カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「FAB1《section11》」

2021年02月24日 | 製作日記 FAB1
漸く仕上げであります。

↓残るはマフラーとアンテナ。
自作しておいたアンテナ基部に0.3mm径の真鍮線を突っ込んで
クロームシルバー2を塗装(左写真の左)。
マフラーは例の丸棒にミラーフィニッシュを貼ったもの(左写真の右)。
右写真はシャシーパーツにマフラーを貼り付けた画。
…もう両面テープで充分なのな。

↓ボディーとシャシーを組み付けてアンテナ立てたら完成。

↓しかし自分はもうひと手間かけようと。
写真は2.0mm厚のプラボードを不定形な形に切り出し、
それに合わせて黒い100番の布ヤスリにマーキングしているところ。

↓プラボードと布ヤスリを貼り合せて道路の白線を描く。
このときモデルにキズが付くのを防止する意味で
布ヤスリ自体を擦り合わせてザラザラの鋭さを落としておくんだ。
これはちょうぎ氏に習った。

↓百均で売ってたディスプレイケースの台座に張って
ネームプレートも付けたらディスプレー台の完成。
以前「T-72」でも同じように布ヤスリを使ったっけ。

↓モデルを置くとこんな。
人が乗ってないのに道路上に居るってのも不自然ではあるけれど…。





↓百均のケースなので勿論透明ケースがある。
これで普段部屋に置くときの埃避けにもなるのだ(^^)/。

これで本作はコンプリートだ。


今日はイギリスのスコッチウィスキーのアテにする。
FAB1は全長6.4メートルの巨大な車。
この名前の“FAB”はオーナーのペネロープ嬢が国際救助隊の活動を
始める前に所属していた“Federal Agent Breau”
という諜報組織の名称の略らしい。その時代にロールスロイス社にオーダーした
車、…というよりもう兵器に近い装甲車だよな。 ピンク色の上品な装甲車。
6つの車輪からヒリ出す速度はMAX500キロ/h。
車体下から水中翼を出して水上走行も可能。ラジエーターグリルには
自動車やヘリコプターをふっとばす威力の砲を装備、その他諸々…。
もはやこれもサンダーバードメカに匹敵する能力を持っているのだ。
この車を執事のパーカーが上手く使ってペネロープの行動をフォローするワケだ。

このパーカーってのが面白い人物で、マヌケさで視聴者を笑かしたと思えば、
今度はもの凄い射撃の腕を見せてみたり、家系が代々金庫破りでどんな仕組みの
金庫でも開けてしまうとか。「サンダーバード」の「死の大金庫」で
そういう“実は凄い人”みたいなエピソードがあったりする。
…で、この話の中で珍しくFAB1をペネロープが運転するシーンがある。
パーカーが友人の金庫破りの“人生最後にロンドン銀行の金庫を破りたい”
という夢を叶えてやりたくて、ペネロープの指示でロンドン銀行に行く目的で
出発したはいいがパーカー自身は銀行にペネロープと銀行の頭取を着かせたくない。
で、やたらにノロノロ運転したり、ワザと道を間違えたりするもんだから
遂にペネロープが怒って「嫌なら私が運転します」という事に。

そこから後席に座ったパーカーと銀行頭取の恐怖が始まる。
急いでいるせいもあったのかペネロープはもの凄く運転が荒く、
崖から落ちかけたり凄いスピードでバックしたり木にぶつかりかけたり
道路は無視するわ対向車を事故らせたりするわで後席の2人は顔面蒼白になっていた。
途中6輪ドリフトしてたもんなー(笑)。
銀行に着いた時、ペネロープは上機嫌で「あー楽しいドライブでした。
またやりましょう」だって。トンデモナイお嬢だな(^^A。
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「FAB1《section10》」

2021年02月11日 | 製作日記 FAB1
↓フロント、リア周りのランプ類を繕っていこうと。
先ずフロント。以前自作したヘッドライト枠にミラーフィニッシュシートを貼る。
形が形なので何枚かに分けて組み合わせた。

↓更にミニカー専門店で買ったヘッドライトパーツを並べる。
粘着材付きながら、粘着力に不安があったので両面テープ等でフォロー。
…うーん、買ってから10年以上経つので少し黄色い変色が気になるけど。

