カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ドメラーズ三世 《ケス》」

2019年02月09日 | 製作日記 ドメラーズ三世
今日は寒いですね(++)。でも大阪はまだ雪降ってません。

やはり大きいモデルなので何かと時間かかってマス、あしからず。
↓でマスキングが面倒でおおちゃくなやり方したトコもありf(^^;。
写真の部分は型抜きの都合上手前側に段がないのでそこに一直線に
マスキングテープを貼って筆塗りしました。
手前だけでも一直線になるとなんだか綺麗に墨が入ったように見える…かも。

↓ミサイル発射管のマスキングを取る。あ、割りと上手くいってる。

↓独立戦闘指揮艦の艦首の凹は綺麗にしたかったのでマスキングで
吹きつけ。ニュートラルグレーのような色なのな。

↓主砲ターレットの凹は多いのでフツーに筆塗り。
ここはブラックグレーと少し暗い目に。

↓艦橋のクリアーパーツも塗装。
付属のデカールは使わずマスキング塗装で仕上げた。
右写真の矢印部は追加した、窓の真ん中に島のようになった部分。

↓次に“ウェザーリングカラー”を使って墨流し。
キットのオリジナルモールド、追加したスジ彫り共にしっかり深めに
なってるので溶剤でやや薄めた状態だとガンガン流れます。

↓遂に“ガミラス目玉”のマスキングも外す。
吹き込みもなく案外綺麗だったのでホッとした。
艦体側の裏(メダマ凸の裏側)は黒だけどまあいいか。
光ってると考えると不自然かもだけど。

↓…白っぽい場所はウェザーリングカラーを溶剤でシャバシャバに薄めて流し、
少し乾いてからこれまた溶剤を軽く湿らせた綿棒で擦ると綺麗になるようだ。
表面のはみ出た分だけカサカサッと擦り取る感じ。
特に真っ黒にしたい所はガンダムマーカーで書き込んでしまえ。

↓えーと、いよいよ大詰めですね…艦名はデカールを使用。
左下の“5”番が「ドメラーズⅢ世」らしい。
一応、下地がおもいきりフラットでザラザラなので、
一旦この付近にスーパークリアーを吹いてから貼った。
兎に角シルバリングが恐(こわ)し。
しかし自分はグンゼのスーパークリアーのすっぱい臭いが嫌い。

↓独立戦闘指揮艦とのジョイント面にも矢印のような
ディテールを追加してあったりと。基本見えんとこだけど。

↓分割してた部品を全て組立て、ニスを塗った飾り台に取り付けて
「ドメラーズⅢ世」の完成。…うおー、やっぱデッカイ~。
日本の家庭事情に合ってない製品だ。



↓ちょっとバックが殺伐とした机の上でスミマセン。

↓艦橋周辺もやれるだけディテール追加してあるけど、でっちあげも多少あり。

↓艦底はこんな具合だ。ここは例のランディングギアのパターン追加が主かな。

↓自分がカッコイイと思ってるのはこの“あおり”で見た感じ。
DUで更に巨大感も増したかなと…。ともあれ積んだままもう作らないんじゃ
ないかと思ってたドメラーズもカッコになってよかったなと(汗)。



↑…せっかく七色星団戦仕様なので今こんなヤツを付けて
ディスプレイしようかなと企んでます。
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「ドメラーズ三世 《ピア》」

2019年01月28日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓塗装に移ります。
取り合えずはグレー成形のパーツのみサフブキ。
白いのはグレーにしてしまうと吹きつけ塗装では
なかなか白く発色させにくいので。

↓それからフラットブラックでシャドウを付けとく。
だいたいは険しいモールドと太目のパネルラインかな。
所々左写真のようにマスキングしてラインの片側だけにつけたりする
(右写真矢印部)。

↓…おおまかこんな具合だ。

↓艦首のスリットの奥は当然穴だろうから真っ黒をキープしたい。
ちょっと面倒だけどマスキング(矢印)。
因みにココのマスキングテープサイズは1.9×39mmが9本。
やる人がいれば参考にしてね。

