東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

連絡先090-1835-5649
kadohara@joy.ocn.ne.jp
白鳥4丁目押草団地

セントラル開発の環境調査の結果などについて取り上げます―9月議会かどはら武志の一般質問

2015年08月19日 | 日記
 9月議会で、私、かどはら武志は一般質問で次の4つのテーマを取り上げます。

1.東郷中央土地区画整理事業における自然環境保全調査について
2.平和行政の推進について
3.高齢者タクシー料金助成事業について
4.選挙公報を町公式サイトで公開しつづけてはどうか

 1.は、調査結果、特に貴重種の出現状況について質問します。貴重種が出現した場合には、環境の改変を避けるか、移植するなどの対策が必要になってきます。また、東郷町が保全すべき昆虫と位置付けているヒメボタルの区画整理予定地内での状況と保全対策についても質します。

 2.は、「非核都市宣言」などで核廃絶の意思を内外に表明することなどを求めます。東郷町は平和首長会議の会員ですが、「宣言」は行っていません。これまでも町は消極的な姿勢に終始し、被爆者の要請行動にも冷たい態度を繰り返してきました。そのような対応を改めることを期待し、質問します。

 3.は…東郷町では75歳以上の人だけの世帯などを対象(ただし住民税非課税の世帯の人を対象)としたタクシー料金助成(500円券を年間24枚交付)が実施されていますが、家族や隣接地にいる親族が自家用車を所有している人がいる場合は対象外になっています。昼間には家族や親族などが出かけている場合もあり、必ずしも自家用車に乗せてもらえるわけではないため、自家用車をもっている親族などがいる場合を対象外としないようにするよう提案します。

 4.はいつでも有権者が議員が公約を守っているかチェックできるようにする提案です。

 私の一般質問は9月4日(金)の4人目の予定です。昼過ぎになると思われます。傍聴にお越しください。

 一般質問通告書の内容は以下のとおりです。
――――――
1.東郷中央土地区画整理事業における自然環境保全調査について

(1) 動植物の調査結果の概要(植物、鳥類、昆虫類等の種数)、貴重種の出現状況、また東郷町環境課が継続して調査してきたヒメボタルの状況をお示しください。

(2) 1年間にわたり特定の地域の生物を詳細に調査した例はこれまでありましたか。

(3) 調査結果は将来にわたって町民共有の財産として取り扱うべきものだと思われます。図書館の資料とすることや、情報公開コーナーで閲覧に供するなどの対応が必要だと思われます。町の見解をお示しください。

(4) 「環境省版レッドリスト」等で絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されている貴重種が出現した場合、環境の改変を避けたり、移動させたりするなど、種を保全するための対応が必要です。また東郷町の環境のシンボルとして価値があるヒメボタルは、「環境省版レッドリスト」や「愛知県の絶滅のおそれのある野生生物」等に掲載されておらず、いわゆる貴重種ではありませんが、東郷町では保全の対象と考えるべきです。将来にわたって貴重種や東郷町のシンボルであるヒメボタルを保全するための対応について、町の認識をお示しください。

2.平和行政の推進について

(1) 広島市の松井市長は今年の「平和宣言」で次のように呼びかけました。
「広島市は、被爆の実相を守り、世界中に広め、次世代に伝えるための取組を強化するとともに、加盟都市が6,700を超えた平和首長会議の会長として、2020年までの核兵器廃絶と核兵器禁止条約の交渉開始に向けた世界的な流れを加速させるために、強い決意を持って全力で取り組みます。」
この決意に、平和首長会議の会員としてどのように応えますか。
 また長崎市の田上市長は「平成27年長崎平和宣言」で次のように呼びかけました。
「世界の皆さん、戦争と核兵器のない世界 を実現するための最も大きな力は私たち一人ひとりの中にあります。戦争の話に耳を傾け、核兵器廃絶の署名に賛同し、原爆展に足を運ぶといった一人ひとりの活動も、集まれば大きな力になります。長崎では、被爆二世、三世をはじめ、次の世代が思いを受け継ぎ、動き始めています。
私たち一人ひとりの力こそが、戦争と核兵器のない世界を実現する最大の力です。市民社会の力は、政府を動かし、世界を動かす力なのです。」
これにどう応えますか。

(2) 日進市では市民と行政が一体となって主催する「平和のつどい」が開かれています。今年は去る7月25、26両日に日進市立図書館で開かれ、今年で9回目とのことです。東郷町でも自主的に平和事業を行っている団体があります。東郷町でも住民と行政が一体となった平和の尊さ、戦争の愚かさを伝える取り組みは可能だと思いますが、いかがでしょうか。

(3) 「非核都市宣言」など内外に向けて核兵器廃絶のために行動する決意を示す考えは。

3.高齢者タクシー料金助成事業について

(1) 高齢者タクシー料金助成事業は「タクシー料金助成利用券」(1枚500円)を年間24枚、75歳以上のひとり暮らしの人、世帯全員が75歳以上の人に交付するもので、「市町村民税が非課税の世帯に属する人」が対象とされるなど制限があります。この事業の必要性と、年間24枚とする考えについて説明してください。

(2) 助成を受けるための条件のうち「自家用車等の交通手段を有しない世帯に属する人」、「同一敷地内又は隣地に自家用車を所有する親族がいない人」というものは、家族や親族に移動を助けてもらえる人には、タクシー料金を助成する必要がないという考えからでしょうか。昼間独居など世帯の状況によっては、たとえ自家用車を所有する世帯であっても、必ずしも自家用車に乗せてもらえる状況にはないと思えます。これらの条件をなくすべきではありませんか。

(3) 豊明市の「高齢者外出支援事業」は「高齢者の自立を促す事を目的とし、通院・買い物などのため、一般の交通機関を利用することが困難な高齢者に対し、タクシー利用券の給付を行う。」として、65歳以上の要介護・要支援認定者で市町村民税非課税世帯の人に、年間最大48枚の500円のタクシー利用券を交付するものです。東郷町の制度の決まりにある「自家用車等の交通手段を有しない世帯に属する人」など、家族や親族等の自家用車の所有は問わない制度となっています。
  認知症の人を自動車の運転から遠ざけるために有効な制度とも考えられます。
  仮に東郷町で同様な条件で「高齢者タクシー料金助成事業」を実施した場合、対象人数と予算額はどうなりますか。

4.選挙公報を町公式サイトで公開しつづけてはどうか
 選挙管理委員会が、選挙公報をウェブサイトで公開ができるようになり、東郷町でも4月の町議選から実施されました。
さらに政府は「過去の選挙に関する記録として、投票日の翌日以降、選挙公報を選挙管理委員会の記録用のホームページに掲載することについては、次回以降の選挙に係る選挙公報と混同されたり、選挙の公正を害するおそれのない形式で行われるものである限り、差し支えないものと考える。」(衆議院議員初鹿明博君提出選管ホームページに選挙公報を継続して掲載することに関する質問に対する答弁書 平成27年5月22日)との見解を示しました。
 東郷町で、4月の町議選の選挙公報を再度公開し、公約が履行されているかを住民が確認できるようにしてはいかがでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする