カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「HGダンバイン《Ⅱ》」

2023年11月30日 | 製作日記 HGダンバイン
↓オーラコンバーターの“中身”を造り込みます。
例の1/48の作例程凝った形には出来ないものの、
プラボードの削り出しと市販のお助けパーツの組み合わせで
“なんらかのエネルギーを吹き出しそうな装置”に見えるよう繕った。

↓前項の写真のエポキシダンゴと今回作った装置の一個一個を
ハンダ線で繋いで「ダンゴからオーラ力が供給されてる」風な感じにした。
下部の整流板の間には更にプラ板の追加で細かい感じにし、
前回作った上カバーの支えも計4本に増やす。
模型都合の構造らしき形は意識して判らないように誤魔化すとか…。

↓0.5mm厚プラ板をこんな形に切り出して…(左写真)
上カバー側の目隠し板に並べて殺風景さを殺すなど色々やってみる(右写真矢印)。

↓あー、ほんでこの真ん中辺りも何もないので写真のようなディテールを…。

↓これはダンバイン胴体の背中側。
このマイナスモールドのバーニアのようなとこも
右写真のようにDU。 …こんなトコ誰が気付くねん、ってのはあるか知らんけど。

↓以上を仮組するとこんな具合だ。
割りとゴチャゴチャしてきたね。最終、色はもっと地味になるとは思うけど。

↓胸の部分、頭のパーツも組みつけてみる。 おおー、ダンバイン。 
 …わー、コックピットの中ってパイロット以外は一体成形かぁ。
多分キャノピーは閉めた状態にするけど、ちょっと考え中…。
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「HGダンバイン《Ⅰ》」

2023年11月21日 | 製作日記 HGダンバイン
これまで、「イデオン」「ザブングル」「ガンダム」と
サンライズ系のキャラクターモデルも組み立ててきてますが
もうその勢いで「ダンバイン」もいっちゃいますぜ。

…ダンバインはねー、最初の放映当時皆んな買ってましたよプラモデル。
羽根が透明パーツなのが嬉しくて、ちょっとデザインの物珍しさもあいまって…。
カブト虫とか昆虫好きの子供には“当り”のデザインだったと思います。
しかし自分は番組自体あまり観ていなかったせいか、いいデザインのメカだなと
思いながらも結局今まで作らず終いになってたんですわ。

↓今回買ったのはバンダイHGモデル。
なんか、一昨年くらいに再販かなんかで安売りしてた時買いました。
“初ダンバイン”って事でちょっと興奮しますね。
当時売ってた、なんだかプロポーションの悪いヤツではなく
凄げーカッコイイので大きな手直しはしなくて済みそうな感じ。

↓ディテールアップの余地を模索していて思いついたのは
この“オーラコンバーター”。
ダンバインのエネルギーの源である“オーラ力”を
飛ぶ力に変換してる、みたいな装置かな。
1/48かなんかの他作例でこの部分が上下に開き、
この装置の中身を再現したモデルを見まして、
1/72で真似しようかと企みました。 写真はそのパーツ。
この3部品を矢印のようにモナカに組むと、
後に長四角の穴の開いた板状になるんだけど、
本来長四角の穴の中は並んだ整流板みたいな板しか見えない。
そこでこれを少し上下に開いた形にし、更に奥の構造をチラ見させるワケである。

↓でもその前にやりたい事が…。
長四角穴の周囲の板厚が大きくてよろしくない。
整流板を削らないよう、外側内側組み合わせて薄く見えるように削った。

↓これはさっきの下側のパーツ。
先ず上パーツとピッタリ合わせないので矢印のダボは不要。
破線の楕円の辺りに形を作るワケだけど、手前の壁があると
邪魔でそれが見えないのでこれも削り飛ばしてしまう。

↓…おおー 削る量が思ったより多いのでルーターが抵抗に負けて止まりだした(^^;。
トルクのでかい、大き目のルーターに変更だ。

↓結果こんな。
辺りは思ったより削りカスだらけである(左写真)。
上側パーツも取り付けボスを無くしたり、整流板の間を切り込んだり(右写真)。
兎に角はプラモの組立構造的形状の除去だ。

↓この時期のキットにしては目を疑いそうな、決定的な形状の間違いを発見。
写真のプラ板で塞いだ四角い穴には楕円で半球状の突起パーツが付く。
でも本編の画像から、この場所には3本の溝らしきものがあって
突起はそのやや後辺りにある。もっとも、ごく最近新金型で発売になった
ものを見るとこのオーラコンバーターのカバー自体の形の解釈も違うようなんだけど。
あまり突っ込むとややこしいから今回はそういう修正でいくのな。

