印部)を整えたり。
これが可動部分の多い人型モケイの一番面倒なトコなんだよなあ。

↓羽根が付く基部はこんな色にした。
動画をいちいちチェックするのがおっくうになってきて、
もう配色間違っててもいいや(笑)。

↓例の頭のデッチアゲ形状はブラックグレーっぽくした(矢印部)。

↓オーラコンバーターはこんな感じだ。
作りこんだ中のメカ部はこの後“金色”に塗ろうと考えてるのな。

↓ベルボトムのスソの中もブラックグレー。
写真じゃ殆どブラックに見えるけど。

↓足首の色は合成ゴム製の手や関節カバーと似た色を狙った。
尚、鳥類の足状の上に鎧のように被さったパーツは
ヤケに角張った形で違和感があったのでやや丸める加工を施した。

↓パープル系の色の塗装はこのくらいなのかな。
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「HGダンバイン《Ⅵ》」

2024年01月08日 | 製作日記 HGダンバイン
≪迎春2024≫
今年は年始早々地震だったり航空機事故だったり、
「年明けを祝っていいのか?」という気分になる出来事が連発しました。
特に地震はもう、それなりの準備してたって“起こっても大丈夫”とは
ならないくらいどうしようもないので“起こらないことを祈る”
としか言えない気分なんだよな。

↓ダンバインの飾り台を作ってます。
新しく買った例のクレイで地面を作ったまではいいんだけど、
4方の端を構成する垂直面を繕うのにポリエステルパテを使ったら、
なんと3日経っても固まらない。1時間で固まる筈なのに3日で
固まらないはおかしい。だから硬化剤を多めに混ぜてやり直したけど
それでも固まらない。ネットで調べたら、パテ自体はあまり劣化しない
というのでコレは多分硬化剤が劣化していると判断。

↓痺れを切らせてタミヤの通常のパテで対応。
ヒケが多いのでそのつど何回も盛りつけた。
写真のような面を出すまでそうとうかかった(汗)。
少々固まらないポリエステル部分が中に残ってるので強く押すのはご法度だ。
…どうしてもこの垂直面がコダワリなんだよな。

↓前回“花びら”とかナンとか言ってたけど、苦しまぎれに
こんな事を思いついた。透明プラ板の切れ端をやんわり火で炙って変形させる。

↓するとこんなのが数個出来上がる。
厚みもなんだか厚くなって塊感もアップしてる。
コレにクリアーピンク等の塗装をすれば“花びら”に見えないかな?

↓ちょっと宙に浮かせる意味で真鍮線に挿し、地面の上に立ててみると…

↓…こんな。 う~ん、花びらというより、
“何か漂ってる”みたいな雰囲気になったけど(^^A。
着色すればま違った物にも見えるかな。

↓上から見て飾り台のエリアからはみ出た部分はきっぱりカットする。
写真の矢印部分は3面共ほぼ面一になってるワケだ。
飾り台はこのエリア外のぶった切り感にコダワる。
だから四方の垂直面の存在が効いてくる。

↓一方、ダンバイン本体は分解して塗装の準備に移行。
これねー、また組む時に左右の腕、左右の脚とか、組み違えないように
しないと、とか考えるけど、よく見りゃあ左右違えても問題ない形のところも
あるよなあ。例えばこの脚のパーツ、左右で部品番号は違ってるけど
マジマジ観察して全く同じ形だと判明。
つまり“R”、“L”とマーキングしたけど意味はない。
こんな場合は出来れば同じ品番でいいと思うなバンダイさん。
番号が違うと変に気を使ってしまう。

↓一応、ウレタン部品以外の全部にサフブキ。
関節のカバーとか動力パイプっぽい部品はウレタン部品だけど、
これは塗装出来なさそうなので最終墨入れ程度にする予定。


…確か硬化剤だけバラ売りしてるよなf(..)
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「HGダンバイン《Ⅴ》」

2023年12月29日 | 製作日記 HGダンバイン
↓“ひざまずいた状態”でディスプレイ、と決めたので
後方からは脚の裏が見える事になる。脚の裏自体はいいんだけど
この“ベルボトムのスソ”の中の形がどうもイカン。
パーツ貼り合わせの位置決めダボが丸見えだ。
「真っ黒に塗っときゃあ目立たんわい」ってのもあるけど
慌てて作りたいワケでもないので繕っとくことにする。

↓写真右側のパーツの白矢印の形をなくしたい。
左側のパーツの黄矢印は削った後。その左の部分(もう一方)は
あんまり目立たないのでここからもう少し丸め気味に削ったくらいにした。
接着剤で着けるからスナップキットのジョイントなんてのも要らないのだ。

