東郷町議会は「終戦70年にあたり核兵器のない平和な世界を求める決議」を全員一致で可決しました。
核廃絶を求める多くの住民の願いを盛り込んだ決議だったと思います。
この決議は、議長が全議員に働きかけ、実現したものです。
議会の意思は示されました。町長がこれを受け止め、平和行政の推進、「非核平和都市宣言」の実現に、誠実に取り組まれるよう、期待します。
終戦70年にあたり核兵器のない平和な世界を求める決議
1945年8月、わが国は人類史上初めて原子爆弾が投下され、広島市と長崎市は一瞬にして破壊され、死者はその年のうちに20万人を超えた。生き延びた人々も身体と心に癒すことのできない傷を負い、今なお苦しみ続けている。世界のあらゆる国・地域においても、今後二度とこのような惨禍を繰り返してはならない。
しかし、国内外での核兵器廃絶を求める世論の広がりにも関わらず、地球上にはなお1万5000発もの核兵器が存在している。
日本は、唯一、核兵器の実戦使用による被害を体験し、平和主義の憲法と非核三原則を持つ国として、紛争の平和的解決と核兵器の廃絶に、固有の役割を発揮することが求められている。地方自治体においても、住民一人ひとりの生命と暮らしを守り、現在および将来の国民のために、恒久平和の実現に寄与することが重要な使命であることを深く認識している。
戦後70年の節目の今年、被爆者の平均年齢は80歳を超えた。東郷町は、唯一の被爆国である日本の自治体として被爆の実相を次世代に伝える取り組みを強め、あらためて世界の恒久平和を願い、核兵器のない平和な世界を求める。
以上、決議する。
平成27年9月25日
愛知県愛知郡東郷町議会
核廃絶を求める多くの住民の願いを盛り込んだ決議だったと思います。
この決議は、議長が全議員に働きかけ、実現したものです。
議会の意思は示されました。町長がこれを受け止め、平和行政の推進、「非核平和都市宣言」の実現に、誠実に取り組まれるよう、期待します。
終戦70年にあたり核兵器のない平和な世界を求める決議
1945年8月、わが国は人類史上初めて原子爆弾が投下され、広島市と長崎市は一瞬にして破壊され、死者はその年のうちに20万人を超えた。生き延びた人々も身体と心に癒すことのできない傷を負い、今なお苦しみ続けている。世界のあらゆる国・地域においても、今後二度とこのような惨禍を繰り返してはならない。
しかし、国内外での核兵器廃絶を求める世論の広がりにも関わらず、地球上にはなお1万5000発もの核兵器が存在している。
日本は、唯一、核兵器の実戦使用による被害を体験し、平和主義の憲法と非核三原則を持つ国として、紛争の平和的解決と核兵器の廃絶に、固有の役割を発揮することが求められている。地方自治体においても、住民一人ひとりの生命と暮らしを守り、現在および将来の国民のために、恒久平和の実現に寄与することが重要な使命であることを深く認識している。
戦後70年の節目の今年、被爆者の平均年齢は80歳を超えた。東郷町は、唯一の被爆国である日本の自治体として被爆の実相を次世代に伝える取り組みを強め、あらためて世界の恒久平和を願い、核兵器のない平和な世界を求める。
以上、決議する。
平成27年9月25日
愛知県愛知郡東郷町議会