カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「スカイ1 《sect.6》」

2017年02月18日 | 製作日記 スカイ1
先日こんなプラモを買ってきた。
エデュアルド製の“アルバトロス”という一次大戦中のドイツ戦闘機。
展示会等のイベントで作例をみて「流線型でカッッチョイー!」と
思うようになった。アイテム的に敷居高いなーとは感じてたものの遂に購入。
…まあ自分も複葉機買うほど歳とったのかな、としみじみ。


↓このまえ作っておいたヴィネットスタンドを塗ります。
沖合いの海なのでクリアーブルーで下地塗装。

↓ざっくりマスキングして噴射炎の方はクリアーオレンジと
クリアーイエローの混合色で。

↓更に波しぶきにフラットホワイトを…。
右写真の矢印部は噴射口の直後なのでクリアーではないイエローを吹いて
勢いを表現。これは中に仕込んだ真鍮線隠しも兼ねている。

↓円形のデコパージュとネームプレートを付けて完成!

↓…いい感じのヴィネットになったかと(^^)/。
エフェクトもそんなにリアルな造形ではなくカッチリとした、
マンガのような雰囲気なので食玩によくあるヴィネットっぽいな(笑)。
まぁこれはこれでエエんじゃないかなと。


今回はI.T.C.メカなのでイギリスのウィスキーで乾杯。
“スカイダイバー”は「謎の円盤UFO」中で一番好きなメカニックだった。
ムーンベースの警戒線を破って敵のUFOが地球の大気圏に侵入すると
海中で待機していたスカイダイバーが艦首を上に向け始める。
滑り台のようになった通路からパイロットがスカイ1に素早く乗り込むと
海中から空に向って一気に射出!夢のようなゲリラ攻撃ができる、
それこそドギモを抜くような兵器だったんである。

この機体側面に描かれた“SKY”という文字は後の潜水艦側に
“DIVER”と続いていて、分離した時に“SKY”と尾翼の“1”で
“SKY1”と読めるのがかっこいいなあと思っていた。

でも番組本編ではスカイダイバーって左舷側から見たシーンしか
なかったので、「右舷側にはどう描いてあるのか」という疑問があった。
素直に考えると“DIVERSKY”になるもんな。
ひょっとして鏡に映したように逆文字?とかいろいろ想像したり。

…十年前にバンダイのスカイダイバーを作った際、プロップ資料写真で
右舷には何も描いてないことを知り、それは余計な心配に終わった。
左舷側からだけ見る前提でのマーキングだったのな(^^。
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「スカイ1 《sect.5》」

2017年02月14日 | 製作日記 スカイ1
寒いっすネエ。あ、そうかチョコレートいっぱい食べてのぼせればいいんだ。
…いや自分で買ってくるしかないけどね(~~ゞ。

↓水性ペンでスジ彫りに墨を入れました。

↓最近試してみたくて気になっていた、ウェザリング専用塗料を
買ってきたので使ってみる。これなら同じラッカー系塗料でやるより
下地が溶ける心配が不要で楽かもと思い。

↓やっぱあっという間に出来たね。こんな深い凸凹でごちゃごちゃした場所に“持ってこい”だな。
なんか乾くのも遅いし、拭き取りを上手いことやれば専用の溶剤も使わない感じだ。
…ただ乾いても艶消しにはならない模様…。

↓で、ボカシ汚しも。
自分はよくパネルラインに沿ったこんなマスキングでブラックを吹くことが多い。

↓こんな具合(矢印部)にラインの後ろ側だけ汚れてスピード感がでるのだ。
昔の国内外の特撮メカによく施してあったよな。

↓続いて白と赤のラインを施す。
これはデカールを使ってやるコンタン。ストックをあさると自動車模型用のヤツとか、
この前やったギャラクティカの余りでこんなに赤いラインが見つかった。
ギャラクティカは塗装でやっちゃったからね。

↓“SKY”と“1”はキットに付属していた。

↓…が!しかしやられた!…水に漬けると崩壊。
あー、完全に死んでましたヮ(TT)。まぁ20年くらい経ってるしなあ…。

↓こうなりゃあさっきの白ラインデカールの広い所から切り出すしかないのな。
思わぬところで仕事が増えたf(^^;。

↓ひー…けど思ったより上手くいったし(汗)。
こんな力技を要求される場合もあったりと。

↓“イジェクションシート”の三角マークとか“レスキュー矢印”みたいなのは
小スケールの航空機用のお助けデカールを見れば大概付いてたりする。
写真の矢印部のマ-キングはそんな類のお助けデカールを更にナイフで刻んで
作ったもの。こんだけ小さけりゃア、文字なんて何書いてても無視していいもんな(笑)。