↓あとはこんな細工を。
0.5mm厚プラ板でオーラコンバーターの整流板みたいな
ヒダヒダをでっちあげ。外骨格を補強してあるようでソレらしいかと。

↓ここら辺でディスプレイ方法を考えていきます。
某APC部員から、「バイストンウェルみたいにすると期待してますよ」
とかなんとか言われたけどその時は軽くあしらった記憶である。
…でもやっぱ折角だからバイストンウェルっぽいイメージをと色々考えてみる(笑)。
 …要は、あのエンディングテーマん時の景色だよなあ。
普通に地面とか山があるけど、花びらとか、
なんか夢に出てくるような少しメルヘンチックな感じか。
本編の雰囲気らしく“城壁”とか思いつくけど用意したデコパのサイズでは無理である。
…で百均で写真のようなオブジェを購入。こういうのも使ってみるかぁ。

↓うーん、ちょっと大きめだけど作風としては面白そうである。

↓こんな素材を見つけたのでコレも使ってみよう。
紙粘土やエポキシパテより手軽そうだ。価格は660円。

↓2mm厚プラボードに彫刻刀で溝を付け、密着度を上げておいて…

↓…こんなかな。 これ、塗装いけんのかなあ。
しかしなるほど手にもつかないしオブジェを押し付けても引っ付かない。
ツブツブが入った感じで不定形な地面工作には最適である。

↓地面の高さを変え、ひざまずいた状態でまっすぐ立つようにした。
ダンバインの膝位置問題はこれで解決。

↓武器類も組み立てる。
基本は無改造だけどオーラショットの穴にローレット形状をでっちあげ(白矢印)。
ソードの柄にあるダボは手に持たせる為の位置決めだけど要らないのでカットする(黄矢印)。

↓一応残りのパーツを皆んな着けてみた。
ディスプレイとしてはこんな感じか。羽根がめちゃくちゃ台から飛び出るけどな。
…“花びら”無いな。なんかそれも考え中。(^^y-~
で、この地面のクレイは硬化に24時間かかるそうなので
縁の4方向の面処理はそれからになる。



本年はこれが最後の更新となります。皆さんよいお年をお迎えください。
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「HGダンバイン《Ⅳ》」

2023年12月16日 | 製作日記 HGダンバイン
↓脚部を組み付けた。
番組放映当時の、まるで昔のソフビ人形のような、
不恰好だったキットに比べ格段にいいプロポーションだと判る。

↓関節の自由度も上っているとは思うものの、
流石にこのくらいが曲げの限度だ。ボトムズで云う“降着”というか
ひざまずいた状態にしたいと考えてるのでもう少しなんとかならないかなー。

↓外骨格の干渉を考えて内部の関節ユニットを膝の上下2箇所で
折れ曲がるようにしてあるのは流石バンダイ。ガンプラで培った技術なのな。
まそれでもこれくらい曲げると干渉。これ以上曲げるには外骨格を削るより無ささそうだ。
…写真矢印部の処理も苦しいなあ。合いが悪く調整要。
設定ではここはフクラハギから4本のリブ状になった凸が出てるだけなんだけど。

↓白矢印部にペンで削り取る形を描いた。
黄矢印部は削り処理後。結構な量削ったよ。

↓お。だいぶんよくなったぞ。
しかしこの場合、左脚の膝の下に何かを突っ込んでやらないとこける。
…そうだよな、ガンダムでもそうだったけど、フトモモの長さよりムコウズネ部の
長さが圧倒的に長いから、片膝付いたポーズがそもそも無理なんである。
まァ、ソコはディスプレイ台の方でフォローすればいいんだけど。

↓一個、しょうもない拘りだけど、この膝の皿部分の形が
いやにカクカクしてるので設定画のイメージで丸く削った。

↓でから、降着時は顔をもっと下に向けたい。
キットのままでは前写真みたいな角度が限界なので
首を支えるピンを一旦切断し、真鍮線を仕込んで曲げてみた(左写真)。
結果更に15度くらい下を向いた(右写真)。…これくらいでいいかぁ。

↓ちょっと全部仮組み。
かなりイメージに近付いたぞ。

↓…でも見てるとコレが気になってきた。
後頭部が異様に高くなったせいで首のゴムパーツの端面が見え、仕込んだ真鍮線も見える。

↓ダンバインは関節部に繊維状のコードのような束が見えてる設定なので
延ばしランナーでそんな風に繕えばよろし。 …サーバインみたいな感じになるけどな。

↓狙いは大体こんなポーズである。
こんなに脚を曲げるとホントは“膝の皿”部分は少し上に移動するのが正しいけど、
このキットは皿が下のパーツに一体なのでどうしてもこうなる。
固定ポーズで思い切るならどうとでも出来ると思うけど、他のポーズも
出来るようにしたいわで、 …一応このままにしておくかぁ。


