カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ガイデロール級戦艦 《ネル》」

2014年02月26日 | 製作日記「ガイデロール級戦艦」
↓ガイデロール級戦艦はミサイル艦の如くミサイルの発射管があちこちに点在。
下は艦尾付近のパーツ二点。後方に向けて付いているチューブ状の形(計8門)に穴を加工
(下の矢印)。穴開けついでにそのやや前方に排煙口っぽく計20個の穴を増設(上の矢印)。

↓この場所は側面で写真左が艦首側。右矢印の部分に元々あった形で、なんだか浅いので深く穴を
開けなおした部分あり。この形は丸穴から前方に向けて凹がフェードアウトしたような形だったので、
「この形なら作れるなあ」と思い、試しに左矢印部に更に3箇所増やしてみた。
やり方はピンバイスで貫通しないように浅めに穴を開けた後、モーターツールの細ヤスリのビットで
一方向のみに削り込むという方法だ。

↓上手くいったので気をよくし(笑)、艦首下面部品に同じ形を12ヶ所も追加加工。
共に設定には多分無い、当然デッチアゲ。ちょっと調子にのりすぎたかも(^^A。
まあ個人で好きにやってるだけでこのキットはこんなに形を増やさなくても充分カッコイイんだけど…。
今回はなんだか削る方向での形状追加が多いなー。

↓主要部品が揃ったところでディスプレイの仕方を考える。キット内容では航空機の飾り方のような
スタンドが付いているけど、自分は艦の一般的飾り方の“二本支柱”スタイルが好みなんである。
…で、こんな木製デコパージュを用意。

↓支柱は某“手作り艦船模型専門店”で購入のブラス製のものを使うんだ。

↓支柱の位置を決めておいて艦底部品の裏側にエポキシパテを詰め込んでおく。

↓デコパージュ側とピッチを合わせて2mm径の穴を加工。ココに同径の真鍮線を立てて
さっきのブラス支柱を通すワケだ。

↓モデルを設置するとこんな具合。キットのスタンドよりもちょっと本格的になるのだ♪


現状でランナーから外した部品のみでだけどバランスを確認。
底部分に穴を開けないといけないので人により賛否あるようなのだけど、宇宙艦とはいえ
おおよそ艦の形なのでやっぱりこのスタイルが妙にしっくり来るよね(^^)。

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「ガイデロール級戦艦 《ベオ》」

2014年02月21日 | 製作日記「ガイデロール級戦艦」
↓艦橋の前あたり、主砲塔の載るデッキの部品がありまして
艦橋のすぐ前でスパッと切れたようなデザインになってます。
このデッキ部分に結構な厚みがあっていかにもプラモっぽく感じたので薄く削りました。
インジェクションキットでは射出成形の都合で薄く成形するのにとても樹脂の射出圧を
高くしないと駄目な加減があり、やむおえずあえて狙いより厚くしている部分があったりします。
こういうスケールのモデルではそんな所をフォローする処理がどうしても増えてきますよね。

↓船体側面の張り出し、オレンジ色のグラデーションのかかる大目玉の
後ろ部分にも金型都合でやむなく不完全になっている形があります(矢印)。
ココはもう、デザインナイフでカリカリ削ってしまおう(^^;。…ちょっと汚くなったけど。

↓ザックリ大きな部品を見回すと、同じような都合の箇所がココにも。
この船底部品の二つの楕円バルジは金型抜き方向の関係から張り出し方が甘いのです。
上側ボディーのバルジは船体にたいして横方向に抜いているのでしっかり出っ張っています。

↓大した要素じゃないけど、発見するとずっと気になリだすので削って0.5mm厚プラ板で作り直し。

↓続いて艦首部品。この辺りも、本編でアップシーンがあり、ミサイル発射管以外にも多数の
小さな楕円バルジがあることが判る。画面で確認出来るところはそれに習い、あとは雰囲気で追加。
材料は0.3mm厚のプラ板。 スジ彫りを見ても既存のものの間に細いのがあったりしてるものの、
ステルス戦闘機の継ぎ目の如くギザギザになってたりするのでこれはもう自分の技量では再現出来なさ
そうである(TT)。