↓しゃあねーなーこんなとこもやっとくかー(矢印)。
わー面倒くせー。…でも筆でブラック入れるより綺麗になるしなあ。

↓本体基本塗装は「ヤマトカラー」の“ガミラスグレー2”を使うのだけど、
先ずはそれに写真の右側3色を足してやや暗い目の色をつくり、それを
スペアボトルに入れて“ガミラスグレー2+(プラス)”と命名(左端の瓶)。
これを先に施したシャドウが残る程度に吹きつける。

↓やるとこんな具合になった。
瓶の半分くらいしか作らなかったので足りないかなーと思ったけど薄っすら吹いていったのでギリギリ足りた。
…で、この後“ガミラスグレー2”を平坦な部分に吹いて明るく調整。
つまり“ブラック”、“ガミラスグレー2+”、“ガミラスグレー2”と三色のグラデになってる状態。

↓次に“ガミラスホワイト1”の部分もグンゼの97番を混ぜて
“ガミラスホワイト1+”を作り全体に塗装。
でもここはシャドウなしでいきなり塗装。
乾いてからモールドの谷部分等に“ガミラスホワイト1+”より暗いグレーを
若干吹いて、普通の“ガミラスホワイト1”を平坦な部分に薄っすら掛けた。

↓このエアインテイク部分は孔の部分に出来るだけかからないように上から
吹き付けた。やや追加した仕切り部分にかかったけどコレはこれでいいんじゃないかと。

↓こっちの方もしかり。

↓さっきの細かいマスキングも取ってみた。
おお、綺麗にいってるね。

↓また仮組してみて色合いを確認。
…“ガミラスホワイト1”って案外真っ白だなあ。もうちょっとグレーっぽいかと
思ってたけど…。まァスミイレすると雰囲気変わるんだろうけど。




お?え、もうそんな時期か。じゃあ付録カレンダーです。
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「ドメラーズ三世 《パク》」

2019年01月15日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓更に踏み込んだ詳細形状をみていくと艦橋の後部にアンテナが多数あるみたいです。
0.5mm径の真鍮線で再現を図ろうとしたんだけど、テーパーがついている
ようなのでヤスってみたところ、ピンピンの凶器のように。
うっかり触れると手を突きそうで怖い状態です。

↓そのまた後方にも6本(左矢印部二箇所)。
更に後ろ、追加した楕円バルジ上にもある模様。
後者についてはプラ板の削り出しで対応(右矢印部二箇所)。
いずれも塗装中折れそうなので今は両面テープで仮付け。

↓次に“メインノズル”や“ガミラス目玉”のような場所の艦体との
スキマは艦体接着後は裏から塗装できないので、ばらばらになっているうちに
裏からフラットブラックを吹いておく。
ついでに例のサイドポンツーンの巨大インテイク状も真っ黒に。

↓艦体接着前に裏から嵌めておかないといけないパーツを塗装します。
まずこのミサイルの弾頭はなんだか角張ってて(矢印)丸みが欲しかったので
全てヤスって丸めました。

↓弾頭にレッドを塗り、あとから取り出せる範囲でマスキング。
艦体内側から接着。これは「ホビージャパン2014年9月号」の
yubaba氏の作例でのやりかた紹介を参考にしてます。

↓メインノズルは別体になっていることを活かし
先にブラックグレーで塗装した後マスキングして艦体に接着。

↓ガミラス目玉は塗料が食いつきにくそうな気がしたので
マルチプライマーを塗ってグラデーション塗装。
あとで説明書をみると艦体と同じ材質だったんだけど。

↓これもマスキング処理後艦体裏から接着。
メインノズル含めてこれも「ホビージャパン2014年9月号」の作例参考。
艦体メインパーツ組立後に張り合わせ線を消す処理をする(白矢印部)。
張り合わせ線処理後に保留していたディテールを追加(黄矢印部)。
張り合わせ線が近かったのでこの時を待っていたのな(^^)。