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「HGダンバイン《Ⅲ》」

2023年12月08日 | 製作日記 HGダンバイン

去る3日、艦好きのAPC会員に誘われて、久しぶりに海上自衛隊のイベントに行ってきました。
この日は護衛艦「やまぎり」をはじめとする艦が数隻と、車輌関係も少し来ていました。
よくこう云ったイベントに来ている人からするとこの日は異様に混雑していて
車を駐車するにも苦労する程。こんな状況は珍しいようなハナシをずっとしていました。

↑やまぎりの飛行甲板。
艦載ヘリは無くて、ちょっと残念。人が多くて順路を通って階段から
下に降りるのにも時間がかかり、風があって寒かったなあ。

↑イベント会場の阪神基地隊の広場にはパトリオットミサイル等の展示。
…まぁこれは何度も見ているモノですが。

タマにはこういったものを見ながらウンチク垂れて過ごすのも楽しいもので…。
また暫くしたら行きたいと思います。


↓でダンバイン。
コンバーター上カバーの側面に設定通り3本の溝を加工。
ここは“スジ彫り”というより結構しっかりした凹みっぽいので
T型スロットのビットを付けたルーターで削り込む感じ。
楕円の出っ張りは少しズラして接着。

↓胴体の方にかかります。
設定画と比べて気になるのは首周り、この襟辺りの形。
こんな形じゃないじゃん(左写真)。
スタンドカラーのシャツのように真ん中は下まで切れ込んだような(右写真矢印部)。
色々フォルム修正湧き出すけどこのヘンは削り込むだけで済ませておく。

↓来ましたコックピット。
最初キャノピー(胸の透明部分)は開けて固定しようと思ったものの、
設定では3パーツに分かれて開くみたいなのでフルスクラッチになってしまう。
綺麗な深いグリーンのキャノピーは使いたいのでやっぱり閉じますf(^^;。
でもコックピットはもう少し作りこんでショウ・ザマは乗せない。
オーラコンバーターが開いてることだしシチュエーションが駐機状態なのだ。
パイロットの取り付け関係の形は無くしてしまうのな。

↓シートにモールドを付け、マトモな形に繕う。
操縦レバーはこんな風である。この前の「雷電」レベルに再現。

↓これはキットではオミットされていたインパネ部分。
真ん中に操縦桿らしきでっぱりがある(左写真)。
インパネは本当はキャノピー側から生えているんだけど、もうこっちに固定(右写真)。
どの道キャノピー付けたら判らないし。 …てか、キャノピーの色が濃いから
見えるかどうかも怪しいし(笑)。キャノピーを接着しないテもあり。

↓あとねー、この目ダマが結構なサイズにかかわらず透明じゃないのが気になる(矢印部)。
知らんけど、これってやっぱカメラ的光学機器だよな?

↓部分的に透明化させる事例が多いので透明ランナーのストックを沢山取ってあるのだ。
左写真の矢印部分辺りから目ダマの形を切り出して…。
右写真の該当部分と置き換える。ただ、目のパーツは写真の青い部分で
一体なので目の部分を切除すると“口?”の部分の保持が苦しくならないかと…。

↓…調整に手間取ったけどなんとか置き換わった。
…ん?…このヒサシの裏側から中の空洞が丸見えじゃないか。

↓ウェーヴのモールドプレートを詰め込んでやれ(左写真矢印)。
こんなトコの形までは流石に設定してないだろうし、ソレらしかろ。

↓現状。
コックピットのインパネはキャノピーとの干渉確認済み。

…しかしこんな狭いコックピットで女の子膝に乗せて操縦なんか出来るかい!(笑)
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「HGダンバイン《Ⅱ》」

2023年11月30日 | 製作日記 HGダンバイン
↓オーラコンバーターの“中身”を造り込みます。
例の1/48の作例程凝った形には出来ないものの、
プラボードの削り出しと市販のお助けパーツの組み合わせで
“なんらかのエネルギーを吹き出しそうな装置”に見えるよう繕った。

↓前項の写真のエポキシダンゴと今回作った装置の一個一個を
ハンダ線で繋いで「ダンゴからオーラ力が供給されてる」風な感じにした。
下部の整流板の間には更にプラ板の追加で細かい感じにし、
前回作った上カバーの支えも計4本に増やす。
模型都合の構造らしき形は意識して判らないように誤魔化すとか…。

