東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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kadohara@joy.ocn.ne.jp
白鳥4丁目押草団地

尾三衛生組合議会で予算に反対(目的が不明確な議会研修)

2015年03月30日 | 議員活動
 25日(水)、尾三衛生組合議会が開かれ、2015年度予算などが審議されました。私かどはら武志は、議会の開催方法や研修のあり方などについて発言しました。

 複数の一部事務組合の議会が同一日に開かれることが多いため、管理者ら(関係市町の市長・町長)の移動の手間がかかっています。私かどはら武志は、組合議会を関係市町の庁舎やいずれかの組合事務所など1か所で開くことは可能か、質問しました。当局は「可能」と答弁しました。

 他に質問した議員はいませんでした。

目的が不明確な議会研修に反対

 また、3組合合同研修は例年通り予算が計上されています。ごみ処理を行う尾三衛生組合の議会が、消防やし尿処理の施設の見学をするという目的が不明確な研修です。私かどはら武志は「目的が不明確で、開催ありきの研修はやめるべきだ」と述べ、予算案に反対しました。
 他にも1人の議員が別の理由で反対しましたが、予算案は賛成多数で可決されました。
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値上げ満載の新年度予算、保守系と公明党の賛成多数で成立

2015年03月28日 | 東郷町政
 介護保険料や下水道料金などを値上げするなど、住民に負担を押し付ける東郷町の2015年度予算が、議会最終日の23日に採決され、保守系・公明党の賛成多数で可決されました。日本共産党と1人の無所属議員は反対しました。

 採決に先立つ反対討論で私かどはら武志は「消費税の増税や、年金の実質引き下げ、物価高が暮らしや経営を圧迫しています。こうしたときこそ、暮らしを守り、地域経済に活気を取り戻すのが町の役割ではないでしょうか。しかし新年度予算案を見ると、まさに値上げのオンパレードと言っても過言ではない内容になっています」と批判しました。

住民を守る町政への転換を!
 その上で、学校の大規模修繕や新諸輪保育園用地の取得など、将来のために必要な支出のために、財政調整基金を半分以上の6億円を取り崩していることを評価し、「もう一歩進んで、今の住民の暮らしと、町内の小規模企業の経営を守るための施策に必要な財源を振り向けるべきではありませんか」と問いかけました。
 また、私かどはら議員は「東郷町にはお金がないのではなく、住民の暮らしを温めようというヤル気がないのです。安倍政権の格差拡大路線を追認するのではなく、国の悪政から住民を守る町政への転換を」と訴えました。

国の都合で多額の町費の持ち出し「マイナンバー制度」
 個別の事業では、国によるマイナンバー制度に向けたシステム改修について「事業費およそ6580万円のうち、国からの財源はおよそ1820万円に過ぎず、およそ4760万円は町からの持ち出し」と告発、プライバシー保持の点からの危惧があり、国民の合意もなく実態も明らかでないまま突き進んでいるこの事業に、多くの町費が使われることを批判しました。

音楽室エアコン設置は評価
 また、かどはら議員は評価できる事業として、東郷小学校体育館の吊天井の撤去、全ての小中学校の図書館への図書館司書補助員の配置を挙げました。特に東郷中学校音楽室へのエアコン設置については、「全教室への設置に向けた第一歩」と評価しました。
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下水道料金、介護保険料、延長保育… 4月から値上げのオンパレード

2015年03月15日 | 東郷町政
東郷町が予定している主な値上げ

◎3月議会で審議中の値上げ案
◆65歳以上の介護保険料
 基準月額3846円⇒4664円
     平均21%の値上げ
 (2015年4月~2018年3月)

◆延長保育に月1000円の負担
7時30分~8時、16時~18時に子どもを預ける場合、月に1000円の負担が新たに必要に。

◆健康診断
肺がん検診(集団)300円⇒400円
20歳~39歳健康診断700円⇒800円

◆予防接種
65歳以上(呼吸器等の障がいで1級の方は60歳以上)のインフルエンザ予防接種 1000円⇒1020円

◎12月議会での条例改訂により決定している値上げ
◆公共下水道料金
標準的な家庭(1ヵ月に18㎥使用)月1555円⇒1749円(12.5%値上げ)

