カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「タミヤ T‐72《триトゥリー》」

2017年08月30日 | 製作日記 T‐72
↓…どうもこの、砲身の付け根に掛けてあるキャンバスのシワが
プラモっぽくていけない。金型で一方向に抜ける形になってるので
仕方ないといえばそうなんだけど。

↓で、もうちょっとリアルな雰囲気にならないかと頑張ってみる。
先ずデザインナイフでシワを深くしてから、エポキシパテを上側に盛る。
実車写真を観察するとキャンバスが砲身の付け根に落ち込まないよう、
どうやらこの辺りのキャンバスの下に板状のものが当ててある感じなのだ。
…うーんイマイチ造形がヘタレで申し訳ないが、なんかこんな形かなぁ(^^;。
板と板の強度増しと思われる“X”型のモールドはプラ板を使用。

↓キャンバス前の留め具にボルトを追加(矢印部)。
等間隔に8本あり、細かい話をするとこの間に更に2本づつ小さなビスの
頭があるんだけどチンマくてちょっとムリ。今回は大きいの8本だけにした。

↓ついでに砲身上の留め金類も詳細気味にDU(矢印部2種)。

↓砲塔の真後ろに付いてるのが“工具箱A”。
この側面のモールドが抜きの都合で全くない。
上2箇所のようなホールド金具が横にもあるのに
無い為に箱がやや垂れ下がったように傾くのだ。

↓資料を参考に再現するとだいたいこんな。左右対称である。
追加した取り付け部により上面が水平になった。
その上の2本の細い出っ張りは多分強度増しのプレス形状。
で、向こうにチラッと見えてる“工具箱B”は
砲塔からの結構太めの突起でがっつり取り付けられる。

↓砲塔左側面には水中を行く際の“シュノーケル”を装備。
あー、まァこれはこんなトコらへんを適当にDU(矢印部)。

↓まだスモークディスチャージャーが無いけどだいたい砲塔周りはこんな感じだ。
キットに付属の部品以外にもチマチマとプラ板で細かい突起が追加してあるけど、
実車写真とか見てると装備品を引っ掛ける金具とか、実際はもっとうようよあったりしてる。


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「タミヤ T‐72《дваドゥヴァ-》」

2017年08月22日 | 製作日記 T‐72
↓パテ盛り修正をかけた部分はスベスベになってしまったので
いつぞやにやった“タミヤパテにちゃにちゃ付け”方法で鋳肌を復活させる。
筆が駄目になってしまうが御心配なく、コレ専用に取ってあった筆だったりする。

↓組立説明書にはバリエーションの説明があったりして、
この“M2”という型にある“アップリケ装甲”がカッコイイのだ!
ここには描いてなかったけど現在製作中の“A”タイプにもこれを施した
パターンがあるみたいなのでついでにやってみようかと。

↓集めた実車の資料を見ると結構分厚い板が当ってるみたいなので
感覚で0.5mm厚のプラ板で作ってみた。この辺りは比較的平坦なので
いいんだけど…

↓この矢印部辺りに来ると凸凹がきつくてなかなか沿わない。
あげく取った方法がココだけ0.3mm厚にしてヒートプレスで対応。
大き目の状態で遠くから火であぶって柔らかくなったらすかさずココにタオルで
押し当てる(笑)。3~4回やったら上手く行くやつがあったりする。
それから形にカット。…この方法でむりくり2箇所作った。

↓鋲の穴には少し小さめの径のプラ棒ブツ切りを入れてモールドを再現。
鋲の頭にもまたモールドがあるんだけど、そこまでは無理っぽいなあ(TT)。

↓この後ろの部分の2枚はホントはもう少し下の方まで回り込んでるんだけど、
ヒートプレスが上手く行かずこんな感じで誤魔化してしまった。
でもここは工具箱が付くのでだいたい隠れる。

