カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
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(小さい写真はクリックで拡大)

「ハイドロジェットV《六》」

2021年07月27日 | 製作日記 ハイドロジェットV
今年も暑い時期が来ました。
作業場は昼過ぎに38℃オーバーになるのでプラモは午前中に済ませる。
それでもモデリングなんかしてると汗だくになるけど、
スプレー缶の噴射力は好調かつ、塗料は瞬く間に乾いて
待ち時間は殆どナシなんだよなぁf(^^)。

↓残りの黒い部分を塗るとおおまかな船体色は完了。

↓あとは窓なんだけど、直ぐ横に黒い部分があるので
“ココはボディーではない”という区別的な意味で
何時もは透明ではないキャノピー等に使ってる黒色は今回避けたい。
なので本編画像で見えたそのままの色のイメージで塗ろうと。

↓上写真の3色を調合して作ったのは“暗いうぐいす色”とでも
いうべき中間色。他にこんな色系統の場所は無いので窓っぽく見えたりする。
ブラシでややグラデーションもかけた。

↓おそらくスラスターだと思しきこのダクト形状(矢印部)は
例のプロップ残骸写真や本編のスチルをマジマジ睨んだ上では
シルバーにも見え、白くも見える。
多分6個共同じパーツだろうけど、前の2つは白、
側面の4つはどう見てもシルバーに思えるのだ。
素直に見た通りそのまま塗ろうっと…。
それと右写真下部に見える磁力吸盤は黒、支柱は白。

↓墨入れ、汚し塗装を残し一通り完了。

↓…で、コレだコレ。 敵艦の底。
以前書いていた通り、敵組織“Q”らしい雰囲気を狙って
シルバーとブラックのシマシマ模様にしてやるぞ。
先ずブラックサーフェイサーを全体に吹きつけておいて
シマシマにマスキングしてシルバーを塗装。
写真2枚共同じような感じに見えるけど、左はマスキング状態、右が塗装完了後だ。
“Q”の大型潜水艦“ホエール”かなんかの底だと思いなせえ。

↓ディスプレイする形にしてみた。
うおー、いいと思うな。 …磁力吸盤と敵艦の底は両面テープで貼ってるだけ。
つまり実際は“粘着吸盤”ってことになるけどな。

1日ほったらかしにしてても落ちなかったのでこれで全然いけそうだぞ(笑)。
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「ハイドロジェットV《五》」

2021年07月18日 | 製作日記 ハイドロジェットV
↓パーツ全部にサフブキーノ。

↓塗装に入ります。
先ずは白い部分から吹き付けていく。
クレオス97番灰色9号でやや濁らせた白を
白い部分をオーバーラップする範囲に塗装。

↓撮影プロップモデルには意外にパネルごとの
微妙な塗り分けがしてあったのでこの時点でそれもやってしまう。
分かり難いけど写真の矢印部で明暗が微妙に変えてある。

《やたらに面倒な塗装》
↓円谷系のメカニックは特有の“柄”に凝っている。
「マイティジャック」のメカも例に洩れず単色塗装のものは殆ど無い。
昔からMJ号も何度か作ったけど、違う色の部分や帯状のラインがあるなど
そのつど「面倒な塗り分けだなあ」と思ったりした。
しかしMJ号はほぼ直線でマスキング出来たもののハイドロジェットVは
それがよりによって湾曲しまくっているのだ。
基本船体色はシルバーで、深い青色のマダラ模様が付いている。
シルバーを先に塗ると青色までメタリックになりそうな気がするので
ココは青色から先に塗る。クレオス326番に白を心持ち混ぜて
やや明るくした色をマダラ模様がある部分に吹く。

↓このカーブだらけの線をコピーするのは大変だぞ、と思う中、
「例のプロップ写真から写し取ればいいじゃん」と気が付いた。
でもこんな方法で上手くいくのか…。

↓やはり実際に貼ってみると上手く狙った位置に来なかったり
微調整が必要だったけどなんとかマスキング完了。

↓次に基本船体色。
プロップ写真をよく見るとここはどうも塗装ではなくメタル色のシートを
貼っているように見える。だからフツーの銀ではなくややメタル感があるのだ。
で、クレオス206番“スーパークロームシルバー2”にスモークグレーを
足して若干暗くしたメタルカラーを作った。