↓ボディーに差し込むとこんな具合だ。

↓次にリア側。
同じく以前自作したリアライト枠の穴にすっぽり入る透明ランナー
(写真手前)をブツ切りし、断面の手前になる部分を球面状に加工して磨きこんだ。
コレに塗装して嵌め込むんだけど、先に枠側にミラーフィニッシュを貼ってから
穴部分の真ん中に小さめの穴を開けてそこに押し込むのだ。

↓するとこんな具合。
微細なシワを気にしない限り、思っていたより上手くいってる気がする。

↓これもボディーに差し込む。

↓バンパー。
リアバンパーには目立つ場所にドド~ンとパーティングラインが居座ってる
(白矢印)。コレが前からすごく気になっていたのだ。
加えて黄矢印の形はもっと奥のフェンダーラインに沿って斜めカットされた
感じが正解なので双方ヤスって処理する事にした。

↓削ると黒いプラ材が露出するのでココもミラーフィニッシュを貼る。

↓…オリジナルのメッキ面との堺も割りと目立たなくて上手く行った。
後方面にもパーティングラインはあるけど曲面がキツ目だし
そうも気にならないのでそこはそのままいきます。

↓そしてフロント側。
自作しておいたラジエーターグリルにフラットブラックを吹き、
グリル部のみにミラーフィニッシュを貼った。

↓フロントバンパーも出来るだけメッキを残したいけど問題多し。
サイド部にパーティングライン…(白矢印)。
上面の目立つ場所に成形ゲート…(黄矢印)。
この前、形を修正した部分のメッキ剥がれ…(赤矢印)。
なんとかこの部分全てをミラーフィニッシュで隠せるか…。

↓処理後。
どうにかイケてる気がする(^^A。
サイドの曲面部はミラーフィニッシュシートの伸びる性質で誤魔化した。
下の目立たない部分にちょっとシワが残ったけどな。

↓以上を組み上げるとこんな感じ。
塗装でなくメッキとミラーフィニッシュにこだわったワケが解かるだろうか。
尚「FAB1」のプレートはブラック塗装の上からインスタントレタリングである。

↓リア側。
赤いのが制動灯、多分白いのが後退灯だ。

…しかしこの車、方向指示器が全く無いよなf(^^。
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「FAB1《section9》」

2021年02月03日 | 製作日記 FAB1
…わあ、新型コロナ対応の緊急事態宣言が1ヶ月延長となってしまった。
予想通りといえばそうなんだけど…。モケイ同好会の会合も現在停止中(--;。

↓ミラーフィニッシュシートでキャノピーの桟を中心に金属枠を表現。
幅は約1.0mm。塗装でやるより手軽でしかもメタル感が抜群なのな。

↓ボディーのウェストラインに沿ってもこのシートを貼る。

↓ドアノブとフロントサイドのバッジ(矢印部)もついでにコレで処理。
このピカピカ感、気に入った。

↓リアのエンド部は丸く処理されているようである。

↓リアランプのすぐ上辺りにも少し太めのモールあり(矢印部)。

↓前回出来上がった内装部分を嵌め込むとこんな具合だ。
ちょっとダッシュボード上の“カーテンうねりパーツ”が大きかったせいで
キャビン全体が前後にやや寸詰り気味で、全席足元が狭い感じになってしまった。

↓サイドミラーのメッキパーツは幅が大きめだったので90度まわして
下部分をカットして使用(矢印)。

↓ドア内張り上部のウッドパネルはインパネ側にそのままの幅で
回り込むよう細工した(白矢印)。車のインテリアらしい処理に見せようと。
高級ウッドパネルのようなマダラ柄を付けるのまではもう止めとこう(笑)。
又、後席の灰皿の蓋も同じくウッドパネルとした(黄矢印)。

↓ここまで来るともうゴールが見えてきたゾ(^^)。

↓…さっきのキャノピー被せるとこんな。
まぁ、スモーク入っててもそれはそれでモデル的に綺麗な仕上がりかと。
今回、“イマイ製のキット味”がココに出てる感じ。
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