カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ロビー・ザ・ロボット Ⅱ」

2016年11月22日 | 製作日記 ロビー・ザ・ロボット
↓続いてちょっとこだわったのはこの上唇と云うか、
喋る時に青く光る部分の上のアーチ状の形。
断面形を見るとエッジ部分が上方にしゃくれているので、
プラ板をあてて成形し直すことに。

↓判りにくいけど下側の面が平らで上側を丸くヤスった。
この方がロビーの上唇の雰囲気に近くなる。

↓これはクリアードームの中にあるメカ部分。
ロビーの“顔”とも云うべき見せ場なんである。
見て気が付いたのは上の方のスリットが6本しかない(白矢印部)。
実際は8本あるんだ。その他の形についてもなんとなくドンヨリした
モールドなのな。特に自動車のエンジンバルブのようにガチャガチャ動く
部分(黄矢印部)は比較的単純な形なので削って作りなおすとグッと
良くなりそうだ。 …ロボットは顔が命です。

↓…スリットは2本追加して8本に。
プラ板で工作予定の部分は削ってしまった。
細かい形は頭パーツに接合してから作ろうかと。

↓更に頭部分を形成する部品は横のヒダヒダ部(左写真)と
アンテナが付く突起部分(右写真)。
ヒダヒダ部はエッチングに置き換えるので不要。
それよりこのアンテナ突起は荒削りなアンテナ形状が一体成形に
なっていて辛い。この“V”字状のアンテナは実際に透明なので、
その為に突起全体がクリアー成形になっているのだ。

↓一度そのまま組んでみるとこんな。
…やはり“V”字アンテナは分厚すぎるので切り飛ばしてしまおう。
部品数を抑えたかったのは解るけど流石にこれはなあ(^^A。

↓突起部分だけ使って頭部品の穴を塞いだ。
矢印部はさっきのヒダヒダが付く部分で、プラ板で繕った。

↓後ろ部分。前回削り飛ばした変な肉があった部分(白矢印部)は
資料写真から薄っすらこんな突起がある事が判明。
黄矢印部は前と合わせ計4ヶ所、別部品が付くのだけど、
よく見ると穴の位置が左右で狂っていたりしたので(笑)
プラパイプで作り直した。

↓えー、これは胸の前にあるパネル。
側面内壁(矢印部)にローレット形状があるんだけど、
実際はもう少し前に回り込んでいてもっと目立ったりしてる。

↓やや汚くなってしまったがこんな具合。
アメリカ系のプラモって、なんか削ると毛羽立つ材質なんだよなあ。

↓…ひー(汗)、腕が向こうに転がってるけど、今はこんな感じか。
結構難物で楽しかろ(^0^;。

…映画が出来た時代が時代なのでそうかも知れないけど、
ロビーって考えてるときドームの中のメカがガチャガチャ動くので
頭脳が電子部品じゃなく機械式の計算機なのかな?
電卓でも昔は機械式でレジスターくらいの大きさがあったそうな。
人間とごく普通に会話が出来る機械式計算機。やっぱクレルの
技術はまじぱない(*Д*;。
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「ロビー・ザ・ロボット Ⅰ」

2016年11月17日 | 製作日記 ロビー・ザ・ロボット

次はフィギュアーいってみます。
大好きなSF映画、「禁断の惑星」に登場する“ロビー・ザ・ロボット”。
これは結構古いキットですが以前ポーラーライツ社が休止したため一旦絶版に
なってしまい幻と化していたのを、また当該社の復活で再販されたときのものらしい。
なんとラッキーついでにこのキット用のディテールアップエッチングパーツまで
入手出来たので作ってみようと思います。

↓パッケージの裏の完成品写真を見ても、かなりプロポーションは良さそう。
これは胸のパーツの上下だけどまずは肉厚の大きさにびっくり。
なので部品がなんだか重い。

↓合わせてみる。…うーん。(^^;。穴が丸になってないね。
まぁ部品の精度はこんな雰囲気なんだろうなと。
…ってか、この腕の付け根周りのドンヨリした形は実物と随分違う。
実際はもっと細モテの堤防があるだけだったりするし。

↓…うーーん。(^^A。
首が固定式で回転しないみたいだよ。
それって戦車の旋回砲塔が旋回しないのに匹敵する事態ではないのかf(^^。
コレについてはさっきのエッチングパーツに対応した部品があったので
旋回可能になる予定。その他も部品を見るたびになにがしかの修正ポイントは
出てくる予感。

↓…ン?なんだこれ?(矢印部)
あ、おそらくこれは成形時に樹脂が頭のテッペンに上手く充填しなかったので
そちらへ強制的に流れるように後からつけた溝だと思う。射出成形では
よくあるトラブルだけど、なんで目立たない内側に付けなかったのかとか…。

