カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「アイアン・ギアー《STEP6》」

2021年11月20日 | 製作日記 アイアンギアー
↓腰の両サイドの半月状の板が少し小さいと思ったので
0.5mm厚プラ板を貼ってやや大きくした。…そんな変わらないけどな。
大きくし過ぎると腕と干渉しやすくなる。

↓推進器を付けたら当然脚を延長した分長さが足りない。
コトブキヤの“丸ノズル”の適当な径のヤツを2個咬ませると
丁度よくなった(右写真矢印部)。

↓脚のパーツ割り関係で矢印のモールドが途切れている(左写真矢印部)。
これはプラチップでフォロー。

↓でさぁ、脚を組み立ててる時から気になってたんだけど、
この後ろのフクラハギ部分にモールドが全く無い。
後ろ姿の設定画を持ちあわせていないので解らないけど、本編の動画を見ても
ズンベラボンなのでおそらく設定でも何も無さそうだ。
しかしここにはランドシップの状態ではあの大きな上半身が鎮座しているのだ。
どう見てもかなり大掛かりな接合機構がある筈で、なんのモールドも無しは考えにくい。

↓そこでデッチアゲのDUになるけど、このフクラハギ面には
上半身との接合機構を隠すカバーとしてシャッター状の形を付け、
その上側、つまり膝の裏辺りとお尻部分に上半身があたかもスライド移動
したようなレールっぽいモールドを追加した。
不完全ではあるけど理屈的にはこんなような形があるとまだ納得できる。
本編中になにか説明っぽいセリフがあったのかも知れんけど、
ランドシップの画を見る限り、ウォーカーマシンに変形する過程で
上半身は完全に下半身と一旦分離しているよな。

↓遂に艦橋部分にきました。
パーツを眺める上では基本的に大きな違和感はなし。
小さなパーツに戦艦の艦橋のようなあの特徴ある形が再現されている。

↓胸の部品のモナカを既に接着してしまっているので
挟み込み処理だった艦橋の旋回機構のフランジは削ってしまい、
中にプラ角棒を仕込んで(矢印部)真鍮線を差し込む下準備をしておく。

↓ザブングルもアイアンギアーもガンダムのようにヘルメットを
かむったような頭のデザインだ。お馴染みの“ガワラデザイン”だよな。
自分的に強いていうとこの頬の横のヘルメット部分の出っ張りを
厚くして前に出し、しっかり強調したいのと窓の上のヒサシ部分も延長したい。

↓両サイドの“く”の字の羽根は薄く削ってシャープにしてやる。
更にちょっと艦橋から離れ過ぎてる感じなので1mm程内に寄せた。

↓背中に付く翼の付いたパーツの左写真矢印の部分は
動画から穴になっているのが判明。これはピンバイス穴を開けてから
四方をデザインナイフで切り欠いて角穴にした。

↓…以上の部品を全て仮組み。 おお。アイアンギアー。



…残りは兵装とアンテナだな。
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「アイアン・ギアー《STEP5》」

2021年11月11日 | 製作日記 アイアンギアー

↑このキット、チューブの接着剤が付いていました。
…そういえば、自分は随分昔から瓶の接着剤を使っていたのでキット付属の
チューブ接着剤は箱に入れて保管していたのを思い出し、捜してみるとありました。
ヒヤー、懐かしい。20個くらいあります。
ノーラベルを除き種類だけ抜粋して並べるとこの8種類でした。
アイアンギアーのはいちばん右下のヤツです。
ここには見当たらないけど昔バンダイのキットのヤツは
“バンダイン”って名前だったのを憶えているなあ。“ダンバイン”じゃないよ(^^。
確か先の尖った樹脂製の蓋が付いてて「プチュッ」と突いて口に穴があけられた。

↓…ま、そんな事はどうでもよくて、“手首”です。
これがなァー、このキット一番のネックなんだ。この造形をどう思うか。
少ない部品数であの手の形を再現するには仕方なかったのかもしれない。
この奥側の2個は手を開いた形なんだけど、親指の位置が…。
2個のパーツを合わせる形なので、攻めて親指だけ他の4本と反対側の
パーツにあればもう少し“手”に見えたかもしれない。
手前のグーにしてるやつにしても親指の位置はやはり不自然だ。

↓そこで自作方法なんだけど、アイアンギアーのマニュピュレーター、
つまり手は、背広の袖口から指だけ出たような形をしているのが特徴だ。
先ず2.0mm厚の四角いプラボードの周囲に1.0mm厚のプラ板を立てて
左写真のようなパーツを作る。周囲のプラ板の上をやや斜めにするのがミソ。
次に内側の4箇所(計8ヶ所)をプラチップで補強して
外の四つ角にC面を取る。C1.5くらいかなあ(右写真)。
これが袖口のブロックとなる。

↓5.0mm径のプラ棒の端を丸く削ってから写真の点線位置でカット。
これを4個作る。

↓これを矢印位置に接着。
…市販のお助けパーツに似たような形があるのでそれでもいいけど、
買いに行ったら意地悪な事に同じサイズが3個づつになってた。
(`Д′偶数にしてくれよぉー! 2セット買うのがシャクだったので自作だ(笑)。

↓そして3.0mm径丸プラ棒、ここではランナーの余りなんだけど
端を指先みたいな形に成形、その後写真の点線位置でカット。

↓角度をつけてカットした部分を180度ねじって接着すれば
指の関節のように曲がった形になる。こんなのを10本製作。
短いの2本は親指だ。これをさっきのブロックの中に立てる。
ちょっと窮屈なので削って調整もしたけど。
側面から見えてる分の長さからして、指の関節は1箇所づつでOKと判断する。

