カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「フライングパンケーキ Step9」

2014年01月31日 | 製作日記「フライングパンケーキ」
ディスプレイ台の製作の続き~
取りあえずは、前回作ったプラ板を空母の甲板っぽい色に塗装。
使いかけのスプレー缶をガリゴリあさるとソレらしい色があったので吹いてみた。
“デッキタン”とかあればベストなのだけど、この辺はいい加減なもんだ。

↓アメリカ空母は飛行甲板をグレーに塗ってあるのが多いけど、ナチュラル色っぽいのも
あるようなのでそれでいく事にする。なぜなら、木甲板の板の色のバラツキ表現を
やりたかったからだ。 …で、先ず写真のようなマスキング。

↓さっきの色よりやや濃い色を吹いてマスキングを取る。

↓続いてもっと濃い色の部分をまんべんなく配置。
こういうのって均等な間隔よりもやや一所に偏ってる方が自然かなとか色々考えながら…。
単調にならないようベタ塗りしたりグラデをかけたりと。

↓更にまた別の色合いを混ぜたりして十数本追加。まァひたすら地味な作業ではあります。
そりゃ本当は全部微妙に違ってるとリアルだけど見栄え的にはこのくらいで充分だと思う。
所詮デコパージュだし。体育館の床みたいになってくると成功。

↓金属の部分をメタリックグレーで塗装。今回休憩がてら写真沢山撮ったのでヒツコク貼ります(^^;。
…こうイチイチ説明するとなんだか初心者向けの「塗装講座」みたいになってきたな(笑)

↓上から白線をつける。
アメリカ空母って板材の配置が船体に対して横方向に貼ってあるんですね、初めて気が付いた。
そう言えば以前ウォーターラインシリーズもよく作ったけど、アメリカ空母は一度も買ったこと
なかった。

↓タイヤが通りそうな所にうっすら汚れを付けると雰囲気が出ますね。
ここで吹きつけ塗装は終了。 出口が見えてきたゾ…
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「フライングパンケーキ Step8」

2014年01月25日 | 製作日記「フライングパンケーキ」
↓チッピングをちらほらと施して、エクゾーストの後ろに排気ガスによる汚れをつけます。
これはフラットベースをしこたま混ぜてボディーより更につや消し度をアップさせる。

↓ランプ類とか細かい塗装をした後、着陸脚を組み立てて取り付け、更にプロペラや
小さい部品を付ける。おお、形になってきた。 

↓機体下面に飛び出たマストに、延ばしランナーのラディオアンテナ線を張ったら取りあえず機体は完成!

↓続いてディスプレイ台の製作で今回のキモとなる工作を…。
1.5mm厚のプラ板を丸型デコパの上の面と同じ大きさに切り出して、
この上に空母の飛行甲板モールドらしきものを加工しようという企み。
既成の飛行甲板のディスプレイ台に安価でいいのが見つからなかったんだよう(_ _;。

↓アメリカ空母っぽいモールドを等間隔に寸法を計ったりしてケガいて行きます。
端の方にエレベーターっぽいのを付けるとぐっと空母に見える筈。
…ウヒャヒャ目が痛い(笑)。レジン製の飛行甲板なんて凄く高価なので
「こんなの自分で作りゃアええやん」と開き直ったのが運の尽き。

↓なんだか知らんがこんな穴だらけの帯状のプレートが等間隔にあるんだけど水捌け穴かな?
正確にはスリット状なのだけどピンバイス穴で誤魔化してしまえ。

↓延べ数時間の苦闘の末モールド付け完了(^^)/。ピンバイスのドリル一本折れたし。

次回はこれの塗装だヨ。
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「フライングパンケーキ Step7」

2014年01月21日 | 製作日記「フライングパンケーキ」
最近古本屋で昔から気になってた本を安く入手出来たので嬉しがっています。
本というのは「宮崎 駿の雑想ノート」。内容としては戦記モノの裏話を込み入ったイラストや
マンガなどで紹介しているのだけど、結構濃くて面白いので毎晩寝る前に1エピソードづつ
読んでいってます。「これはアニメにして観てみたいなあ」とか思うのもあったりと…。


↓デカール貼りました。実は他人の製作記で「(XF5Uの)デカール死んでるゾ」とかいうのを
見かけて絶対ヤバイと思ってたので、極力慎重に進めたところ案の定まごまごしてるとペリッ、
ペリッ、と割れてきたのでそれはもう青ざめながらの作業でした(冷汗)。なんとかいけた…
数字は別売りのデカールを使用。量産機っぽくなったかな。

↓それにしてもなんちゅうめんどくさい所にデカールを貼らすんじゃ(^^;。

↓写真では全然判んないけど、数字の白に比べてアメリカマークの白がくすんだ感じだった
ので、コーティングしてから数字の方にクリアーイエローを薄めたものを吹き付けて調整。

↓キャノピーはオープン状態にしたいので2つに分割して塗装。
この、枠を塗り分けるの嫌いな人多いよなぁ、自分もキライです。
こんなドロップ型だとまだマシで、零戦とかドーントレスとか、よく途中でブチキレないで
やってるよなーとか感心してしまう。

↓例の機首先端のランディングアプローチライトはお助けリベットのクリアータイプを付けた。
更にコックピットに大造りではあるものの照準器を。機銃つけたからね。

↓キャノピーを仮付けして感じをみる。先ほど分割した断面は厚みがゴッツイので
裏側を削り込んであるのだ。バッグスバニーのノーズアートはカッコイイので試作機のまんまなのな。
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「フライングパンケーキ Step6」

