カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「アイアン・ギアー《STEP10》」

2022年01月06日 | 製作日記 アイアンギアー

明けましておめでとうございます。
2022年がやってまいりました。
もはや殆どこのブログがプラモ趣味の原動力となってしまっています。
皆さん今年も「カシBar」を宜しくお願いしますm(__)m。

↓パネル単位のビミョーな変色を暫くやる。
やっぱり単色塗りじゃァ全高130Mに見せるのは難しいかと試行錯誤。

↓窓枠の中に黒を塗りこむ。
窓ガラスに見えるよう艶ありのまま残す。

↓メイン格納庫の窓はもうガンダムマーカーで塗っちゃうぞ。
艶ありインクなのがこんな所で役に立ったりする。

↓腰の火器の砲身溝もマーカーで(矢印部)。
これは艶があったら具合悪いので後から艶消しをブラシで吹いておくのな。

↓ウェザリングカラーのマルチブラックでスジ彫りの墨流しと
水垢みたいな汚れを再現。この時迷うのがランドシップとウォーカーマシンで
90度水垢の流れ方向が変わってくること。
大方ランドシップ形態なのでその状態に倣うのが本当だけどなー。
…もうええわ、ウォーカーマシン状態で上下に着けよっと。
この際は変な理屈抜き。

↓ザブングルも着色。老眼の輩には小っさくて塗りにくい。
因みに頭部のアンテナは0.3mm径の真鍮線で追加。

↓チッピングも少々。
シルバーでやるとなんだか巨大感を殺ぐので錆び色で出来るだけ細かく施した。

↓肩の上に1/700スケールの手摺を付けてみる。
基本は船なんで付いてておかしくないよな。
変形で縦になったり横になったりする部分は辛いけどココなら付けてもいいかも。
かなり巨大感は出るものの高さが2mmあるので
1/1000にとってはちょっとデカいんだけど。

↓今回の芸細まワザ、“ランドシップでのセパレートラインの堺で汚れ方が違う”。
ランドシップ状態で巡航すると前より後ろのほうが砂埃がかかるだろうと
足の後ろ半分のスソだけを汚す(矢印部)。これは変形を思わせる演出になる。

↓…ンで、ベースの塗装。
左写真の塗料を調合してややまだらに配色し、ウェザリングカラーの
グランドブラウンを流す。更にウェザリングパステルで土っぽい感じにすると出来上がり。
周囲の垂直面はフラットブラックを塗った。

↓木製デコパにニスを塗り、PCでプリントした表題紙を貼る。
今回は“アイアンギアー”とかでなく番組名にした。

↓「アイアン・ギアー&ザブングル」完成。
…まあ、少し変形メカらしい考証も加えたディテールアップが出来たのかなと…。





↓メンテナンスハッチとか手摺とか、建造物の屋上っぽい雰囲気になってるのだ。

↓ちょっとザブングルのポーズが平面っぽいけどな(^^;。
これをリアルなポージングにする程の気力はなく、ライフルだけ角度を変えたのみ。



例の如くウィスキーのアテにする。
ネットで他作例を検索すると、このキットをランドシップに改造している人がいる。
スゲー、自分もこのキットがもう一個あったらやりたいなあ。
艦橋のアゴ部分が前にしゃくり出た形でカッコイイのだ。
“変形途中で今まさに上に立ち上がる最中”みたいな作品もあったな。
この豪快なメカ設定は改造モデリングのバリエーションを増やしてくれるのだ。

「戦闘メカ・ザブングル」に登場するメカ、ウォーカーマシンは
基本的に内燃機関で動いていて、操作は自動車と同じハンドル操作。
車輌形態の時はいいんだけど人型に変形した状態でもハンドル操作ってのが笑える。
出力調整はアクセルペダルだ。アイアン・ギアーは船の形態なので“舵輪”だ。
勿論ウォーカーマシンになっても“舵輪”だ(笑)。
同型のランドシップ、“ギア・ギア”と格闘する時もコトセットが舵輪で操作してた。
流石にかなり無理があるだろ。しかしこの“無理やり感”がたまらない魅力のアニメ作品だったよなあ。
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「アイアン・ギアー《STEP9》」