↓貼ったデカールに触ってしまって剥がさないうちにトップコートで
コーティングして終了。スカイ1本体はこれで一応完成だ。



…ボカシ汚しのせいで思ったより黒っぽくなってしまったね、(^^Aまあいいか
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「スカイ1 《sect.4》」

2017年02月06日 | 製作日記 スカイ1

近所を散歩していると思わぬところでよく野良猫に出会う。
分析するに野良猫には2タイプいて、一つは人間と目が合うやいなや
ササッと逃げてそのヘンの路地に隠れてしまうやつ、もう一つは
人間と目が合うとにゃあにゃあいいながら寄ってきて体を足に
スリつけにくるやつ。後者は撫でてやるとひっくり返って地面に背中を
つけて喜ぶ場合多し。「こいつ人間に飼ってもらいたいのかな」と思ったり。
でも付いてくるかと思ってその場から離れても恨めしそうにこっちを
見ているだけだったりする。地域猫はその場から離れようとはしない。
犬と違って猫は人間でなく場所や家屋に居つくらしい。
自分はやっぱ犬より猫のほうが好きかなあ…。めんどくさくないし(笑)。
因みにこの写真の猫は暫く自分と目があった後そそくさと何処かへ立ち去った。

↓マスキングによる塗装の剥がれを気にしながらも更に
メタリックグレーとブラックを塗装。

↓機銃らしき形の銃口周りはこんな範囲でシルバーになっている。
こういう凸凹が激しい場所のマスキングがまた辛いんだわなぁf(^^;。
この2個の張り出した形の間には上手くテープがぴったり沿わないので
一旦、間に入るような細いテープを貼ってから大きいテープを重ね貼りしている。

↓…やっぱテープが所々浮いてしまってドンヨリした部分が…。
あとは筆で繕った。

↓それから窓にグロスブラックを入れて
アイボリー色と翼の前のシルバーを塗装。
アイボリー色は写真の矢印の部分だ。

↓下面はこんな具合。
スカイ1(スカイダイバー)は金、銀系の色と黒、白の4色のコラボが綺麗な機体だ。
いずれもネット上にアップされている撮影用プロップモデルに準じている。

↓基本塗装はこれで終了。“スカイ1”らしくなってきたな。
…なんか、メタリックな色なのでずいぶん重そうなイメージになるね。



このあとスミイレ、汚し、デカール貼りと続く予定。
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「スカイ1 《sect.3》」

2017年02月01日 | 製作日記 スカイ1
↓機体前方と機腹部のインテークは網状になっていたのを確認。
航空機という性質上不自然?とは思ったけど同じようなDUをした(矢印部)。

↓んでからサフブキーノ。

↓機体基本色はオリジナルモデルを見た限り、“メタリックの黄土色”と
表現すべきか。…で、このような塗料を調合して近い色を作ってみる。

↓…んーん、ちょっとメタル味がキツイ気がするけどこんな感じかなあ。
このサイズだとメタリックの粒子が荒すぎるように思うのでパールカラーくらいがいいかも。
ゴールド系の色をエアブラシで塗装すると後が大変なんだよな。
洗っても洗っても金粉が少しハンドピースに残って、それこそ
後で使う色がなんとなく“パールカラー”っぽくなるのだ(笑)。

↓同じような色に見える場所でもやや色味を変えてやるとテの込んだ
塗装に見えていいぞ。この場合は雰囲気でラダーと前方のコーン部を
やや薄い色味に。

↓潜水艦とジョイントしてる部分はベアメタルというか、シルバーになっている。
ここのマスキングはちょっとクランクが多くて面倒クサイ。

↓げげ!マスキングテープにくっついてサフごと塗装が剥がれた(xx)。
タマにこんな事が起こる。あれだけ中性洗剤でゴシゴシやったのになーorz。
あんまり目立たないトコロだったのが不幸中の幸い。

↓今回はここまでで。
まだマスキング作業はあるので塗装剥がれが恐いなあ。
サフ吹き前に面全体をフィニッシュペーパーで擦っておくと
もう少し食いつきよかったかもなあ。


