河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2314- アイネム、カプリッチョ、メンコン、マーラー1番、ルイージ、N響、2017.4.16

2017-04-16 22:44:18 | コンサート

2017年4月16日(日) 3:00pm NHKホール

アイネム、カプリッチョOp.2  9′

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調  12+8+6′
  ヴァイオリン、ニコライ・ズナイダー
(encore)
バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 アンダンテ 3′

Int

マーラー 交響曲第1番ニ長調 巨人 16′9′11+21′

ファビオ・ルイージ 指揮 NHK交響楽団


ルイージのマーラーはメリハリがあるというか、曲想でテンポを割と変える。変え方が主題毎に一気に変えてくるので表情の移り変わりがよくわかる。また、同じ主題で息の長いマーラーお得意の盛り上げパッセージでは斜め30度ぐらいの角度で徐々にアップテンポさせたりもする。いずれにしてもストレートな変化。
全体的に劇場型、観ていてもオケ咆哮箇所での動きは激しい。身体全体が激しく動く。
N響の音は固い。ハードな音でないとこのバカでかいホールではすみずみまで届かない。幅広な豊かなサウンドを望むのは無いものねだり。ルイージの限りを尽くした棒、激しい動きに心が痛む。

NHKホールは、ホール自体が決定的なマイナス要因になっているし、ここはよかったとかこのホールにしてはあれがよかったとか、ステージを前に出して工夫しているとか、そういった話を毎度出さなければならないこと自体疲れた。もうそろそろ専用ホール作る頃合いです。

前半のプログラム、メンコン、もう、いい。要らない。ヴァイオリニストには悪いが。
マジに別の曲をアタッチして欲しい。

1曲目のアイネムのカプリッチョ。なにやら、土の中のうさぎが表に顔を出してきてリスと一緒に突然遊び始めたような音楽。この作曲家の他の作品を普段から聴けていればこのような思いは抱かないと思う。ヨーロッパのトラディッショナルな流れの中にありながら、少し杭が出てしまったような違和感がある。表面的な効果という話です。
おわり