↓意外にリアルな手に見えて気持ち悪かろ。

↓写真奥がキットオリジナルパーツ。クウォリティーは見ての通りだ。

↓所でランドシップ時、手のブロックは腕の中に収納されてる筈なのでこれは
どう見てもデカ過ぎる。けど設定画ではこのくらいのボリュームなんだよな。



…しかし作ってからちょっと失敗に気が付いた。
アイアンギアーの場合、指先は単に丸まってるだけでいいかも。
人間みたいな形にしたからホンマにちょっと気持ち悪いな(^^A。
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「アイアン・ギアー《STEP4》」

2021年11月04日 | 製作日記 アイアンギアー
去る10月30日~31日にかけて大阪南港ATCで開催された
「モデラーズフェスティバル2021」を覗いてきました。
例によって写真も撮ったので抜粋で幾つかご紹介。

↑最初のは“大阪プロトタイプ”さんの「バラクーダ号」。
「未来少年コナン」の最終回「大団円」から、ダイス船長とモンスリーの結婚式
を題材にしたジオラマ。あのシーンは印象深かったので雰囲気が出ているのが
解ります。タラップから賑やかな船上にあがるギャラリーがいいですね。

↑これは“SLOW HAND”さんで展示していた特撮ヒーロー車輌。
その頃小学生だった自分達にとってはあまりにストライクゾーンの品々。
APC(ウチ)の例会ではこんなハナシばっかしてますからね(笑)、
卓の前で暫く喋りこんでしまいましたヨf(^^;。

↑“世界ブラックマント同盟”さんの卓に展示されてた「フェラーリ312T2」。
…カッケェー。個人的に今までのF-1マシンで一番好きなヤツです。
このモデルは大きいですが1/20くらいのが欲しいなあ、タミヤさん出してくれんかなー。

↑“NEKO WORKS”さんではやはり毎度の大掛かりなジオラマ作品がありました。
「未知との遭遇」のラストシーンのようす。母船からぞろぞろ宇宙人が出てきたところです。
これが一人で抱えられるくらいの箱の中にぎゅっと詰め込まれています。
全て青系の色に染まった電飾が綺麗なのと、このミキサー室かなにかの中の機材まで
細かく作りこんであるのです。流石スゲー。例年より密度が上昇している感じであります。
毎回1年かけてモデリングすると聞いてますが、去年は中止だったこともあり、
これは2年かけているなと思いました。

↑“YAMAMOMO”さんで展示されてた1/350ロシア艦。
鑑賞時間が異様に長くなるほど作り込みが凄かったので…。
このサイズの画素数ではおそらく伝わりません。
もっと大きい写真で貼りたいくらいです。

…いやぁ、他にもこんなクウォリティーの作品がワンサとあるので酔ってしまいそうです。
来年はまた自分達も参加したいですね。


↓アイアンギアーですが胸部パーツを更に詰めていきます。
首が付く穴の前辺り、設定画でランドシップの絵を見ると艦橋を支える斜めの支柱の
根元が太くて、かなり大きな切り欠きがあります。つまりウォーカーマシンに
なるときはそこにこの艦橋支柱が沈んでいく格好になるんだよな。
ウォーカーマシンに変形し終わるとここは平坦になるけど、この切り欠きが塞がった
蓋かシャッター状のモールドがあって正解な筈。
切り欠いてウェーヴのモールドプレートを嵌め込んでやった。

↓前回、胸の排気ダクトがでっかいように思うハナシをしてたけど
ちょっと小さく手直ししてみた。ダクトの内側の上下にプラ板を当てて成形し直し、
上下幅を詰める操作を追加(矢印部)。

↓更に脇腹にあるローレット形状がオミットされているのでプラ板で再現(写真白矢印)。
それと肩幅を広げる為に腕の付け根面にプラボードを当てる(写真黄矢印)。
これには頭を小さく見せる狙いがある。

↓これは腕パーツ。
手首はキット内容では可動させるために挟み込み構造になっているけど
手首をスクラッチ予定なのでこれはオミット。その代わり中にプラボードを
詰め込んで真鍮線接続等に対応できるようにしておいた。

↓肘部分も挟み込み構造で可動させる仕組みに。
うー、こりゃまあこのまま残そうか。…なんもかんも固定じゃあんまりかな。
肘を曲げた時に中が見えるので内側にフラットブラックを塗っておいた。

↓この白いパーツの上は肩のパーツになる。
肩パーツでこの白いパーツをまたも挟み込んで可動する構造。
でもここは塗装前に着けるとやりにくいので後ハメにしたい。
そこで矢印の面をやや削り込んで“無理ハメ”状態にする事にした。
塗装してから「ぎゅーっパチン」みたいな。
力入れて引っ張るとまた外せる、ビミョーな嵌め合いなのだ(^^)。

↓これがその肩パーツ。
先にモナカを合わせて接着してしまって、赤矢印の胸パーツとのジョイント部を
切り飛ばしてしまう。胸パーツと真鍮線接続させる肉厚をかせぐ為に白矢印部に
プラ板を当てる。この黄色矢印は単に肩の空洞の目隠しだ。

↓胸パーツに真鍮線を立てて(黄矢印)、肩パーツに開けた穴(白矢印)に通す。
ディスプレイする模型はそんなに荷重がかかるワケでもなし、これで充分だ。

↓…ちょっと肩幅広すぎるかな?
設定画は結構脇の下広く空いてるんだよなあ。


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