2021年12月24日 | 製作日記 アイアンギアー
今日はクリスマス・イヴ。
明日は大阪も予報最低気温が1℃と、それなりに冬らしい寒さになるようです。
そろそろ“ダウンジャケット”配備かな。
オミクロン株がちょっと恐いけど、年末は我がサークルも
2年ぶりの忘年会を開催予定。

↓腕の袖口辺りのみに青い部分あり。
設定画も本編画像も“青”というよりも“紺色”っぽい。
ここはご覧の塗料でネイビーブルーに近い色を調合。

↓そして黄色系の色を配色。これはクレオス58番(黄橙色)まんまの色。
一旦暗い赤系の色に染まった部分は一回ホワイトを載せておいてから
黄橙色を吹きつけ。こうすると明るい黄橙色を早く発色させられる。

↓ちょっとここで今回の“芸こまポイント”。
物語後半の“アイアン・ギアー”は同型艦“グレタ・ガリー”の鹵獲再塗装だ。
グレタガリーはからし色のボディーだったので、それとなくこの追加形状に
その色を配色(矢印部)。塗り残したイメージである(笑)。
…組み立てたら見えにくい場所だけど、作品説明の際に笑わせネタになる。

↓一応、近接火器が付く部分は黒く着色(矢印部)。
近接火器のパーツの形状上、砲身の穴から下の色が見えそうなのだ。

↓艦橋の窓枠も黄橙色。それと艦橋横の例のヘルメットの縁みたいな面(矢印)は
黄橙色よりややオレンジに近い色(番組オープニングでアップになるシーンより)。

↓グレーのところは軍艦色にしようと思ったけど、設定画より
濁りがきついと感じたので結局ブラックとホワイトの調合色にした。

↓写真の矢印部みたいな場所は艦体色に更に黒を混ぜた濃い赤を塗り込む。

↓基本配色が終わったのでまた一旦組み立ててみた。
…お、いい感じかも。後は墨入れと汚し塗装かな。

↓所々パネル塗り分け的な事もやったけど、いまいちパンチが足らない感じ…。
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「アイアン・ギアー《STEP8》」

2021年12月14日 | 製作日記 アイアンギアー
↓…一週間くらい、チマチマとしたデッチアゲ形状を追加していました。
基本的に船なので、船舶の外壁には何があるかとか思い浮かべながら追加。
ぶっちゃけ建物の壁に付いてる物と考えても一緒かな。
出入り口とか、換気扇とかあるかなと…。メンテナンスハッチも適当に追加。
スジ彫りも多少付けたけどそうもビッシリ入れたわけでもない。
フキダシ説明入れ忘れてるけど、右写真の艦橋下の両脇にディーゼル機関の
排煙マフラーっぽいものも。

↓一旦サフブキ。

↓先ずやることは一つ。
部品の外から見えそうな裏面にフラットブラックを塗る。

↓アイアンギアーは深い赤系の色と白の2トーン。
赤い方とのバランスを考えて、真っ白ではなくこんな色をチョイス。

↓分離できないパーツはマスキングで隠して赤系の塗装に備える。

↓この、最終黄色い部分はマスキングして赤が付かないようにしておくといいかも。
赤の上から黄色を吹いて発色させるのは大変なのな。

↓艦橋下のグレー部分は先に塗ってからマスキングした。

↓赤い方の色だけど、パッと見、クレオス81番“あずき色”でいいんじゃないかと
思ったけど、これは結構紫系に振った色でそのまま塗るとなんだか
サツマイモの皮みたいな色になってしまう。 なのでまた写真の塗料をマゼコゼして作った。

↓あれこれ試行錯誤の結果、これでいいんじゃないかみたいな色に辿り着いたけど
結局フツーの赤に黒を混ぜて暗くした色で良かったんじゃないか?とか思い直す。
でも塗装図はやや紫掛かった色なんだよなあ。う~…。
赤ばかり見てると目がおかしくなって、何色塗ってんだか判らなくなる(笑)。
…で写真の矢印は少し明るめの色を吹いて色褪せたっぽい感じにしたりした部分。

↓…なんか、この色塗装するだけで2日もかかってしまった(汗)。
本編動画とか、多作例とか、いろいろ見るからあれこれ迷うんだよな(^^A。
いっそ「エイヤー」で塗っちゃうのが正解かも。

↓この後、パネル毎にビミョーに色を変える操作もする予定。 …予定は未定。
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「アイアン・ギアー《STEP7》」

