いよいよ今日から11月。
芸術の秋も佳境です。
11月のサントリーホールのラインナップを見てください。
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サントリーホールが好きな人も嫌いな人も、
ダサイ名前のカラヤン広場が好きな人も嫌いな人も、
このラインナップには屈伏するしかないのではないか。
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昔、リンカン・センターあたりに潜んでいた河童は、だいたい。
ニューヨーク・フィルの定期は1週間に4回同演目。
これを30週ぐらいやるわけだが、4回とも曲が同じなので、会員としては週1回聴けばいい。
曲により2回聴いたり、変則週の場合、やはり2回聴いたりする。
メトの方は、曜日ごとのサブスクライバーであり、月、木、土(夜)、といった感じで週3回ほど行っていた。
メトはレパートリー制なので、週3回通っても曲がダブることはない。
カーネギーホールの方は、他州、外国からの演奏団体が来るので、そのなかから食指の動いたものを中心に漁る。
カーネギーホールでまかないきれないときは、ニューヨーク・フィルの本拠地であるエイヴリー・フィッシャー・ホールで、彼らの定期がない日曜日などに公演をやる。それも適当につまみ食い。
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早い話が、毎日聴いていた?
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ということになるわけですが、
それでも、この11月のサントリーホールの豪華さはただごとではない。
サラリーマンなら、首覚悟で20日間有給休暇をとれば全部聴くことができる。
金額的には40~50万円ぐらいなので、虫歯で言うと鈍痛みたいなものだ。
というか、別に首覚悟で休む必要はなくて、近くで仕事をしている人は、毎日定時で帰ればなんの問題もなく、支障もなく、人生をエンジョイできる。
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みなさん、聴いた後は、坂を上り、六本木で、みんなで、感想述べ合いましょうね。
酒を飲みながら、ああだ、こうだ、という話で盛り上がるのが人生の楽しみの一つですからね。
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