2015年10月13日(火) 7:00pm サントリー
ベートーヴェン コリオラン序曲 8′
ヒンデミット 白鳥を焼く男 9′11′11′
ヴィオラ、鈴木康浩
Int
ジョン・アダムズ ハルモニーレーレ(和声学) 17′13′13′
Ⅰ、-
Ⅱ、アンフォルタスの傷
Ⅲ、マイスター・エックハルトとクエッキー
下野竜也 指揮 読売日本交響楽団
●
コリオラン、棒無し指揮のためか縦ずれ、アインザッツが気になる。
ヒンデミット、ヴァイオリンを欠いた曲、タイトルほどの面白みは無い。
アダムズの和声学、
Ⅰの前半はフィリップ・グラスなモード、中間部はウェットなアダムズが顔を出す、最後はそれらのハイブリッドなモード。
Ⅱはダークでウェットなアダムズの世界からGM10のアダージョ帰結へ。
Ⅲはさざ波と息の長いフレーズの分奏、クライマックスはさざ波のミニマル大勝利となりエンド。
下野の棒は理系の勝利ながら、強弱濃い野性味溢れる余裕の演奏でした。
アダムズの和声学クライマックスの強弱は作為的とも思えるもので、ミニマルが刻みにとどまらず、強弱ミニマルみたいな様相を呈したのでした。よせては去る、激しい出し入れを下野&読響は余裕を持って奏した。圧巻の演奏。
おわり