カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「ゆうしお型潜水艦【壱】」

2024年02月28日 | 製作日記 ゆうしお型潜水艦
↓ずいぶん昔に買ったガレキの「ゆうしお型潜水艦」。
今は同スケールのインジェクションキットも発売されてるようです。
これは確かワンダーフェスティバルで“トーピドーモデルズ”という
ディーラーさんで買いました。引き出しの中に20年くらい
放り込んであったし。 そろそろ作ったらんとイカン(^^;

↓ゴム型で成形したレジン製なので中性洗剤でよく洗ってから、
先ずはパーツに気泡が無いか確認しておく。
幸い方向舵に一箇所小さいのがあるだけ(矢印部)。…結構丁寧な成型だ。

↓気泡の方はパテを擦り込んでおくとして、それよりパーティングライン処理
の方が手が掛かるかも知れない。写真のようにゴム型の合わせ線で型の縁が
変形してたりしてパーツが凹み方向になってたり、タマに上下位置がズレてたり
することがある。この場合は魚雷発射管のモールドのズレは無いけど
艦首がしゃくり方向にややズレてる。
助かった! 魚雷発射管のズレより艦首のシャクレの方が直し易い。
でも結局、実艦の写真を見て魚雷発射管のモールドも修正をかけたけど。

↓潜舵、昇降舵、スクリューは金属パーツが付いている。

↓金属パーツは鋳肌、というか表面がザラザラしてるので一応紙やすり等で
擦っておく。参考までに写真の左上のペラだけ処理前状態である。

↓艦体との接着は瞬着でいけるんだけど、塗装都合を考えると脱着可能な方が
なにかと便利なので、真鍮線を仕込んで差し込む形にした。
写真ではやたらに長い真鍮線だけど、5mmくらい差し込めば充分。

↓ちょっと面倒だけど舵関係も全てそんな形にする。
強度もアップするってのもあるしな。
…んでから表面にメタルプライマー塗っとくのを忘れずに。

↓何時ものようにこの時点でディスプレイできる形にしておく。
キット付属の飾り台は写真で今 艦が載ってるレジン製のヤツだけど、
モデリング中に転がらないようにする“仮置き台”にしか使わない(笑)。
で、木製デコパに2mm径の真鍮線を立て、アドラーズネスト製の
金属飾り脚を差し込む。…これ便利だわー、昔は艦船ディスプレイ用の飾り脚
なんて限られた店でしか売ってなかった。しかしコレなら量販店に置いてるのだ。

↓やっぱグッとゴージャスんなった。

…インジェクションキットに比べるとディテールがあまいけど、ずっしり重たかったり
金属パーツが付いてたりとこの時点(塗装前)に限っては高級感があるよな(^^A
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「HGダンバイン《Ⅹ》」

2024年02月15日 | 製作日記 HGダンバイン
↓ディスプレイ台を仕上げてゆきます。
バイストンウェルの地面は地上と変わらずフツーの岩とか
土の色みたいだ。エンディングテーマ時の画面から、
若干青み掛かったグレーにした。
…実はクレイで成形した地面はその後一ヶ月近くに渡って
徐々にヒケてゆき、手前と側面の平面にヒビが入ったので再びパテで修正、
結果垂直面ではなく斜めに傾いてしまった(++;。
クレイって完全に固まりきるまで加工ができないのが難儀なトコだ。

↓宝石みたいな石の結晶と花びら?に着色する。
宝石はけたたましい赤色なので写真のガイアカラーとクレオスを使って
パープル系の色に調整する。因みにガイアカラーとクレオスって
混ぜても固まらなくて平気なのだ。

↓全体に塗ると暗くなってしまうので根元を狙って着色。
いい色になった。…花びらっぽいのはクリアーピンクを先の方に吹き付け。

↓配置して地面ごとウェザリングカラーで処理。
更に暗い色調になる(左写真)。
この際悩んだのが、ディスプレイの縁位置(垂直面)でカットした
花びらのカット面を黒くするか否か。…そう、理屈的には
フラットブラックで塗るのが道理なんだけど、
クリアー部品ってとこで塗ると反対側から見て見栄えが悪化する懸念がある。
だから塗らない事にした(右写真)。