2021年12月01日 | 製作日記 アイアンギアー
↓主砲のパーツ。
砲身の仰角を大きくとった時に根元のスキマが大きいのが気になる。

↓裏からプラボードのチップをあてがって
オモテから砲身の逃げ溝をルーターで加工。

↓旋回軸の部品は使用せず、裏からプラ板を当てて塞ぐ。
白矢印は塗装後に砲身を入れる為の穴。
黄矢印は側面の円筒形の出っ張りをお助けパーツに交換したところ。
少し大きく強調した感じ。

↓これは艦橋後部のアンテナである。
印象としてはなんだか太い。それともう少し延長したいかな。

↓ちょっと細かい作業になるけど、先端に0.3mm径の真鍮線を差込み、
全体を細く削った。下のクビレた部分も削り込んでメリハリをつけたイメージ。

↓艦橋につけるとこんな具合。
尚、艦橋の窓枠はプラチップで作り直し、窓の数も増やした。

↓近接防御火器類は1/35の小火器の要領で銃口を開口。
やっぱり穴が開いてると雰囲気は結構変わるのな。

↓ここら辺でディスプレイ方法を考えておくかな。
デコパージュはこんな丸いタイプをチョイス。

↓円筒形の木材との組み合わせで高さを増しておいて、
更にプラボードを重ねる。ここに地面のモールドを作るコンタン。

↓脚の位置を決めた上で真鍮線で固定できるようにしてと…。

↓「ザブングル」の動画を見て、あの世界感の地面の雰囲気にみえるよう
まあ一応そんな風な造形を…。注意点はアイアンギアーの脚の裏が
当たる範囲は凹凸をつくらないこと。

↓同スケールの“ザブングル”が付属しているのでそれも配置。
アイアンギアーのバカデカさが判るのである意味“必需品”だ。
ちょうどオープニングの最後のシーンみたいになる。

↓…これでパーツは全て組み付けた。
こんなプチヴィネットになる予定。


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「アイアン・ギアー《STEP6》」

2021年11月20日 | 製作日記 アイアンギアー
↓腰の両サイドの半月状の板が少し小さいと思ったので
0.5mm厚プラ板を貼ってやや大きくした。…そんな変わらないけどな。
大きくし過ぎると腕と干渉しやすくなる。

↓推進器を付けたら当然脚を延長した分長さが足りない。
コトブキヤの“丸ノズル”の適当な径のヤツを2個咬ませると
丁度よくなった(右写真矢印部)。

↓脚のパーツ割り関係で矢印のモールドが途切れている(左写真矢印部)。
これはプラチップでフォロー。

↓でさぁ、脚を組み立ててる時から気になってたんだけど、
この後ろのフクラハギ部分にモールドが全く無い。
後ろ姿の設定画を持ちあわせていないので解らないけど、本編の動画を見ても
ズンベラボンなのでおそらく設定でも何も無さそうだ。
しかしここにはランドシップの状態ではあの大きな上半身が鎮座しているのだ。
どう見てもかなり大掛かりな接合機構がある筈で、なんのモールドも無しは考えにくい。

↓そこでデッチアゲのDUになるけど、このフクラハギ面には
上半身との接合機構を隠すカバーとしてシャッター状の形を付け、
その上側、つまり膝の裏辺りとお尻部分に上半身があたかもスライド移動
したようなレールっぽいモールドを追加した。
不完全ではあるけど理屈的にはこんなような形があるとまだ納得できる。
本編中になにか説明っぽいセリフがあったのかも知れんけど、
ランドシップの画を見る限り、ウォーカーマシンに変形する過程で
上半身は完全に下半身と一旦分離しているよな。

↓遂に艦橋部分にきました。
パーツを眺める上では基本的に大きな違和感はなし。
小さなパーツに戦艦の艦橋のようなあの特徴ある形が再現されている。

↓胸の部品のモナカを既に接着してしまっているので
挟み込み処理だった艦橋の旋回機構のフランジは削ってしまい、
中にプラ角棒を仕込んで(矢印部)真鍮線を差し込む下準備をしておく。