2014年01月14日 | 製作日記「フライングパンケーキ」
↓えーと、モデルは一般的なウェザリングをかけてスジ彫りにスミを入れました。
下面中央のエクゾーストパイプ周りは楕円の穴があってそこからパイプ端面が突き出ている
らしいのですがややこしい事はせずもう塗りだけで誤魔化しました(笑)。
本体はこの辺で一旦置いて、付属部品を処理しませう。

↓着陸脚収納庫の蓋は裏表共モールド全くなし(左写真の右部品)でしたが調べていると裏に補強材が
ついたような形があるようなので、そんな風に見えるよう写真の左にあるような部品を制作し裏面に
貼り付けました。
この補強材は0.3mmプラ板を使用。形に切った後からピンバイスで穴を開けたので
その際破損したりした跡が判りますね(^^A。こういう場合、四角く切り出す前に穴を開ければ
上手く行くかと。手順間違えた(テヘペロ)。場所が下の方だしあんまり見えないのでそのままいきます

↓開いた状態にするので分割し、例によってボディー色と機内色を塗装。

↓着陸脚はちょっと後回しにして、気分転換にプロペラにいこう(^^)/。
プロペラはスピンナーが大きくてあの形状なのでブレードは一枚づつ単独に成形されています。
しかも実物は木製らしい。指定通りマホガニー色を塗ってやや薄めにした色で少しマダラ模様を
つけると木製っぽく見えますぜ。

↓細部を塗り分けて組み立てるとこんな感じ。

このプロペラはこの機体独特の特注品だそうで、STOL性能を引き出すためにかなり開発に手間取ったらしい。
直径もやたらにデッカイので、機体に2基付けると壁のように前方を覆い、機銃はともかく
ロケット弾とかの他の武装が装備出来なくなったってのも生産中止の理由の一つだとか。
う~ん。ゲテモノヒコーキは掘り返すといろいろあって面白いなあ。
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「フライングパンケーキ Step5」

2014年01月08日 | 製作日記「フライングパンケーキ」
↓続いて2トーンカラーの相方色を塗ります。
ちょっと面倒だったけどこんなマスキング。この、吸気口に吹き込まないようにする
マスキングが凄い厄介なのな(笑)。

↓考えていた相方色はチタニウム色のような感じで。
例の、シルバーにゴールドとブラックを少々混ぜたものです。
更にワンポイント色合いを変えると“素材違い”みたいな雰囲気が出てリアルです。
その上からグラデーション掛け。これはクリアーブラックに少々クリアーオレンジを混ぜたもの。
熱で焼けたように見えるかなと。

↓マスキングを取るとこんな具合だ。
…最近で云うスフォーイとか、ジェット戦闘機の背中みたいな感じを狙ったのです。

↓ウラはこんな具合。着陸脚の収納庫内も機内色を塗装。
機体真ん中辺りのパイプ状の出っ張りはエクゾーストだ。これはまだちょっと置いとくとして。

↓背中に小さな四角いモールドがいくつか付いてるのはパイロットが乗る際の踏み場らしい。
ならおそらくここはザラザラしたゴムみたいなものが貼ってあったに違いない。
異質な感じを出すためにやや薄い色にしたり、グレー色を塗っとくかな。

↓…イイんでないかい。
因みに、コックピットのすぐ脇の長四角は後からプラ板で追加したもの。

↓本気で実戦使用すると、エンジン周囲が高温になってしょうがないので周辺の塗装をやめた、
みたいな設定をデッチあげる。ネイビーブルー一色より面白みは出たな(^^)。


このキットが発売された当時、機体色をホントのパンケーキ(ホットケーキ)みたいな色に塗って、
シロップとバターも作って載せて皿の上にディスプレイした作例を見たけど、あれはいいアイデアで
面白かったなあ。
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「フライングパンケーキ Step4」

2014年01月03日 | 製作日記「フライングパンケーキ」

あけましておめでとうございます。
2014年になりました。よくよく考えると一昔前のSF映画にざらに出てきそうな年号ですね。
皆さん正月はいかがお過ごしでしょうか。

↓正月はそんなこんなでモデリングは大して捗っていません(^^;。
資料をあさりながらまたディテールアップねたを考えたりしていました。
機首先端の透明コーンの中は棒状のパーツが一つ付くだけで面はズンベラボンで何もない。
しかしここには“ガン・カメラ”や“ランディングアプローチライト”が組み込まれていた事が判明。
それに習い以下のような部品を製作。

↓機首に取り付けます。ど真ん中の小さい穴はガン・カメラ、その下のやや大きめの穴が
ランディングアプローチライトになります。

↓ボディー色塗装。クレオスの14番ネイビーブルーを使用してます。
ブラシ単色塗装って薄吹きをムラが無くなるまで段階踏んでやるのだけど、「塗れた」と思っても
結構ムラはいつまでも残るんだよな。後で野外で見たりするとムラが残ってたりとか。
そこでモールドやスジ彫り付近を濃く重点的に吹いていって、もしマダラ模様が見えても
“色あせ表現”かな?みたいに思えるようにするとヒツコく時間かけないで済むのな(笑)。
自分は最近までベタは筆塗りしてたので名案!とか思って独り喜んでたのだけど、
コレはもしかして常識なのかな?(^^A  …ただカーモデルの場合は流石にしっかり塗らないと
“ワックスかけずに雨ざらし”みたいになるので不可だろうけど。

↓ボディー色塗装後。吸気ファンからエンジン付近を塗装していないのは、ちょっと
カラーリングパターンを企んでいるからだ。2トーンにしてバリエーション味を出してやろうかと。
…う~ん、この水平尾翼の根元も部品間のギャップでかいよなー(TT)。
コメント (2)
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