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「スカイ1 《sect.2》」

2017年01月22日 | 製作日記 スカイ1

ストックにあった新しい瞬着を開けたら、なぜか押しても出てこない。
…っていうか胴体が硬いし。腹立つからエッチングソーで胴体を切ったら
中で全部固体になってた(笑)。3本セットが全部オシャカだ。
そういえばこれ、いつ買ったか憶えていない。多分5年以上経ってるかも。
密閉されててもあんまり時間が経つとこうなるんだなあ。
皆さんも瞬着買ったら早めに使ってしまうことをお勧めします。

↓油ねんどでこんな感じのものを製作。
これはスカイ1をヴィネットにする土台部分を作るための型で、
細々した穴が開いたのは水しぶきを別体で作るつもりで作った。
これを後で組み合わせるコンタン。つまりスカイ1が海面から飛び出した
あの瞬間を再現しようと考えたのだ。

↓今回初めてクリアーレジンを購入して使ってみることに。
アクセサリー製作用の初心者向けっぽいヤツをチョイス。
ヴィネットらしい作品を幾つか作ってきた自分はやはり透明樹脂くらい
扱えないとなーとか前から常々思っていたんである。

↓説明書通りの比率で2液を混合して流し込んだ。使った量は60g。
固まるのに常温で丸2日かかるそうだが、今は気温が低いので
3日くらい待ったほうがいい。

↓で、こんな物体が出来上がる。
左の波しぶきはあんまり上手くいかなかった。低粘度のレジンとあったので
細い部分にも流れるかと思ったのにわりと粘りがあり、突起の先まで流れていない。
先ず太めに作っておいて後から削る段取りにすればよかったと後悔するのだった。

↓それでもルーターで形を繕って組み合わせてみる。
矢印2箇所の突起は別に透明ランナーから削り出したものを継いだもの。

↓5mm径のアクリル棒からこんな部品を製作。
土台の2箇所に窪みを加工して埋め込んだ。これは噴射炎なのだ。
尚、接着にはMr.ホビーの“美透明接着剤”を使用。
これなら接合部も綺麗な透明になってあまり目立たない。

↓スカイ1の方の噴射口を加工してさっきの噴射炎と連結させられるようにする。

↓組み合わせるとこんな具合だ。
…ん~、惜しむらくはもう少し“しぶき”が大きかったらな、とか思うけど
初めてにしては案外マトモなものになったと満足(^^;。




…それにしても「スカイ1」ってロケットランチャーの後ろから噴射して
飛んでるのな(^0^A。胴体前にエアーインテイクらしいものがあるけど
未だにどう繋がってるのか解らない。ロケットという可能性も…。
「人間の最高頭脳を結集して造られたSHADOのメカニック…」とは
よく言ったものだ(笑)。
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「スカイ1 《sect.1》」

2017年01月14日 | 製作日記 スカイ1

再びガレージキットです。これは昔イベントで入手したもので
“ポップコーンインダストリー”というディーラーさんで買いました。
ものは'70年代くらいにテレビ放送していた「謎の円盤UFO」という
SF番組に登場する“スカイ1(ワン)”というメカ。
手のひらサイズではありますが撮影プロップをよく検証していて大変出来がいいです。

↓でもゴム型で抜く以上どうしても妥協したりする形がでてくるわけで、
まず見つけたのはこのミサイルランチャーの先の部分。
ミサイルチューブの孔が浅くてドンヨリしているね。

↓細めのビットを着けたルーターで深くほじる。
実際はこのくらいのインパクトがある形である。

↓その他は特に修正場所も見当たらずやはり優秀なキットだ。
なので無理やり感はあるものの多少のスジ彫りやチマチマした形状を追加。
で、主翼の強度を上げる為、矢印部分に真鍮線を仕込む。

↓同じくミサイルランチャーと主翼の間にも。
この強度増しは当然またディスプレイ方法に企みがあるからである(^^)。

↓一度全部組み立てて形を確認。 …おーっと、スカイ1^^)/。
番組観てた人にはお馴染みなんだけど、これは隠密行動の潜水艦の先端にくっついていて、
迎撃する敵(ここではUFO)が来るとSLBMのように空に向けて発射されるという
過激な設定の戦闘機なのだ。だから後ろがこんなブッツリ切れたような形なんである。
…身近には昔のイマイのプラモデルしか見た事無かったのでココまで実物に正確なのは
気持ちいいのな。


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