カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ドメラーズ三世 《ピア》」

2019年01月28日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓塗装に移ります。
取り合えずはグレー成形のパーツのみサフブキ。
白いのはグレーにしてしまうと吹きつけ塗装では
なかなか白く発色させにくいので。

↓それからフラットブラックでシャドウを付けとく。
だいたいは険しいモールドと太目のパネルラインかな。
所々左写真のようにマスキングしてラインの片側だけにつけたりする
(右写真矢印部)。

↓…おおまかこんな具合だ。

↓艦首のスリットの奥は当然穴だろうから真っ黒をキープしたい。
ちょっと面倒だけどマスキング(矢印)。
因みにココのマスキングテープサイズは1.9×39mmが9本。
やる人がいれば参考にしてね。

↓しゃあねーなーこんなとこもやっとくかー(矢印)。
わー面倒くせー。…でも筆でブラック入れるより綺麗になるしなあ。

↓本体基本塗装は「ヤマトカラー」の“ガミラスグレー2”を使うのだけど、
先ずはそれに写真の右側3色を足してやや暗い目の色をつくり、それを
スペアボトルに入れて“ガミラスグレー2+(プラス)”と命名(左端の瓶)。
これを先に施したシャドウが残る程度に吹きつける。

↓やるとこんな具合になった。
瓶の半分くらいしか作らなかったので足りないかなーと思ったけど薄っすら吹いていったのでギリギリ足りた。
…で、この後“ガミラスグレー2”を平坦な部分に吹いて明るく調整。
つまり“ブラック”、“ガミラスグレー2+”、“ガミラスグレー2”と三色のグラデになってる状態。

↓次に“ガミラスホワイト1”の部分もグンゼの97番を混ぜて
“ガミラスホワイト1+”を作り全体に塗装。
でもここはシャドウなしでいきなり塗装。
乾いてからモールドの谷部分等に“ガミラスホワイト1+”より暗いグレーを
若干吹いて、普通の“ガミラスホワイト1”を平坦な部分に薄っすら掛けた。

↓このエアインテイク部分は孔の部分に出来るだけかからないように上から
吹き付けた。やや追加した仕切り部分にかかったけどコレはこれでいいんじゃないかと。

↓こっちの方もしかり。

↓さっきの細かいマスキングも取ってみた。
おお、綺麗にいってるね。

↓また仮組してみて色合いを確認。
…“ガミラスホワイト1”って案外真っ白だなあ。もうちょっとグレーっぽいかと
思ってたけど…。まァスミイレすると雰囲気変わるんだろうけど。




お?え、もうそんな時期か。じゃあ付録カレンダーです。
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「ドメラーズ三世 《パク》」

2019年01月15日 | 製作日記 ドメラーズ三世
↓更に踏み込んだ詳細形状をみていくと艦橋の後部にアンテナが多数あるみたいです。
0.5mm径の真鍮線で再現を図ろうとしたんだけど、テーパーがついている
ようなのでヤスってみたところ、ピンピンの凶器のように。
うっかり触れると手を突きそうで怖い状態です。

↓そのまた後方にも6本(左矢印部二箇所)。
更に後ろ、追加した楕円バルジ上にもある模様。
後者についてはプラ板の削り出しで対応(右矢印部二箇所)。
いずれも塗装中折れそうなので今は両面テープで仮付け。

↓次に“メインノズル”や“ガミラス目玉”のような場所の艦体との
スキマは艦体接着後は裏から塗装できないので、ばらばらになっているうちに
裏からフラットブラックを吹いておく。
ついでに例のサイドポンツーンの巨大インテイク状も真っ黒に。

↓艦体接着前に裏から嵌めておかないといけないパーツを塗装します。
まずこのミサイルの弾頭はなんだか角張ってて(矢印)丸みが欲しかったので
全てヤスって丸めました。

↓弾頭にレッドを塗り、あとから取り出せる範囲でマスキング。
艦体内側から接着。これは「ホビージャパン2014年9月号」の
yubaba氏の作例でのやりかた紹介を参考にしてます。