◆愛知池漕艇場4人漕ぎボート
1日1020円⇒1100円

◆ふるさと農園使用料
1区画1年
2050円⇒3000円


 昨年4月の消費税増税に続き、4月には年金の実質引き下げが予定されています。こうした負担増から住民生活を守るのが町の本来の仕事のはず。しかし「適正な受益者負担」の掛け声のもと、東郷町は各種料金の値上げを計画しています。
 
 東郷町は消費税増税に合わせて、昨年4月から、学校給食費(小学校1食220円から230円に、中学校1食250円から260円に)、保育園主食代(月990円から1020円に)、粗大ごみ手数料(500円から510円に)、ふるさと農園使用料(1区画年2000円から2050円に)、町民会館会議室使用料などが値上げされました。この値上げに続き、今年4月にも介護保険料や公共下水道料金の値上げが計画され、そのことを反映した新年度予算案が3月議会で審議されています。
 9日、10日の2日間にわたって開かれた議会予算特別委員会では、日本共産党は値上げを反映した予算案に反対しましたが、多数の議員は賛成しました。
 川瀬雅喜町長らが、行政にはコストがかかる、適切な負担をしてもらう必要がある、値上げしても他市よりも安い、などと負担増を合理化していますが、消費税が上がり、年金が実質引き下げされ、生活が大変な今こそ、暮らしを守る姿勢が大事です。
 私、かどはら武志は、安倍政権の悪政から住民を守り暮らしを温める町政を実現するために、がんばります。

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公的機関の社会的信用の失墜は重大。第三セクターへの指導徹底を!

2015年03月07日 | 東郷町議会
 3日の一般質問で、東郷町が100%出資する第三セクター「東郷町施設サービス株式会社」(TIS)に対する町の責任について、12月議会に引き続き取り上げました。
 12月議会で町当局が、①町は会社に繰り返し注意喚起をする必要がある ②会社には法令遵守のための仕組みはあったものの、十分ではなかったようだ ③町としても相談体制の強化などの具体的な見直しを会社に提案したい、との答弁を行ったことについて、その後の町からのTISへの働きかけと、TISの対応についての報告を求めました。また、そのときに私が指摘したパワーハラスメントについて、是正されたのかの報告も求めました。

幹部職員による面接で良いのか?
 企画部長は、「全社員への幹部職員による面談、幹部職員対象のパワーハラスメント研修を実施している」とTISから報告を受けたと答弁しました。またパワハラの是正については、「面談では、パワハラを受けた、見聞きしたとのことはなかった、とのこと」と答弁しました。
 私は「自分の立場を左右するような人(幹部職員)に本当のことが言えるか?これで『パワハラがなかった』とは言えないとは部長も分かると思う。第3者を入れるとか、外部の相談体制を紹介するなどが必要ではないか。これで十分か」と質しました。
 これに対し企画部長は、十分ではないと認めました。一方で「自分の思いを素直に言える組織をつくることがまず大事ではないか。打開が短期に困難なら、外部に頼ることになるだろうし、法的な手段を取ることにつながると思うが、最初の一歩として今回の事例を反省しつつ、当事者同士で真摯に向き合って、内部統制の仕組みを作るのがまず大事だと思う。取締役会でもそうした背景は取り上げられた。会社組織として全力挙げ、進めていただくことを期待したい」と、あくまで会社の方針を擁護する姿勢を取り続けました。

サービス残業が他にはないと言いきれるのか?
 TIS社員が未払い残業代の請求をし、会社が2年分、約60万円の未払い残業代を社員に支払った事例を示し、TISは全社員の出退勤記録を調べ直す必要があるのではないかと求めました。
 企画部長は、「会社と社員との間で時間外勤務の認識について食い違いがあったため、今回の事例が起きた」と述べた上で、あくまでも手続き上のミスで、今後は上司に対する残業許可を徹底することで再発防止が図れるとのTISの認識を紹介し、町もTISの認識を是とするという答弁を行いました。
 また企画部長は、TISの幹部職員による社員面談でも確認されなかったこと、他に相談がないこと、などの理由で調査しないというTISの言い分を容認する答弁をしました。
 私は「請求した人が勝手に得した、と言ってるようだ。認識の食い違いの責任は会社にある。それを認めたから会社は払った。同様な事例があったのかもしれない。調べる必要がある」と批判しました。
 企画部長は「会社の対応としては理解できる。ただし反省し、適正な管理運営に努めてほしいと思う」と応じました。
 私は「会社が責任を認めたからこそ未払い残業代を認め支払った。これは良かった。悪質な会社なら、払わなかったかもしれない。面談だけでは信用できない。調査の申し入れを」と追及、企画部長は「指摘については理解できる。行政としていろんな機会にコンプライアンス遵守してもらうよう指導したい」と述べました。

