カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「タミヤ T‐72《одиннадцатьアジンナッツァッチ》」

2017年10月27日 | 製作日記 T‐72
11月4~5日にかけ、大阪南港ATCで「モデラーズフェスティバル2017」が
開催されます。自分も幾つか作品持ってくつもりなんだけど、このT‐72も
持って行きたいな。ちょっとピッチ上げて進めよう。

↓えー、では仕上げの細かいとこらヘンを突ついていきますね。
砲身のキャンバス部にドライブラシをかけ、
投光機も自作部のバルブ等に塗装して最終形に組み立てた。
投光機には0.3mm厚の透明プラ板を枠の後ろに噛ませてレンズも再現。

↓これは透明樹脂の自作部品各種。
手前がドライバーズペリスコープのガラス、右がレーザーレンジファインダーの
レンズ、左奥がコマンダーズキューポラ正面のペリスコープのガラス。
材料はジャンクの透明レジンの塊、塩ビ板などいろいろだ。

↓レーザーレンジファインダーは中身が全くガランドーなので
こんなゴツめの透明樹脂を詰め込んでやった。

↓このキットには透明部品は付属していないけど、
どういうワケか不思議にどの部分も透明部品があったなら差し込めるような空間がある。
まるで設計当初は透明部品のランナーが設定されていたようにも思えるのな。

↓履帯の塗装に来ました。
今回はポリ履帯なのでこんな下地用プライマーを用意。
ところが説明書には“このキャタピラは塗装ができます”と書いてある。
お、昔の塗料がのらない履帯とは質が変わったのかな、と思いつつも、
いまひとつ信用できないおっさん世代はやはりプライマーを使うのであった(笑)。

↓ネット上で「戦車のキャタピラって、どんな色に塗ったらいいのでしょう?」
なんて質問を見かけた。昔はキャタは塗装出来なかったので“サンドでうっすら汚すだけ”
に終わってたけど、“塗れる時代”になると新たな悩みが発生しているようだ。
んーこれはもうシチュエーションによるけど、サラッピンのキャタならメタリックグレーか黒で、
使い込んでネンキの入ったキャタならフラットブラウンの上からシルバーでドライブラシだな。
サンド系のウェザーリングパステルで泥だらけとかいうのもアリ。
…今回自分は“ネンキの入ったキャタ”タイプに。
でも一応、下地にメタリックグレーを塗ってから錆色の
ウェザーリングパステルを擦りつけた。

↓ついでに転輪とか、車体下面にもまんべんなく擦りつけとく。
車体の下面なんて持ち上げて見る事なんかナイけどな。
…以前車体下面までクソ丁寧に迷彩塗装して人に笑われたことあったなー(^^ゞ。

↓履帯を車輪に嵌めてから出っ張ったとこにシルバーを
薄っすらつけると“現役で走り回ってる感”が出る。

↓後ろに装備している丸太も端面にこんな風なモールド付けて
木材っぽくしてみたけど、上ボディーを被せたら半分見えなくなった(泣)。

↓真後ろはこんな感じ。下の方に履帯のスペアがある。
当然色はポリ履帯に合わせている。見えにくいけど後ろに装備のワイヤーは
樹脂製ではなくヒモが付属していた。取り回しがややこしいせいかな。

↓前から見るとこんな。
この色で投光機がクリアーなのもアリかと思うけど。

↓最後にエグゾーストにスス汚れを吹いたら車体は一先ず完成。
実物のT‐72が動いてる動画を観たけどここからハンパない量の
煙吹いたりしてたぞ。



…次回はフィギュアとデコパをやる予定。
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「タミヤ T‐72《десятьヂェーシチ》」

2017年10月21日 | 製作日記 T‐72
↓自作した内装部の部品にも着色~。
内装は基本的に白く塗られてるようだ。でも今回使ったのは灰色9号である。
この後砲塔の中に組み込むので汚しやチッピング等の処理もやっておいた。

↓組み込んでガンナーズハッチの穴から覗くとこんな感じ。
砲塔天面の装甲の厚みに合わせ、穴の縁の裏側にもプラ板を貼ってある
(灰色9号の部分)。

↓写真の矢印は車体側の内容が見えないようにした目隠し板。
フラットブラックで塗装。

↓いらんかなと思っていたけどやっぱりデカール貼ろう。
実はこのキットも中古購入なのでデカールの一部がカビている。
「フライングパンケーキ」のときみたいに変質してるかもしれないのがコワイ。

↓心配をヨソに、これはフツーに使えました(^^)。
白い色が少し黄ばんでるのも好都合だ。真っ白だと浮いてしまうので
いつもクリアーイエローを薄く吹いて濁らせたりしていたからね。

↓次にチッピングというか、あちこち錆びが浮いたふうな処理をかける。
細筆でちりちりやるのが結構楽しいのだ。自分の場合はクレオスの131番
“赤褐色”にフラットベースを多めに混ぜてねちゃねちゃ気味で塗っている。
…でもフツーはこんなに塗装剥げないかもな(^^A。かなり古く見えてしまう。
まあ、やると不思議に鉄板っぽく見えてくるのでミリタリーキットには
必ずやってしまうのだけど。

↓…こんな場所に“雨で錆が泣いた”ような痕をつけたり。
コレは水性の茶色ペンを塗って綿棒で擦り延ばす。ウェザーリングの一環だ。

遂にあと一息というところ。
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「タミヤ T‐72《девятьヂェーヴィチ》」