↓メインノズルは別体になっていることを活かし
先にブラックグレーで塗装した後マスキングして艦体に接着。

↓ガミラス目玉は塗料が食いつきにくそうな気がしたので
マルチプライマーを塗ってグラデーション塗装。
あとで説明書をみると艦体と同じ材質だったんだけど。

↓これもマスキング処理後艦体裏から接着。
メインノズル含めてこれも「ホビージャパン2014年9月号」の作例参考。
艦体メインパーツ組立後に張り合わせ線を消す処理をする(白矢印部)。
張り合わせ線処理後に保留していたディテールを追加(黄矢印部)。
張り合わせ線が近かったのでこの時を待っていたのな(^^)。

↓このちっこい整流板みたいな羽根も折れそうなので着けずにおいたけど
ここで遂に着けちゃいます。…ヤスリがけがしにくい(汗)。
ピンセットで強く掴むと「ピュン!」と飛んでいって無くなるぞ。
こういうパーツはよく“予備”を付けてくれてあるんだけど
このキットは使用数きっちりである。要注意。

↓…これでブリッジ以外の形は一応コンプリートだ。



おっきいモデルだから塗装もしんどそうだなー
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「袋ジャム地雷 ~小学校の給食~」

2019年01月03日 | 昔回想
2019年です。今年は平成の次の元号になってしまうという、
呑まずにいられない事態となってます。だって足掛け元号三つ分、
同時に世紀も二つ跨いで生きてンだから。

新年一回目は《昔回想系》の咄で始めようかと。
今となってはもう二度と口にすることはない、記憶の中で「美味」と
印象付いている子供の時食べた食材の思い出は皆さんにも多いと思う。
小学生時代、自分が通っていた学校では授業の合間に時々“肝油”が配られた。
今思い返すと“肝油”だったと判るんだけど、当時は確か“ローヤルゼリー”と
呼んでいたと思う。先生が直径10センチ程の平たい缶カンを取り出し、
蓋を開けると中に三日月状でオレンジ色のゼリー菓子が入っていた。
一個づつ生徒に配って食べさせたのだけど、それがまた旨いのなんの。
もっと欲しかったけどいつもたった一個。なんでこんな美味しいものが
お菓子屋さんに売ってないんだろうと思っていたが
今思うと健康食サプリメント系の食材だったんだよな。
昔あったけど今ではつぶれちゃった食堂、とかではなく今回はその類のハナシをする。

まァだから殆ど学校での事になるのかな。
自分達が小学生の時はお昼ゴハンは決まって“給食”だった。
今は学校によって給食だったり弁当だったりしてるのかな。
僕等の時代、一クラスの人数は平均40人、一学年で7~8クラスあった。
今は少子化だからそれより全然少ないんじゃないかな。
クラスの中では6~7人くらいの班6つ位に別れ、当番仕事はその班単位で行った。
…で、給食当番がまわってくる。給食当番は白いスモッグを着て帽子をかむり、
マスクをする決まりだった。
最初の仕事は“給食室に食材と食器を取りに行く”ことだ。
メニューは決まって【食パン】と【牛乳】と【おかず】。おかずは日替わりで色々あった。
運ぶ内容としては【食パン】、【牛乳×2】、【重いおかず】、【軽いおかず】、
【食器】の6つ。ここで誰が何を運ぶかで一旦もめる。何故かというと
モノによって重量が違ってくるからだ。
先ず【食パン】は取っ手の付いたでっかいアルマイト製のケースに入ってて、
基本2人で運ぶ。でっかいから持ちにくいけど軽いのでなんとか1人でも運べた。
【牛乳】はガラスの牛乳瓶が針金を組んだようなフレーム2ケースに25本づつ
入ってる。実質40人分前後だから20本くらいづつかな。
班の人数の加減からこれは1人で1ケースづつ運んだ。結構重たい。
また取っ手がコイル状になった針金なので指に跡がついて痛かったしな。
【重いおかず】【軽いおかず】はアルマイト製バケツに入ってる。これに1人づつ。
【重いおかず】はたいがい汁モノなので重いしこぼれないよう技術も必要だ。
【軽いおかず】は果物とか乾物系なので気楽だ。
一番厄介なのは【食器】である。【食器】はさっきの針金フレームに
クラス全ての分の食器が納まっている。パン皿、お茶碗、それとスプーン。
アルマイト製とはいえ40~45名分となるとかなりの重量だ。
しかも帰りは当然食器が汚れているので運が悪ければ服についたりするのだ。
流石にこれは2人で運ぶようにとのおふれが出ているが、班の人数によっては
単独運送を強いられる場合あり。比較的力持ちな奴にお願いする。
この作業は非力な自分には小学3年の時が一番辛かった。
なんでかと云うと自分達の教室が給食室から運動場を挟んで一番遠い
位置だったからだ。距離約100メートル、しかも2階だった。
牛乳なんか1人で運んだひにゃあ、何回も休憩をとってタイヘンだった。
友達に重いおかずをこぼしたりしたヤツがいたりしたかな。
まあ確か予備があってそれを取りに行き直し、重いおかずナシなんて
事態にはならなかった記憶だけど。

