カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「プロメテウス号 《SECT.6》」

2017年08月10日 | 製作日記 プロメテウス号
↓船体下部のごちゃメカはこんな感じです。これ以上の詳細は不明。
コミック画では白い丸や四角はランプが光っているイメージでした。

↓ノズル関係はメタリックグレー系の色で中はロシアの宇宙ロケットの
ように赤いのが判明。

↓木星のそばでミッションしているようなので少し黄色い汚しをかける。
「ガス汚れじゃ」とか云いつつ実はモノクロ色ばかりなので色のアクセントが
欲しかっただけだったりするf(^^;。

↓ここで“宇宙船味”を強くするアイデアを思いついた。
先ず100均で売ってるキラキラした色の折り紙を用意する。
これの金色をくしゃくしゃにしてシワを付けておき、写真のような
形に切り出す。

↓コレを後部ノズル周りに貼るとこんな具合に。
この部分のディテールに悩んだ末、ゴチャメカより効果的とにらんだ。
「…派手になっただけじゃん」と思う人が多いのかも知れないが
アポロブーム時代を知っている世代には「宇宙船ぽい!」と効果のある
おっさんホイホイ的要素なのだ。当時、熱を吸収させないか何かの狙いで
こんなぴかぴかのシートを貼ってある写真をずいぶん見たからだ。

↓でレーザー作業船はこんな具合。

↓デコパにネームプレートを付けて完成。
ネームプレートの文字が大きめだけど、これは以前
「イカルス宇宙船」でも使ったインスタントレタリングで、
他にニーズが無く余りまくっていた字体なので…(^^A。

↓…アオリ方向から見ると特にかっこいいデザインだと思う。


↓出来上がったのでいつものように乾杯。
スミノフのカクテルを買ったらこんなオマケが付いてた。
ボトルコースターだって。…とするとこう使うのかな。
「スペースセンター」とか書いてあるので話が合っていいな。

結局「巨人たちの伝説」を熟読していないまま、こんな風にモケイを
仕上げてしまった。でも資料を集めようとした過程でなんとなく、
氷河期が来た地球を救うため、木星になにがしかの操作をして
太陽のようにしようとした、というストーリーがうかがえる。
またコミック本を入手する機会があれば読んでみようと思った。

先にも書いたけど、直線で構成された形ながらふっくらとしたボリュームも感じる
いいデザインである。メインノズル辺りはサターンロケットを思わせ、
パラボラの集合体や外壁の細かいモールドは「2001年~」の
ディスカバリー号を連想する。この縦仕切りの入ったエアインテイク状は
「宇宙戦艦ヤマト」系のデザインの影響かもしれない。
とにかくいろんなオマージュが詰まった船なのな。
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「プロメテウス号 《SECT.5》」

2017年08月03日 | 製作日記 プロメテウス号
↓更に窓等の大きな部分にブラックを塗るとグッとメリハリがついた。

↓Mr.ウェザリングカラーのブラックでスジ彫り部分その他に
墨を流すとこんな具合。凸モールドの周辺はぼかした感じになるので
汚し塗装風になる。

↓次はガイアカラーの“クリアーブラック”でグラデを入れる。
クリアーブラックはその名の通り透明性のある黒なので
下地が何色だろうとその色に馴染んだグラデーションがかかるのだ。
…あんまり汚しをかけるようなアイテムじゃあない気がするけど、
全体が白いのはどうしても殺風景な感じになるからなあ…。

↓ストックのマクロスデカールにたまたま「PROMETHEUS」の
いいサイズのやつを発見!ここに貼ってやろう(左の矢印部)。
コミック画にはないけどな。右2箇所の矢印は航空機用のマイクロデカール。
こんなのでも貼っとくとごちゃごちゃした感じが増すしね。

↓ちょっと文字サイズがデカイとは思いつつ、いい感じのワードがあったので
貼る。コミックの絵から多分この台形の穴は宇宙作業の機材を出し入れする
場所とにらんだ。この宇宙船の全長はどのくらいかなー、ざっと100M以上は
ある感じだけど。

↓例のエアブレーキのような部品も付けた。

↓デカールをトップコートで定着後、窓部分はタミヤアクリルカラーの
クリアーでグロスにする。アクリルの溶剤なら下地のカラーが溶け出さないので
自分はいつもこうしている。

↓…かなり完成に近づいたね。
船名のデカールはホントにタマタマ見つけたので前回までは予定になかったんだ(^^;。
…多分バルキリーのデカールの残骸で、搭載してた艦だからだよな。
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「プロメテウス号 《SECT.4》」

2017年07月29日 | 製作日記 プロメテウス号
↓これはコミック本編に出てくる“レーザー作業船”と呼ばれる機械。
ストーリー中重要なキャラクターと思ったのでアクセサリーとして作ってみた。

↓えーと、で塗装に入ります。
イメージ的に「白い船体」と聞いているのでベース色に選んだのは
クレオス97番(灰色9号)。1番の真っ白けにするよりなにかと
落ち着いてみえる色なのだ。…ここは手っ取り早くスプレー缶を使用。

↓船体表面のモールドに沿って色の微妙な明暗を付ける
“パネル塗り分け”を適当にちりばめる。
ある程度の巨大感の表現には持って来いなのだ。

↓パネル色は2~3種くらい追加した方がそれらしくなる。
殆どはベース色にちょっと黒を混ぜたり白を混ぜたりの同類色で、
ごくタマに写真矢印部のような微妙に茶系に
振った色(分かり難いかも)を置いてみる。するとなんか
「お、ココは強度的に他と材質違ってるのかな?」
みたいなリアル感がでる気がする。