↓組立関係の形を片っ端から削り飛ばすと、「じゃァどうやって固定すんねん」
という心配が出てくる。プラ板でこの上下パーツを少し開いた状態で固定する他
ないんだけど、それと同時にダンバインの胴体とを繋ぐ部品も保持する必要がある。
ちょっと考えて思いついたのは可動の為のポリキャップを廃止してそのポリキャップに
差し込む突起を上下パーツを支えるプラ板に差し込む、という方法。
物を見ないとややこしくてワカランだろうけど、写真の白いのはそのプラ板
(上下カバーの支え)、左の青いのがダンバインの胴体と繋がる部品。

↓仮に組み立てるとこんな感じ。
縦になってるのがさっきのプラ板、で、そこから下カバーの穴を介して
ダンバインの背中に繋がってるのがさっきの青いパーツ。
まぁ最終はこんなに大きく開かずかろうじて中が見えるくらいにする予定。



勿論、設定資料なんて持ってないのでこんな風にコンバーターが上下に開く設定が
あるのかどうかは判らないけど、素組より複雑な見た目になってカッコイイかなと(^^)。
コメント (2)
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「心友模型展示会(ココトモ大阪2023)」参加レポート

2023年11月15日 | イベントなど

11月11日(土)~12日(日)大阪私立浪速区民センターにて

千日前線 桜川駅なんて、長年大阪に住んでいて初めて降りる駅だったので
曇りの日は南北を間違えて歩いてしまうくらいだったんのですが(笑)
その世界では著名なモデラー諸氏が集う会に参加させてもらう機会
だった事もありそれはそれは有意義な2日間でした。
過去模型雑誌で紹介された作品が多数展示されていることもあり、
参加者、観覧者の数で会場は狭いくらいになり、人いきれを感じる程。
凄い作品のオンパレードに写真もかなり沢山撮らせてもらいましたが
スイマセン、何時もの一回枠程度の枚数に絞って紹介させてもらいますネ。
(記事が縦に長くなるので縮小写真で載せますね、クリックすると拡大します)

↑先ずは“CHAR”氏製作の「アイアンギアー」。
ハセガワの1/500キットを改造してあのウォーカーマシンに変形する
シーンを再現。誰もがいちばん再現したいシーンだと思います。

↑“竹下やすひろ”氏の「きりしま」。
外壁の微細モールドの作りこみと艦番、艦名称を照らす照明がいい感じ。
これ1/1000のヤツですからね。
他に「ポルメリア級航宙母艦」や「ガイデロール級戦艦」を展示されていました。

↑“ROKUGEN”氏の「マンダロリアン」に登場のスターファイター。
既存のキットの改造らしい(多分EP.1のナブーN-1スターファイター)ですが
内部構造の造り込みが凄い。黄色の塗装の剥げ残りも絶妙。
横には「レイザークレスト」のフルスクラッチ作品が置かれていました。

↑電飾方法のマニュアルを出版されている“どろぼうひげ”氏の
「スターデストロイヤー」の半身、というか内部図解のような作品。
…流石凄まじい物体です。ずっと眺めていられますね。
前の方の下にあるドッキングベイにはブロケードランナーも
捕獲されていて、そのサイドには多数のタイファイターが駐機されていました。

↑“フクイ”氏の「アルバトロス」。カッチョイー。
オオタキの「ドルニエDo-X飛行艇」をベースに改造したそうです。
実はそのキット、自分も所有してますが胴体の形等、全く違っているので
8割方スクラッチによるものです。翼の上のエンジンを見ると
「サボイアS21F」からの流用部品も混じっているようです。
プロペラはモーターにより回転。

↑“EFINK”氏の卓に並んだ銃の数々。
「銀河鉄道999」の“戦士の銃”のバリエーション。
手前に置かれた銀河鉄道のパスがいい雰囲気です。
それぞれ表面がいい感じの仕上げになってます。
特にはこの真ん中辺りの“レミントン ネービー”の
エングレーブは細いサインペンのようなもので細かく描き込まれていました。

↑同じく“EFINK”氏のスクラッチによる「スターデストロイヤー」。
スチレンペーパーで出来ているそうですがかなり巨大です。
フォルムが正確でいい形だなと思いました。塗装はしてなくて未完成の模様。
実際は全体あるそうなですが大きすぎて置けなかったようです。