↓このちっこい整流板みたいな羽根も折れそうなので着けずにおいたけど
ここで遂に着けちゃいます。…ヤスリがけがしにくい(汗)。
ピンセットで強く掴むと「ピュン!」と飛んでいって無くなるぞ。
こういうパーツはよく“予備”を付けてくれてあるんだけど
このキットは使用数きっちりである。要注意。

↓…これでブリッジ以外の形は一応コンプリートだ。



おっきいモデルだから塗装もしんどそうだなー
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「ドメラーズ三世 《ゼク》」

2018年12月26日 | 製作日記 ドメラーズ三世
クリスマスは腰痛がぶり返して動けんかったなあ、情けない(><)。

↓ここでディスプレイ方法を思案。
自分はいつも木製のデコパージュを使ってやるのでここは
艦船らしい支柱2本による固定法を選択。
艦底のバランスのいい位置を2箇所決め、真鍮線を通す穴をあけます。
ちょうど裏側は補強の為のリブがあるので穴を中心に幅5mmカット
(右写真矢印部)。

↓5mm角プラ棒をカットしたリブ部分に接着。
更に変に力がかかっても倒れないようプラ板による三角リブを追加。
この角プラ棒内に深さ10~12mmくらいの取り付け孔を加工する。
この辺はミレニアムファルコンでやった要領である。
左写真は《艦体A》、右写真は《艦体B》。
《艦体A》ではミサイルの部品(赤い部品)と干渉有無を確認して施工。

↓用意したデコパージュ。
ドメラーズ用に特別にイベントで買った特大サイズ。
支柱は小西製作所のブラス製。

↓支柱だけでは高さが足りない感じだったので
こんな木片を高さ増しに使用。

↓遂に《艦体A、B》を合体。  …でかっ!
やっぱこんなの飾る場所ねーし(泣)。
攻めて500mくらいの設定にして欲しかったかも。
ディスプレイ台の方はこんな雰囲気である。

↓艦底の砲塔と支柱の接触回避も万全(矢印)。

↓更にちょっとDUを詰めます。
この装甲板の重なった段部分は実際には
連続した四角い孔が開いている。
掘り込み加工は無理っぽいのでこんな表現で対処した(矢印部)。
細かい三角リブを並べたワケだ。ちょっとめんどくさいけど簡単ではある。

↓で、主砲塔だけど、「~2199」のキットはアニメのCGベースで
作ってるからまんま正確、と思ってた割りにこの砲塔はどうも
本編の画とイメージが違う。よく見ると矢印の砲口前の掘り込みが
全然小さいのだ。本編画像ではこの凹が砲塔の前縁ギリギリまである。
キットの砲塔の背が高いのか、もしくは掘り込み径が小さいのか…。

↓…でこの左写真でいう向って左2門分をルーターで広げてみた。
白線で示した差1.5mm~2.0mmくらい前に伸ばすとぐっと
イメージが近づく。ホントは前いっぱいまで削りたいけど
部品の板厚都合で破けそうなのでこの辺が限界だ。

↓副砲塔は砲口をピンバイスで開口、その他ややDU。

↓安定板等の翼には適当にスジ彫り加工して見た目のボリューム増し。

…とココまでちょっと本腰入れてDUしてきたけど、キットノーマルからすると随分形増えて満足した感じ。




今回で年内最後の更新になりそうなので
皆さん、良いお年をお迎えくださいm(__)m。
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「ドメラーズ三世 《ギグ》」

2018年12月14日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓《艦体A》のパーツをざっと組み立ててみました。
こちらもまじかで見るとややモールドの緻密感が足りない印象。
…思うに、設定資料の絵ってどれも同じサイズで描かれてて
どれも同じ感じの表面形状の詰まり具合なので、実際は他の艦の
倍ぐらいのサイズのゼルグート級はそれだけモールドが
“間延び”してしまってるのだと思う(^^;。