↓更にウェザリングパステルのグレー系をかける。
石の結晶はもっと暗い色になってしまった。
まぁ、ダンバイン本体より地味な方がいいかー。

↓ダンバインを載せて完成~。
ヴィネットの題名は“BYSTON WELL”にした。
“DUNBINE”とかにするよりヒネりが入ってていいかも。

↓ディスプレイ台は四角いエリアでカットされてるのに、
ダンバイン自体は羽根とか思い切り外に飛び出てるのはもう割り切ってくれ(^^A。

↓コンバーターを開いた形に改造したから
ある意味正面はこっちになるンじゃないかとも思ったりする(笑)。

↓今回はクリアー部品が多くて綺麗な気がする。


《カシBARにて》
…また昔のハナシになるけど、前回記した「ダンバイン」ファンの
APCメンバーの煽りで、“コミックストリート”というイベントで売る
「ダンバイン本」(同人誌)の発行を手伝ったことがある。
ウチ(APC)が一時期同人誌ディーラーになったのはこれが始まりだと云っても
過言ではない。ま、自分はカバーイラストだけ描いただけなんだけどな。
それがきっかけで他のメンバーも特撮関連の同人誌とか、藤子不二夫系の
アニメ同人誌とか、ズルズル深みに嵌り、まあ多数の種類売りに行ったね。
あげく自分が主導の本まで作ったし(笑)。 …なんか巻き込まれた感じで
大変だったけど、マンガも描けて面白かったから内心よかったと思ってる。

で「ダンバイン本」の発行者は、該当アニメに登場する“チャム・ファウ”
というキャラクターのCVを担当されていた川村万梨阿女史が気に入ったのが
きっかけだった。川村さんはこれがデビュー作だったんだよな。
彼には後に「ガル・フォース」というOVA作品のイベントに行ける券
が2枚あるからと、1枚くれたのでそのイベントにも付き合った。
しかもそれが握手会にも参加出来る券だったので、
イベント終了後に川村万梨阿女史と握手もできてしまったのである。
自分は別に彼女のファンではなかったけど、滅多に無い機会で流石に
ちょっと嬉しかった記憶である。
「ガル・フォース」も3作くらいシリーズ化されてるけど
コレもいい作品で永いこと嵌ってたっけ…。


↓本ブログのPRチラシを改訂したのでココにも貼っときます
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「HGダンバイン《Ⅸ》」

2024年02月06日 | 製作日記 HGダンバイン
↓オーラコンバーターの自作部分に着色。
フツーのクレオス9番のゴールドなんでイマイチ派手さがなく、
クリアーオレンジを混ぜてやや赤い色調にしてやりました。
その上からウェザリングカラーのマルチブラックを載せる。

↓武器類。
オーラソードはシルバーとかではなく、ウチ(APC)のメンバーの
「ダンバイン」に詳しい人間に訊くとブラックグレーなんだそうです。
鞘とオーラショットはコンバーターと同じ色。
オーラショットのご覧の形状はパープル掛かったグレーです。

↓ここで甲羅部分にバトルダメージ、と云うか、チッピングを入れる。
生物の殻らしいけど、ここはパープルグレーで処理。
塗装が剥げた、みたいな感じになるけど、戦車とかの
チッピングの“錆び”というワケではないんだよな…
 で、関節周囲に生体の老廃物っぽくグランドブラウンの汚しをかけた。
なにげに“ガンダムのようなメカじゃない”っていう表現になる。

↓更にオーラコンバーターの噴射口辺りに
エネルギーによる変色を付けた(矢印部)。
熱なのか、化学変化なのかとかは想像に任せる。

↓…ンでから羽根。
素晴らしいクリアーイエローの透明部品なのでこのまま採用。
更に根元の太い部分にクリアーオレンジを塗る。この時付け根方向に
近付くにつれマホガニー等の色を混ぜて濃くなるようにした。
最後にウェザリングカラーのグランドブラウンをかける。
これも根元は濃い目、先の方に行くと殆ど着けない感じ。
なんとなく“エミール・ガレ”のガラス工芸っぽい雰囲気を狙った。
最初の頃のキットはこれ、シボ(ざら目)の入ったタダの板だったんだよなあ…

↓手の部分はラバー部品なので、
取りあえず部分的にガイアマルチプライマー(ミッチャクロン)
を塗ってグロスブラックを載せた。その他は素材色。

↓さて、以上でダンバイン本体のパーツは全て塗れた筈、組み立ててみる。
驚く事に、こんなにゴチャゴチャした物が背中に付いているにも
かかわらず   …ちゃんと自立する! \(^Д^)/
まぁ、こんな広い3点支持の安定した脚が付いてるから当たり前なんだろうけど。
ココでもデザインの“企み”に感心するべきなのかも。

↓ダボが無くてもちゃんとオーラソード持たせられます。

↓でも今回のキモはこのコンバーターオープン状態。
奥の方なので案の定金色が上手く輝いてくれないのが惜しい。

次回はディスプレイの仕上げにかかります。
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