↑“腹ペコ”氏の「マクロス艦橋内で歌うミンメイ」。
後の艦橋構造物が圧巻。

↑“ニャンチュー”氏の怪獣プラモ群。
…多分コレ、どれも恐ろしいプレミア価格払わないと
入手出来ないモノばかりではないかと…。
奥の「バクラー」とかいいですね!
「ジャンボマックス」も。ゼンマイで歩く際にこけないよう、
足の内側にツノがあるんです、懐かしい。

↑“北村”氏の「たれが自慢です!!」。
ありましたね、餃子のプラモデルとか。
餃子の焦げ具合も絶妙ですが、題名にあるように左のタレが
スゲー美味そうなんですわ。ちょっと辛そうで…ビール欲しい。

↑“オガケンサンバ”氏の「ブレーンコンドル」。
グレートマジンガーのアタマに合体するヤツです。
旧キットを少しディテールアップして綺麗に塗っただけらしいんですが
昔のキットらしからぬカッコよさがありまして。
そういえば当時、このキットを完成させた友達も見たことなかったのな。

↑“たつまる”氏の「ヘッジホッグ」。
「MADMAX 怒りのデスロード」に登場する、乗る度に怪我しそうな車です。
トゲトゲのプラ板を植えるのが大変そうです。
尚、たつまる氏はこの展示会の主催の方です。「お世話になりました!」

↑こちら“6jiro”氏の「エンタープライズ」。
1/200かな、かなり巨大なモデルです。
最近はアズテックパターンがデカールで再現できるキットがある、
という予備知識から「これはデカールですか」と訊くと「塗装です」と。
うひょー、凄いマスキングシークエンスです!
光にかざして反射させるとパネル毎に反射率が違ってて
映画そのままに見えます。自分も昔「D型エンプラ」を
マスキングで頑張りましたがあまりにマスキングテープの消費が
激しく実際より大雑把なパターンしか再現出来なかったのを思い出しました。

↑同じく“6jiro”氏の「VF-1S バルキリー」。
右下にあるコックピットのインパネに連動して機体各部が動きます。
インパネ中央のモニターにはリアルな映像が…。
早瀬さんからの戦闘指示なんかが入ったりしてました。
パイロットになった気分になれる展示。

↑これも“6jiro”氏の「イデオン」。
ボタンを押すと左下のイデオンゲージが光り、
イデオンソードの根元から光が伸び、最後は全体が輝くという
電飾が楽しめます。しかもBGM付き。

…ひやァ、流石凝った作品ばかりで目が回りそうでした。

↑ …え?ああ因みに自分が持参した作品群はこんな感じです。(^^A
古株の参加者の方々だけでなく、外部から観に来られたギャラリーの人も
一作一作真剣に鑑賞される方が多く、どうやって処理したかという
質問もかなりあり嬉しかったですね。濃いイベントで参加してよかったと思います。

参加されてたモデラーの皆さん、観に来てくれた方々共お疲れ様です。
そして貴重なイベントに誘ってくださった“ちょうぎ”氏にも
一言お礼申し上げます。
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「モデラーズフェスティバル2023」事後報告

2023年11月03日 | イベントなど

10月28日(土)~29日(日)大阪南港ATM棟にて

行って来ました。
時期にしてはポカポカ陽気で南港周辺も家族連れで賑わっていました。
我々は毎月の集会はこの月無しで、この会場が代わりの集会、
という形になる程今や恒例行事となってます。

↑我が“モデリングサークルAPC”卓の作品からザクっと紹介。
手前2機はちょうぎ氏の1/48「ファントム」と「クルセーダー」です。
ファントムはともかくクルセーダーの完成品はあまり見かけないので
ウケていたようです。
奥に自分の1/72「ミグ25」と1/144「ファイヤーフォックス」が
見えます。なんとミグ25がICMとハセガワの二個一になっている事を
突っ込んでくれた方がいて、自分は相当嬉しかったのでした。

↑たかやま氏の「潜水母艦 駒橋」。
キットでなくフルスクラッチってのに気が付く人は1/700やってる人
くらいなんだろうなあ…。張り線が細くて近寄らないと見えないくらいです。