↓側面パーツのアップ。やはり平坦な面が広い感じ。

↓矢印の箇所にスジ彫りを追加。
本編の画面で拾ったものや、解らない場所は自分のセンスも
とりまぜてもっともらしく付ければいいんじゃないかと。

↓これは上から取り付けるパーツ。
ここに結構細かいスリットが入ってる。
これは本編画像で見つけた。位置的には艦橋のすぐ前辺りなのな。

↓写真矢印のラインから下が《艦体A》のメインパーツ左右、
上がさっきのスリットを追加したパーツ。
この合わせラインは設定的には消さないといけないみたいなので
矢印左の斜めの追加スジ彫りはパテ埋め後にまた入れなおす必要がある。

↓本編ドアップの絵ではこの大きな窓らしき長方形に枠のような凸がある。
最初めんどくさいのでスルーするつもりだったけど、この左写真の
ような4分割のチップを組み合わせる方法を思いついたのでやってみた。

↓その他かき集めた資料から追加した側面のDU状況。

↓こちらは《艦体A》の艦底側パーツ。
前回《艦体B》にも施した例のランディングギア接地パターンも追加。
以下その他のDU状況。

↓最も艦首側のランディングギアはこの楕円凸らしい。
矢印は追加した接地パターン。でもなんだか周囲の凸凹から見て
分離してせり出すようにみえない感じがしたので
周囲にギア範囲を示すスジ彫りも追加。

↓艦首の状況。
ここら辺りは微小な楕円突起の追加が多いかな。

以上ここまでの全景。
スジ彫りが見えにくいのであんまり進捗感ないけどf(^^)だいぶ殺風景さは和らいだ感じ。


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「ドメラーズ三世《ガル》」

2018年12月01日 | 製作日記 ドメラーズ三世
げ!もう12月!?ヤメテトメテ止めて留めて…。

↓《艦体B》下パーツのDUをやりました。
矢印の部分はせり出してランディングギアになる部分らしい。
しかしキットは全くのベタ面で、こんな艦体外装面そのままが地面に
ベタ当りは不自然かなと考え、写真のような接地パターンのモールドを付けた。
だから勿論設定にはこんなモールドは無い。
素材は0.2mm厚のプラペーパーである。
その他はドロップバルジをチラホラと…。

↓サイドポンツーン(笑)のエアインテイク部品。
ここも奥の孔にあたる面が大きくてよく見えるけど、
ココはほぼ全部黒いので塗装的には問題ない。
でも本編画像でこの縦仕切りの間に更に1枚づつ仕切りが
あるのを発見してしまったんだ。

↓今ある仕切りよりやや凹んだ位置に、写真のような形をした
板を入れてやろうと考えた。厚みは0.5mm、形は不明なので
適当にデッチアゲた。

↓付けるとこんな具合だ。
…ちょっと複雑さがましてイイんじゃないかと。
奥の“孔面”も更に目立たなくなる。

↓そのインテイク周囲の縁のパーツ。
これも白くて見えにくいけどこんな結構ややこしい形のスジ彫りが
あったりする。小さいドロップバルジもオミットされていたりとか。

↓これは艦尾近くのインテイク状のパーツ。
どうせなのでココにも奥に仕切りを追加(2枚ずつ並んだ小さいヤツ)。
“孔面”が見える範囲だけだけど。

↓艦尾上下に計4枚ある通常の船で云う“ビルジキール”のような翼。
ここにもドロップバルジ追加。

↓さっきのインテイク状と共に艦体に付けるとこんな風になる。
インテイクに前後に股がって翼状の形があるのが“ヤマトメカ”らしくていいよな。
考えると地球の艦、ガミラス艦、ガトランティス艦、全部エアインテイクはこういう形だ。
これがスタンダード・オブ・ユニバースなのである(-_-)b。