↓0.5mm厚プラ板をこんな形に切り出して…(左写真)
上カバー側の目隠し板に並べて殺風景さを殺すなど色々やってみる(右写真矢印)。

↓あー、ほんでこの真ん中辺りも何もないので写真のようなディテールを…。

↓これはダンバイン胴体の背中側。
このマイナスモールドのバーニアのようなとこも
右写真のようにDU。 …こんなトコ誰が気付くねん、ってのはあるか知らんけど。

↓以上を仮組するとこんな具合だ。
割りとゴチャゴチャしてきたね。最終、色はもっと地味になるとは思うけど。

↓胸の部分、頭のパーツも組みつけてみる。 おおー、ダンバイン。 
 …わー、コックピットの中ってパイロット以外は一体成形かぁ。
多分キャノピーは閉めた状態にするけど、ちょっと考え中…。
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「HGダンバイン《Ⅰ》」

2023年11月21日 | 製作日記 HGダンバイン
これまで、「イデオン」「ザブングル」「ガンダム」と
サンライズ系のキャラクターモデルも組み立ててきてますが
もうその勢いで「ダンバイン」もいっちゃいますぜ。

…ダンバインはねー、最初の放映当時皆んな買ってましたよプラモデル。
羽根が透明パーツなのが嬉しくて、ちょっとデザインの物珍しさもあいまって…。
カブト虫とか昆虫好きの子供には“当り”のデザインだったと思います。
しかし自分は番組自体あまり観ていなかったせいか、いいデザインのメカだなと
思いながらも結局今まで作らず終いになってたんですわ。

↓今回買ったのはバンダイHGモデル。
なんか、一昨年くらいに再販かなんかで安売りしてた時買いました。
“初ダンバイン”って事でちょっと興奮しますね。
当時売ってた、なんだかプロポーションの悪いヤツではなく
凄げーカッコイイので大きな手直しはしなくて済みそうな感じ。

↓ディテールアップの余地を模索していて思いついたのは
この“オーラコンバーター”。
ダンバインのエネルギーの源である“オーラ力”を
飛ぶ力に変換してる、みたいな装置かな。
1/48かなんかの他作例でこの部分が上下に開き、
この装置の中身を再現したモデルを見まして、
1/72で真似しようかと企みました。 写真はそのパーツ。
この3部品を矢印のようにモナカに組むと、
後に長四角の穴の開いた板状になるんだけど、
本来長四角の穴の中は並んだ整流板みたいな板しか見えない。
そこでこれを少し上下に開いた形にし、更に奥の構造をチラ見させるワケである。

↓でもその前にやりたい事が…。
長四角穴の周囲の板厚が大きくてよろしくない。
整流板を削らないよう、外側内側組み合わせて薄く見えるように削った。

↓これはさっきの下側のパーツ。
先ず上パーツとピッタリ合わせないので矢印のダボは不要。
破線の楕円の辺りに形を作るワケだけど、手前の壁があると
邪魔でそれが見えないのでこれも削り飛ばしてしまう。

↓…おおー 削る量が思ったより多いのでルーターが抵抗に負けて止まりだした(^^;。
トルクのでかい、大き目のルーターに変更だ。

↓結果こんな。
辺りは思ったより削りカスだらけである(左写真)。
上側パーツも取り付けボスを無くしたり、整流板の間を切り込んだり(右写真)。
兎に角はプラモの組立構造的形状の除去だ。

↓この時期のキットにしては目を疑いそうな、決定的な形状の間違いを発見。
写真のプラ板で塞いだ四角い穴には楕円で半球状の突起パーツが付く。
でも本編の画像から、この場所には3本の溝らしきものがあって
突起はそのやや後辺りにある。もっとも、ごく最近新金型で発売になった
ものを見るとこのオーラコンバーターのカバー自体の形の解釈も違うようなんだけど。
あまり突っ込むとややこしいから今回はそういう修正でいくのな。

↓組立関係の形を片っ端から削り飛ばすと、「じゃァどうやって固定すんねん」
という心配が出てくる。プラ板でこの上下パーツを少し開いた状態で固定する他
ないんだけど、それと同時にダンバインの胴体とを繋ぐ部品も保持する必要がある。
ちょっと考えて思いついたのは可動の為のポリキャップを廃止してそのポリキャップに
差し込む突起を上下パーツを支えるプラ板に差し込む、という方法。
物を見ないとややこしくてワカランだろうけど、写真の白いのはそのプラ板
(上下カバーの支え)、左の青いのがダンバインの胴体と繋がる部品。

↓仮に組み立てるとこんな感じ。
縦になってるのがさっきのプラ板、で、そこから下カバーの穴を介して
ダンバインの背中に繋がってるのがさっきの青いパーツ。
まぁ最終はこんなに大きく開かずかろうじて中が見えるくらいにする予定。



勿論、設定資料なんて持ってないのでこんな風にコンバーターが上下に開く設定が
あるのかどうかは判らないけど、素組より複雑な見た目になってカッコイイかなと(^^)。
コメント (2)
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