昨日の記事「自称「政治倫理審査会」のメンバーが判明」の続きです。
全員協議会では、議長の説明に続き、「報告書」に基づいて政治倫理審査会委員長を自称する石川昌弘議員(自民系無所属)が説明をしました。
「報告書」に対しては、政治倫理審査会の成り立ちそのものに対する疑義(公明党の箕浦克巳議員)や、政治倫理審査会が議場内でのもめごとを取り上げることに対する疑義(自民系無所属の水川淳議員)が出されました。
箕浦議員の「これまで政倫審を立ち上げる場合は議会運営委員会に諮られていたが、なぜしなかったのか」という疑問に対し、議長は「訴えられた議員に議運のメンバーがいた。それで副議長と相談して政倫審にかけることにした」と述べ、疑問に答えませんでした。
また全員協議会で、委員長を自称する石川昌弘議員は「(メンバーは)書類やメモは他人に出さないということで進めることにした。該当者(訴えられた4人の議員)には、人の目の届かない所で審査されるという心配があったと思ったが、過去にもそうしてきた」などと事実に反する説明をしました。
会議の秘密ということで言えば、政治倫理審査要綱第4条3(1)で「審査会は、2人以上の委員から審査の申し立てがあったとき、当審査会を開始する」とありますが、私が2人の委員とは誰かと質問したら、それも含めて秘密と議長は述べました。
さまざまな疑問点が出されましたが、私たち4人を処分するよう求めた橋本洵子議員(民主党)と加藤啓二議員(自民系無所属)、そして政治倫理審査会を自称する集団のメンバーたちは、ただ黙っていました。
この会議で注目すべきだった点は、議長が「双方の理解が平行線のまま」という現状を認めたことと、「4人の議員に対して申し訳ない」と言ったことです。
しかしいくら「申し訳ない」と言われたところで、3ヵ月にわたって冤罪でさらされたことには納得できません。
この全員協議会は、私たち4人の議員にとっては、「審査会」からの「警告書」は絶対に受け入れないといことを改めて表明する場になりました。