↓あー、下も似たような形だ。

↓ココまでいじってきたパーツ全部組み立てて遊んでみた(^^)。
おおー、ドメラーズ三世。 …前半分まだ無いけど。
因みに以前作った「シュルツ艦」の時みたいにスナップフィットのジョイントは
孔径を削って広げたりして分解組立が容易に出来るようにしてある。



まだ着けてない細かい羽根が何枚かあるけど、破損し易いので後回しだなあ。

↓それと付録カレンダー2ヶ月分です。
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「ドメラーズ三世《ジー》」

2018年11月20日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓《艦体B》上パーツのDUを更に進めました。
主にドロップバルジとスジ彫り追加が殆ど。

↓矢印の所は単に丸い陥没なのだけど勝手にウェーヴの
お助けパーツで何かの排気口みたいな形にした。

↓ここで《艦体B》の下パーツを用意。
お、上パーツに比べると若干スジ彫りとか多いような気がする。

↓上パーツ、下パーツ共にメイン噴射口の端にこんなスジ彫りを加工
(矢印部4箇所×上下)。これは以前模型雑誌ホビージャパンの
「ヤマト2199」特集でドメラーズの作例を披露していたyubaba氏が
やっていたDU。
自分は実際これを本編映像や機械画集なんかで確認したわけではないけど
このノズル周りの殺風景さを解消する絶好のモールドだと考えて真似た。

↓F‐1マシンで云うとちょうどサイドポンツーンと云いましょうか、
舷側の巨大なエアインテークの後端くらいにある小さいインテークのパーツ。
左写真のように細かな仕切りの奥が“穴”っぽくない。
で、0.5mm厚のプラ板を縁に立ててインテークっぽくしようと。

↓パテで形を整えたら縁が思ったより薄くなってしまった(xx;。
奥の面のせいでなんとなく外向きの角度に接着されてたせいだ。
1mm厚くらいのを使えばよかったかも。まいいか。

↓そのまた後ろ辺りの側面。
この水平尾翼っぽい翼は殆どモールドが無かったので
舵が付いているようなスジ彫り等を追加してみた。

…上側はだいたいこんなぐらいかなあ。
更に細かい部分は追々追加するかもしれないけど。

次回は下側を見ていきますネ。
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「ドメラーズ三世《ネル》」

2018年11月11日 | 製作日記 ドメラーズ三世
11月3日は「文化の日」。
この日自分はAPCメンバーの一人と一緒に航空機のソリッドモデルを
専門にやっておられる同好会「彩雲会」さんの展示会を覗きに行ってきました。

↑会場は旧淀川沿いのとあるホテルの一室。
ウチからは近いので自転車でぶらりと。
流石はソリッドモデルの同好会、メンバーの人も見物客も
随分年配の方が多い印象でしたね。

↑ソリッドモデルと云うと木製の削り出しで窓も透明ではない、俗に云う
“デスクトップモデル”を想像してしまうんですけど、実際本格的なものは
窓もクリアーでコックピットもあり、思ったより遥かに精密感のあるものばかり。
もの凄い作りこみなのもあって「プラモと変わらんじゃん」とちょっとビックリ。



↑でもスケールを見ると1/50とか1/100とか、プラモでは見かけない
縮尺なので“プラモから流用部品なんて使ってないわい”感が漂っているのだ。
オマケに機種もプラモでは見かけないものが多い。

↑キター!“Xプレーン”。こんなヤツ写真でも見たこと無い~。

↑こちらはF-100スーパーセイバー。これはなんとか知ってる機体。
製作途中の展示だった。胴体は木製モノコックで機首と主翼がアルミ板製なのが判る。

↑機首の部品を型にあてて絞って作ってる旨の展示もあり。
一歩間違えると実物とどこも変わらん(^^A。技術もモノ好きの勢いも羨ましい感じ。
…「ちょっと柵の外を見た気分」な見学でした。

↓えー、気分を入れ替えてドメラーズの続き。
艦橋の下の《艦体B》にいきます。パーツが大きい分、近くからマジマジ見ると
モールドは大味な印象。でも設定資料の絵に対しては忠実になっているのだ。