2017年10月16日 | 製作日記 T‐72
雨天続きで出かける気がせず、モケイやるしかありませんね(笑)。

↓これはエンジン上面のエッチングパーツ。
メタルプライマーを塗ったら塗膜でアチコチ孔が塞がってしまった(TT)。
ボディー色を吹いた時点で気がつく。

↓考えたあげくハンドピースのニードルで一個一個突いて開口していく
事にした。暫くプスプスやると大体すっきり。
変にこじたりしてニードルの先を曲げないよう注意かな。

↓一応下地部分を黒にしたけど“骨折り損”だったかな(^^;。
奥の色が判る程の大きさの孔じゃない。

↓…次に転輪のゴム部分にブラックグレーを筆塗り。
ランナーの切れ端みたいな棒に突っ込んでくりくり回しながらやると楽。

↓でも多いから思ったより時間喰う。
そういえば中学生くらいンとき、タイガーⅠ型戦車の転輪ゴム塗ってて、
「なんでこんなに多いんじゃい!」とブチキレかけたっけ。
奥の方は見えないからテキトーでいいんだろうけど、
そういうとこもちゃんと塗らないと気がすまない性分だった。

↓大体基本塗装が済んだのでウェザリングにかかる。
例のMr.ウェザリングカラー使うのでこっちは思ったよりぐんぐん捗る。

↓使用してるのは“グランドブラウン”。
濃いめに着けたい場合はそのままべちゃべちゃ塗って綿棒で拭き、
薄めでいい時は溶剤で希釈して塗り、拭かずにそのまま乾かしてもいいくらい。
うーん、やっぱりみるみるモールドに馴染んで面白いくらいだ。

↓雨だれで水アカ着きそうな部分には細筆で塗り、
少し乾かしてから擦るといい感じ。ちょっとこの写真では判り辛いけど。

↓半日くらいの作業で全体に処理できた。




ところで、自分がかれこれ20年くらい使ってる0.2mm径のハンドピースが
あって、そいつが徐々に上手く塗料を吹かなくなってきていたんだ。
…で、遂に先日全く塗料が出なくなった。シンナーうがいをいくらしても同じ。
でよくよく見るとニードルを一杯に前まで突っ込んでるのに
先の孔から全然ニードルが出っ張ってないのに気がついた。
なので中のノズルを外して、シャープペンシルの後ろの消しゴムに付いてる
針金を更に細く加工してノズル前側の孔から突っ込んでみた。
初めは硬かったけど駄目元で力任せに押したらポコッと黒い円筒形の
塊みたいなのが後ろから出てきたのだ。「?なにこれ?」

その黒い円筒は埃の固まったものだった。
…つまり使う塗料に埃が混じってて、その埃がノズルの中に溜まり、
ニードルを突っ込む度に押し固まっていたのだ(笑)。
そういえば、濃い色の塗料を使う際はシンナー節約の為に筆洗い用のを
混ぜていたっけ。筆洗い用のシンナーには筆に付いた微細な埃が混じってて
それが徐々にノズルに滞積していったのだ。
埃の円筒が取れたあとはニードルが定位置にくるようになった。
塗料の出も一気に回復。
永く使ってるモノはオーバーホールが必要なんだよなあ、
っていうか筆洗い用のシンナー入れるのも邪道なんだけどね(^0^A。
「エアーブラシあるある」でした。   …え?ない?
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「タミヤ T‐72《восемьヴォースィミ》」

2017年10月09日 | 製作日記 T‐72
↓サフブキーノ!
改造したとこと、キットの成形色のとこが一色になったんで形が
見やすくなりました。チェック後の修正は特になし。

↓漸く塗装にかかります。
先ずは深いモールドにフラットブラックを入れておいて…。

↓側面のゴムのところにブラックグレーを吹いてからマスキング。
上ンとこの境目がガタガタしてるのがちょっと面倒くさい。
ボディー上パーツの後部にもゴムフェンダーあり。
あとは別パーツの網の中になる部分とかを黒く残すようにした。

↓ボディー基本色は説明図では「オリーブドラブ2」とある。
「!えーーっ、茶色っぽ過ぎないか?!」
確かに、実車車体各部のアップ写真ではそんな色に見えるのが多い。
でも全体が写った写真ではもっとミドリっぽイメージに思えるのな、なんでだろ。
…で、自分のロシア現用戦車の色のイメージとすり合せながら
写真の3色のカラーを使って作ってみた。
ぱっと見、直感では左の122番が近いように思う。

↓先ず、シャドー効果を狙って、指定のオリーブドラブ2とロシアングリーン2を
混ぜて思ったイメージより暗めの色を載せていった。

↓濃く塗れていくにつれ、それにしても「ちょっと暗過ぎるかな」と悟る。

↓その後、122番にオリーブドラブ2を少し加え、更にホワイトで
明るめにした色を上を向いた面中心に吹いた。122番そのままでは
やっぱりミドリ気がキツ過ぎるのだ。…作業しながら検討してると
塗りが重なってまた最初のブラックの意味がなくなってきたし(TT)。
でも、これでグッと自分のイメージに近づいたような。

↓マスキングを外すと黒い部分とのコントラストがよろしい感じ。
自分のロシア戦車の色のイメージはこんなのかなぁ。…いろいろ混ぜコゼ吹いたので
混合比率なんかもはや判んないけど(^^; なんというか、明るいウグイス色というか、
ヨモギ餅の上にのってる粉のような、そんな色である。

ロシア戦車色って写真によって茶色く見えたり青く見えたりバラツキあるけど
平均して“オリーブドラブ2”よりはミドリ系に傾いてないかい?というハナシでした。
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