↓ここら辺りで上側主要部品を大体組み立てて全体像を見てみようと。 おお、シュルツ艦。
昔よりシャープにアレンジされていてイイですね。スナップフィットでこういう具合にすぐ形に
なるのも便利。…上側だけだとウォーターラインみたいだ(笑)。

…あ、自分は製作中、形をみたりバラしたりを繰り返すので当然スナップフィットの穴は
全てモーターツールでやや広げて甘くしてます。
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「ガイデロール級戦艦 《アル》」

2014年02月15日 | 製作日記「ガイデロール級戦艦」

えと「宇宙戦艦ヤマト2199」のガミラス戦艦いってみます!
バンダイ1/1000“ガミラス艦セット2”の“ガイデロール級航宙戦艦”と云うヤツ。
TV放映終わったようですが2199の製品は今もどんどん新製品が出ていて時期的にまだ旬なのですね。
今ンとこ、自分はこのセットだけ購入しました。…というのも、旧ヤマト時代から、登場の艦で一番
気に入っていたのが“シュルツ艦”でした。理由は「オーソドックスなガミラスっぽさ」からだったのです。
ヤマトメカの人気の要素は、やっぱり宇宙艦なのに「洋上に浮かんだ艦の形をモチーフにした」あの
絶妙なセンスのデザインだと思うのです。ガミラス艦はヤマトほど洋上艦っぽくはないけど、
やっぱり艦橋とターレット砲は同じような配置なんですよね。ちゃんと企画をそろえてあるワケなのな(^^;。
翼っぽい形とかエアインテークみたいなのが付いた上で、艦橋や砲身無しのターレット砲という形態が
大変カッコイイのです。

↓部品を見ると、さすが最新のプラモ、手の込んだモールドがいっぱい。
でもまず気になったのが艦橋の部品。「2199」を観たイメージからすると窓?が少ない。
アップシーンなんか見ると凄い書き込みだったりするので、あのゴチャゴチャ感をなるたけ表現したい。
で、本編のスチル画像を見ながら足らない部分をペンで書き込む。

↓デザインナイフでカリカリ付けてみた。うーん、なんかまだ殺風景。

↓更に詳細モールド追加。!…うん、こんな感じでしょ!(^^)

↓画像には艦橋下面にもエアインテーク風の形あり。部品を下から見ると、ん?
このうっすらした凸がそれなのかな(矢印)…殆ど見えないなあ。

↓これは画面のイメージ優先でプラ板自作! やや大き目ではありますが。

↓本編で見かけたり、もしくは自分ででっち上げたりでスジ彫りや窓等を追加。
窓はピンバイスで浅めの穴をあけています。

大変組み立て易そうなキットなので案外早く作れてしまいそうですが、ゆっくりこんな感じで
他のパーツも組みながらちょびちょびディテール追加していこうと思いますね。
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「昔の自動車のスタイルにぞっこん」

2014年02月12日 | カシメルコレクション
自分は車に乗るのが好きなせいもあり、1/43のミニチュアカーを買い集めていたんだ。
スーパーカーブームの頃にもよく大きな催し会場へカメラをもって出かけたりした。
ミニカーを買い出した初期のうちは、そんなスーパーカーに属するものや最新のレースカーを
中心に買っていたものの、いい年になってくると(ココでは40代以上な)だんだんレトロチックな
ものに趣向が移ってくるのである。例えばヒコーキモデラーも年季がはいると複葉機が作りたく
なるのに似ているのかな。 でも別に“T型フォード”が欲しいと云う訳ではなく、強いて云うと
「今時の車より、60~80年前の方が未来的な形をしている」
ことに気がついてしまった、と云うべきか。
そりゃあ空力性能で考えると多分現在のスポーツタイプの車の方がコンピュータ解析もされていて
断然上なんだろう。考えるに、その頃はエンジンの力もそんなにあるワケではないので、
せめてボディーの形で出来るだけ抵抗を無くして早く走れるようにしよう、という単純なものだろう。
そのせいなのかその頃の自動車のなかには恐ろしいまでに流線型が美しいモノが居たりするんだ。
ちょっと見せびらかし臭いものの所有の1/43の中から自分が形が綺麗だと思ったヤツを紹介します。

↓「1953年製 アルファロメオ BAT5」という車。
アルファの車は今でもいいセンスのデザインでカッコイイと思ってはいたけど
以前にこんな奇抜な形の車を作っていたんだな。レトロSF映画に登場する宇宙船のようだ。
初めて見た時はバットマンカーのNGデザインかと思った程。この“BAT”ってなんか関係あるのかな?