↓前から砲塔の形を見るとこんな具合。キットのオリジナルからするとかなり
幅が広がってペシャンコになった印象だ。で、パテを削る際に無くなってしまった
形状を復活(矢印部)。

↓更にスモークディスチャージャーに行くケーブルを鉛線で作る(矢印2箇所)。
コレの為にアップリケ装甲にスキマを作ってあったのだ。
この辺りは抜かりナシ。

↓おお。ハッチの上の装甲を忘れていたのな。
ヒヤァ、ココは結構面倒な切り取り作業だった(汗)。

↓…現在はこんな。
アップリケ装甲はモールドのボリュームを格段にアップさせている。
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「タミヤ T‐72《одинアジ-ン》」

2017年08月18日 | 製作日記 T‐72

↑大阪城まではウチからチャリンコでいける範囲だ。
大阪城公園駅の近くに「JO-TERRACE OSAKA」という
主にレストラン中心の施設が出来たというので行ってみた。

↑ヒヤァ、艶やか。…そういやァ大阪城公園って、今までは
観光地の割りに物々しい商業施設は無かったもんな。
2階構造の建物の中に和洋折衷のレストランの他、パン屋、
大阪関連の土産屋等がひしめいていた。

↑「gram」ってなんか他でも見たことあるなー。
「スタバ」とかも独立した建物でしっかり店を構えてた。
大阪城ホールでコンサートとか観た帰り客を狙ってるんだろうな。
時期的にちょっと暑かったけどいいお散歩ポイントが出来たゾ。

↑今はこんなSL風の交通機関が公園内を行き交っている。

↓でプラモはまたミリタリーモノをやりだしました。
タミヤの“T‐72M1”。自分にしてはまだフツーなアイテムかな、
そうゲテモノでもない(笑)。近年、戦車は“メルカバMk.Ⅳ”、
“オブイェークト279”と作ってきて、この平たいスタイルのが
気に入ってきてるのは間違いない。T‐72はロシア以外にも
あちこちで使われていてネット上の動画でも一番よく見かける気がする。

↓でもタミヤのT‐72って資料が乏しかった時代にあえて挑戦した労作で、
比較的若い他のメーカーのヤツに比べると今ひとつ正確とは云えない形らしい。
特にこのターレットの形は2タイプの形が混じったものになってるとか。
…で、自分はコレを俗に「ドリーパートンタイプ」と呼ばれる装甲強化型に
フォルム修正してしまおうと考えた。っつーか逆にこれをやってみたくて
この戦車を選んだといっても間違いじゃない(^^ゞ。

↓形の変更には2色練り合わせのエポキシパテを使用。
まぁ、他のキットの写真を見ながら感覚でコピーするので
やはり正確とは云えない形だろうけど。見ていると元々各社ビミョーに
形が違うのであんまり気にすることは無さそうである。
…折角なのでちょっと張り出しを大胆気味にしてるのな。

↓左右のシンメトリーは一旦、コーナーをエッジに仕上げておいて
角の寸法で合わせ、それからコーナーRをかけるようにすれば大体でる。
平面方向でみて最大4mmくらい張り出した格好になった。

↓境目はタミヤパテで均した。
こんなふうにオタフク風邪をひいたようなホッペに。
上から見てやや“おむすび”みたいな3角形の感じだ。
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「プロメテウス号 《SECT.6》」

2017年08月10日 | 製作日記 プロメテウス号
↓船体下部のごちゃメカはこんな感じです。これ以上の詳細は不明。
コミック画では白い丸や四角はランプが光っているイメージでした。

↓ノズル関係はメタリックグレー系の色で中はロシアの宇宙ロケットの
ように赤いのが判明。

↓木星のそばでミッションしているようなので少し黄色い汚しをかける。
「ガス汚れじゃ」とか云いつつ実はモノクロ色ばかりなので色のアクセントが
欲しかっただけだったりするf(^^;。

