2018年7月18日(水) 7:00pm コンサートホール、オペラシティ、初台
ラヴェル 道化師の朝の歌 8
ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調 9-8-4
ピアノ、小山実稚恵
(encore)
ドビュッシー 前奏曲第1集8曲 亜麻色の髪の乙女 2
Int
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 11
ドビュッシー 海 10-7-9
ロレンツォ・ヴィオッティ 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
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きめの細やかさと大胆さが同居した棒。小節を決めていくというよりも個々のフレーズの流れを示していく棒はよりオペラティックと言える。棒さばきよく小気味よい演奏でフレッシュ。指揮棒が柳のようにしなりをみせる雰囲気あります。
ドビュッシー、ラヴェルともに精緻な音作りと鳴らすところはおもいっきり鳴らしアンサンブルバランスにお構いなしなところもある。この大胆さはイタオペの歌い節を感じさせますね。
コントロールはオケ自身がして、ドライヴは指揮者がかける。進行に余裕があって、オーケストラの歌い節がお見事。精緻な演奏でした。
なんだか、才能がビッグバン起こす直前の指揮者のような気がする。
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ラヴェルのコンチェルトも楽しみにしていました。が、
全体的なふちぼかし、それと単音ひとつひとつに音が分解されない。今はこのような演奏のラヴェルは聴くことが無い。時代が違ってきている。演奏会の前提が変化してきているのだろう。
おわり