↓こういうのはルーターの“Tスロカッター”で吹き飛ばしてしまえ。

↓これでよし。

↓やっぱり一番気になるのは腕の付け根と胸の外周面。
全体がほぼカッチリ円筒形なのだけど、実物はやや和太鼓のように
膨らんでいるみたいなので修正してみる。
先ずは腕の付け根の凸を削ってしまい…

↓高さ方向の真ん中辺りに1mm厚のプラ板を巻きつけて膨らませ
(白い部分)、上下をパテでボカす。

↓腕の付け根周囲にプラ板を輪っかに切り抜いたもので細い堤防をつける。

↓腕パーツとの干渉をチェックして終了。
こんな感じの形だ。堤防はもっと細くてもいいくらいだけど
腕の接合部の目隠しなのでこのくらいにしておいた。
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「モデラーズフェスティバル2016」

2016年11月08日 | イベントなど
去る11月5日、6日の二日間は大阪南港で「モデラーズフェスティバル2016」が
開催され、ウチのサークルも有志メンバーで参加させてもらいました。

↓ウチの卓はこんな雰囲気でした。
スケールモデルあり、SFあり、フィギュアあり、ごった煮なのがウチの特徴です。

↓少し離れたテーブルに電飾を施した作品も置かせてもらいました。
うっかり左のエンタープライズのランプが消えている時に撮影してしまったので
下に単独写真を追加で貼ります。



↓今回お隣さんが模型雑誌等で知られる「どろぼうひげ」さんでした!
特に電飾作品に力を入れられているのでやっぱり圧倒される作品群です。

↓同じくどろぼうひげさんのビークルモデル「スターデストロイヤー」。
艦橋まで光ってるー!。とても全長10cmに見えない。
光っている窓一個は0.1mm径くらいかと…。

↓反対側のお隣さんは単独参加の「棚家K介」さん。
この方は艦船の精密モデリングが凄くて、1/350レベルか
それ以上の作品のクウォリティーが1/700に詰め込んである感じでした!
これは1/700の「赤城」です。

↓フェスティバル全体はいくつかの部屋に区切られているんですが
我々の居る場所は電飾作品が多いのでやや照明が落とされていました。
これは同部屋の「SOL」さんの卓。この方の作品はギミックが多く
光り、サウンドとまるでテーマパークのようでした。

↓ちょっと自分の好みの分野作品ばかりで恐縮なんですが、
思わず写真に撮ってしまったものを幾つか紹介します。
こちらは「池田 始」さんのスターウォーズ「病院船」と「デススターⅡ」。
巨大な作品なので部屋で最も目立っていました。

↓例によって「デススターⅡ」は建造中状態です。
大きな地球儀を改造して作ったそうですが、
撮影用プロップモデルを見た気分になりましたね(^^;。

↓他の部屋にいっても凄い作品がいっぱい。
これは「ネコワークス」さんの「マクロス要塞艦」のジオラマ。
要塞艦が電動で浮上する仕組みになってますが個人的に目がいって
しまったのはこの街のビル群。

↓うへぇー(汗)。とてつもないです。
この比較的大きいビルでも鉛筆くらいの太さなので、ハンパない仕事なのが
見て取れました。窓の凹はレーザー加工らしいです、そりゃかなわない(**)。

↓「DETTe」さんの卓にあったエンジン部品。
基本はコンピュータで3Dデータを起して3Dプリンター出力してます。
…モデリングの世界も根本的な世代交代を感じる(涙)。

↓「鳶色の会」さんの神戸メリケンパーク付近のジオラマ。
真ん中のホテルの建物はプラボード積層のフルスクラッチビルド。
…あいや、全部スクラッチなんでしょうけどf(^^A。

↓こんなワビサビの効いた作品も。
「シック・スカート」さんの「奈良漬け屋さん」。
タマタマ後ろに人が居ないのでこの写真だけ見ると本物に
見えます。木造物の古くなった感じとか絶妙な表現でした。

その他にもいっぱい撮りましたが尺もありでこのくらいの紹介にさせてください。
…あー、今回思ったのはプラスチックの加工技術やらに新たな
テクノロジーが浸透してきてて、今自分がやってる
やれこの筆使うといいとか、やれいい塗料がある、
とかいう範囲を極めても絶対追いつけない時代になってきてるなーと。
池の中のカエルを感じました(^^)。

ともあれ、開催主催のスタッフの方々、参加ブースの同好の方々、
来てくださったギャラリーの皆さんお疲れ様でした&ありがとうございました!
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