↑SHIGE氏の「~アルペジオ」に登場の「伊400」。
船体は展開状態なので結構な見応えでした。氏はこの他「マッハ号」等持参。

↑ガソマニア氏の「マットアロー1号」、「ビッグダイエックス」。
後者はかなり昔のテレビ番組「Xボンバー」に登場の巨大ロボットで、
キットが発売になった際「自分が買ってあげないと他に買うヤツ居らん」
と思って買ったそうです(笑)。
右上に同作者の「バッカスⅢ世」が見えてますが去年紹介してますネ。

↑右手前は自分の「ガンダムエコプラ」です。
左はJP氏の「ザク」の発展型。何れも1/144。
奥にちょうぎ氏製作の「ウマ娘」のバリエーション2体が。

↑今月のモデルグラフィックスに掲載のちょうぎ氏作「ギア・ギア」。
1/500の作例です。これは雑誌社からの郵送の関係で2日目のみの
展示となってしまいました(初日に来られた人スマン)。
奥にも過去に作例となった「ザブングル」1/72と、
左にチラッと自分の「アイアン・ギアー」1/1000が見えます。

↑今年はあんまり写真撮ってないのでほんの少しの紹介になりますが
その他の卓の作品で印象に残ったようなのを…。
こちらはすぐ隣のブースの“ザ・モケイセイサク・ストゥヂオズ”さん。
女性フィギュア中心に、バックにモニターを利用したような凝った
ディスプレイ方法で綺麗でした。準備中この台座を組み立てるのが大変そうでしたね。

↑向かえは“チームKen-1&鳶色の会”さん。
いつもながら大サイズの艦船模型が並んでました。
これは「アドミラル・クズネツォフ」クラスの艦だと思いますが
各部で“景色”が楽しめる程造りこまれています。

↑同卓の「空母 赤城」の部分アップ。
艦載機の回転してるプロペラがエッチングパーツで表現されてます。
こういうの市販されてるらしいです。脇のスポンソンに立っている人など、
場面の動きが伝わってきますね。

↑これも同卓の「メルセデスAMG F1」。
分野も多岐に渡っているようです。
この“ヘイロー”の付いたマシン、ドライバーには視界が悪くて
不評なんだろうけど、自分はなんだかカッコイイなと思ってます。

↑同室の“水曜倶楽部”さん卓にあったフルスクラッチの「EVバイク」。
でっかいバッテリーのせいでこんなに全長が長くなってるらしいです。
レコードブレーカーとか言ってたかな、後のパネルによるとキット化するみたいです。

↑他の部屋に行って、スイマセン、卓名を失念してしまいましたが
凄いと思ったので撮影させてもらいました。映画「男達の大和」のワンシーンから。
この甲板上のワヤワヤは一つ一つが敬礼してる乗り組員です。

↑“I LOVE M”さん卓で見た「VF-1バルキリー」。
「ン? なんかデカールとは雰囲気が違う」と思って近付いて見たら
全部手書きの画でした。紙に描くだけでもメンドクサイのに機体に描いてます。
どのくらい時間がかかったのか…(冷汗)。

↑“猫鯖×海洋丼×互換屋”さんで見た恐ろしくもほのぼのしてしまう作品。
キシリア猫にヘッドショットされてるギレン猫、マーシャンズウォーマシンの
攻撃を食らう猫。透明レジンワークもたまらなくいい。
作業机の端に飾りたいオブジェであります。

↑スンマセン、ここも卓名を記録できていませんでした。
パッケージアートに生き写しに塗装された「リガード」。
この写真一枚見ただけではシルエットでカットしたパネルが
置いてあるみたいに見えますがキットに塗装してこうなってます。
もう、ただリアルに塗装する事に飽きてしまった人は
更に高度な塗装に挑戦しだしてしまうのかな、とか思いましたし。

…まー、自分はまだモケイを作る理由が単に「そのアイテムが欲しいから」から
「こんな事したら他人にウケるかな」という考えに少し変わってきたくらいの
段階なんですが、こういうイベントに参加するツワモノは
はなからエンターテイメント性のある作品を作っている人が多いと感じます。
それが“鑑賞者を引きつける力”の決定的な差なんだと…。
うーん、永遠に追いつけっこない(遠い目)。
ともあれ2日間の展示も無事終了。
参加の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様です、そしてありがとうございました。

《お知らせ》

更に次の予定があります。
来る11月11日(土)~12日(日)に
大阪市浪速区民センターで開催される「ココトモ2023」に参加させてもらう事となりました!
きっとこちらも力作いっぱい観られると思いますんでよければお越しください。
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