カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「タミヤ T‐72《семьスイェーミ》」

2017年09月27日 | 製作日記 T‐72
↓まいどまいど。で残りの部品を見ていきたいと。
車体の側面外側についているカバーは殆どがゴム製のようです。
タミヤのキットはビミョーなよれよれシワが付いていて実感があります。
これはありがたい。過去に作ったアカデミーの「メルカバMk.Ⅳ」なんか、
鉄板みたいに平らだったのでワザワザ火で炙って歪めたくらいだったのな。
…で、実はこの上側の短い部分もゴムだったりするんだけど、
流石にここは真っ直ぐだ。

↓こんなに狭い部分は火で炙るといらんトコまで歪んでしまいかねない。
なので実際より分厚い感じなのを利用してデザインナイフでコシュコシュ削って
ゴム感を出せないかと。こんな風にドンヨリへこませた部分を表裏交互につける。

↓暫くやるとこんな具合になった。些細な変化だけど…(^^A。

↓あとは資料写真で発見した細かい金具なんかをプラ板で追加した程度。

↓これはヘッドライトの保護フレームだけど、同じ“A”という2ヶ取りのランナーを
利用して左右2個を成形しているので当然同一形状である。ところが実際は形が違うのだ。

↓左のフレームはランプのヒサシを守るように前方に飛び出た部分があるので
真鍮線かなんかでフォローするとより実物に近くなる。

↓コマンダーズハッチの前にあるサーチライトはよく見るとかなりテキトーな形だ。
タミヤにしては珍しい。当時は資料不足だったのかな。

↓実車の写真を見ながら工作するとこんなふうな。
…ちょっとオリジナルよりライトの位置が前方へ移動する。
このエッチングパーツみたいなのは、過去に使ったエッチングパーツの
枠の部分をハサミで切って曲げたもの。

↓後ろに付いてる予備タンクにきました。
タンク自体はしっかりした保持部品でガッツリ車体に付くんだけど、
燃料のパイプがちょっと面倒くさかった。パイプ部品自体は付属。
しかし指定の長さで切ると実際は長すぎる感じで、ものすごくシワを作らないと
収まらないくらいだった。結局5~10mmカットして使用。

↓結果はこんな。
実車ではこの白いテープのとこみたいに数箇所くらい束ねて留めてあった。
なんか浮き上がってるけど塗装してから固定法を考えよっと。

↓残ってた小さい部品も付けて漸くほぼ形はコンプリート。
履帯もつけた。…おお。T‐72。 …ロシア語では
「テー・スイェーミヂェシャト・ドゥヴァー」と言うらしい。いい難くぅー。



       …塗装しないとなあ(笑)
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「タミヤ T‐72《шестьシェースチ》」

2017年09月19日 | 製作日記 T‐72
今週もダラダラ地味に小細工してました(^^。
↓…えー、これは投光機の前枠。
このレンズ面はブラックに塗る指定なんだけど、資料写真で見つけた
普通のサーチライトみたいにパラボラの反射面が付いたタイプにしてみようと
考えた。先ずレンズ部を抜いてしまって枠のみに。

↓この航空機用の鏡面仕上げにするシートがあるので使用。
パラボラの部分は3mm厚のプラボードから削り出してそれに貼るワケだ。
シートは「伸びるので曲面にも貼れる」とあったものの流石に曲率が大きかったか
自分がヘタクソなのか、縁のとこらへんにちょっとシワがついてしまったけど。

↓投光機をアセンブリーするとこんな具合だ。
全体の塗装が済んだら薄い透明プラ板でレンズも嵌めこむ予定。
でもこのタイプの投光機が付いた車体はサンド系のカラーだったので
砂漠仕様特有だったのかもしれない。
まぁどんな感じになるか興味もあったしあえてやってみた。

↓コマンダーズハッチ。
アップリケ装甲の形が難しかったのでどうしようか考えてたけど
結局プラボードから削り出して作った。右下の細長い出っ張りは
ハッチの取っ手みたいなので真鍮線で作りかえ。

↓そして車輪に移行。
これは転輪だけれど、おおそとの角っちょからビミョーにズレた位置に
パーティングラインあり(左写真矢印部)。微小Rがあるせいか。
ゲート跡はともかく実際ココはゴムで履帯と擦れる面なので
右写真のようにガサガサのザラ面にしてしまう。
以前1/12の単車モケイを作ってた時、単車の好きな会社の後輩が
「ゴムタイヤの接地面は180番とか荒い紙ヤスリに擦りつけてザラザラ面に
すれば実感がでますよ」と教えてくれた事があるけど、それを思いだした。
…24個あるのでやや面倒だけどな。

↓車輪関係を全て装着。
たまたまネットでT‐72が裏返った写真を発見してしまったので
車体底面にもややディテールアップ(白い部分)。
ディスプレイすると見えない場所だしこのへんは自己満足の世界。