↓ザブングルもアイアンギアーもガンダムのようにヘルメットを
かむったような頭のデザインだ。お馴染みの“ガワラデザイン”だよな。
自分的に強いていうとこの頬の横のヘルメット部分の出っ張りを
厚くして前に出し、しっかり強調したいのと窓の上のヒサシ部分も延長したい。

↓両サイドの“く”の字の羽根は薄く削ってシャープにしてやる。
更にちょっと艦橋から離れ過ぎてる感じなので1mm程内に寄せた。

↓背中に付く翼の付いたパーツの左写真矢印の部分は
動画から穴になっているのが判明。これはピンバイス穴を開けてから
四方をデザインナイフで切り欠いて角穴にした。

↓…以上の部品を全て仮組み。 おお。アイアンギアー。



…残りは兵装とアンテナだな。
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「アイアン・ギアー《STEP5》」

2021年11月11日 | 製作日記 アイアンギアー

↑このキット、チューブの接着剤が付いていました。
…そういえば、自分は随分昔から瓶の接着剤を使っていたのでキット付属の
チューブ接着剤は箱に入れて保管していたのを思い出し、捜してみるとありました。
ヒヤー、懐かしい。20個くらいあります。
ノーラベルを除き種類だけ抜粋して並べるとこの8種類でした。
アイアンギアーのはいちばん右下のヤツです。
ここには見当たらないけど昔バンダイのキットのヤツは
“バンダイン”って名前だったのを憶えているなあ。“ダンバイン”じゃないよ(^^。
確か先の尖った樹脂製の蓋が付いてて「プチュッ」と突いて口に穴があけられた。

↓…ま、そんな事はどうでもよくて、“手首”です。
これがなァー、このキット一番のネックなんだ。この造形をどう思うか。
少ない部品数であの手の形を再現するには仕方なかったのかもしれない。
この奥側の2個は手を開いた形なんだけど、親指の位置が…。
2個のパーツを合わせる形なので、攻めて親指だけ他の4本と反対側の
パーツにあればもう少し“手”に見えたかもしれない。
手前のグーにしてるやつにしても親指の位置はやはり不自然だ。

↓そこで自作方法なんだけど、アイアンギアーのマニュピュレーター、
つまり手は、背広の袖口から指だけ出たような形をしているのが特徴だ。
先ず2.0mm厚の四角いプラボードの周囲に1.0mm厚のプラ板を立てて
左写真のようなパーツを作る。周囲のプラ板の上をやや斜めにするのがミソ。
次に内側の4箇所(計8ヶ所)をプラチップで補強して
外の四つ角にC面を取る。C1.5くらいかなあ(右写真)。
これが袖口のブロックとなる。

↓5.0mm径のプラ棒の端を丸く削ってから写真の点線位置でカット。
これを4個作る。

↓これを矢印位置に接着。
…市販のお助けパーツに似たような形があるのでそれでもいいけど、
買いに行ったら意地悪な事に同じサイズが3個づつになってた。
(`Д′偶数にしてくれよぉー! 2セット買うのがシャクだったので自作だ(笑)。

↓そして3.0mm径丸プラ棒、ここではランナーの余りなんだけど
端を指先みたいな形に成形、その後写真の点線位置でカット。

↓角度をつけてカットした部分を180度ねじって接着すれば
指の関節のように曲がった形になる。こんなのを10本製作。
短いの2本は親指だ。これをさっきのブロックの中に立てる。
ちょっと窮屈なので削って調整もしたけど。
側面から見えてる分の長さからして、指の関節は1箇所づつでOKと判断する。

↓意外にリアルな手に見えて気持ち悪かろ。

↓写真奥がキットオリジナルパーツ。クウォリティーは見ての通りだ。

↓所でランドシップ時、手のブロックは腕の中に収納されてる筈なのでこれは
どう見てもデカ過ぎる。けど設定画ではこのくらいのボリュームなんだよな。



…しかし作ってからちょっと失敗に気が付いた。
アイアンギアーの場合、指先は単に丸まってるだけでいいかも。
人間みたいな形にしたからホンマにちょっと気持ち悪いな(^^A。
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「アイアン・ギアー《STEP4》」

2021年11月04日 | 製作日記 アイアンギアー
去る10月30日~31日にかけて大阪南港ATCで開催された
「モデラーズフェスティバル2021」を覗いてきました。
例によって写真も撮ったので抜粋で幾つかご紹介。

