カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「MIG-25《дваドゥヴァ-(2)》」

2020年04月28日 | 製作日記 MIG-25
↓え-と、これは挿げ替え予定の機首。
ハセガワのパーツは凸モールドなので削ってしまい、
ICM側パーツのクウォリティーに合わせてモールドを加工。

↓手彫りなのでやや汚いけどこんな具合か。
因みに左写真が機首左側面、右写真が機首右側面。
実は“P”タイプの実機写真を数枚見比べたら機首周辺の
継ぎ目パターンが2種類あったので単に写真で多い方を選んだのだ。
どっちが初期のヤツで…とかは未確認。

↓細かい突起関連は真鍮線で追加(矢印部)。径は0.3mmを使った。
短いし強度はあるけど後々の作業で手を突かないように注意が必要。

↓これは吸気ダクトの前部分、しかも内側のみ。
向って左側が機体前方でザクッと下から見た形になる。
さすが、ダクト内側のモールドまで細かく再現してあるので
壁がいちいち別パーツである。このユニットは片側で4パーツ構成だった。
へぇー、吸気口内側の縁はこんな波打った形なのな(矢印)。
ハセガワは真っ直ぐだったのに。まァ資料写真じゃ確認し辛いしなぁ。
その壁の手前面にある4本溝はコックピット横のヒダヒダに咬み合う形だ。

↓写真左の2つはさっきのユニット。
右側は更にダクトの奥側でエンジンファンの直前までの形だ。
やっぱり検証が詳しいキットは凄いなあ、見える限り奥まで作ってある。
ハセガワのは吸気口のすぐ奥で壁になってたのに(笑)。
…しかしなんだこりゃあ、得体の知れない形もあり(矢印)。

↓ダクトだけ全て組み立てるとこんな。
接着してしまうと中が塗装出来ないので
マスキングテープで仮止めしとくしかないか。

↓機首の部品に仮付けするとこんな感じになる。
ダクトは“逆ハの字”というか左右それぞれ少し外側を向いてるのが判る。

↓あんまり進んだ感じないけど今日はここまで。
しかし今回は部分的に意外な形しているのに気がついて勉強になったなあ(^^。
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「MIG-25《один アジ-ン(1)》」

2020年04月21日 | 製作日記 MIG-25
また航空機を組み始めました。
ミリタリーにしろヒコーキにしろ、なんかロシアモノが目立ってきてます。
“ミコヤンMIG-25(フォックスバット)”は冷戦時代、アメリカが
開発を進めていた“XB-70”という超音速爆撃機を迎撃できるよう
ソビエトで開発された戦闘機でした。音速の倍以上で飛んできて素早く爆弾を
投下し、あっという間に飛んでいってしまうXB-70を撃墜するには
今までのような戦闘機の速度ではとてもムリだと悟ったソビエトは
これまでの戦闘機ではありえないとんでもないエンジンを付けた戦闘機を作ります。
結局XB-70は実験機程度で終わってしまったそうですが
ソビエトはそのまま開発を進めてマッハ3という速度を出せる“MIG-25”を
完成させてしまいます。 当時こんな速度を出せる戦闘機は西側には存在せず
初めてそれをレーダーで確認したアメリカも「なんじゃこりゃ!」と驚いた、
とかいう話も聞いた記憶があります。
これはある意味、目的が特化されたゲテモノヒコーキと云えるシロモノで
自分も大好きです。

↓キットはまあ割りと最近発売の“ICM”というウクライナメーカー製の1/72。
こんなメーカー初めてなんだけどパーツを見た感じではよく出来てまして
スジ彫りどころかリベット穴(スポット溶接点?)までびっしり入ってる。
でもこのキット、型が“RBT”という偵察型でして、
自分が好きな迎撃機の“P”というタイプと違うんだなこれが。
形で何が違うかと言うと機首の形が細く、ペンシルノーズと云いますか…。
Pはもうちょっと太くて習字の筆みたいな形なんだ。

↓機首だけポリパテで工作しようとか思ったけど、中学生の時作った
ハセガワのMIG-25が同スケールでP型なのに気がつく。
やや勿体無いけどこれと2個イチにしようと企てた。
ハセガワのは量販店で1000円程度で買えるし、
対大型機用の迎撃ミサイルも付いているのだ(^^b。

↓写真手前がRBT、奥がP型。
こうやって並べると違いがよく解る。
RBTの機首パーツの継ぎ目で挿げ替えるようにする。
その他も細かく言うと違うんだろうけど、調べきれないし
微細な相違は無視するとしよう(^^;。

↓寸法的に合う部分でPの機体を切断したけど…あーやっぱりそうかぁ、
断面幅方向の寸法が片側で1.0mmくらい違ってる。
ハセガワのはコックピットの幅がデカ過ぎるんだ…。
これはセンターの合わせ面で微妙なスロープをつけて調整。

↓次にRBTの機体にかみ合うように内側に段差を加工(矢印部)。

↓着けてみるとこんな具合になった。
ハセガワのキットは流石に発売時期が古く、フォルムも正確でないせいか
機体前後方向の軸線に対して機首の折れ下がり具合が殆ど無いので
写真の寸法Aより寸法Bを約1.0mm短くして機首をやや下に向けた。