↓出来たとこまで組み立てるとこんな具合だ。
だいぶ形になってきた。まだケツにでっかい予備タンクが付くんだよな。


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「タミヤ T‐72《пятьピャーチ 》」

2017年09月12日 | 製作日記 T‐72
↓ガンナーズハッチの裏のモールドが素晴らしい事に気付く。
これを見えないようにしてしまうのは惜しい。で!当初やるつもりは
なかったとんでもない事を思いついてしまう。
「ガンナーズハッチを開けた状態にしたとき、覗くと見える直近の
インテリアを作れないか」と(笑)。
なのでアチコチ飛んでしまうけどまた砲塔部をいじり出したんである。

↓先ずこんな壁を作る。
左の写真で左上が車体前方、手前の丸く削った壁に主砲の操作機材が付く。
この上側の丸みは砲塔の内側形状に合わせてあるため。
コマンダー側については付属の人形を乗せる予定なので
ハッチから中を覗くことは無く、繕う必要はなし。

↓T‐72の“2A46M1滑空砲”の後部の形を調べて作ってみた。
…なんかこんな形だ。ガンナーズハッチから見える範囲だけなのでこれで充分。

↓壁に付けて砲塔の裏から中に入れてみるとこんな。
写真で左下が砲身側だ。砲の後部は砲身と繋がってる必要はないので
途中で斜めにカットしてあるのが判ると思う。

↓上から見るとこういう感じに見える。…モクロミ通りだ。

↓問題はガンナーズステーションのワヤワヤである(^_^A。
幸いネット環境に写真がわんさと貼ってあるので資料には困らない。
プラ板、プラ棒のブツ切り等を使って見たまま作ってみる。
…うひょひょ目が痛い。老眼が進んだ輩だというのにまたこんな事してるのな^^。

↓この白矢印の部品は黄色矢印のハッチの開閉用モーターと思われる。
ものものしい出っ張りなので一応作った。

↓ガンナーズシートはこんな具合だ。ちょっと座面位置が高めになるけど。

↓照準器周りも付けて上から覗く。お、イイ感じかな。
勿論塗装を考えて照準器周りと砲の後端部はまだ外せるようにしてある。
うーん、この更に下の方は多分光が入ると見えてしまうけど、黒くして
誤魔化してしまえ。…砲弾のオートローダーまで作り込み出したヒにゃあ死ぬる。

↓スモークディスチャージャーの蓋は真ん中が凹んでいる。
しかしこの部品は一体成形なのでやむなくズンベラボンである。

↓ピンバイスで孔を開けると円錐形に凹んでしまうけど、実際は
奥が平らな凹なので写真の上に写っているような先が平らな
ビットを付けたルーターを使って加工。

↓ディスチャージャーを砲塔に着けた状態。
さっきの凹実は結構目立つのが判る。ケーブル類は鉛線と真鍮線で再現。

今回はえらい寄り道モデリングだったので外見は結局
スモークディスチャージャーが増えたぐらいだなぁ(^^;。
次回へつづく…。
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「タミヤ T‐72《четыреチィトゥィ-リ》」

2017年09月06日 | 製作日記 T‐72
↓砲塔部は一先ず置いといて、車体の方にかかります。
この前面部中央の“Vの字”型の中にある細長い突起(矢印部)は
T‐72A型では3本あるそうなのでそういう風にしてみます。

↓先ず元々の1本の突起は削ってしまい、0.3mm厚プラ板で3本追加。
その際V字部品にある横棒が邪魔なのでV字部品自体を2mmくらい
下にさげた。…でこのV字は実際かなり薄々の鉄板みたいなので裏を
削りこんで薄く見えるようにし、更に取付け用のボルトの頭を追加。

↓これは後方部。この矢印部は付属のネット部品を貼るようになっていて
網目が細かくてリアルな仕上げになる。その前方の広い長方形2個にも
エッチングパーツが付属。流石タミヤさん凝る所は凝るなあ。
エッチング~は塗装の段取り上まだ着けないけど。

↓これは車体底面の部品。
パケアートとか、実車写真とかによるとドーザーブレードに
こんなディテールがあるので追加(矢印部2種)。
右上の矢印は何かのひっかけ形状で、曲げた真鍮線で作った。

↓以前「オブイェークト279」でもやった、真鍮板を入れての重量増し、
今回も仕込んでおいた。今回はポリプロピレン履帯をそのまま使いそう
なので効果的かも。

↓転輪の軸を付けた状態。
ドーザーブレードを動かす4本のロッドがちょっとカッコイイ。

↓あと上側ボディーと合わせてみると、密着する面が前と後ろの少しの面積だけで
真ん中辺りは殆ど浮いているのな。だから上から押すとタワンタワンと
上ボディーがたわむ(笑)。なんかイヤなのでしっかりくっつくよう矢印部に
3mmプラボードを噛ませた(左右2箇所)。タミヤの戦車で今までこんな
パターン記憶にないので、特になんか意味あるのかなあ…。

↓ここで出来上がってる分の砲塔も載せてみるとこんな。
…うん、やっぱり平べったくてかっこいい戦車だ。

まあ、自分もあんまり詳しいワケではないので形の変更は
このくらいかなと思ってはいますが。
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