↑最初のは“大阪プロトタイプ”さんの「バラクーダ号」。
「未来少年コナン」の最終回「大団円」から、ダイス船長とモンスリーの結婚式
を題材にしたジオラマ。あのシーンは印象深かったので雰囲気が出ているのが
解ります。タラップから賑やかな船上にあがるギャラリーがいいですね。

↑これは“SLOW HAND”さんで展示していた特撮ヒーロー車輌。
その頃小学生だった自分達にとってはあまりにストライクゾーンの品々。
APC(ウチ)の例会ではこんなハナシばっかしてますからね(笑)、
卓の前で暫く喋りこんでしまいましたヨf(^^;。

↑“世界ブラックマント同盟”さんの卓に展示されてた「フェラーリ312T2」。
…カッケェー。個人的に今までのF-1マシンで一番好きなヤツです。
このモデルは大きいですが1/20くらいのが欲しいなあ、タミヤさん出してくれんかなー。

↑“NEKO WORKS”さんではやはり毎度の大掛かりなジオラマ作品がありました。
「未知との遭遇」のラストシーンのようす。母船からぞろぞろ宇宙人が出てきたところです。
これが一人で抱えられるくらいの箱の中にぎゅっと詰め込まれています。
全て青系の色に染まった電飾が綺麗なのと、このミキサー室かなにかの中の機材まで
細かく作りこんであるのです。流石スゲー。例年より密度が上昇している感じであります。
毎回1年かけてモデリングすると聞いてますが、去年は中止だったこともあり、
これは2年かけているなと思いました。

↑“YAMAMOMO”さんで展示されてた1/350ロシア艦。
鑑賞時間が異様に長くなるほど作り込みが凄かったので…。
このサイズの画素数ではおそらく伝わりません。
もっと大きい写真で貼りたいくらいです。

…いやぁ、他にもこんなクウォリティーの作品がワンサとあるので酔ってしまいそうです。
来年はまた自分達も参加したいですね。


↓アイアンギアーですが胸部パーツを更に詰めていきます。
首が付く穴の前辺り、設定画でランドシップの絵を見ると艦橋を支える斜めの支柱の
根元が太くて、かなり大きな切り欠きがあります。つまりウォーカーマシンに
なるときはそこにこの艦橋支柱が沈んでいく格好になるんだよな。
ウォーカーマシンに変形し終わるとここは平坦になるけど、この切り欠きが塞がった
蓋かシャッター状のモールドがあって正解な筈。
切り欠いてウェーヴのモールドプレートを嵌め込んでやった。

↓前回、胸の排気ダクトがでっかいように思うハナシをしてたけど
ちょっと小さく手直ししてみた。ダクトの内側の上下にプラ板を当てて成形し直し、
上下幅を詰める操作を追加(矢印部)。

↓更に脇腹にあるローレット形状がオミットされているのでプラ板で再現(写真白矢印)。
それと肩幅を広げる為に腕の付け根面にプラボードを当てる(写真黄矢印)。
これには頭を小さく見せる狙いがある。

↓これは腕パーツ。
手首はキット内容では可動させるために挟み込み構造になっているけど
手首をスクラッチ予定なのでこれはオミット。その代わり中にプラボードを
詰め込んで真鍮線接続等に対応できるようにしておいた。

↓肘部分も挟み込み構造で可動させる仕組みに。
うー、こりゃまあこのまま残そうか。…なんもかんも固定じゃあんまりかな。
肘を曲げた時に中が見えるので内側にフラットブラックを塗っておいた。

↓この白いパーツの上は肩のパーツになる。
肩パーツでこの白いパーツをまたも挟み込んで可動する構造。
でもここは塗装前に着けるとやりにくいので後ハメにしたい。
そこで矢印の面をやや削り込んで“無理ハメ”状態にする事にした。
塗装してから「ぎゅーっパチン」みたいな。
力入れて引っ張るとまた外せる、ビミョーな嵌め合いなのだ(^^)。

↓これがその肩パーツ。
先にモナカを合わせて接着してしまって、赤矢印の胸パーツとのジョイント部を
切り飛ばしてしまう。胸パーツと真鍮線接続させる肉厚をかせぐ為に白矢印部に
プラ板を当てる。この黄色矢印は単に肩の空洞の目隠しだ。