給食係のハナシでダラダラ書いてしまったけど、この食材の中で思い出すのが
【軽いおかず】にあった“肉団子”だった。【軽いおかず】はパン皿の横に
区切られた小スペースに盛り付ける。ここで云う肉団子は甘酢がけ、とか
そんなのではなくカラカラに乾いた感じの、少し脂っこい揚げモノだった。
一番近いイメージは揚げシューマイかな。これが自分は美味しくて好物だった。
いつもこれが2個づつ配られる。直径が3センチないくらいかなー、小さいので
どうも食べたりないのだ。食事中はどのタイミングで食べようかと大事にしたくらいで、
攻めて4個くらい欲しいなとか。
配った後必ずバケツにちょっと余るので欲しい奴が集まってジャンケンする。
自分はよく負けるのでやっぱり二つ、運が良くてもMAX3つだ。
今でもその味は覚えていて、今現在酒の肴にして食べても絶対旨いと思う。
子供の時は考えもしなかったけどビールにも絶対合うな。
最近になってどこの給食センターから仕入れてたんだろう、
とか全く同じものがスーパーに並んでいないかとか探した事もあった。
皆さんの中にも同じものを食べたことがある人もいる筈である。
また食べたいなあ…。

…で、給食の主役はやはり“食パン”だ。
これに銀紙に包まれた“マーガリン”を塗って食べる。
ビニール袋に入った“ジャム”や“チョコレートディップ”が付いてる場合もあり。
今のような冬の季節には教室に石油ストーブがあるので先生に言って
その上でト-ストしてもらうツワモノもいた。自分もやってもらった事がある。
冬場のあったかいト-ストはサイコーだった。
更にこの時期は余ったパンの端部分が取り合いになったりする。
端部分ってのは食パン一斤の両端部分、つまり薄っぺらいヘタの塊みたいなトコである。
通常食パンを買うとここは既にはじかれているが、ここではしっかり端まで入ってた。
これをストーブで焼くと香ばしくてやたら美味なのだ。
…パン屋さんでは廃棄してるんだよなあ。
食パンばかりではなく、たまにコッペパンも出た。
通常普通のコッペパンだけど稀に色がちょっと黒ずんだ、なんかコーヒーっぽい
味の付いたやつもあった。この黒っぽいのも好きだったなあ。
なんとなく甘くて香ばしい、何もつけずに食べても美味しかった。
食パン残してカビ生やす奴いたけど、これを残す奴は皆無だったね。

…あー、でさ、下校する時、食べなかった“ジャム”や“チョコレートディップ”を
車道に置いて自動車に踏ませようとするイタズラをやった事がある。
…って、結構みんなやっててしょっちゅう見かけたんだけど。
人呼んで「袋ジャム地雷」だ。上手く車が踏ん着けると「ビュっつつ!!」
と飛んで豪快なんだけどだいたいの車はサッと避けるね。
結構運転席から見てるんだな、当たり前だけど(笑)。車汚れたくないだろうし。
ちょっと前カラスがクルミを車道に置くCFがあったけど、
イタズラなんか滅多にしない自分もそういうのはやった。実は“裏悪ガキ”だったかもな。
バリバリの昭和生まれの人にはなんとなく思い当たる咄だったのでは…。

(卓上のモデルは「ミラーマン」に登場の“ジャンボフェニックス”)
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