カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ファイモ ミレニアムファルコン《Kessel Run:12parsecs》」

2018年02月26日 | 製作日記 ファイモ ファルコン号
遂に最終仕上げになります。

↓水垢汚れの表現は自分が使い慣れた水性ペンでやりました。

↓つけたい所にちゅくちゅくインクを載せておいて
先ず細い綿棒で一方向に延ばし、普通の太さの綿棒でボカす。
ポイントは水性インクが乾いていくタイミングに合わせると濃さを
調整出来るという事。素早くやると殆ど拭き取れてしまって薄くつき、
やや時間を置いてから擦ると濃くなるのだ。

↓…特に水垢タレの多いのはアンテナの後ろ辺りかな
(写真右上の丸がアンテナ基部)。

↓茶色ペンでは錆タレを表現。
広範囲に茶色いような場所はブラシで吹いた(穴メカ部分等)。

↓例のレーザービーム痕は穴の中だけ薄墨を塗ってから
水性ペンの黒で放射状に長く伸びたスス汚れを付け、
更にブラシでなんとなくボカシを入れた。

↓焦げがない傷は筆塗り。先ずホワイトで凹みの中全体を塗り、
真ん中の深い部分にはブラックグレーをちょこちょこ付ける。
実際のプロップモデルを見るとこういう所は塗装ではなく、
単にルーターでガリゴリ削って終わり、みたいな処理っぽい。
下地塗りの白と更にその奥の“光漏れ防止用”に塗った黒い
塗料が露出してるだけみたいだ。

↓コックピットの外辺りにもそんな風なキズがピロピロっとあり。
これは5フィートモデルを参照。あ、それで窓のマスキング取りました。
やっぱキット付属のシールの粘着が弱かったのか、やや内側に塗料が
吹き込み気味でしたヮf(^^;。手間だけど型紙の黒い部分を利用して市販の
マスキングテープを切ったものを使った方がいいかもしんない。

↓ディスプレイ台にニスを塗ってネームプレートを付けたらファルコン号の完成。
ネームプレートの文字はインスタントレタリング、上の「STAR WARS」は
キットのデカールを使用してます。



自分個人の好みから結局プロップの32”モデル、5フィートモデル
のディテールごちゃ混ぜの仕上げになってしまった(笑)。
でも映画の設定的には「違いがあること自体がおかしい」のでこれでもいいのだ!
ボディー色はかなり濃いアイボリーにしたつもりだけどパネル塗り分けや
汚し塗装で最終は思ったよりも白く見える。資料写真でプロップモデルが白く
見えるのもそういう事なんじゃないかと…。

うーん、これで中学生の頃からいつか手にしたかった“憧れのスターシップ”のプラモも
ここ足掛け7年間でイカルス号(「猿の惑星」)、ノストロモ号(「エイリアン」)、
ギャラクティカ(「宇宙空母ギャラクティカ」)、ミレニアムファルコン
(「スターウォーズ」)と全てコンプリートしてしまった。
つまりはこれまでの“モデラーとしての野望”が無くなってしまった訳だ(~~;。
…まぁ気を抜かず明日からまた新たな野心を抱かなくては(@_@)。
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「ファイモ ミレニアムファルコン《11parsec》」

2018年02月19日 | 製作日記 ファイモ ファルコン号
↓窓の部品にはマスキング用の型紙が付属。これはウレシイ!
レシプロ機とか、枠が多い風防のマスキングは結構大変だもんな。
B-29爆撃機のようなファルコン号の窓もしかり。

↓失敗したときの為の予備まである。
形の合致率はまあまあ良好。ちょと粘着力不足が気になるけど…。

↓前回、黄土色系の色に変色したパネルを塗るのを忘れてたので吹いとく。
これはボディー基本色に39番ダークイェローを混ぜたもの。
キットにまっ黄っ黄のデカールが付いてたけど、そこまで黄色くはない感じ。
上面2箇所、下面も2箇所。

↓ベースの黒塗り部分が殆ど判らなくなったので
濃い目のグレー系で全体にグラデーションをいれた。
窓のマスキングは後々の色調整の為にまだ剥がさないぞ。
ここは我慢ガマン(><)。

↓写真のような場所を筆塗り。排気口はブラックグレー。
この銃座の部分(矢印部)はよく判らないのだけど、
あの船内の壁にいっぱい張り付いてる四角いパネルだよなあ。
若干茶系に振ったライトグレーにしといた。

↓ちょっと細かなところを攻めたりする。
写真の矢印部に注意書きか何かの赤い四角が並んでいるんだ。
32”モデルではこれが消えそうなくらい薄くなった感じなので
赤茶を塗った上からボディー基本色を薄っすら重ね吹きした。

↓…えーどんどんいきます。
そしてMr.ウェザリングカラーで墨入れ。
ベース色が明るい色なのでかなり溶剤で薄めて垂らしたけど、
それでも思ったより全体がかなり暗くなる。ムツカシイなあ。
…グレー系の色ではなんと云うか“カチッと感”が薄いので
やっぱりマルチブラックを使いたいのだ。

↓パラボラアンテナは先に記したように5フィートモデルタイプに改造した。
グラデのかけかたは32”と5フィートで違ってくるのだ。
【5フィート】はフチを黒っぽくグラデに対し【32”】は真ん中がかなり
黒く汚れている。なのでこの場合はフチを黒っぽくしたけど、
墨を入れたらなんだか内側も濃い感じになってしまった。…まあいいや(^^。
ヘンなコダワリでした。