↓胸パーツに真鍮線を立てて(黄矢印)、肩パーツに開けた穴(白矢印)に通す。
ディスプレイする模型はそんなに荷重がかかるワケでもなし、これで充分だ。

↓…ちょっと肩幅広すぎるかな?
設定画は結構脇の下広く空いてるんだよなあ。


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「アイアン・ギアー《STEP3》」

2021年10月27日 | 製作日記 アイアンギアー
いやぁ、夏みたいな気温からいきなり冬みたいな温度に下がりましたね。
秋がどっかにいってしまった。先日までTシャツ着てたのに一気に長袖の厚手のブラウス着てます。
ところでこの10月の30日~31日の2日間、大阪南港のATM棟で
「モデラーズフェスティバル2021」が開催されます。
今回は我サークルは参加していないものの、
自分の他、サークルメンバーの一部は見物客として赴くつもりです。

↓さて、胸部のパーツにきました。
印象としてはこの前部にある排気口、なのか吸気口なのかのダクト位置が
左右に離れすぎている、というのがあるみたい。
他作例の写真を見るとこの位置を内側に詰める改造をしている例が多いんですワ。
確かに設定画のイメージから「もうちょっと内側だったらうれしい感じ」かな。
…っていうかなんだか大きいような気もする。

↓ま、サイズは置いといて、折角の形を破壊しないように丁寧に分離。
肩幅の方はこのままの位置と判断した為、ダクト関連のみを切り離した。

↓理想の位置に仮に置いてみるとこんなイメージか。
片側2.0mmくらい寄せたかな。しかし中央の窓は6個なんだけど
潰れて4個半、くらいになってしまうのは仕方なし。
それと折角こういう切り方をしたのでもっと前方に張り出させようと思いつく。

↓そもそもこの窓の上の面(ヒサシ)の角度をもっと寝かせたいのと、
窓の下の部分が設定は3面構成なところ、キットはスジ彫りだけで誤魔化してある。
先ずこれを写真のような形に修整。

↓そしてダクトを配置。
キットオリジナルに対して2~3.0mmくらい前方にせり出させたのに加え、
ダクトとその上面の間の角度を鋭利な方向に変更。ダクトはもっと下を向き、
上の面はもっと上を向いたワケだ。
これでかなり設定画のイメージに近くなったと自己満足。

↓一旦仮組みしてバランスを見たら、STEP1で足を延長した加減で
胴が寸詰まりに見えてしまう。なのでこの腰の細くなった部分も切り離して
2.0mm嵩増し。スマン、写真は上下逆さになってるけど。
…あー、だんだんドツボに嵌ってきたゾ(笑)。

↓腕を付ける前に胸部パーツ前後を接着したいので
腕は挟み込み方式から真鍮線接続に変更。
真鍮線保持の為の5.0mm角プラ棒を中に仕込む。

↓前回の下半身に胸部パーツを積み上げるとこんな感じ。





…やっぱりちょっとダクトの口径デカイよな。
微妙な違いだしあとは“そこまでやるのか”って相談だよなあ…。
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「アイアン・ギアー《STEP2》」

2021年10月20日 | 製作日記 アイアンギアー
↓膝から上、というか太もも部分のパーツになります。
“L”字になった回転軸のパーツを挟み込んで接着し、右脚は腰の後ろパーツに、
左脚は腰の前パーツに差し込んで合わせ、かなり自在に可動する機構になっている
ところは流石バンダイさんです。

↓…まぁでも、腰のパーツの大きさからか、狭くてかなりビミョーな可動範囲で…。
もうちょっと両足を外側に向くようにしたいと考える。

↓そこであれこれ微調整。
先ず腰のパーツのスカート、というか側面の壁を内側から薄々攻撃。
そして脚を外に向けた時にそこに接触する太ももパーツの角部分を削る
(オレンジ色の斜線部分)。おおよそ腰のパーツに隠れる部分のみ。

↓で、“L”字の回転軸の太ももパーツに接触する部分も軽く落とす(矢印部)。

↓最後に後ろ側腰パーツの回転軸ボスの矢印部分もえぐる(矢印部)。
これは太ももパーツの内側後ろ角が接触するとこらへんだ。

↓以上の工程で再び組み立てるとかなり外側を向くようになった。

↓あ、そうそう、アイアン・ギアーの場合、この太ももパーツの合わせ目
(矢印、赤点線部)は消しちゃダメなんだよな(^^;。
ここはランドシップ状態では完全に前後に分かれている。
ガンダムやダグラム作ってる勢いでついパテ埋めしてしまうところだった。
むしろここはセパレートライン、って事で強調しておくべきなのだ。
…接着前に“面取り”しておくべきだったかもなあ。

