2017年12月21日(木) 7:00-9:15pm トリフォニー
ヤン・クーツィール 金管五重奏のための協奏曲Op.133 7-6-4
モーツァルト ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495 7-4-4
ホルン、トーマス・イェプストル
ハイドン トランペット協奏曲変ホ長調Hob.Ⅶe:1 6-4-5
トランペット、ギヨーム・ジェル
Int
ラウニ・グレンダール トロンボーン協奏曲 4-4-3
トロンボーン、ディートマル・キューブルベック
アルチュニアン トランペット協奏曲変イ長調 8+4+3
トランペット、ガボール・タルケヴィ
(encore 3曲ともに五重奏)
J.スタイン レット・イット・スノー 2
J.ホロヴィッツ ミュージックホール組曲より Les Girls 2
オーストリア民謡 3
ウィーン=ベルリン ブラス・クインテット
トランペット、ガボール・タルケヴィ、ベルリン・フィル首席
トランペット、ギヨーム・ジェル、ベルリン・フィル
ホルン、トーマス・イェプストル、ウィーン・フィル
トロンボーン、ディートマル・キューブルベック、ウィーン・フィル首席
テューバ、アレクサンダー・フォン・プットカマー、ベルリン・フィル
下野竜也 指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
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ブラスの魅力を満喫しました。
アンサンブルでの立ち位置を感じさせるもので華麗なスタープレイヤーの饗宴という趣きはありません。決して踏み外さない、手堅いもので品があって、作品の良さが浮かび上がる。
プログラム後半、グレンダール、アルチュニアン、なかなか面白い曲で楽しめました。ソリストもこの2曲はプリンシパルが吹いていて、余裕というか芸の深さを感じさせる見事なものでしたね。
前半のホルンはやや細めでデリカシーに富む、トランペットは柔らかいもの。それぞれ楽しめました。
冒頭のクーツィールの作品、オケ伴つきの金管五重奏コンチェルトというから恐れ入る。
全体にそうとうやにっこい。中間楽章の中ほどではジャズっぽさも出てくる。全体に斜めに構えた作品のようにも聴こえてくる。オーケストラの引き締まった運び、下野の棒のコントロール具合がいい。
盛況でした。ブラスの響きを満喫。
おわり