河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2471- ウィーン=ベルリン ブラス・クインテット、下野竜也、新日フィル、2017.12.21

2017-12-21 23:51:11 | コンサート

2017年12月21日(木) 7:00-9:15pm トリフォニー

ヤン・クーツィール 金管五重奏のための協奏曲Op.133 7-6-4

モーツァルト ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495  7-4-4
 ホルン、トーマス・イェプストル

ハイドン トランペット協奏曲変ホ長調Hob.Ⅶe:1  6-4-5
 トランペット、ギヨーム・ジェル

Int

ラウニ・グレンダール トロンボーン協奏曲  4-4-3
 トロンボーン、ディートマル・キューブルベック

アルチュニアン トランペット協奏曲変イ長調  8+4+3
 トランペット、ガボール・タルケヴィ

(encore 3曲ともに五重奏)
J.スタイン レット・イット・スノー  2
J.ホロヴィッツ ミュージックホール組曲より Les Girls  2
オーストリア民謡  3


ウィーン=ベルリン ブラス・クインテット
トランペット、ガボール・タルケヴィ、ベルリン・フィル首席
トランペット、ギヨーム・ジェル、ベルリン・フィル
ホルン、トーマス・イェプストル、ウィーン・フィル
トロンボーン、ディートマル・キューブルベック、ウィーン・フィル首席
テューバ、アレクサンダー・フォン・プットカマー、ベルリン・フィル

下野竜也 指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団


ブラスの魅力を満喫しました。
アンサンブルでの立ち位置を感じさせるもので華麗なスタープレイヤーの饗宴という趣きはありません。決して踏み外さない、手堅いもので品があって、作品の良さが浮かび上がる。

プログラム後半、グレンダール、アルチュニアン、なかなか面白い曲で楽しめました。ソリストもこの2曲はプリンシパルが吹いていて、余裕というか芸の深さを感じさせる見事なものでしたね。
前半のホルンはやや細めでデリカシーに富む、トランペットは柔らかいもの。それぞれ楽しめました。

冒頭のクーツィールの作品、オケ伴つきの金管五重奏コンチェルトというから恐れ入る。
全体にそうとうやにっこい。中間楽章の中ほどではジャズっぽさも出てくる。全体に斜めに構えた作品のようにも聴こえてくる。オーケストラの引き締まった運び、下野の棒のコントロール具合がいい。

盛況でした。ブラスの響きを満喫。
おわり