町長、会社の信用失墜の責任を議員に押しつけ!
 更に私が「働いてみたい職場にすることが住民の利益につながる」と社会的信用の観点から改めて対応を求めたところ、川瀬町長が答弁に立ち、「議員が再三にわたって広報されると社員集めに苦労するのでは、と心配してるところ」と述べました。また町長は「全社員と個人面談をした」とも述べました。さらに「そうした事例を知っていれば私にお知らせください」とも述べました。
 この答弁は議員の質問権への干渉であり、株主としての責任を回避しようという極めて無責任なものです。
 また、株主という権力者に本音が言えるのでしょうか? それと、労働事件について相談を受けたことを株主に知らせるなどあり得ません。
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町長、語るに落ちる_遵法精神の乏しさを露呈

2015年03月03日 | 東郷町議会
 今期最後の一般質問が終わりました。今回は施政方針など町長の基本的な政治姿勢などを質しましたが、最後に取り上げた東郷町施設サービス株式会社(町が100%出資した第三セクター、東郷町長が一人株主)のサービス残業の問題で、答弁に立とうとした部長を制して答弁に立った川瀬町長の発言に驚きました。

 未払い残業代があることに気付いた社員が、未払い残業代の請求をした結果、会社が2年分約60万円を支払ったことは前からこのブログなどで紹介してきました。この問題に関連して、私は「他にもあるのではないか。町は会社に調査を求めるべきではないか」と追及したのに対し、「会社が社員に聞き取り調査した結果、そのようなことはなかった」という答弁を繰り返す企画部長。

 これに対し、私は、私が12月議会の一般質問の冒頭で「サービス残業、パワハラの事実はないか」と聞いたのに対し企画部長が「かどはら議員の一般質問通告を見て、会社に確認したが、そのような事実はないとのことだった」と答弁、しかし実際にはあったことを示し、会社内部の聞き取りが信用できないではないかと追及、更に私は「社会的な信用を得るためにも、会社には調査を求めるべきだ。それが、働いてみたい職場、働きやすい職場、ひいては町民へのサービス向上につながる」と話しました。

 これに何を思ったか、私が指名したわけでもないのに町長が答弁に立ち、次のようなことを言いました。
「かどはらさんが、このことを繰り返し宣伝するから、求人で困ってる。それはさておき、私が株主として出来ることがあると社員の面談をした」という内容でした。

 町長が株主として責任ある発言をするのかと思ったのに、恨み言を述べるとは! それと、株主という会社にとっての絶対的な権力者に、社員が安心して物が言えるとでも思っているのでしょうか。

 不正があれば告発し是正を求めるのは議員の役割です。町長は常々、改革の大切さを説くのに、その割には会社の体質改善を求める私に恨み言を述べるとは!
 私は思わず「盗人猛々しいとはこのことだ!」と言いました。(盗人猛々しい…悪事や不義理をなことをしておいて、なおずぶとい態度でいるたとえ。【出典】山田俊雄・吉川泰雄編 「角川 新国語辞典」初版 昭和56年1月20日)

 議員の発言に対するこのような発言が許されないのはもちろんですが、このような遵法精神が乏しい人物が町政の責任者だとは。驚きを禁じえません。

 このことをブログやツイッターで発信すれば、「東郷町役場の採用試験の応募が減る」と言われかねませんね。

追記
 議会事務局作成のビデオで確認したところ、私は「盗人猛々しい!」と言い切っていました。この部分を訂正します。
コメント (2)
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