↓ここで“宇宙船味”を強くするアイデアを思いついた。
先ず100均で売ってるキラキラした色の折り紙を用意する。
これの金色をくしゃくしゃにしてシワを付けておき、写真のような
形に切り出す。

↓コレを後部ノズル周りに貼るとこんな具合に。
この部分のディテールに悩んだ末、ゴチャメカより効果的とにらんだ。
「…派手になっただけじゃん」と思う人が多いのかも知れないが
アポロブーム時代を知っている世代には「宇宙船ぽい!」と効果のある
おっさんホイホイ的要素なのだ。当時、熱を吸収させないか何かの狙いで
こんなぴかぴかのシートを貼ってある写真をずいぶん見たからだ。

↓でレーザー作業船はこんな具合。

↓デコパにネームプレートを付けて完成。
ネームプレートの文字が大きめだけど、これは以前
「イカルス宇宙船」でも使ったインスタントレタリングで、
他にニーズが無く余りまくっていた字体なので…(^^A。

↓…アオリ方向から見ると特にかっこいいデザインだと思う。


↓出来上がったのでいつものように乾杯。
スミノフのカクテルを買ったらこんなオマケが付いてた。
ボトルコースターだって。…とするとこう使うのかな。
「スペースセンター」とか書いてあるので話が合っていいな。

結局「巨人たちの伝説」を熟読していないまま、こんな風にモケイを
仕上げてしまった。でも資料を集めようとした過程でなんとなく、
氷河期が来た地球を救うため、木星になにがしかの操作をして
太陽のようにしようとした、というストーリーがうかがえる。
またコミック本を入手する機会があれば読んでみようと思った。

先にも書いたけど、直線で構成された形ながらふっくらとしたボリュームも感じる
いいデザインである。メインノズル辺りはサターンロケットを思わせ、
パラボラの集合体や外壁の細かいモールドは「2001年~」の
ディスカバリー号を連想する。この縦仕切りの入ったエアインテイク状は
「宇宙戦艦ヤマト」系のデザインの影響かもしれない。
とにかくいろんなオマージュが詰まった船なのな。
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「プロメテウス号 《SECT.5》」

2017年08月03日 | 製作日記 プロメテウス号
↓更に窓等の大きな部分にブラックを塗るとグッとメリハリがついた。

↓Mr.ウェザリングカラーのブラックでスジ彫り部分その他に
墨を流すとこんな具合。凸モールドの周辺はぼかした感じになるので
汚し塗装風になる。

↓次はガイアカラーの“クリアーブラック”でグラデを入れる。
クリアーブラックはその名の通り透明性のある黒なので
下地が何色だろうとその色に馴染んだグラデーションがかかるのだ。
…あんまり汚しをかけるようなアイテムじゃあない気がするけど、
全体が白いのはどうしても殺風景な感じになるからなあ…。

↓ストックのマクロスデカールにたまたま「PROMETHEUS」の
いいサイズのやつを発見!ここに貼ってやろう(左の矢印部)。
コミック画にはないけどな。右2箇所の矢印は航空機用のマイクロデカール。
こんなのでも貼っとくとごちゃごちゃした感じが増すしね。

↓ちょっと文字サイズがデカイとは思いつつ、いい感じのワードがあったので
貼る。コミックの絵から多分この台形の穴は宇宙作業の機材を出し入れする
場所とにらんだ。この宇宙船の全長はどのくらいかなー、ざっと100M以上は
ある感じだけど。

↓例のエアブレーキのような部品も付けた。

↓デカールをトップコートで定着後、窓部分はタミヤアクリルカラーの
クリアーでグロスにする。アクリルの溶剤なら下地のカラーが溶け出さないので
自分はいつもこうしている。

↓…かなり完成に近づいたね。
船名のデカールはホントにタマタマ見つけたので前回までは予定になかったんだ(^^;。
…多分バルキリーのデカールの残骸で、搭載してた艦だからだよな。
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