2017年11月10日(金) 7:00-9:55pm サントリー
ロッシーニ セビリアの理髪師
序曲 6
今の歌声は ダムラウ 6
陰口はそよ風のように テステ 5
グノー ロメオとジュリエット あぁ、私は夢に生きたい ダムラウ 5
ヴェルディ ドン・カルロ
ひとり寂しく眠ろう テステ 9
バレエ音楽 6
ベッリーニ カプレーティとモンテッキ あぁ、幾たびか ダムラウ 5
ベッリーニ 清教徒 おお、愛する叔父さま、私の第二のお父さま ダムラウ、テステ 12
Int
ワーグナー さまよえるオランダ人
序曲 9
我が子よ、いらっしゃいをお言い テステ 5
マスカーニ カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲 4
マイヤーベーア ディノーラ 影の歌 ダムラウ 9
ポンキエッリ ジョコンダ
時の踊り 9
彼女は死なねばならぬ テステ 4
ヴェルディ 椿姫 不思議だわ~あぁ、そは彼の人か~花から花へ ダムラウ 9
(encore)
童謡 春よこい ダムラウ 1
ガーシュウィン ポーギーとベス ベス、お前は俺のもの ダムラウ、テステ 6
プッチーニ ジャンニ・スキッキ 私のお父さん ダムラウ 3
以上
ソプラノ、ディアナ・ダムラウ
バス・バリトン、二コラ・テステ
パーヴェル・バレフ 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
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ダムラウの音源は2010年発売のティーレマン&ミュンヘン・フィルが伴奏をつけたシュトラウスの歌曲物を持っているだけなんだが、今を盛りの歌い手、これは聴きに行くしかない。
前半は4曲、うち旦那さんとのデュエットが1曲。後半は2曲。ちょっと少ないんじゃないかと思ったがアンコールもあることだろうし。
オーケストラ演奏があって歌があってイタオペ、フラオペ満喫。ダムラウは出てきただけで華があって、何も言うことは無い。
前半の最後、プリターニ、バックの伴奏のノリも良くて流れるようなベッリーニ節が素敵。フレーズの切れ目のところで跳ね上げる独特の清教徒節(なんとなくそんな感じ)、あれが良く決まる。全曲聴きたくなるわ。(清教徒、サザーランドで観たの思い出すわ)
(ベッリーニ 清教徒 ライブラリー)
1302- 清教徒 イ・プリターニ 一覧メモです。
オーケストラの伴奏も絶妙でいい呼吸。単独の演奏も手抜きの無いもので、オペラ・アリア・コンサートに艶を与える。
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後半、何故かワーグナーから開始。
さまよえるオランダ人序曲、カヴァレリア間奏曲、ジョコンダ時の踊り。オーケストラの大きめの曲を置きながら、2曲の歌。トラヴィアータシビレマシタ。
ダムラウは伴奏が始まる瞬間にオペラのそのシーンにすぐに入り込んでいく。それらのオペラ全曲を歌っているのだろうから、このイメージ、大事ですね。ポイントとしてはこちらもそのオペラに一緒に入り込んでいけること。観たことあるに越したことはない。今日の演目で観たことが無いのはマイヤーベーアのディノーラ。あとは観てる。グノーのロメジュリなんか最高ですよね。(アルフレド・クラウス、チェチリア・ガスディアも観たな)
アンコールの1曲目、かなり低いキーで、何歌い始めたのと、いやいや、観てる方も楽し。楽しさ満開で。
次の、ポーギー&ベス、これはこれは、スウィートの極み、とろけるような歌、ちょっと焼けてくる。あんまり濃厚にくっつかないでよ、いくら夫婦でも。などなど。
オーケストラ伴奏も良い味付けで、美ニュアンスで歌との絡み良かったですね。一体感とセンスの良さが光る。
オペラは長いものですが、随所にガーシュウィン節がたくさん出てきて、まったりしたり、楽しんだり悲しんだり、いろんなものが詰め込まれている。(これも昔メトで何度か観たなサイモン・エステスだったかな)
最後のアンコール、プッチーニの泣き節、言うことなし。ダムラウさん。
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結局3時間のコンサートとなった。全部楽しめました。
P席が半分ほどであとは満席。男客は1割ほどじゃなかったかな。女性客、それも若い方たちが多かったですね。
それから、いつもの最前列さんがスタンディングで拍手していた。めったに見れないものを見た気する。
ダムラウ、目をつむると、また浮かんでくる。
ありがとう。
おわり