↓以上で処理後のパーツを仮組みするとこんな具合だ。
パケの完成写真よりはドシッと重量感のある、自然な感じになったかと。



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「アイアン・ギアー《STEP1》」

2021年10月15日 | 製作日記 アイアンギアー
昨日、本ブログは開設8年を迎えました。
因みに現在の累計アクセス数は約76万回に達するところです。
チラホラと「いいね」や「役に立った」、「続き希望」等のボタンを押して
頂いているみたいで嬉しいです。…コメントの方は滅多にありませんが。
まだなんとかプラモ製作の気力はあるみたいなのでこれからも続行していきたいと思います。

今度はこんなアイテムに手を着けています。
「戦闘メカ・ザブングル」に登場する「アイアン・ギアー」。作品中登場する地上を移動する要塞、
“ランドシップ”から変形して全高130メートルオーバーの巨大なウォーカーマシンとなります。
アニメ放映当時、一度製作した事があり、現在はその完成品が手元になく、なんとなく
もう一度作りたいと思っていたのですが当然キットも絶版で中古品も滅多に見掛けません。
しかし昨年ややプレミヤのついた価格でやっと再購入しました。
まぁ元値が500円なんで、それでもバンダイメカコレ程度の費用ですが。

↓サイズは1/1000なので決して大きくもなく、パケの完成写真を見るも
「う~ん…」な感じなんだけど、前回組み立てた時に足をどうにか外向きに開き、
この一体成形の手の指を作り直すと結構カッコよくなった記憶で…。
今回もうちょっと突っ込んで修正を加えるとどうなるか、というのを楽しみに進めます。

↓設定画と見比べるとそうも各部の比率がおかしいワケでもない。
パケの完成写真で萎えてしまうのは、殆どポージングのセンスの無さではないのかと(^^A。
しかしややこの足の膝から下が小さいように思えるのも確か。設定画にはパース(遠近法に
よる部分的なサイズ調整)が掛かっているしね。なのでそのイメージからジワジワいじって
いく事にする。

↓これは膝から下部分の内側部品。
プラ板で単純に下に延長したいと思ったけど矢印部のモールドをなんとか活かせないかと。

↓左写真のように途中で分離、間にプラ板を挟んで延長。
延長寸法は4.0mm。これでさっきのモールドは自然な位置にくる。

↓その裏側。
真ん中、黄矢印は補強のプラボード、下の白矢印はディスプレイする時に
差し込む真鍮線穴の為のプラ角棒、上の水色矢印は太ももパーツの陥没を防ぐ板
(挟み込み組立方式の可動軸は使えなくなり、固定ポーズとする)。

↓膝から下部分の外側を着けて下から見たところ。
当然4.0mm分の段差が出るのでフォローするんだけど、
股を大きく“ハの字”に開いたポーズにしたい為、足の底を斜めにしたい。
つまり外側は5.5mm~6.0mm位延長(白矢印)し、その差を斜めに繋いだような板で塞ぐ。
この後底面は薄めのプラ板で塞いでしまうが、黄矢印はその板の陥没を防ぐ為のリブ。

↓両足のおお外に張り出した出っ張りもそれに伴ってフォロー。
これはその下面部分。ランドシップ状態の画で判るとおり、ここには片側2個の
噴射口のような穴がある。ついでに加工。
キットのオリジナルパーツにはオミットされているのでこれはDUになるのかな。

↓足の工作が完了した状態。
先ほどの板は白矢印部に嵌め込んである。
黄矢印は旋回砲塔の取り付け穴なんだけど、砲塔の位置もやや変更するので不要。
最終的には砲塔で隠れるしで、あえて塞がずにほったらかしだ。

↓立ててみるとこんな具合。…膝から下のサイズは一回りアップし、
更にこの角度に足を開いていても底が地面に密着する。
設定的には正確ではないけど、これは食玩の「アイアン・ギアー」の形を参考にした。


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