↓更にコックピットの前方部分をRBTの機首パーツの形と同じにする。
コックピットの前方にはメーターパネルの上カバーが付き、写真のように
機首と機体のパーツに跨る形になるのでメンドクサイ調整が必要。
上カバーはコックピットのパーツがまだなので接着代が殆ど無い。
コックピットパーツとの干渉を確認してプラ板で上カバーを支える
“受け”形状を追加した(矢印)。

↓上カバーが来るとこんな感じ。
廃棄したRBTの機首にあったキャノピー前の段差(矢印)もプラ板で作成。

↓マスキングテープで押さえてて汚いけど今はこんな感じ。
機首の接合断面はやはりビミョーに段差が出まくってるので双方の
断面を調整して無理やり合わせる感じ(汗)。
航空機みたいな比較的繊細なアイテムでこんな工作はあんまりしたくないもんだ(^^A


…自分が中学生の時、ロシアからヴィクトル・イワノビッチ・べレンコと言う人が
このMIG-25に乗って函館にやってきた。アメリカに亡命する目的だったんだ。
函館空港の人達もいきなり凄げぇヒコーキが着陸したのでびっくりした筈だ。
だって当時ソビエトで最高機密の機体だったんだよ。それがいきなり目の前にある。
自分がテレビ見て思ったのは「凄げえ! 垂直尾翼が2枚あるっ!」だった。
当時自分達がよく知ってる戦闘機ってF-86セイバーとかF-4ファントム
だったので、この姿は衝撃だった。F-14とかF-15も小さいプラモで
見てたけど、まぁまだ半分SFキャラ扱いだったのだ。
「…そうかー、スピードが速いと2枚じゃないと曲がれないのかー」みたいに思ったっけ。
それから間もなくかな、ハセガワの1/72が出たの。
勿論その時の衝撃があったのでさっそく買って作った。
でも何故か機体全体ををシルバーで塗ったのを憶えてる。
…今度はちゃんとライトグレーで塗ろうっと(^^ゞ。
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「反射衛星《Ⅲ》」

2020年04月09日 | 製作日記 ケルカピア級高速巡洋艦&反射衛星
遂に《緊急事態宣言》が出てしまいました。
皆さん、ウチでストックプラモでも消化して過ごしましょうね。

↓ケルカピア級巡洋艦と同じ色だなんて書いてたけど
よく見たら反射衛星って濃い緑と薄緑の2トーンカラーなのな(^^A。
またそれがシマシマに配置していて結構塗り分けが面倒だそf(‥;。

↓上写真のパーツを裏から見るとこんな。
少し突っ込んだ事いうと、このリフレクターを支えている基部(白矢印)は
本体軸から浮いた(離れた)リング状の物体で、それを4枚の板状の柱
(黄矢印)で支えるような凝った構造になっている。
プラモではそこまで再現できてなくてくっ付いたようになってるけどな。
本体軸は濃い緑でリングは薄緑なので結局こんな塗り分けになる。
つくずく「~2199」ってデザイン凝ってるなあと思った。

↓本体軸部分としてはこんな塗装だ。

↓リフレクターにはハセガワの“ミラーフィニッシュシート”を貼った。
キットパーツのパールカラーみたいなのよりはイメージ近いかなと。
本編画面では黒っぽくてキラキラと星が映ってるみたいな印象だったので
やっぱり鏡状なのではないかと。

↓あー、で、これですわ、反射したビーム。
反射衛星砲のビームはピンク色なのでガイアカラーの〈102〉蛍光ピンクに
少し〈044〉クリアブルーを混ぜて吹き付けた。

↓で、これは例の手裏剣。
先ずこんなマスキングでホワイトを薄っすら着けて
リフレクター型のエネルギー壁を表現。

↓次いで円盤部の縁に光の波紋のような塗装をするとこんな具合に。

↓全パーツを組み立てると完成。
…「ピキィーーーーン!!」、みたいな(^0^)/。
まぁ巷で流行りの電飾じゃないからこんな感じが限界だなあ。




完成品を眺めながらBARで一杯ひっかけるといい気分。

これでガイデロール級、ゼルグート級、ケルカピア級と、
「ヤマト2199」メカで自分が好きなタイプはコンプリート。
肝心の“ヤマト”はメカコレしか作ってないけど
そのうち1/1000も作ってみたいかなー。

反射衛星砲と反射衛星は旧「~ヤマト」時代から凄く凝った
兵器キャラクターとして注目してたんだ。
砲自体のプラモも発売して欲しいくらいだよな。
特に旧「~ヤマト」時代、ヤマトを攻撃するのに目標位置をインプットし、
最適な反射衛星を自動で選別して「何番、何番…」とかいう
シーンがたまらなく細かい表現に感じて好きだった。
当時はこんなに突っ込んだ凝りようだったアニメーションは
「ルパンⅢ世」か「宇宙戦艦ヤマト」くらいだったからね。



でも、攻撃準備がタイソウな割りには反射衛星砲の威力が
イマイチなんだよなー(笑)。砲の本体はあれだけ大きいし、
命中すればいくらヤマトでも一撃で轟沈しそうなモンだけど。
「~2199」版では通常兵器ではなく遊星爆弾の点火装置として使用されてた。
…え?じゃァヤマトに命中させると窓という窓から火炎を噴出しながら
地球まで飛んでいってしまうんじゃないの?
…って思ったのは自分くらいなのかなぁf(^^。
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