↓左右の翼のようなまくれ上がりは、後方視界に影響しないのか(*_*;。

↓ガラスが割れただけでも修理費用がかさみそうだよ(笑)。

↓こちらは「1938年製 ドライエ165(手前)と135(奥)」。
フェンダーのドロップ型がたまらない。メンテナンスを考えると辛いものの、
横からタイヤが見えない所がカッコイイ。フランスの高級車だったとのこと。
ドライエの車は殆どが凄い曲線美で、見ているだけでも楽しめるんだ。

↓ケツのノッペリ感もたまらない。


この他にも「1936年製 ブガッティ・タイプ57 アトランティック」など。
まるでライオンが腰を落として寝そべってるようなスタイルなんだ。
“カシメルBAR”の卓上に置いてあるので過去のアップ写真に写り込んでいたかも。

残念ながらミニカーは所有していないものの、更に死ぬほど流線型の車を発見。
「1938年製 ファントム・コルセア クーペ」。
これミニカーあったら欲しいなあ。皆さん興味があれば画像検索してみてください。

…どんどん車は進化してカッコよくはなっているものの、ドロップフェンダーとか
こんなセンスは無くなってしまったんだな、むしろ四角いボックス状の車が増えてきている。
効率考えると解からないでもないけど、自分は空気を切るような曲線にどうしても目がいって
しまうのなあ。
コメント (2)
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「フライングパンケーキ Step10」

2014年02月04日 | 製作日記「フライングパンケーキ」
↓多数ある丸穴にフラットブラックを注入後、スジ彫りにスミを入れますが
自分は毎度水性ペンで描き入れて綿棒で擦るだけ。特に浅いモールドはペンで描いた後
指で軽く擦る程度の方がいいみたいです。 で更にフラットクリアーでコーティング。

↓木製デコパはニスを塗装。よくウォールナット系の色を好んで使用してます。

↓プラ板を重ねるといい感じです。
着陸時のタイヤが擦った跡もつけてみました。これはさっきの水性ペンでグチュグチュ描いた
上から綿棒で軽く擦ったもの。まあまあそんな風に見えるとしようねf(^^;。

↓パンケーキを載せて遂に完成! …この、出来上がったデコパージュにモデルを載せる瞬間も
何となくナンともいえないでしょ。「どう向きがいいかな~」とか思いながら…。
形が形なので丸いデコパは正解だった。

↓この、白線の剥げ具合は木と鉄の上だと鉄のほうがよく剥げるかと。
この辺は後から細筆でちりちりやったのです。


↓今夜のアテにパンケーキ。…アメリカ製だからチュウハイじゃなく洋酒でいこうとか。
えーと反省点はネイビーブルーに少しムラを残して色褪せ表現すればよかったかな。
それとプロペラ部のデカールでニスが浮いてしまったトコら辺かなー。
よかったのはやっぱり死んでたデカールをなんとか誤魔化して貼れた事やね(笑)。

↓どうしても後ろ姿の方が絵になる。
「XF5U 改め、F5Uフライングパンケーキ」と云うべきか。
戦闘機になれなかった試作機、せめてプラモでなれてよかったよかった。
本当は機銃を載せる場所はエンジンのすぐ内側に設定していたみたい。
でも見栄えでプロペラシャフトの中は正解だったと強引に思う(^0^)/。
スケールモデルとしてはやや邪道なものだけどコレはこれで作品として“アリ”だよな。

…しかし何がSTOLかって、コレのプロトタイプの“V-173”という機体は滑走距離が
たったの6メートルだったらしい(驚)。‥それって殆んどVTOLだよ。
フツーの飛行機の形からすると「こんなの飛ぶの?」という感じがするけど、
胴体自体が驚異的な揚力を発生するリフティングボディーという構造で、
つまり“翼がない”のではなく“もろ全体が翼”と考えるのが正しいのだ。
それを大馬力のエンジン2基で引っ張りあげる。
空中戦でどうなったかは今さら判らないけど、ある意味艦上レシプロ機としては
最終形態だったのかも知れないね。
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