↓なんだかこの大きなドロップバルジ、というか楕円の出っ張りがどうも断面的に
台形っぽくて印象が違う。先ずココにプラ板を当てて高くし、もっと滑らかな形にした。
一番大きそうなヤツ4箇所だけなんだけど。

↓組立の段取りを見て悩んだのがコレ。
この部品は先にさっきの大きな部品にはめ込んでしまって合わせ目を消す作業が
したいのだけど、そうするとこのフィンの奥の面(おそらく実際は穴)を黒く塗装する
ことが難しくなる。黒の上からマスキングしておいて後で取るにしても数が数だしなあ。
…そしたらネット上に紹介されてる作例で
ここにも前々回艦橋支柱横のエアインテイクにやったような細かい仕切りを
付けて奥の壁を目隠ししている方法を見つけた。いいアイデアなのでコレを
マネさせてもらおうと…。こうすれば奥の面を黒くしなくても見え辛くなるので
大丈夫、という紹介だったんだけど、艦体色塗料の吹きつけが届き難い事も考慮して
自分は一応奥を黒く塗ってから取り付けた。

↓組んでしまうとこんな具合なのでやはり奥の面は隠すのが吉。
因みに写真上側が前方。

↓合わせ目の処理が済んだら各種DUをわんさかと。
参考にしたのは本編画面のスチル、他作例、自分ででっちあげたのもややあり。
この段差の上に結構大きい楕円凸がキットでオミットされていたりする(矢印部)。
でもこれ精密機械画集にはあって設定資料には無い形なのだ。
多いのはやっぱり小さい楕円凸。コレの削り出し時間が多い印象。
この先あと何個作ればいいのやら…(^^;。

↓面倒な形のスジ彫り追加もあり。
例えばこんなトコはプラ板でテンプレートを作ってやったりとか。

↓凸形状の左の凹ラインが加工後。
写真右の矢印部のギザギザも同じようなやり方で。
横の小さい穴は電動ルーターを使って加工。

↓前者のスジ彫りより一回り小さいのもあったりする。

↓あーこれは多分メンテナンスハッチ的なものだろうけどやたらややこしい形だ。
地球側の艦に比べるとガミラスの艦はパネルラインが殆ど傾いてるので
位置出しもしにくいし定規も当てにくいのが難点だよなあ。

↓今回進んだ分の全景。
まだまだ艦体Bの上パーツDUは続く…。
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「ドメラーズ三世《ベオ》」

2018年11月02日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓これは前回の独立戦闘指揮艦を支える、云わば艦橋の“支柱”部分になるパーツ。
見たところ前方の窓くらいしか目立ったモールドがないけど、ホントはもっと
沢山ディテールがあるんです。この辺を攻めていきますね。

↓後ろ側の部品(グレー色のパーツ)と組み合わせたところ。
側面上部の張り出しはどうもこんなに角張ってなくてもっと丸い。
更にその前部に穴を3箇所程加工。

↓白いパーツなので見辛いですが窓周辺にはこんな風な形状があります。

↓側面側はスジ彫りと例の楕円突起をいくつか追加。

↓更にこの辺りにも窓の列があるようなんです。
周囲に何も無いので少々位置決めがしにくいけど左右の寸法を合わせて
鉛筆で下書きし、ダイモテープをガイドにカリカリ彫りました。
さっきの前側の窓に倣ってちゃんと楕円とかにしなくて単に線でいいんじゃないかと。
…金型で前後方向に抜いて成形してるので側面の形は都合上殆どオミットだったのな。