↓この時点でパーツ全て組んでみた。
うぉー、ミレニアムファルコン。流石にビーコレよりディテールフルだ(^^)/。
ここからまだ水垢とか錆色とかつけるので更に濃くなるなー。
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「ファイモ ミレニアムファルコン《10parsec》」

2018年02月13日 | 製作日記 ファイモ ファルコン号
《ツールクリーナーはバナナカクテルの香り(笑)》
ここ暫く“パネル塗り分け”なる作業が続いていました。
寒いのでストーブを点け、ろくに換気もしてない部屋で
ハンドピースの洗浄を繰り返すとなんだかラリってきますf(^0^;。

↓色がビミョーに違う外装パネルは数知れず。
一気に全部のマスキングなんて無理なのでこんな風に一箇所か
二箇所づつ進める。マスキングテープの節約にもなるし。
プロセスとしてはボディー色にだんだんとグレーを混ぜて
濃くして行きながら塗装。

↓パラボラの後ろは案外「え?黒?」と思うくらい
濃いグレーになってる部分が…。

↓薄い所から濃い所まで4種類色くらいかな、グレー系だけ一通り
吹き終わるとこんな具合になった。因みにこれを表現するデカールが
キットに付属している。でも濃さが1種類だし数も少ない。

↓次にかなりキツい“赤茶色”をした部分の着色。
赤とレッドブラウンの中間色、みたいに見えるのでこの3色で調合。
例の付属デカールの色はというとちょっと赤みが足りない感じだ。

↓お、デジタル写真で見るとまっ赤っかに見えるけど、実際はもうちょっと
7番ブラウンに寄ってる。で、もう矢印のトコはマスキングがし辛いので筆塗りした。

↓しかし「こんな地味な場所に塗り分けするぅ!?」と
ツッコミたくなるような所まで…(矢印部)。見落としかけたし。
えーとこれは右舷側のみ。キットのデカールも流石に無かった(^^A。

↓塗り分けが終わったら更にまたボディー色でチッピングをちょろちょろと。
これは32”モデルはあんまり無いけど5フィートモデルはかなり著しくやってある。
やっとくと精密感あがるのでやっとく。

↓こんなふうにボディー基本色側にグレーで施した
部分(矢印部)もタマにあったりしてる。

↓(゜Д゜)おおー、なんかファルコン号っぽくなってきたかな。
まだ墨入れ、ウェザリングも残ってるし格闘はまだ続く…。


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「ファイモ ミレニアムファルコン《9parsec》」

2018年02月04日 | 製作日記 ファイモ ファルコン号
前回はダメージ痕をつけたところで終わっていましたね。
これで形は満足するくらいに出来上がりました。続いて塗装にかかります。

↓先ずは真鍮の部分にメタルプライマーを塗っておいてサフブキーノ。
もうDU部分がどこだったのか分らなくなりました。
…部品を全部組んだままやったように見えますが本当は分解して
一個一個吹き付けてます(^^)。でもサフはどうしても塗膜が大きいので
あんまり何回も吹くと部品の嵌め合いがきつくなることもあったりと。

↓次に険しいモールド部にフラットブラック。
これはここんとこ何時もやってる塗り方。

↓こういう(矢印部)、深くて隠れた部分を念入りに黒くしておくワケだ。
特に深いところは筆で突っ込む。

↓コックピットは一旦真っ黒に塗って、イスとか壁の違う色の部分を
筆塗りした。矢印のペダルなんて完全に見えなくなるけど一応デッチアゲで
シルバーに塗っといた。ファイモのはフィギュアなし。まァいいけど…。

↓船体に入れるとこんな具合だ。
ペダルはともかく、後ろの壁にある室内照明の白色さえよく見えなくなった(^^A。
ディエゴスティー二のは操縦桿とか付いてたりしたけど、映画本編で操縦桿で
操作してるところがイメージ的にない。後付けかなー。

↓続いて船体基本色を調合。
これまで他作例を見ると映画のシーンから白かったりライトグレーっぽい
色が主流になっている。でも自分は撮影プロップモデル自体を意識して
やや暖色系、つまり黄色っぽいグレーを狙おうと思う。
兎に角調合してみて考えた結果、写真の4色を使用することに。
最初は51番フレッシュの代わりに39番ダークイエローを使ってみたけど、
もっと赤っぽい方がイメージに近いのでメカには異例のフレッシュを使用。
しかしこのフレッシュの瓶、かなり古いよな(笑)。
だって自分は“女の子フィギュア”とか作んないし一本買うと一生あるぞ。
戦車兵なんて顔と手だけだし(^^。

↓出来たのがこんな色。毎度の如く写真じゃどう写るか判んないんだけど。
因みに混合比率はザクッと
97→6:51→3:131→0.5:32→0.5という感じか。
131と32の0.5はもっと少ないかも。筆先にチョピッと混ぜて
変化を確かめるくらいだった。濃いなとおもったら97で明るく調整するイメージ。
以前のビーコレのファルコンでは出来上がってから「ちょっと黄色味がきついかな」
と思っていたので今回若干赤い方向に振ってみたんだ。

↓一応、横メカ部分はやや暗い目の色に調合したのを吹き付けた。
…うーん。汚しがまだなのでイマイチ色の方向が正解なのかも判らない。
でも個人的なイメージでは白とかライトグレーよりよっぽど近いと確信。
ファルコン号は“パネル塗り分け”が多いのでここからもどんどん色合いが
変わっていく予定なのな。
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