↓上からシルバーを吹いたが、ここではまだマスキングを剥がせない。
何故ならマダラ模様には白い縁取りがあるのだ。
何時も潜水艦に使う市販の白帯デカールは矢印部の急カーブに
とても対応できないので当初、これは筆で施すつもりだった。
…が、やはりどうも綺麗にいく気がしないのでこれも最終吹き付け塗装に変更。
方法としてはマダラ模様のマスキングテープを切り取ったヘタの部分に
手を加えて縁取り線太さ分のギャップを取ったマスキングを追加。 ああややこしい。

↓ほんでもって更に白を吹きつけ。
…わー、マスキングに次ぐマスキングで何が何だか判らなくなってきたぞ(汗)。
ホントに上手くいってるんだろうか(^^A。

↓恐る恐るマスキングを除去。
…おお(^0^)いいんじゃないスかね。

やや縁取りの太さにグラつきはあるものの、もうこれぐらいが限界じゃあ。
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「ハイドロジェットV《四》」

2021年07月09日 | 製作日記 ハイドロジェットV
ありゃりゃー、折角コロナワクチンを打つ予約をしてたのに
病院の方からキャンセル依頼が来てしまった(TT)。
やはりファイザー製ワクチンの入荷が滞っているからだそうな。
もうオリンピックも始まろうという時期になってからとんだ失速だよなあ。

↓“潜望鏡”と“強力磁力吸着盤”、テッペンに付ける形は2パターンある。
自分はやっぱりインパクトがある“強力磁力吸着盤”を選んだ。
ハイドロジェットVはこの磁力吸着盤で敵艦の底に貼り付き、
隠密行動がとれる特殊潜航艇なのだ。しかしなにしろ本編で見たのは
幼稚園くらいの時なので、詳細にどんな活躍だったのかははっきり憶えていない。
で、モロにプラボードを重ねて削り出すと削る量が多いので
写真のようにおおよその形に組んだプラボードに
薄いプラ板を巻きつける方法を取った。

↓1.0mm径の真鍮線3本で本体上部に連結。
設定通りに3本使うと結構ガチガチに固定できる。

↓そのガチガチさを利用してまた変わったディスプレイ方法を思いついた。
モデルを下から支えるのではなく吸着盤で敵艦に貼り付いているところを再現してやろうと。
先ず適当なサイズのプラボードに敵艦の底らしいRを付けた仕切りを3枚立てる。
そして真ん中の仕切り板のみに矢印のような切れ込みを入れておく。

↓切れ込みはそこへ百均で購入した“コの字”のアクセサリーグッズを差し込む為だ。
感のいい人ならこの時点でディスプレイした姿が見えてきた筈である。

↓仕切り板のRに沿わせて0.5mm厚のプラ板を貼る。つまりこれが敵艦の底面。
敵組織“Q”の艦らしいシマシマ柄を塗ってやるつもりだ。
因みに写真奥に写っている“シールはがしスプレー”はシールをはがすのに
使ったのではなく、プラ板を巻きつけてR形に反らせる為に使用したもの。

↓船体の詳細な形も作っていきます。
例のスラスターと思われる丸い形はウェーヴの“L‐ジョイント2”という
市販のお助けパーツから切り出すことにします。

↓数は側面の2+2と前方下の2個で計6つ。
この真ん中のポッチリは同じくウェーヴの“R‐リベット丸”を使用。

↓以上を写真白矢印部に取り付け(左右対称)。
黄矢印はなんだか知らないけどこんな突起が幾つもあるので
1.0mm径の丸プラ棒のブツ切りを並べた(片10個×左右)。

↓エアインテイク、ならぬウォーターインテイクらしき穴も
こんなパーツで表現(矢印部)。これで形上はコンプリートだ。

↓出来たとこまでを仮組みしてみる。
詰まるところはこういうディスプレイがしたかったワケだ。
…んーなんかしかし、ハイドロジェットと敵艦底がどうしても近くなるので
ハイドロジェットの上面がよく見えなくなるなあ(^^;。

でもこのコバンザメのような姿がこの潜航艇の真髄なのだ。
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