↓んでこれが後ろパーツ。
矢印の箇所にモールド追加。
実はここは左下の三連楕円突起以外はデッチアゲのディテール。
ココらへんは特に目立った省略はない感じだった。

↓これは“支柱”の左右に付くエアインテイク状の形。
既にパーツ2個をくっつけた状態。ここもサイズからするとちょっと殺風景。

↓資料をあさった上で発見したディテール(矢印部)。
でも下の矢印部2箇所のスジ彫りもデッチアゲディテール。

↓同じ部品を前から見る。
インテイク内には4本の仕切りが付いているが更にその奥に細かな仕切りがある模様。
う~ん、あんまり険しい形にすると奥まで塗装しにくくなるので止めようかと
思ったけど結局奥行き方向を浅めにしてやった。
0.3mm厚のプラ板を2枚づつ、奥行き方向は1.5mmの板。

↓出来たとこまで組んでみるとこんな具合だ。



…旧ドメラーズ三世のあのブーメラン型艦橋のイメージを壊さずに
絶妙なセンスでドメラーズ二世を載っけてしまったデザインに感心しますネ(^^)/。
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「ドメラーズ三世《アル》」

2018年10月22日 | 製作日記 ドメラーズ三世

漸くコレに手を付ける気になりました(笑)。
作ったらウチみたいな狭い家にはたいそう邪魔になるシロモノだけど、
前後2つに分離できるみたいだし箱に収納しておけば問題無かろうと。
前にも書いたと思うけど“ゼルグート級一等航宙戦闘艦”は「~2199」で
自分が最も好きな艦艇だったりする。「旧ヤマト」のドメラーズから
好きだったのでウェーヴから発売のガレキのヤツも買ったしなあ。
…しかしデカイわ、箱が机の上に載らないんだもん(^^A。

↓…まァ先ず本体は置いといてこの“独立戦闘指揮艦”から始めます。
部品のなかでも一番詳しくモールドが付いていそうに見えるけど、本編画像とか
見比べるとまだDUの余地あり。手始めに後部のフラップみたいな所(矢印部)の
縁を薄く削ってみたり。

↓ぽろぽろ目に付くのは、ヤマトメカにあり勝ちなちっちゃい楕円形のバルジ、
と言うか膨らみが足りないこと。これが大きさにもよるけど細かいと作りにくい。
自分はこれをプラ板の端を長手方向に楕円の断面にしておいて、
端部分を丸くヤスり、出来る毎に切断していく方法で作った。
コレが一番綺麗に成形できる。…コトブキヤとかのお助けパーツで
こんなのいっぱい付いたランナーとか出たらいいのになー。

↓もう一つ「あれ?」と思ったのは
上面にエアインテイク状の形が4つあるんだけど(写真の矢印2箇所、左右で計4箇所)
一体成形で上側に型抜きしてるせいで当然インテイクらしくへこんでいない。
なんか縁にビミョーな段がある(黄矢印)ので別パーツがあるのかと思って捜すが無い模様。
白矢印の部分は0.3mm厚プラ板にてヒサシ状の縁を追加したところ。オリジナルでは
こっちも黄矢印のような段差だった。勿論これを黄矢印部にも施すのな。

↓これは前部の拡大写真。
細かいハナシだけど4つある逆噴射口を詳しく作りなおした(白矢印)。
6個ある魚雷発射管の間にも穴があるようなので追加(黄矢印)。

↓その他の主なDU部分は次の通り。よく見ると結構あるなあ。
なんか「精密機械画集」とか高い本が売ってたので持ってる人は参考にやれるかも。
自分は持ってないf(^^;のでネットで見つけた分の資料で頑張ります。

↓えーと、これは瞬間物質移送機の照射口。
気になるのはこの縁の分厚さ(矢印部)。

↓ルーターで内側をぐりぐりやったら結構いい感じに。
ん?じっくり見るとこの中にも蜂の巣状の六角形がちゃんとあるぞ。
ちょっと荒いけど。

↓今回はここまでで…。
ブリッジのクリアーパーツは最後に置いときます。

1/1000「ドメラーズ三世」って最近店頭で見かけなくなったけど
もう絶版なのかな? …発売から1年くらいの時期は1個~2個残ったまんまで
ずーっと置いてあったりしたのであんまり沢山は売れなかったんだろうけどな。
まァこのサイズだしこの価格だもんなあ。
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