↓エアインテイク状の形はこんなセパレートになってたので
接着前に奥面にブラックを塗り、上からルーバー部品を着けた。
塗り分け省きのおおちゃく技だf(^^)。

↓ブリッジの上と前の面は黒っぽい色をしているらしい。
窓部分をグロスブラックで仕上げるつもりなのでその部分は
やや濃い目のグレーとしておいた。

↓…んーん、こうしてみるとクレオス97番でもまだ明るすぎるような
気がしないでもない。コミック本編は当然白黒刷りなのでイメージは白になる
けど、カバーイラストでは薄紫だったりセールカラーのような色だったり。
つまり周囲の状況からの反射色だと云うことなのかなあ。


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「プロメテウス号 《SECT.3》」

2017年07月19日 | 製作日記 プロメテウス号

ものすげー暑いんで氷菓子を食べた。 これは“スイカバー”。
この歳になるとあんまりこんなの食べなかったけど
食べたら食べたで凄く美味しかった(^^)。

↓船体表面のモールドはスジ彫りを増やすのではなく
プラペーパーで凸モールドも追加して表現する方法をとった。
コミックスのカバーイラスト等いろいろ見てると結構凸凹した
表現になってたりしてる。

↓で、やむなく自作部品になってるモノも。

↓前写真の部品は船体下部のハラビレになるのな(写真中央)。
矢印が付いたアンテナ?フィン?…は長めの真鍮線を差し込んで
着脱可能にしてある(展示会等の梱包輸送対応)。

↓例のパラボラにもディテールを追加。
…なんかこんな面倒クサイ形しとるんじゃ。

↓メインノズルはコトブキヤのお助け部品を使うんだけど、
コミック画を参考に多少の形状追加。

↓姿勢制御ノズル用に小っさい径のヤツを買い足してきたけど
ちょっと大きかったなあ(^^A。多分、この凹形状の中でグリグリと
方向が動く設定なんだろうけどこれじゃあ余裕が無さ過ぎるね。

↓…まぁ、大体形はこんな具合で出来上がりだ。
主翼?後部に四角い切り欠きが2箇所、左右で4箇所ある(上写真矢印部)。
ここには航空機のエアブレーキのような板が付く予定だけど塗装の後にしようと思う。


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「プロメテウス号 《SECT.2》」

2017年07月12日 | 製作日記 プロメテウス号
梅雨も明ける前からずいぶん暑いですね。
モデリングも扇風機にあたりながら根性でやる感じ。

↓殺風景さがなくなる程度にスジ彫りを加工。
出来るだけ各部品がバラバラな時にやっておく方がやりやすそうだし。
コミック画では全体にもっと細かめに無造作なパネルラインが入ってる。
これ以上やるかどうかはまた後で考えるとして…。

↓そうそう、今回スジ彫り用のタガネを改めて購入しようと思ってたら
ストックのエッチングツールにこんなのが付いてるのに気が付いた。
試しに使ってみたら案外綺麗に細く深いミゾが入ったりする。
「…これで充分やなあf(^^」とちょっと儲けた気がした。

↓船首部品の下面に大きな三角形の凹あり。
この部品はズンベラボンだったがここはなにやらゴチャメカが付いている模様。
コミック画にならってプラ板等で工作。

↓パラボラの集合体のようなアンテナが両翼に付いている。
因みにこれはパラボラ2個分の部品を十字に組み合わせる形にしてくれていた。
翼との接合部が不安定な形なのでプラチップを挟み込んで
真鍮線で差し込む構造にしたのな(脱着可能)。

↓ゴム型での成形時の都合か、主要部品間の接合部の段差が大きくて
調整にやや難儀していました。主翼は取り付けると先端が胴体底より
低い位置になるので作業中平らなところに置けず今は未接着状態。
今回写真のように真鍮線でデコパージュに取り付けたのでこの後接着する予定。
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「プロメテウス号 《SECT.1》」

2017年07月04日 | 製作日記 プロメテウス号
次に製作を始めたのは星野之宣氏のSFコミック「巨人たちの伝説」に
登場するスペースシップ、“プロメテウス号”。
これはあるAPCメンバーがPC内に造りこんだデジタル立体作品を
3Dプリンターで出力したもの。それを原型としてゴム型で複製したものの
一つを譲ってもらったものなのだ。
世間には出回っていないモノなので製作参考記事にはならないけど
そこはあしからず(^^;。

↑先ず各パーツの形を整えたうえで主なパーツを組み立ててみた。
実は自分は「巨人たちの伝説」を読んだことが無い(^^Aのでこの宇宙船の
イメージが全く頭に無く、半分このキットの形を信じて作るしかない。
詳細形状の参考にコミックの絵を数枚もらっていて、デジタルを製作した
本人からは「あとは作る人の解釈で仕上げてください」と云われている。
まぁ自分でカッコイイ、と思ったアレンジを加えるのは得意なんだけどね。

↓翼のような形を取って横から見るとこんな。
いいデザインなので自分も結構気に入ってきたゾ。

↓コミック画を見ながら欲しいと思ったディテールを追加する(矢印部のミゾ)。
表面のスジ彫り、パネルライン等はさすがに全く無いので順次追加していく予定。

↓翼の後端の形は別部品(手前のもの)だったが
プラ板で薄く作りなおすと同時に形状も追加。

↓矢印のエアインテーク状の内側の仕切りなどをプラ板で追加。
実はここまでに船首の形もやや延長する修正を加えている。

↓ポリウレタン製のガレキは重たいので連結には太目の真鍮線を使用して
ガッツリ固定する。瞬着のみってのは自分もあんまり信用しない方なのだ。
真鍮線の間にあるのは仮組用の両面テープ。

↓…大体こんな雰囲気である。「鳩みたい」と思ったのは自分だけ?
コミック作品を熟読しているファンの人からするといろいろ思うところあるとは思うケド。


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